東証プライム上場企業であるNIPPON EXPRESSホールディングスは、2022年1月に持株会社体制へ移行し、グループ経営の強化とグループ各事業の高度化を推進しております。その一環として、2025年1月に日本通運株式会社重機建設事業部は、NXエンジニアリング株式会社となります。
日本通運の重量品建設事業は、 数多くの特殊車両・機材を有し、 高い技術力・マネジメジト力で、重量物の運搬・架設・設置 までを一貫して行っており、戦後復興・高度成長期からグローバル化の現在に至るまで、また日本のみならず世界各地で、様々な業界のお客様が実施するインフラ整備事業を支えてまいりました。
市場環境としては、従来の社会・産業インフラに関する需要が継続する中、地球温暖化の社会課題に対するグローバルでの脱炭素化・クリーンエネルギーシフトに伴い、特にエネルギー分野での需要増加が見込まれており 、事業の成長余地が高い一方で 、計画や施工において高い専門性や技術開発力がこれまで以上に求められます。また、建設業に関わる人財獲得競争も激化する状況にあります。
そのような環境下において、重量品建設事業を持続的に発展させるためには 、 当該領域に特化した専門会社を設立し、 高い技術力と使命感を有する人財を核とした専門家集団が、変化するお客様ニーズにタイムリーかつ絶え間なく応えていくことが不可欠であるとの判断に至りましたので、後述のとおり重量品建設事業を分社化することといたしました。
重量品建設を専門性のある事業会社とすることによって、役割と責任を明確化し、柔軟かつスピーディな意思決定を可能にするとともに、専門性と人財を強化し、時代やお客様に求められるサービスを創出・提供することで事業規模を拡大していくことを目的としております。