最終更新日:2025/3/3

(株)大番

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業種

  • 化学
  • タイヤ・ゴム製品
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 物流・倉庫
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会の新たな課題を解決!あらゆる業界のモノづくりやビジネスを支える

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可能性は無限!生活に身近な製品を数多く手がけています

ギフト用品や精密部品、ドローンの緩衝材やケース、家電製品の重要部品など多種多様な加工を手がけてきた大番。今回は支店長と工場長として活躍する20代のリーダーたちに自社製品や仕事のやりがいなどを伺った。

■T.O.さん
東京支店長/2020年入社
柔軟な発想力とフットワークを活かし、新規営業を担当。お酒や食品など高級ギフト用品やドローンなどの緩衝材・パッケージをあらゆる業界のお客様に提案して成果を上げている。

■T.O.さん
堺工場工場長/2020年入社
エアコンを結露から守るシール材をはじめ、重要部品の設計・加工を行う堺工場を取りまとめる責任者。コミュニケーションを大切にし、働きやすい環境づくりと生産性向上を両立させている。

こんなところにも当社の製品が!

「高級ギフト用品の緩衝材のほか、ワイングラスや精密部品、工具などを収納する専用の緩衝材とケースは、営業のプレゼン用ツールとしても利用されています」
「ショベルカーなどの建機、農機の振動音を吸収する部品、産業用機械の部品など多種多様。目に触れる機会は少ないですが大手メーカーの製品に多く採用されています」
複雑な形状に加工ができ、軽くて丈夫、色や素材が豊富なウレタンは、テレビ番組の学習用教材や、世界的アパレルブランドの店舗ディスプレイにも採用されている。

ドローンやお酒、食品などを運搬時の衝撃から守り、付加価値を高める提案も!

私は東京支店で、主に自社ブランドの緩衝材の新規営業を行っています。緩衝材とはウレタンやポリエチレンなどのスポンジのこと。クッション性が高く、様々な形状に加工できる特性を活かし、輸送時の衝撃から商品を守るオーダーメイドの緩衝材を提案。食品、医療、自動車など、あらゆる業界に需要があり、これまでお客様の多彩なお困りごとに応えてきました。

わかりやすい事例をあげると、1本数万円もするような高級なお酒の緩衝材。ガラス瓶が割れない最適な素材を選び、商品のカタチに合わせて設計・加工。化粧箱やパッケージまでトータルに手がけ、商品の付加価値を高める提案ができることも当社の強みです。また、ドローンの緩衝材を提案したときは、強度の高い素材を選び、設計では使いやすさに配慮しました。持ち運び用のリュックは丸角の布製を採用し、背負って走っても体に負担がかからないように工夫しました。このように当社の企画営業は、お客様からニーズやお悩みを聞き、素材選びから設計、提案まですべてのプロセスに関わり、新しい価値を生み出しています。

常に心がけているのは、お客様に直接会い、早くレスポンスを返すこと。まだ、若くて経験が浅いぶん、顔を合わせることで自分という人間を理解していただき、行動力で信頼を築いています。また「こんなことはできる?」と声をかけていただいたときは、実績がなくても製造部門と協力して新しいことに挑戦。新規のお客様に積極的にアプローチしながら実績を増やし、会社の利益や成長に貢献できたときにやりがいを感じます。

いろんなところにビジネスチャンスがあり、可能性に満ちた事業であることが魅力です。現在は国内に新しい半導体工場が建設されるなか、半導体製品専用の緩衝材を開発するために実験データの取得を進めています。関東にも生産拠点を設けられるくらいに東京の市場を拡大することが今後の大きな目標です。
(東京支店長 T.O.さん)

エアコンの結露による故障を防ぎ、新製品の高性能化の要求に応える部品を供給

堺工場では、エアコンに搭載される様々な部品の設計・試作・量産を行っています。エアコンは内部の温度と外気の温度差により結露が発生しやすく、故障の原因にもなります。そのため、断熱材や気密性を確保するシール材、振動音を減少させる吸音材などが必要不可欠。普段、目にすることは少ないですが、製品の性能や快適性に関わる重要な部品に携わり、モノづくりを縁の下から支えています。

具体的には、新製品の発売やリニューアル時に依頼を受け、いただいた図面をもとに部品図を作成して試作品と見積もりを提案。お客様から了承を受けたのち、金型を製作して量産に移ります。工場長の主な役割は、高品質・短納期を実現するために全体の人員配置を考えて生産性を上げること。そのために私は、月間の売上げ・生産目標を立ててメンバーに共有しています。毎日、朝礼時に現状を報告することで生産性の意識を高め、一人ひとりが何をすればいいのかを理解し、高いモチベーションで主体的に行動できるように後押し。普段から声をかけてアドバイスをしたり、提案や要望を聞き入れたり、何でも気軽に話せる風通しのいい職場づくりに取り組んでいます。お互いに助け合いながら全員の力で目標を達成できたときは嬉しく、みんなで食事に出かけて「来月も頑張ろう!」と一体感を深めています。

当社は長年、国内大手の家電メーカーの製品に携わっているので、商業施設や飲食店などで自分が担当した製品を目にしたときに誇りを感じます。また、技術進化に伴い、年々複雑で難易度の高いモノづくりが求められるなか、常に新しい挑戦ができることもやりがいにつながっています。先日、大手家電メーカーの工場で、自分たちがつくった部品がどのような製造プロセスを経て製品に搭載されているのかを見学させてもらいました。新しい技術に触れ、お客様の役に立っていることを実感し、さらに意欲を高めることができました。
(堺工場工場長 T.O.さん)

これからは部下の育成や働く環境づくりに力を入れたい!

当社の魅力は60年以上培ってきた安定した事業基盤があること。また、それに安住することなく、時代のニーズに合わせた新しい事業に挑戦し、発展を続けています。2年前の工場移転時に20代を中心とした新しいメンバーを迎えたことをきっかけに、より活気あふれる風通しのいい職場へと変化しました。若手を支店長や工場長といった責任あるポジションに抜擢し、意見や提案を柔軟に取り入れています。私自身、誰よりも早く出社して人の数倍努力することで実績を上げ、今では売上げや利益管理といった会社経営にも関わり、成果を上げています。

これから注力したいのは営業の後継者育成です。これまで培ってきたスキルを後輩に伝えてチーム全体の成長を目指していきたいですね。みんなで目標に向かい、達成したときには喜びを分かち合う。プライベートも楽しくつき合える仲間を増やしていきたいと思います。
(東京支店長 T.O.さん)

私は学校のような職場を目指しています。もともと学校の先生を志望していたのですが、そのきっかけを与えてくれたのは中学時代の先生。「すべての人やモノに感謝をしなさい」という教えは、これまでの人生の価値観が一変するほど大きな影響力を受けました。また、フレンドリーな関係性のなかでもいざというときは厳しく指導する姿勢が、みんなから信頼を集めていたのです。

工場長という立場になった今、先生ではありませんがメンバーを牽引して、誰もが気軽に意見を言い合い、楽しく働ける環境をつくっていきたいですね。生産性を高めて残業をしなくても目標を達成できる体制を整え、みんなで業界No.1の会社に育てていくことが目標。個人的には学生時代に野球をしていたのでアスリートの方々に貢献できるスポーツグッズや安眠できるマットレスなどの自社製品をつくることが夢です。
(堺工場工場長 T.O.さん)

学生の方へメッセージ

私は学生時代、特にやりたいことはなく、卒業後は縁があって芸能関係の会社に入りました。当社とはまったく異なる業界ですが、そのときに養ったコミュニケーション力や提案力は企画営業に十分活かされています。どんな経験も自分の人生の役に立ちます。難しく考え過ぎず「どんな仕事にもチャレンジしてみよう」という気持ちで取り組むといいと思います。

企業研究は幅広い業界や仕事に触れるチャンスです。インターネットで様々な情報を収集し、インターンシップや企業ガイダンスに参加して比較検討するなかで、自分の方向性が見えてくるでしょう。「ワークライフバランスを大切にしたい」「自己成長がしたい」「安定して長く活躍したい」といった自分軸が定まったら最後まで妥協せずに研究を深め、自分に合った会社と出会ってほしいですね。

ちなみに当社のアピールポイントは、事業の安定性と風通しのよさ。さらに働き方改革により年間休日数の増加と、基本的に定時退社のスタイルを実現し、誰もがメリハリを持った働き方で無理せずに長く活躍しています。今だけではなく将来の姿もイメージしながら自分らしく働ける環境を探してみてください。(東京支店長 T.O.さん)

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「スポーツや勉強など、一つのことを最後まで粘り強くやり遂げてきた経験も強みになります。これまでを振り返り、自己分析をして自身を知ることも大切です」

マイナビ編集部から

(株)大番は「全従業員の物心両面の幸せと、人類社会の進歩発展に貢献する」を経営理念に掲げ、技術進化や時代のニーズに合わせて、あらゆる業界のモノづくりやビジネスに貢献している。

日本が高度成長期を迎えた時代に設立し、当時ドイツから輸入されたウレタンウォールに注目して専用機を導入。クッションシートなど自動車関連製品を中心に手がけ、スポンジ・ゴム・プラスチック加工の専門メーカーとしての実績を培ってきた。成長の転機について大崎社長は「大量生産では大手にはかなわない。そこで当社はスピード重視の戦略を打ち出し、設計から加工、納品までの一貫体制を築くことで大きく発展できました」と語る。あらゆる業界へと事業を広げ、お客様との直接取引を増やすことで安定した売上高と高利益体質を確立。さらに使用済みの製品の回収・リサイクルにより「廃棄ゼロ」を実現し、環境保全にも努めている。

取材では多彩な緩衝材の提案実績を教えてもらった。なかでも博物館の恐竜の化石を収納する緩衝材、子どもたちの学習用教材など学びの分野にも活用されている話は非常に興味深く、仕事のやりがいや事業の可能性を感じることができた。また、少人数の組織で社長と社員の距離が近く、社員同士もフランクに会話のできる風通しのいい社風であることや、基本的に残業はせず、メリハリを持って働ける点など多彩な魅力を持つ会社であることも伝わってきた。

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スポンジ・ゴム・プラスチック加工のプロ集団として60年以上の歴史を誇る同社。大阪府吹田市の本社を核に堺工場、東京オフィスを構え、全国に向けて事業を展開する。
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