最終更新日:2025/4/4

(株)京阪エンジニアリングサービス【京阪グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 鉄道サービス

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

高い技術力で“京阪電車=安心安全な移動空間”の土台を支えています。

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生活に欠かせない鉄道インフラを支えるプライド。

京阪グループの一員として京阪電車の安全を支える「(株)京阪エンジニアリングサービス」。駅、ホーム、橋梁、行先表示器、レール、受変電設備……さまざまな鉄道施設の保守点検や工事施工管理を行なっています。

今回は、異なる部署で活躍する先輩社員3名にインタビュー。現在の仕事内容とやりがい、現場の雰囲気、将来の夢について、たっぷり語っていただきました。

●松場 勇弥さん(鉄道電気部 枚方通信/2017年入社/電気系 電気技術専科出身)※写真左
●中田 陽介さん(鉄道工務部 軌道施設担当/2011年入社/建築設備科出身)※写真右
●北門 修人さん(鉄道電気部 工事担当/2008年入社/経済学部出身)※写真中央

「(株)京阪エンジニアリングサービス」の魅力

「チームワークを最大限に生かし、1つの現場を無事に完遂した時の達成感はたまりません。鉄道輸送の土台を支える仕事に、誇りを感じています」(松場さん)
「有給休暇の取りやすい環境は、子育て中の私にとって魅力的。子どもの行事は、上司や周囲が休むよう勧めてくれるので、安心して参加できます」(中田さん)
「出身学部関係なく、入社後の学ぶ姿勢で大きく成長できます。研修制度、先輩のサポートが充実しているので、文系出身者も安心して仕事に取り組めます!」(北門さん)

丁寧に指導してくれる先輩のおかげで、着実にスキルアップ!

私は入社1年目に通信チームに配属され、通信設備のメンテナンス業務や施工管理業務を幅広く経験しました。具体的な例としては、京阪グループ内で使用する社内電話の工事や、駅構内にある行先表示器や案内放送のメンテナンスなどです。電気技術専科出身のため、入社前は「どれも簡単にできるだろう」と考えていました。しかし、実際は分からないことだらけで、どの作業も一から先輩に教えてもらわなければならず苦労しました。危険を伴う現場では厳しく指導してくれる先輩も、休憩に入るととても親切でフレンドリー。一緒にスマホゲームを楽しむなど、チームの和やかな雰囲気に救われました。

3年目に別の通信チームに異動しましたが、面倒見の良い先輩方が出迎えてくれたので、すぐにチームに馴染むことができました。ここでは、列車無線など無線設備のメンテナンスを行いました。高所に設置されたアンテナを点検するため鉄柱を登る必要があったのですが、昔から高い場所が苦手で最初は躊躇しました。しかし、先輩から安全な昇降方法を教えてもらったおかげで苦手を克服し、仕事の幅が広がった瞬間です。

4年目には、京阪電鉄の運転の根幹を支えるまた別の通信チームに異動。ほかのチームにはない運転指令所への無線設備のメンテナンスを通して、列車無線のベースとなる設備の知識を習得。さらにスキルアップすることができました。7年目には再び異動を経験し、京阪電鉄の本社移転に伴う社内電話の回線構成を担当しました。現在は、京阪本線の寝屋川市駅から枚方市駅までの連続立体交差事業に参画しています。10年以上かけて行われるビッグプロジェクトですが、通信設備の知識は奥が深く8年目の私にも分からないことはたくさんあります。先輩に助けてもらいながら、無事に遂行するのが目標です。
(松場 勇弥)

チームメンバーで「お疲れさま」と声をかけ合う瞬間が最高!

「鉄道工務部」は、土木施設(橋梁、高架橋など)、建築施設(駅、ホームなど)、軌道施設の点検検査や工事施工管理を行う部署です。その中で私は軌道施設の点検検査の担当として、レール、まくらぎ、バラスト、踏切、分岐器など、さまざまな施設の検査を行なっています。どの施設も電車の安全走行には欠かせないもの。各軌道変位には1mm単位の厳しい検査基準が設けられており、非常に神経を使う仕事でもあります。また昼間は電車が走る中での作業になり、私たち技術者の安全を守ることも重要となります。現場では電車の往来を知らせる人、作業にあたる人、全体を指揮する責任者などが協力。チームワークを活かし、限られた時間内に安全に作業を終えています。1つの現場が無事に終わった時、「お疲れさま」と声をかけ合う瞬間が大好きです。

入社当時は、検査で発見した不具合を報告するだけの仕事だと思っていましたが、入社14年目の今はこの仕事の奥深さに魅せられています。それはマニュアルからは判断できない、ベテラン技術者が感じる"違和感"です。経験を重ねると、「検査基準は満たしているがなにかが違う」と、軌道施設の微妙な変化が読み取れるようになるのです。基準を満たしていても、気になる所があればその場で補修や報告を行い、確実な安全性を保っています。不具合を修理し、その上を電車が安全に走る姿を見た瞬間は、大きなやりがいが感じられますよ。

危険が伴う仕事のため現場では常に真剣ですが、詰所では笑い声が絶えません。 例えるなら、学生時代の部室のようです。みな年次に関わらず仲が良く、チームワークは抜群です。今後は、先輩から継承した技術を若手社員に伝えるのが、私の役割だと考えています。
(中田 陽介)

文系出身の私が、今ではチームをマネジメントする課長に!

経済学部に進学した私は、将来は商社や金融機関に就職するのだろうと漠然と考えていました。企業研究を進めるにあたり、自分が本当にやりたいことは何かを自己分析。その結果、体を動かすのが好きということに気付き、体を動かしながら働ける企業を調べました。その中で出会った当社ですが、京阪グループの会社であることは以前から知っていましたし、充実した福利厚生や働きやすい環境が決め手となり入社を決意。最初は苦労するだろうと覚悟していましたが、実際に仕事をはじめてみると、その思いはすぐに払拭されました。新入社員はみな、一から学ぶ必要がありましたが先輩が厳しくも優しく指導してくれたからです。

1年目から鉄道電気部に配属され、電気設備の維持メンテナンスの現場で幅広く経験を積みました。電気の基礎知識はもちろん、安全ルール、試験装置の操作方法、鉄柱の登り方など、どれも現在の私のベースとなっています。危険を伴う仕事に最初は緊張もしましたが、先輩のサポートのおかげで少々のことでは動じない度胸がつきました。さらに4年目には事務業務を経験し、5年目には駅構内の照明や空調、防災設備など電気設備の設計を習得。図面の作成、工事の発注、施工管理と経験を積んだほか、人脈がぐんと広がった時期でもありました。現在は鉄道電気部の課長として複数のチームのマネジメントに奮闘しています。

当社の仕事は、理論だけでなく実務での経験を積むことが大切です。後輩を指導する際も、1から10まですべてを教えるのではなく、現場での経験を通して深く理解してほしいと思っています。そんな後輩の成長が、私の楽しみであり、大きなやりがいです。
(北門 修人)

学生の方へメッセージ

夢中になったクラブ活動、楽しかったアルバイト、やりがいを感じた経験……どんなことでも構いません。まずは自己分析を行い、改めて自分がどんなことに興味があるのか振り返ってください。その上で幅広く企業を調べてほしいのですが、大学での学びを生かせる分野だけでなくそれ以外の分野にも目を向けることが大切です。私は経済学部出身ですが、体を動かすのが好きという理由で当社に出会いました。経済を軸にしていたら、決して出会うことはなかったでしょう。

当社は鉄道施設での現場作業が中心。大変な作業も多いですが、有給休暇の取得率が高いなど、働きやすい環境が整っています。安定した経営基盤のもと安心してのびのびと働くことができ、先輩はみな穏やかでやさしい人ばかり。体を動かすのが好き、鉄道が好き、チームワークで何かを達成したい、地域社会に貢献したい、そんな人には最適な環境だと思います。みなさんも幅広い視野で企業研究に取り組んでみてください。
(北門 修人)

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月に1度開催される「チーム職場会議」には社員はもちろん、社長を含む役員も参加するのが特徴。職場環境改善など現場の思いを直接経営陣に伝えられる貴重な時間だ。

マイナビ編集部から

「こころまち つくろう」をスローガンに掲げ、快適な生活環境の創造を通して社会に貢献する京阪グループ。その一員である「(株)京阪エンジニアリングサービス」は、京阪電車の京阪線や大津線の鉄道施設の保守点検のほか、工事の施工管理を担っている。大阪府北東部、京都府南部、滋賀県大津市の移動が安全にできるのも、同社の働きがあってこそ。今回のインタビューを通して、社員一人ひとりが鉄道インフラを支える仕事にプライドを持っているのを強く感じた。

他にも3名が口をそろえたのは、チームで働く楽しさとやりがい。鉄道施設、特に軌道上で行う作業には大きな危険が伴うため、チームのメンバー同士が密にコミュニケーションをとり、安全性を保っている。最初は緊張もするというが、先輩のサポートで乗り越えられるそう。ほかにも京阪グループとしての安定性、社員数100名弱の規模だからこその風通しの良さに、働きやすさを感じていると教えてくれた。地域に愛される京阪電車の安全を守る仕事を通して、大きく成長できると感じた。

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「定刻通り列車が安全に運行する」この当たり前の陰には同社の働きがある。京阪電車の安全・安心を支える使命感が、社員一人ひとりの原動力となっている。

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