最終更新日:2025/5/7

(株)セトウチ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建設
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

全国トップクラスの“武器”と誇りを、全国へ、未来へ。

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若き精鋭が語る『セトウチ』の今と、目指す未来とは。

広島から中四国エリア、さらには全国各地へと活躍の舞台を広げ続ける総合建設コンサルタント会社『株式会社セトウチ』。設計、測量、営業の最前線で活躍する若手・中堅の3名にそれぞれの仕事の魅力を伺った。

<写真左から>
営業部 主任    O.S/2015年入社
設計部 主任    M.K/2014年入社
測量調査部 技術員 K.K/2020年入社

社員だからこそ実感できる、当社ならではの魅力とは。

自分の技術を地域づくりにダイレクトに生かせること。当社は先進的な技術の導入だけでなく人材投資にも積極的なので、資格取得にもどんどん挑戦していきたいですね(M.K)
公共工事を主とするため、繁忙期・閑散期に合わせてメリハリのある働き方ができること。お盆やGWなど大型連休もしっかり休め、最長16連休を取得したこともあります(K.K)
三次元モデルやドローンなど先進的なICT技術の導入に積極的なこと。提案の際にも当社ならではのアドバンテージを示しやすく、営業のしやすさにもつながっています(O.S)

豊かな自然を守り継ぎつつ、技術の力で安心安全な社会基盤を未来につなぐ使命

「植物研究に取り組んだ学生時代の経験を生かし、環境保全に寄与するものづくりをしたい」。そんな思いで当社を志した私ですが、入社当初から土木設計の専門知識やスキルがあったわけではありません。入社後しばらくの間は、言われたことを言われるままにこなすだけで精一杯。設計職としてひと通りの業務を理解できるようになったのは4~5年が経った頃だったでしょうか。設計職として発注者との協議の場で説明できるようになったのは、さらにその数年後。8年目を迎えた昨年には港湾・河川課の主任職を拝命しましたが、それでも上司に指導・アドバイスを請うことは今なお多く、「一人前」と胸を張れるようになるのはまだまだ先と感じています。

というのも、土木設計には構造物の強度・耐久性などを担保するためのさまざまな基準があり、こと当社が追求する高品質なものづくりには、専門書100ページ分を優に超える膨大な知識が必要です。さらに地域の気候風土や地盤の歴史、周辺環境によって設計・施工条件も大きく異なるインフラ工事においては、たとえ建設する構造物の規模・形状が同じでも、以前の経験をそのまま生かせるということはありません。十二分な知識とスキルはもとより経験がものを言う場面も多く、そこに日進月歩の技術が付加され続けることを考えれば、ある意味15年、20年と経験を重ねてもなお成長途上というべき世界なのかもしれません。

そんな私が入社以来、土木設計にかかわる技術研鑽の傍ら取り組んできたのが、地域のハザードマップ制作。現地踏査で山の状況を調査し、土砂の流れ方や方向を想定しながら土砂災害の警戒区域を判定。当該地域の住民に配布する防災地図としてまとめる公共事業の一種で、既に30以上の小学校区などで基礎調査を行ってきました。気候変動の影響で水災害が各地で頻発する昨今、比較的災害発生が少ないとされてきたここ中国地方ももはや絶対安全ではありません。少しでも確実性の高い情報をできるだけ分かりやすく周辺住民に周知することで、地域の人々の命を守る行動につなげることができればと思っています。<設計部/M.K>

ドローンに魅せられ飛び込んだ測量の舞台で、さらなる成長への飛躍を目指す

環境学部・地球環境学科に在籍した大学時代、3・4年次の2年間をかけて取り組んだ卒業研究でドローン操縦を経験。それがきっかけでこの世界に興味を持ち、現在はドローンのほかにもさまざまな機器を用いて測量業務に当たっています。ドローンは近年高機能化が著しく、自動操縦機能が充実しているため、いざ空中に上げてしまえば操縦難易度はそれほど高くはありません。ただその技術を使って測量を行うとなると、ロケーションによっては木や送電線などの障害物を回避しなければならなかったり、強風で離着陸が難しくなったりと相応の操作性が求められる場面も。機種によってもさまざまな特徴があり学生時代の経験だけでは技能レベルが追い付かず、入社1年目に先輩たちと一緒にドローン研修に参加し、実技講習を受けられたのはとても身になりましたね。

長らく中四国地域を営業エリアとしてきた当社ですが、近年は県外からの受注も年々増え続けています。なかでも特に印象に残っているのは、私が出向部隊の一員として参画した熊本県天草市での路線測量。4泊5日の滞在計画だったのですが、到着初日がまさかの大雨。1日分の作業工程が丸々後ろ倒しになるという、実に幸先の悪いスタートと思いきや、その“不運”は実は思わぬ“幸運”のはじまりでした。図らずも発生した空き時間が元請けの方たちと親睦を深めるよい機会となり、翌2日目の作業は初めてのお付き合いとは思えないほど和やかなムードで、業務の合間のコミュニケーションも含め、残り4日間とても楽しく、そして円滑に業務を完了することができたのです。

これまでドローン操作を主に取り組んできた私も、3年目に入り、最近は測量で収集したデータをもとに報告書を仕上げる機会も増えてきました。“現場感”の強い測量部隊ですが、私たちの仕事はデータをまとめ、図面化・資料化してはじめて完了するもの。一日も早く打ち合わせから資料作成までの一連の業務を担えるようになり、「君に任せたい」と言われる存在になれたらと思っています。<測量調査部/K.K>

高い専門性を備えるからこそ実感できる、“技術力のセトウチ”ならではの営業力

モノや技術を商品に、お客さま先を訪問して提案や商談に臨むーー。営業職に対し、そんなイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか。けれど、原則入札によって受注業者が決定する公共工事の営業はまるで様相が変わります。主な役割は、入札までの情報収集や積算・見積り、書類作成など。もちろん、当社の窓口として官公庁などへのあいさつに回ったり、ゼネコンに対する提案営業に赴いたりする機会も少なくはありませんが、近年は入札の電子化が進んでいることもあり、メインの入札業務は内業が大半となっています。

その入札業務のなかでも営業職最大の“腕の見せどころ”となるのは、なんといっても積算業務。設計図面や仕様書などをもとに必要資材など工事原価を算出するもので、入札金額の基礎となり、落札の成否はもちろん当該案件における利益率にもその結果が大きく影響します。そのため入社後は上司のもとで一から積算のいろはを学び、先輩の知識やノウハウを盗む気概でスキルを研鑽。ひと通りの流れが頭に入った後も数年間は上司のサポート役に回り、ある程度任せられるようになるには7~8年ほどはかかるでしょうか。

他業種の営業職と比べればやや長い“下積み”経験が求められる世界ですが、その分、さまざまなものづくりの裏側を知り、多彩な技術に深く広くかかわれるのは何にも代えがたい大きな魅力。こと三次元技術をはじめ先進的な技術やツールを業界に先駆け次々と導入している当社では、その先進性や技術力の高さが対面での営業活動でも大きな強みとなります。国や大手ゼネコンを相手に当社ならではアドバンテージを分かりやすく示せるので、自信をもって提案することができます。

とはいえ、技術部隊の力に頼りきりの営業では、自分自身の存在価値を示すことはできません。技術力が核の当社だからこそ、その前面に立つ営業職には自身の専門知識・スキルレベルを高め続ける努力も絶対不可欠。先日取得した測量士補に加えさまざまな資格取得にも挑戦しながら、今後もたゆみない研鑽を重ねていきたいと思っています。<営業部/O.S>

学生の方へメッセージ

上記で社員3名が語ってくれた通り、職種によって求められるスキルも現場でのやりがいもさまざまですが、いずれの職種においても共通するのは「全国トップレベルの技術を武器に戦えること」。建設現場の生産性向上を目的に、2016年、国交省の旗振りでスタートした「i-Construction」にも当社は業界屈指のスピードで取り組み、ドローンやレーザーなど先進的技術を搭載した多彩なツールを次々導入。なかでも代理店にも先駆け取り入れた欧州メーカーの最新鋭ドローン搭載型レーザは、従来1カ月程度かかっていた測量業務をわずか1日に圧縮し、かつ今までにない超高精度測量を実現するなど、確かな成果につながっています。

とはいえ、どれほど先進的な技術やツールの効果的な活用も、まずは社員一人ひとりの着実な成長あってこそ。そのため当社では土・日曜、祝日を公休とする完全週休2日制を導入するほか、知識・スキルだけでなくそこに至るまでの努力や姿勢、将来性なども含めた公明正大な評価の仕組みを確立。さらに2023年度内に新社屋が完成するなど、ハード&ソフトの両面から働きがいと働きやすさを両立する環境づくり・組織づくりに取り組んでいます。

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当社の多彩なドローンの数々。高価な機体も多数あります。“操縦権”には若手もベテランの差異はなく、誰もが最先端の技術に触れることができます

マイナビ編集部から

社会基盤・防災基盤が未熟な時代・地域は、道路や橋梁、砂防の新設で周辺住民の生活の質向上に寄与し、一定の基盤が整えばその保全・補修や長寿命化で既存ストックを維持・活用。さらに地震や豪雨といった自然災害等の影響が発生、またはリスクが高まった際は、その復旧・防災対策を通じて周辺住民の命や地域の財産を守り支える。総合建設コンサルタントの社会貢献性、存在意義の大きさは今更ここで改めて語るべくもない。

けれどそこで働く技術者・営業職たちの活躍の舞台は、光の当たる場所ばかりではない。地図上に刻まれ後世にわたって親しまれ続ける壮大なものづくりがある一方、ただ淡々と既存の建造物や山・川の現状データを集め、安全性を担保するという地道な業務も多い。けれどそれでも、今回取材に協力してくれた現場社員たちの言葉の端々に、たゆみない成長意欲がみなぎっていたのは、『株式会社セトウチ』の一員としての誇りがゆえだろう。

広島県竹原市という地方都市に本社を構えながら、県内はもとより中国・四国地方、さらには全国各地に事業を展開。全国屈指の技術・設備レベルで国や大手ゼネコンからの受注にも即応する同社は、すでに業界屈指の存在なのだ。上記で触れた最新鋭のツールも、進取の気概にあふれる同社においては近いうちに定番のものとなるだろう。次はどんな一手で、業界を驚かせるのか。同社の今後の展開にも注目したい。

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今回取材にご協力いただいたMさん、Kさん、Oさん。それぞれ担う役割は異なるが、互いに前後工程を見据えながらチーム一丸でよりよいものづくりに挑んでいる

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