最終更新日:2025/5/13

ニッタ化工品(株)【ニッタグループ】

  • 正社員

業種

  • タイヤ・ゴム製品
  • 自動車・自動車部品
  • 非鉄金属
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

いつも快適、安心、安全。鉄道の乗り心地を守る縁の下の力持ち!

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鉄道車両用空気ばねを主力に、多彩な社会インフラに貢献する企業

ニッタ化工品という社名をご存知の方は少ないかもしれませんが、みなさんがいつも利用する列車では同社の製品が重要な役割を果たしています。人知れず社会に役立つ製品を生み出す3名の先輩社員をご紹介します。

■Y.Fさん(画像中央)
2024年入社
ゴム製品事業グループ 技術製造部 技術1課

■K.Mさん(画像左)
2022年入社
ゴム製品事業グループ 技術製造部 技術1課

■Y.Yさん(画像右)
2004年入社
ゴム製品事業グループ 技術製造部 技術1課/課長

オフの過ごし方を教えてください

学生時代は軟式テニスに打ち込んでいました。現在も趣味として続けており、土日の休みには現場研修でお世話になった製造部門の先輩と汗を流しています。(Y.Fさん)
休日は趣味のパンづくり、お菓子づくりに没頭しています。レシピ+αの工夫で生み出したチョコケーキは職場で大好評!おすそ分けの依頼が殺到しています。(K.Mさん)
若手の頃は職場の仲間とフットサルを楽しんでいましたが、現在はもっぱら観戦する側に。野球、サッカー、ラグビーなど、スポーツなら何でも観に行きます。(Y.Yさん)

【2年目】じっくり学んでひとり立ち。焦らず学べる環境で着実に成長できる/Y.Fさん

工学部で学んだ知識が生かせる仕事に就きたいと考え、設計や開発といった技術職に携われる企業を中心に就職活動を行っていました。当社に興味を持ったのはお客様へのニーズのヒアリングから設計、開発、試作、評価、納品まで、すべてに携われる環境があったからです。「ニッタ化工品なら一からものづくりに携わり、お客様に製品を届けられる」と思い、入社を決めました。

入社後はニッタグループの合同研修で社会人としてのマナーやグループ各社の事業・製品を学び、5月から明石工場での現場研修がスタート。空気ばね、ゴム型物、チューブ・ホースなど5~6つの係を2週間ずつ経験した後、ゴム製品事業グループの技術1課に配属となりました。合同研修で一緒に学んだグループ各社の同期とは今も交流が続いており、SNSを通じてお互いの近況を報告し合うなど刺激を受けています。また、現場研修ではものづくりの流れを自分の目で見て学べたことで、技術者に欠かせない製造目線の重要性を知ることができたと感じています。

入社1年目はゴム型物と呼ばれる防振ゴムチームに所属し、2年目から鉄道車両用空気ばねチームに異動。新製品開発や既存品の改良を行うのが技術1課の役割ですが、私はまだ担当は持っておらず、先輩のアシスタントとして製図や耐久性試験に携わっています。“鉄道車両用空気ばね”と言われてもピンと来ないかもしれませんが、これがあるのとないのとでは大違い。列車の混雑具合に関わらず、常に安定した乗り心地を維持できるのはこの製品が陰で支えているからなんです。当社の空気ばねは日本全国の鉄道会社で採用されており、近年は車両メーカーの海外進出に伴い、当社の製品もグローバルへ。新規開発の引き合いが増えているため、私も3~4年目ぐらいには担当を持たせてもらえるよう、経験を積んでいます。

担当を持つのはこれからですが、先輩方の仕事ぶりを見ていても1から10まで携われる環境は本当に魅力的です。困った時に支えてくれる上司や先輩も大勢いるため、安心して仕事に取り組むことができます。まずは1人で担当を持たせてもらうことが目標ですが、将来はつくりやすく、メンテナンスもしやすい空気ばねを生み出してみたいと思っています。
(Y.Fさん)

【4年目】2年目に担当した案件が転機!技術者として設計への向き合い方が変わった/K.Mさん

大学では物理を専攻しており、卒業研究で受信機の設計をしたことから設計開発に携わりたいと考えるようになりました。私はあえて中堅規模の企業に絞って就職活動をしていたのですが、それは絶対に設計開発の仕事がしたいという思いがあったからです。少数精鋭の会社のほうが希望する職種に就きやすいのではないかと考え、自分のやりたいことができる環境を求めて当社を選びました。私は現在4年目ですが、この選択は間違っていなかったと感じています。なぜなら、希望していた設計開発としてものづくりの最初から最後まで携わることができ、幅広い製品を担当しながら成長できたと自負しているからです。

1年目はゴム型物を担当し、2年目からは鉄道車両用空気ばねや防振ゴムなど多種多様な製品の設計開発に携わっています。今でもよく覚えているのは、2年目になってすぐに産業機械に搭載される空気ばねを担当した時のことです。他社製品を導入していたお客様から「同じものをつくってほしい」と依頼され、二つ返事で設計を開始しました。最初は「形状、性能が同じであれば大丈夫」と思っていたのですが、やってみるとこれが意外と難しい。同様の設計では自社で形にするのが難しく、それならと他社製品に付属していた部品を除くと今度は耐久性が足りないという堂々巡りに。これなら一から新規で設計した方が簡単だったかも、と悩んだこともありました。しかし、設計を担う私と生産技術、製造が一体となり試行錯誤をした結果、よりつくりやすく、強度もアップした製品を生み出すことができ、無事納品まで至ったのです。

この案件を通じて学んだのは、お客様のニーズの根拠を確認することと、製品としてどう動くのかを知ることの重要性です。当時の私は技術者としてこれらに気づいておらず、同じものは容易につくれると思い込み、お客様の真のニーズを理解することができていなかったのだと思います。以降は設計開発への向き合い方が変わり、一回り成長できたと感じています。若手のうちから様々な経験を積める当社の仕事環境はとても面白く、やりがいも十分です。今後は入社時から携わってみたいと熱望している海外案件に携わり、上司や先輩方のように現地での調整にも立ち会える技術者になり、グローバルで活躍したいと思っています。
(K.Mさん)

【22年目】グローバル市場の開拓が課の命題!世界を股にかけて働く醍醐味を知ってほしい/Y.Yさん

2004年の入社時から鉄道車両用空気ばねの設計開発担当者としてキャリアをスタートし、2018年には空気ばね開発チームのリーダーに昇格。2020年に現在の課長職となり、鉄道車両用空気ばね、防振ゴムなどの多彩な製品に携わる技術1課全体のマネジメントを担っています。課員が担当する案件の進捗管理や課題解決も行いますが、私自身も案件を持ち、今も技術者として設計に携わり続けています。

10年以上前になりますが、国内で新型車両が続々と開発された時期があり、あの時は本当に忙しかったです。ちょうど同じころ、日本の車両メーカーが海外向けの車両開発に更に力を注ぐことで、当社にも数多くの海外案件が寄せられることになりました。その中の一つである、シンガポール向けの車両に搭載される空気ばねの設計開発を私が担当することになりましたが、日本とは異なる安全基準に即した設計が求められるため、それをクリアするために一から勉強して臨みました。また、エンドユーザーが海外なので折衝も、報告書も、現地での指導もすべて英語。設計の専門用語を使う場面では苦労しませんでしたが、合間のコミュニケーションはちょっと大変でしたね。

若手のうちからこうした経験ができるのが、当社でのやりがいだと感じています。お客様と向き合うところから始め、設計や開発はもちろん、製品を取りつけるまで自分の目で見てやり遂げられる。国内はもちろん、海外案件でも同じように進められる企業はそう多くないのではないでしょうか。また、自由度の高い仕事ができるのも当社の魅力です。私自身、やりたいようにやらせてもらってきたので、課長になった今も課員の意見を尊重しています。言われたことを言われたようにやるのではなく、自分で考えて行動できる人が当社では伸びていると思いますね。

私は技術1課がニッタ化工品の軸だと自負しており、現在も当社が力を注ぐグローバル市場の開拓を私たちが推進しなければならないと考えています。そのためには技術を継承してくれる人材が不可欠ですし、これから入社されるみなさんが当社の未来を拓く戦力だと期待しています。細分化された仕事ではなく、ものづくりのすべてに携われる環境は本当に面白いですし、ぜひこの魅力を多くのみなさんに知ってほしいと思います。
(Y.Yさん)

学生の方へメッセージ

【Y.Fさん】就職活動を通じ、初めて知った企業の多さに驚いている学生さんもいるのではないでしょうか。特に当社のように設備の一部に組み込まれる製品を手がける企業は、世間ではあまり知られることがありません。しかし、認知度が低くても世の中に必要不可欠な役割を担う企業はたくさんあります。就職活動では知名度よりも、どんな製品をつくり、それにどう関われるのかをよく調べ、自分のやりたい仕事ができる環境を選ぶことをお勧めします。

【K.Mさん】私は学生時代、「物理学科=理系の仕事」と漠然と就職活動を始めてしまい、結構苦しみました。やりたいことが明確でないと企業からの質問にもはっきり答えられませんし、自分自身も何がやりたいのか見えないまま何度も壁にぶつかりました。学生のみなさん、まずは「やりたいこと」を決め、そこにフォーカスして就職活動を始めてください。信念を貫けば必ず自分に合う企業に出会えると思います。

【Y.Yさん】ニッタ化工品にとって、また技術1課にとって、グローバル市場での成功は大きなミッション。意欲があれば若手のうちから世界で活躍することができ、自分の力を試すことが可能です。このスケールの大きさ、自由度の高さ、裁量を与えられる環境にぜひ注目していただき、当社でものづくりに携わる楽しさを知ってほしいと思っています。

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BtoB企業の当社は世間一般での認知度は高くありませんが、業界での信頼性は抜群!日本はもちろん、世界で選ばれるメーカーとして今後も更なる成長を目指しています。

マイナビ編集部から

創業140周年の歴史を誇る東証プライム上場企業ニッタ、そのグループ会社として社会を支える多彩な製品を生み出しているのがニッタ化工品だ。主力製品となる鉄道車両用空気ばねのほか、防振ゴムなどを手がけ、社会インフラを陰で支える縁の下の力持ちとして国内外で活躍している。同社の製品を間近で見る機会は少ないかもしれないが、知らず知らずのうちに誰もがお世話になっているはず。実はとても身近な企業なのだ。

今回、キャリアの異なる3名の先輩方にお話を伺ったが、みなさんが自社の魅力だと口を揃えたのがものづくりのすべてに携われる環境だ。お客様との折衝から設計開発、試作、評価、納品までを見届けることができる環境は、細分化された仕事とは異なる大きな達成感を味わうことが可能。特に若手のお二方は「やりたいことができる環境を求めて同社を選んだ」と言い、思った通りの環境に非常にやりがいを感じていると教えてくれた。

国内はもちろん、今後は中国、インド、ヨーロッパなどグローバル市場の開拓に力を注ぐ同社なら若手のうちから海外で活躍できるチャンスも多い。語学力の向上などスキルアップにはニッタグループの制度を活用できるのも、心強いと感じた。チャレンジできる環境で成長を目指すなら、ニッタ化工品はもってこいのステージだろう。

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製造・販売・技術・品質管理が一体となり、チームでものづくりにあたれるのが同社の魅力。「社内の風通しが良く、部署を越えた情報共有がしやすいため働きやすいです」

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