最終更新日:2025/3/1

日本赤十字社 広島県支部

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 医療機関

基本情報

本社
広島県

取材情報

事業について伝えたい

世界共通の7原則のもとに、命を、善意を、絆をつなぐ

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若手職員3名が語る、知られざる日赤の意義と魅力

災害救護活動や献血事業以外にも、日本赤十字社の事業領域は広く、そして深い。ここでは入社2~4年目の若手職員3名に、各配属先での業務内容や赤十字の一員として働く魅力について伺った。

◆「日本赤十字社広島県支部」事業推進課(主事)=右
藤原 徹哉(2019年入社/人間環境学部 人間環境学科卒)
◆「三原赤十字病院」医事課(主事)=中
菅原 来実(2021年入社/文学部 英語学科卒)
◆「広島県赤十字血液センター」献血推進課(主事)=左
太田 海斗(2021年入社/人間環境学部 人間環境学科卒)

「人の命を救うのは救命士や医療職だけではありません。いつでも誰もが一次救命できるよう、処置技能の普及やボランティア指導員の養成にも注力しています」(藤原さん)
「デスクワークのため患者さんと直接関わる機会はほとんどありませんが、医療費の計算や院内データの集計・報告などを通じて健全な病院運営を支えています」(菅原さん)
「集めた血液は『血液センター』での検査・製剤化を経て、輸血を待つ患者さんのもとへ。献血イベントの企画・実施を通じて、救命のタスキをつないでいます」(太田さん)

かけがえのない命を未来へ。人々の善意を被災者に繋ぐ架け橋に

幼少の頃から憧れていた消防士の夢を実現するも、消火活動中のケガがきっかけで退職。それでも「人命救助に携りたい」との思いが捨てきれず、「中四国ブロック血液センター」の臨時職員を経て、日本赤十字社広島県支部に入社しました。現在は事業推進課で災害救護活動と講習普及事業に従事しています。

災害発生時に人命救助の最前線に立つのは、主に自衛隊や消防士、医師・看護師ら医療職です。しかし、それら専門職がそれぞれの任務を全うするには、盤石な後方支援が欠かせません。そこで力を発揮するのが、私たち日赤職員。災害診療記録や診療日報などを通じて関係各所と情報共有し、被災者に対しては救援物資の手配・分配などの支援を実施します。事業推進課では平時から県支部職員への災害救護研修を定期的に開催するほか、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)など一次救命処置の技能普及に向けたボランティア指導員の養成・派遣などにも取り組んでいます。

これらの取り組みが杞憂となればそれに越したことはありませんが、残念ながら近年は日本国内でも大規模自然災害が頻発し、活動の機会は増え続けています。私は、2020年7月の熊本豪雨の際、福岡県支部に出向し、約1年にわたって九州8県の各病院の救護班調整などに従事しました。また、翌2021年8月の豪雨が広島県内全域に多大な被害をもたらした際は、災害救助窓口となって被災地に救援物資を届けるなど各地を奔走してきました。災害救護活動の現場には当然緊張感も漂いますが、多くの人たちの支えになれる喜びを実感する場面も多く、日赤のユニフォームを身にまとい活動できる誇りは絶大です。搬送する物資一つひとつも、寄付や募金によって整備されたものである事実を心にとめながら、今後も人々の善意を繋ぐ架け橋として、使命を果たしていきたいと思っています。
■日本赤十字社広島県支部 事業推進課(主事)/藤原 徹哉

病院運営の中枢で、「命を守る現場」を支える使命とやりがい

航空業界を志して就職活動に臨んだものの、コロナ禍で採用停止が決定。急遽、学生時代の経験を振り返り再検討した末にたどり着いたのが、日本赤十字社でした。英語学科で学び、東南アジアを中心に海外ボランティアにも精力的に参加してきた私にとって、国内外でさまざまな人道支援活動に取り組む当社は格好の舞台に思えました。「これほど自分の想いを具現化できる場所はほかにない」と、入職を決意しました。

入職後は日本赤十字社広島県支部が管轄する「三原赤十字病院」に配属され、主に入院受付や会計業務のほか、院内データの統計作成やDPC調査票作成などを担当しています。事務職といっても高い専門性が求められる業務内容で、はじめは戸惑いばかり。社会保険と国民健康保険の違いなど基礎知識の勉強から始まり、ようやく業務の流れが理解できるようになったのは、3カ月ほどたってからでした。そこから徐々に業務領域を広げ、2年目の現在は外来・入院患者数や病床稼働状況、診療収入の推移など、病院内情報の統計業務にも携わっています。デスクワークが中心のポジションとはいえ、データの取りまとめや診療報酬の確定には、医師・看護師ら病棟に立つ医療スタッフとの情報共有が絶対不可欠。ボランティア活動やアルバイトを通じて培った接遇能力を発揮しながら、円滑かつ的確なコミュニケーションに努めています。

まだまだ学びの日々ではありますが、入社2年足らずで病院運営を左右する重要業務を任されるまでに成長できたのは、周囲の手厚いサポートがあったからです。配属当初は業務の進め方はおろか、調べ方・学び方すら分からず何をするにも先輩頼みでした。それでも嫌な顔ひとつせず、上司や先輩方が一丸となって支え、優しく指導してくださったおかげで、私も臆せずのびのびと挑戦することができたと感じています。
■三原赤十字病院 医事課(主事)/菅原 来実

イベントの企画・運営を通じて、人脈と善意の輪を広げていく

献血とは、病気の治療や手術に臨む患者さんたちのために血液を無償で提供するボランティアです。血液は長期保存できないため、継続的かつ安定的な数量確保が欠かせませんが、近年、日本の献血者数は減少傾向にあり、若年層の献血離れは特に顕著です。そこに新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけ、一時は極めて危機的な状況に陥りました。

そんな状況を打開し、輸血を必要とする人たちのために血液の安定確保に努めるのが私たち献血推進課の使命です。日々の広報活動を通じて献血の重要性を広く周知するとともに、企業や学校などへ個別に協力を要請しています。献血バスの運行や商業施設での献血イベントの実施をはじめ、それに伴う打ち合わせやポスターの制作・配布、献血記念品の企画などを行っています。

しばらくは大規模な啓発活動もしづらい状況にありましたが、徐々に再開の機運が高まってきました。入社2年目の昨年秋には、責任者として初めて商業施設での大規模な献血イベントの企画運営を担当。振り返ってみれば、反省点ばかりで悔しさの残る初イベントとなったものの、自分が至らずとも社内外のチームで助け合いながら活動の輪を広げていけるのは、この仕事の大きな魅力のひとつです。一般的な営利活動では「話さえ聞いてもらえない」ということもあると思いますが、社会貢献性の高い献血推進活動の相談には「ぜひ協力したい」と前向きにご検討いただける場合がほとんどです。啓発や集客のためのチラシ配布も快く引き受けてくださる方が多く、「一緒に頑張りましょう」と一蓮托生の姿勢で臨んでいただけるときはとても心強く感じます。もちろん課内の結束も強く、献血バスの運行時は問診や採血を行う医師・看護師やドライバーとチーム一丸になって活動します。経験を重ねるほど広がる人脈、深まる信頼関係を大切にしながら、今後もさらなる献血率の向上につながる活動を継続していければと考えています。
■広島県赤十字血液センター 献血推進課(主事)/太田 海斗

学生の方へメッセージ

広島県支部事業推進課の活動は有事を想定した内容が主ですが、ここで身に着けた知識や技能が生かされる場面は日常の中にも存在します。実際、私の友人のひとりも職場の利用客が心肺停止となった場面に遭遇しましたが、偶然日赤の配信動画を閲覧していたおかげで迅速な一次救命処置に成功しました。その美挙は動画を紹介した私としてもとても誇らしく、同時に講習普及事業の重要性を再認識する機会ともなりました。
〈藤原〉

将来の目標が明確でない学生の中には「選社軸をどこに据えればいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。そんな時は、無理に業界や職種を限定せず、広い視野で「面白そう」「働きやすそう」な企業を探し、先ずは選考に進んでみるのもひとつの手です。事前の下調べももちろん大切ですが、前に進んでみなければ見えてこない“現実”があるのもまた事実。直感や行動力が功を奏す場面もあるかもしれません。
〈菅原〉

今の時代、新卒で入社した会社が生涯の職場になるとは限りませんから、「したい仕事そのもの」ではなくても、「それに続く仕事」という選択があってもいいと思います。たとえば私が携わる献血推進は日赤特有の事業に見えて、実は企画立案や折衝経験、人脈などさまざまなノウハウが磨ける業務です。「将来どうなりたいか」を長期的な視点で考えれば、キャリアの可能性はより大きく広がるのではないでしょうか。
〈太田〉

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「専門性がなくても心配はいりません。能動的に考え、発信・行動できる人にはいくらでもチャンスが与えられる環境です」と話す(左から)藤原さん、菅原さん、太田さん。

マイナビ編集部から

日本赤十字社と聞いて、真っ先に思い浮かんだのは病院だろう。全国に約90施設あり、ここ広島県支部でも3病院を管轄。エリアによって多寡はあるものの、見舞いや検査、通院・入院などで訪れた経験がある人は少なくないはずだ。

しかし今回、県支部単体でも実にさまざまな事業を展開し、職員らが各部門・施設間を活発に渡り歩いている様子を知って驚いた。例えば献血イベントの運営に携わっていた人材が、次は献血が活用される医療施設に勤務する場合もあるし、デスクワーク中心の医事職がフィールドワーク中心の部門に転属するケースもある。事務系総合職との職種名から想像する以上に、はるかに多様な活躍の舞台が広がっている。

さらに特筆すべきは、そんな徹底したゼネラリスト育成の仕組みのもとに広がる風通しの良さだ。3~4年以上続けて同じ課に留まるケースは稀なため、どの部署も上下関係が極めてフラットで、若手も率直に意見を発信しやすい雰囲気が浸透している。

もちろん「人道」を事業運営の軸とする日本赤十字社では、利他・奉仕の精神がなければ務まらない業務も多いだろう。しかしその理念に共感する人や、限界なく未来の可能性を広げたいと願う人にとって、これほど恵まれた環境はないと言えるだろう。

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勤務地は、日本赤十字社広島県支部(広島県広島市中区)をはじめ、県内各地の病院や血液センターなど。一時的な派遣を除けば、県内に腰を据えて働けるのも魅力のひとつ。

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