最終更新日:2025/4/25

西東京バス(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 旅行・観光
  • 不動産(管理)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

乗務員を支え、バスの未来を担う。安全で快適な地域社会の創造に貢献しよう!

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バス事業の担い手として、人間的に成長を続ける3人に迫る

地域のお客様へきめ細やかなサービスの充実で、信頼のトップブランドを目指す西東京バス。安全で快適なバス事業のカタチを模索しながら、着実にキャリアを積む3人の総合職社員に仕事のやりがい、目標などを伺った。

■赤間 優太郎さん/営業部乗合担当(写真左)
 2015年入社/文学部 史学地理学科 地理学専攻卒
■岩野 徹哉さん/楢原営業所(写真右)
 2022年入社(中途)/経済学部 経済学科卒
■小俣 由香さん/管理部人事労務担当(写真中央)
 2014年入社/環境情報学部 環境情報学科卒

学生へのメッセージ&趣味を紹介

常にお客様目線を忘れず、本社で安全・便利なバス運行を担う赤間さん。「コミュニケーションをいとわず、人間関係を大切にできる人なら活躍できます」。趣味は旅行や釣り。
営業所で乗務員の勤怠管理や臨時便の計画・実行も担う岩野さん。「当社は人対人の、ぬくもり感じられる仕事が基本です」趣味は休日の洋酒で、香りを楽しんでリフレッシュ。
「人事労務担当は重責ながら、いろいろな人と関われる仕事が楽しい」と語る小俣さん。二度の産休・育休を経て、時短勤務で公私ともに充実。オフは子どもと楽しく過ごす。

あらゆる観点から、最適なバス路線のダイヤを作成。重要任務遂行の喜びは大きい

子どもの頃から乗り物が好きで、交通系企業を志望。数ある企業の中で西東京バスを選んだのは、地域密着のサービスに魅力を感じたからです。当社は登山や観光シーズンに合わせて行楽バスの増便や、深夜帰宅者向けに「寝過ごし救済バス」なども展開。臨機応変にサービスを展開できる風土に、やりがいを感じ入社を決めました。また私は釣りが好きで、奥多摩への足に西東京バスを利用した際、運転士の方に気さくに話しかけていただいたことから、フレンドリーな社風を感じたことも決め手となりました。
入社後は新人研修を経て、営業所勤務からキャリアをスタート。バス100台以上を抱える当社最大の楢原営業所で、運行管理補助業務や臨時バスの手配業務を行いました。運行管理補助業務の仕事は、乗務員の勤怠管理や欠勤者が出た場合の代替者への依頼など。乗務員は年長者も多く最初は緊張しましたが、共通の話題を見つけることで打ち解け、コミュニケーションも円滑に取れるように。臨時バスの手配では近隣の大学で文化祭や入試が行われるに際し、どれくらいの来場者数が見込まれるのかを大学側にお聞きし、事前に運行本数・時間の計画を立て、当日は来校者や受験生のご案内・誘導業務も行いました。自分たちが立てた計画通りに運行がうまくいったときには安堵するとともに、充実感でいっぱいに。
現在は本社に異動し、営業部でダイヤの作成業務に当たっています。年に2~3回あるダイヤ改正という会社の最重要業務で、やりがいある仕事です。各路線のダイヤ本数などは、お客様のご利用状況や接続する鉄道本数・到着時刻も考慮し、常に最適な路線と本数を練り直します。沿線の学校や施設、役所への説明も必要ですし、各停留所の時刻表の張り替え作業も伴います。運転士不足と言われる中、乗務員の安全運転に支障のない勤務体系にすることも欠かせません。あらゆる観点から最適点を見出し地域のお客様にとって便利で効率の良いダイヤを作成。その結果、日々の運行が円滑にいくやりがいはひとしおです。
私は2年目に運行管理者の国家資格も取得したので、将来は営業所に戻って運行管理責任者として責務を果たしたい気持ちも十分。一方で、本社で路線バス(乗合)以外に例えば中距離・遠距離の高速バスや貸切バスの営業や企業との調整、コミュニティバス事業で役所を相手とした補助金の算出など、さまざまな業務を経験したいと思っています。
(赤間さん)

臨時バスの計画運行では大きな達成感。乗務員とのコミュニケーションも日々の業務やトラブル回避に活きる

前職は飲料小売店で3年間販売員をしていました。販売だけでなく配達も任される中で、徐々に物流(運送)に興味を持ち、地域密着の交通網として絶対に必要とされる点と最後まで人が最前線に立てる点に魅力を感じて、西東京バスへの転職に踏み切りました。
最も多くの路線を管轄する楢原営業所で最初は路線を熟知することに努め、売上集計や窓口業務に関して先輩からのOJTを通し、次第に仕事の全容を把握。今は運行管理補助業務として、乗務員の勤務表作成や作業日報のチェック、日々のイレギュラー対応にも当たっています。他にも地域の大学や企業に対しての営業見習い的な仕事や、運転士候補生に対する指導管理、落とし物をされたお客様からの電話対応まで幅広く業務はあります。
また、乗務員のシフトが法令を守れているかのチェックや、運転状況などの影響で予定よりも休憩時間が少ない乗務員がいた場合は、適切に休憩を取るよう指導することもあります。最も大変なのはバスが道路工事や事故による渋滞、天候悪化や急病人のお客様対応による遅延などが発生した場合です。お客様への影響を最小限にするための、判断力が必要となります。乗務員からの無線を受けて現状を瞬時に的確に把握し、必要に応じて前後のバスの車間調整、臨時バスの増発、既存外のルートへの運行指示などを行うことも。想定し得る手配を全て行い、1日を無事に終えたときにはホッとします。
今までで印象に残っている出来事は、近隣の大学の文化祭イベントが行われたときのこと。コロナ禍前以上の来場者が見込まれたことから、担当者との話し合いや輸送計画から参加。読み通りに1日に5000人規模の乗客を安全に輸送できたときは、大学や来場者への貢献とともに当社の売上にも少しは貢献できたという満足感や達成感が得られました。
当営業所は一人ひとり、程よい距離間で先輩から常に温かく見守られ、不明点や疑問点があれば良きアドバイスをいただける働きやすい環境です。乗務員さんとも顔なじみになり、休憩や仕事終わりに気さくに懇談する機会も多く、そこで培った人間関係は仕事での連携にも活きていると感じます。当面の目標は、今の路線バス(乗合)事業をしっかり担うことがですが、将来は貸切バスや観光バス、送迎バスなど、法人と向き合うBtoB事業での運行管理や営業的な仕事も経験し、自分の幅を広げていきたいと思っています。
(岩野さん)

営業所経験を活かし、人事労務担当へ。育休後も活躍できる環境を励みに、求職者と良い出会いを果たしたい

私は八王子市の出身で、地域貢献できる会社を探したところ、京王グループの一員として地域に欠かせない存在となっている西東京バスを迷わず志望しました。
上記2人と同様、入社後は楢原営業所で4年半ほど運行管理補助業務に携わりました。当時、最も打ち込んだのが事故防止活動で、例えば乗務員が危ないと感じる場所を調べてそれをマップ化して乗務員に配布するなど、安全運転をサポートしたことが思い出されます。
営業所では、例えば乗務員が体調不良の際に代替者を手配したり、また路上でバスが故障した場合はレッカー移動や乗客の乗り換え手配をしたりしたこともあります。そうしたトラブルを何とか乗り越えたときはホッと胸を撫で下ろしました。
次第に、日々何事もなく予定通りにバスが運行し、地域の人々の安全と快適を保つ状況をつくり出せていることが大きなやりがいになりました。乗務員には自分の親世代くらいの年長者も多く、最初は怖いイメージを抱いたりしがちですが、営業所内で話しかけていただく機会も多く、何か問題が起きたときも助けていただく関係性を次第に構築。地域愛に富む、優しい人が多いのも当社の特徴だと感じています。
その後、結婚し2人の子どもに恵まれました。1回目の産休・育休時の前から本社へ異動となり、管理部総務企画担当では請求や支払など経理業務を経験。2023年7月からは人事労務担当に配属となり、運転士・事務職の人材獲得の仕事がメインです。現在は16時までの時短勤務で朝夕とも保育所への送迎もでき、公私ともに充実した毎日。会社側の従業員に対するワークライフバランスへの配慮も助かっています。一時は育児に専念しようかと考えたこともありましたが、育休制度や各種制度の充実、職場の人間関係が良好なことも働く意欲を後押ししてくれました。特に当社で知り合った仲間や先輩・後輩たちとの絆は強く、これからも一緒に会社を盛り上げたい気持ちがまさって今に至っています。
近年は運転士不足が業界として深刻化していますが、事業の継続と拡大には絶対欠かせないので人材獲得には大きな責任と使命があると痛感しています。責任ある業務ですが、いろいろなキャリアや多様な個性を持った方と出会えるのは、とても楽しいです。学生の皆さんとも良い出会いを果たし、一緒に地域の未来に貢献していけたら幸いです。
(小俣さん)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんは最初、大手企業や有名企業などに興味を持つことが多いと思います。明確な目標がある場合はいいですが、そうでない方は現在の志望企業や業界に捉われず、少しでも興味があれば幅広く業界や企業を見てみてください。フラットにいろいろな業界を見て、説明会で直接コンタクトが図れる「今」という貴重な時間を大切にしていただけたらと思います。そこから新たな適職やキャリアの道筋が見えてくることもあるはずです。
現在、バス業界は運転士不足から減便せざるを得ないなどネガティブな話題も耳にすると思います。ですが、鉄道網などがない地域や高齢者世帯が多い地域にとって、家の近くの停留所を定期的に運行するバスは地域の暮らしになくてならないもの。そこを担うことは「人々の暮らしに役立っている」実感が持て、大きなやりがいとなります。八王子を拠点に山間部などにも路線網は広がっており、一般市民や学生、観光客、登山や釣りなどを趣味とする人、老若男女多様な人が利用されています。仕事の先に多くの人の便利と快適があり、何事もない日常=幸福感を支えていることを実感できる仕事といえます。職員も地元愛ある人だけでなく、この地域が好きだという人が集まり、穏やかで温かな社風を形成しています。特に人対人の仕事となるので、コミュニケーションスキルと向上心を持つ方は大いに活躍できるでしょう。
(人事担当 川武さん)

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営業所も本社も経験し、ローテーションしながら会社の全体像を把握。将来は幹部候補としての期待も高まる3名の皆さん。地域愛に富んでいることや対話力は皆さん共通だ。

マイナビ編集部から

西東京バスは、八王子などの都市部から奥多摩など自然豊かな地域まで、東京多摩西部を中心にバス事業を展開している会社だ。路線バスだけでなく、高速バスや観光バス・貸切バスの各事業も展開している。東京都内のバス会社でいち早く大型EVバスを導入するなど先進的取り組みを行う一方で、民間霊園の管理なども行って事業の幅も広げている。
バス会社というと真っ先に運転士(乗務員)を連想する人は多いだろうが、今回3人の総合職の方を取材してみて、運行管理や労務管理など、運転士の日々の安全運転を支えるための貴重な仕事があるのだと改めて感じた次第だ。またバスの営業所だけでなく、本社業務としても運行に対する企画立案や申請手続き、営業などから、人事労務や経理など一般管理業務まで、さまざまな仕事がある。多くの職員は営業所と本社のどちらの業務もローテーションで経験しながら、ステップアップしていくことになる。広く経験してこそ、会社の全容がつかめ将来の幹部候補への道が切り拓ける。また多様な部署で多くの職員や乗務員と接することから、人見知りだった人も自然にコミュニケーション力が磨かれていくようだ。3人とも多様な部署を経験することに前向きで、次はこんな部署を経験してみたいといった言葉が淀みなく出てきたのも印象的。地域貢献性の高い会社で、バスの安全と快適性を高めながら、「人の役に立ちたい」思いの強い人は一考の価値があるだろう。

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路線バス(通学バスを含む)以外に高速バス、観光バス、貸切バスまで、さまざまな事業を展開する西東京バス。公共交通の担い手として、総合的な人間力を発揮できる。

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