今金町農業協同組合

就職先を探すにあたって特に「この仕事をしたい」という思いはなく、漠然と「安定した仕事＝公務員やJA」と当時考えていました。自分の地元は道東のオホーツク地方ですが、地元から離れて仕事をしたい（できれば札幌や函館の近くが良いなあ、と）と思っていて、ちょうどその時にJA今金町の職員募集があり、正直「今金町ってどこ？」と思いましたが、当時JA今金町の周辺のJAほとんどが合併するという状況の中、JA今金町は単独での経営を貫くというお話で「経営基盤の強いしっかりとしたJAなんだな」と思い安心して入組しました。
　あれから20年余り、合併せず健全な経営を続けていてJA今金町に入ってよかったと思っています。JA今金町の強みは1町1JAということで、部門異動はありますが組合員と職員の距離が近く「農協らしい農協」というところだと思っています。職員同士も仲が良いですし、組合員と職員の信頼関係のもと、利用率や集荷率が高くそれが経営基盤の安定につながっています。職員は部門異動が定期的にありますが、様々な業種を経験することで視野や人脈が広がり自分の成長に繋がっていると感じています。

自分が働いてきた部署は「生産資材課」「農業経営課」「管理課」「融資課」「販売課」「企画審査課」です。異動は全く違う職種に転職するようなもので、新しい仕事を覚えるのは大変ですがそれぞれの部署での経験・学び・出会いは自分の成長の糧になります。
　現在の課では企画業務に携わり人生で一番楽しく仕事をすることが出来ていますが、これまでの経験があってこそと思っています。目標としては、今金町の特産品「今金男しゃく」を日本中の誰もが知る「夕張メロン」と同じくらい有名にしたいという思いがありますね。
　プライベートでは、子供たちを社会人になるまできちんと育てること。そして、趣味の競馬で帯馬券を当てることでしょうか。老後はなんらか馬に関われたらと淡い夢を抱いています笑

給与や休日などの労働条件は、自分が働く企業を選択するうえでとても重要なものだと思いますが、それに加えて「人間関係や企業風土、やりがい」といった事もとても重要だと思います。人間関係や企業風土は採用情報だけでは計れないものなので、インターンなども活用してその企業を知る努力をすることが必要ではないでしょうか。
　やりがいについては、実際に働いてみないと何とも言えないので難しいところですが労働は人生のかなりの時間を費やすものなので、楽しく働けることに越したことはありません。自分はJA今金町で20年余り働いてきましたが、人間が生きていくうえで欠かすことの出来ない食料を生産する農業、その農業を支えるJAという仕事にやりがいと誇りを持っています。もちろん最初からそんな立派な事を思っていた訳ではなく、これまでを振り返ってそう思います。
　皆さんがやりがいを持って楽しく働ける企業に巡り合うことを祈念します。