大樹町農業協同組合【JA大樹町】

日常業務として治療牛の出荷前抗生物質残留検査、血乳混入検査、また出荷生乳の体細胞値を測定することによる品質の検査を主として行っています。
品質に悪化が見られる場合は組合員を訪問して改善に向けて協議し、場合により他機関と連携してより詳細な検査を行うこともあります。
また、出荷生乳に抗生物質等の異物混入が認められた場合(生乳事故発生時)は事故原因の特定を行い、再発防止に向けた対策を講じることも業務の一つとなります。

牛乳とその加工品は皆様に安心して消費していただくべき食品であると同時に、酪農家の組合員さんが毎日搾乳作業を行い、収入を得るための大切な商品です。
安全・安心な食品を消費者の皆様にお届けし、組合員の商品を守るという使命を帯びた仕事ですので、ミスが許されない責任もありますが大きなやりがいを感じています。
まだまだ勉強中の身の上でありますが、組合員の利益に繋がることであれば些細なことでもお役に立てるようにしたいと常に考え、日々の業務に取り組んでいます。

私は学生時代、植物共生細菌の遺伝子機能の研究を行っておりました。いずれ農業の発展に寄与できる可能性のある研究でしたが、研究を進めているうちに実際の農業生産の現場がどのような様相で、農家の方々が本当は何を求めているのかが気になるようになり、就職先として農協を含めた農業関連企業を探すようになりました。
当時の私は非常に緊張しやすく、特に面接を苦手としており、何度も失敗する中でJA大樹町の面接を受けました。緊張して上手く話せない中でも私の良い面を探そうとしてくれたこと、共に組合員の為に働いてほしいと言って頂けたことがこの組合で働かせて頂こうと決める大きな理由となりました。

私は農協へ入組して最初は農産課へ配属され、畑作に関する業務を行っていました。つい最近現在の生乳検査室へ異動となり、ツナギを着て畑を歩く仕事から白衣を着て牛乳の検査をする職務へと変わり、殆ど転職同然の状態となりました。
ですが先輩職員や上司の方々の充実したサポートのおかげですぐに新しい業務も覚えることができ、問題なく日々の職務に取組めています。農協には他にも銀行業務や購買業務など多様な職務がありますが、形は違えどそれら全てが組合員の為にある仕事となります。
どの職務も最終的に組合員の利益に繋がり共に発展していくためにあるということが、とても大きなやりがいのある仕事であると思っています。
農業に興味がある方もそうでない方も、これをお読みになった皆様にJA大樹町を御一考頂ければ幸いです。