最終更新日:2025/6/11

山十(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(建材)
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 建材・エクステリア

基本情報

本社
福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

創業120年以上の老舗で、33歳の若き社長と新しい未来を創る!

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暮らしの環境を整える事業を通じて社会に貢献。

「ありがとうのシャワーを受けられる仕事!」と営業の伊藤さん、「現場管理だけでなく施工まで幅広くできる」と工務の松下さん、「知識を増やし頼られる存在になれる」と池田さん。3人の先輩に話を伺いました。

■住宅営業部 営業 係長
伊藤 広志(写真右)
2010年入社

■特販営業部 工務
松下 和史(写真左)
2020年入社

■特販営業部 SA(営業事務)
池田 裕美(写真中央)
2018年入社

先輩からひとこと

「どちらかといえば飽きっぽい性分の私。1つとして同じ現場がない仕事だから飽きることもありません。毎日新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができています」と伊藤さん。
「同世代が多く、堅苦しい雰囲気はまったくありません。業界では珍しく土日祝が休み。休日は仕事で知り合った仲間とツーリングを楽しむこともあります」と松下さん。
「創業120周年を迎える当社だけに地域では知名度が高く、家族も安心してくれます。安定基盤があり、業績も黒字経営。安心感を持ち働くことができる会社です」と池田さん。

多種多様なメーカーから選べる商社の強みを武器に、業界で頼られる存在へ【営業/伊藤】

当社では、マンションや商業施設などの大規模な建築現場へ建材を卸す営業部門のほか、地場工務店に窓やドアなどの製品を納めたりリフォーム工事の契約から引き渡しまで担当したり、さまざまな営業活動を展開しています。
私が所属する営業1課は、ルートの卸営業がメイン。ガラス屋さんやサッシ屋さんを中心に建材を卸しながら、地場工務店さんの窓口からリフォーム対応まで幅広く手掛けています。
私たちの強みは取り扱えるメーカーが数多く、お客様のニーズにしっかり応えられること。さらに、ガラス工事まで自社で請け負うことができ、高い技術力のある会社として認知されています。社内では、数多くの現場経験から得たノウハウを蓄積しているため、相談されることも多いですね。最近では、国の施策として補助金が給付される窓リフォームの問い合わせが急増。業界動向や最新情報も専門商社としていち早くキャッチできるため、業界内で頼られる存在でいられることも仕事のやりがいにつながっています。
会社が目標に掲げているのは、日本でいちばん感謝の言葉をもらえる総合建材商社になること。お客様から個人に対して「ありがとう」と言われるのはもちろん嬉しいですし、「営業事務の〇〇さんがすぐに調べてくれたから助かったよ」など、営業以外のメンバーのことも褒めていただける機会が多いのも営業の喜び。お客様と話す機会がいちばん多いからか、感謝の言葉のシャワーを浴びることができるのも嬉しいですし、日々のやりがいになっています。もちろん、褒められた人にもきちんと伝えるようにしています。
社内は明るくアットホーム。仕事はきちんとしていますが、メンバー同士になるとラフな感じで会話を楽しんでいます。最近は若い社員が増え、同世代でワイワイしている様子も目にしますね。歴史の長い会社ではありますが、変に堅苦しくないのも当社の魅力。最初は失敗することもあると思いますが、先輩や上司がフォローしてくれるので安心です。何かあればアドバイスしてもらえるなど、困っている人を見過ごしません。そんな風に育ててもらえたからこそ、私も同じようにしてあげたいと思っています。
人と関わる営業の仕事を通じて、相手の思いに耳を傾けられるようになるなど、人として成長できる会社です。これからの目標はルートの卸営業だけでなくリフォームでも独り立ちすること。次の事業柱として成長させたいと考えています。

完成時の達成感はひとしお。自分たちが手掛けた建物が街中に増えていく喜び【工務/松下】

ビルなどの大型案件を中心にサッシに関する打ち合わせ、納期調整、職人手配などを担当しています。最近は、自社施工にも力を入れており、自分たちで取り付けし、その後の調整まで行なう現場も増えてきました。規模が大きな現場だと工期だけで1~2年と長期化するため、引き渡しの時には確かな達成感が得られます。小倉駅近くの高層マンションのほか、誰もが知る店舗や世界に名を馳せる自動車工場など、さまざまな案件に携わるのも面白み。現在は、150戸の大規模マンションを担当しています。
とはいえ、入社当初は建築に関する知識ゼロ。現場で作業や打ち合わせをしながら学んでいきました。自分の成長を実感できず不安な時期もありましたが、入社2年目の終わりから現場を任されるようになると、意識的な部分で大きな変化がありましたね。
印象深いのははじめて担当した現場です。朝の交通量が多い道路沿いの現場では、トラックで建材を搬入するにも時間調整が必要となり、細かく確認しながら段取りをしていく難しさを知りました。また、はじめて自社施工した現場も思い出深いですね。実際にやってみるからこそ知る部分も多く、深い知識を身につけることができました。職人経験を持つ上司から多くを学び、施工現場をイメージしながら打ち合わせできるようになれたと思います。
仕事を通じて学んだのは、コミュニケーションやチームワークの大切さです。相手に理解していただくことの大切さ、打ち合わせ通りに仕上がるよう物事を正確に伝える大切さなどをあらためて感じています。そこに行き違いが生じると仕事も円滑に進みません。担当現場には頻繁に顔を出し、周囲とより良い関係を築けるよう努めていますね。
今後の目標は自社施工で経験を増やし、知識を養いながら、そこで得たものを後輩に教えられる人になることです。さらに、私の場合は自分たちで取り付けした物件の方が達成感も大きく、納まりだとかを考えながら創意工夫できる面白みを感じています。現場を見ながら工夫し、キレイに納まった時は嬉しい瞬間です。
建築知識ゼロからスタートしましたが、上司や先輩のサポートがとても手厚く、年齢が離れている人でも分からなければすぐに教えてくれます。高層マンションをはじめ、工期が長いからこそ達成感を感じる仕事が多く、自分たちが携わった建物が街中に増えていくこともやりがい。街づくりに貢献できる仕事に魅力を感じています。

営業と連携しながらチームワークで案件を受注。知識が増える面白みを実感【営業事務/池田】

当社の営業は住宅営業部と特販営業部に分かれており、私が所属する特販営業部ではゼネコンさんを主な取引先として新築マンションなどの大型物件に対応しています。営業事務の仕事は、新築マンションのキッチンやお風呂、トイレなどの水回り商品の見積もりをはじめ、お客様にいただいた図面から拾い出すガラスの積算業務などを手掛けます。また、新築マンションを建てた後のメンテナンス業務の見積もり対応なども私たちの仕事。図面を渡してメーカーの方で見積もりを作成してもらうこともあれば、システム上で見積もりを作成するなど、案件別に対応しています。
難しいのは、扱う商材が多く、お客様から相談いただいた内容にすぐに応じられないことですね。どこに依頼したら良いのか分からないオーダーもあるため、周囲やメーカーに相談しながら解決しています。総合建材商社として取り扱いアイテムが多く、その一つひとつを覚えるのも面白み。自分の知識が増え、お客様の質問にもすぐに応えられるようになると嬉しくなります。自宅にいても何か故障やトラブルがあると、どこに品番が書いているのか分かるので、すぐに解決できるなど、プライベートでも知識が活かされています。
入社してすぐは専門用語ばかりでお客様と営業の会話がまったく分かりませんでした。少しずつ慣れてくると、「この話をしているのだな」と予測できたり、会話の流れから必要な資料を先回りして準備できるようになったり、自身の成長を感じています。また、他社と競合した際、営業と頑張って出した内容で当社に決まったと報告を受けるのも嬉しい瞬間。一緒に案件を勝ち取った気持ちになります。
日頃から会話が多い営業とは、「どこの店が良かったよ」「あのドラマおもしろいよね」と他愛ない話しができるなど、日頃から雰囲気がとても良く、良い関係性を保つことができています。北九州出身のメンバーも多く、地元トークで盛り上がることも。昼休みにランチに出たり、休みの日で事務のメンバーとスイーツビュッフェを楽しんだり、プライベートも充実。育休産休はもちろん、時短勤務で長く働けるなど、環境も整っている会社です。
今後は営業事務として組織化が進むと聞いているので、中堅社員としてみんなの意見を吸い上げながら全体をまとめられるよう頑張りたいですね。みんなで助け合うことで、仕事もプライベートも充実できる職場環境をめざしたいと思っています。

学生の方へメッセージ

昨年より「日本で最も感謝の言葉をもらえる総合建材商社」をめざすための10年計画をスタート。理念の浸透を目的にブランドブックを作成すると同時に、人材教育により力を入れようと充実した研修を揃えています。
いちばん大きく影響を与えているのは、「レゴシリアスプレイ」の活用です。代表自身が資格を取得しており、レゴブロックを使用して会議を進めることで、普段は無口な人でも表現する力が発揮できるなど、全員参加型の会議にすることができています。相手の知らなかった一面が分かり、少しずつ会話が広がることで新しい化学反応が起きています。
それ以外にも外部講師による「すごい会議」を導入。会議をすることでみんなの意見を吸い上げられる場にしたいと、質問・提案・賞賛で構成された会議を進めています。例えば、誰かの意見に問題があれば質問で気づきを与えたり、違う意見があれば反論するのではなく提案したり。それにより、これまで発言しなかった人が発言できるようになるなど、否定ではなく承認文化を生み、より互いに尊重し合える会議ができるようになりました。
ここ数年で大きな変化を遂げている当社が求めるのは、一人のヒーローではありません。承認文化や和を大切にできる、周囲の意見を聴くことができる人と一緒に働きたいと考えています。一人で突っ走るのではなく、みんなと一緒に考え、一緒に歩んでいこうという人に期待しています。(採用担当/丸山)

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「121年目の老舗企業に見えると思いますが、伝統を残しつつ、新しい風を吹かせたいと会社とベクトルを合わせる人、新しい発想を持つ人が求められています」と丸山さん。

マイナビ編集部から

1903年に創業以来、総合建材商社へと大きく成長を遂げ、地域社会と密着しながら建物づくりを支えてきた山十。「山の十合目をめざす」という創業者の想いを受け継ぎ、さらなる飛躍を誓うのは、現在33歳の若き代表・吉田達哉氏だ。
4代目の代表をはじめ、各部門の第一線で活躍するメンバーや人材教育を手掛ける丸山氏にインタビューすることができた今回の取材では、120年という長い歴史を持つ老舗企業ならではの安定基盤の上に、未来を見据えた新しい取り組みをスタートしている同社の魅力が伝わってきた。
何より印象に残ったのは、社員想いの会社であること。創業から長く大事にしてきた“社員想い”の姿勢は今も変わらず、建築業界で事業を手掛ける企業では珍しく、土日祝は休み。月平均残業時間4時間前後、年平均有給取得日数14日という数字から見ても働きやすい職場環境が用意されていることが分かる。人間関係や働く環境のストレスが少ないからか、社員定着率が90%以上と非常に高いことも特筆すべき点だろう。
新たなビジョンに向けて4代目代表を中心に新しい風が吹く社内では、興味深い研修や会議が盛んに行われており、社歴や年齢に関係なく活き活き仕事に取り組むことができているという。成長拡大期を迎える同社だからこそ、学び、吸収できることも多いはず。安定基盤の上に伸び伸び活躍する先輩たちの姿をまずは自身の目で確かめてもらいたい。

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「社員想い」の会社だからこそ、「上司が部下」を想い、「先輩が後輩」を思う文化が根付いているという山十。温かいサポートを受けながら成長できる環境がここにある。

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