最終更新日:2025/3/6

トヨタモビリティ東京(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 専門店(自動車関連)
  • 損害保険

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

“現地現物”“お客さま第一”で奮闘する営業担当の挑戦と成長

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「T-プラザ金町店」で活躍中。若手と中堅2人の軌跡

都内最大級の店舗「T-プラザ金町店」で同じチームの先輩・後輩。入社8年目のトップセールスと入社2年目の若手社員のお二人に、入社の経緯や仕事内容、仕事のやりがい、今後の目標などについて伺った。

T-プラザ金町店 武井 涼馬さん(2015年入社/法学部卒)
T-プラザ金町店 花房 慶規さん(2021年入社/理工学部卒)

社員は語る

「最近は『武井の勧めるクルマなら間違いないでしょう』とクルマ選びを任せてもらえることも増えてきました。頼っていただけるのは本当にうれしいですね」(武井さん)
「やりたいと思ったことは上司に提案し、自らカタチにしていくことができます。私はショールームの飾り付けや、お客さま向けのチラシ作りに取り組んでいます」(花房さん)
「身近に最高の目標とする先輩がいるためやりがいを感じます。格闘技をやっていたことや、ラーメンや犬好きなところなど、武井さんとは共通点が多いですしね」(花房さん)

入社8年目。営業成績トップを目指す元キックボクサーの仕事術(武井さん)

15歳からキックボクシングを始め、二十歳でプロを目指していました。学生時代は大学に通いながら、キックボクサーとしてストイックに練習し、試合に出場。格闘家の道を歩むことも考えていたのですが、とても厳しい世界であることを痛感。“せっかく大学に行かせてもらったのだから”という思いもあり、就職活動を始めることにしました。私が求めていたのはキックボクシング同様、コツコツ努力することが成果につながる仕事。そして、人と接する仕事です。さまざまな業界を見て回る中で、商品を売った後もお客さま一人ひとりと長い付き合いができることに魅力を感じ、自動車ディーラーの営業の仕事を志望。両親がトヨタ車に乗りつづけていたこともあり、当社への入社を決めました。

2015年の入社から約8年間、都内最大級のショールームを擁する「T-プラザ金町店」に勤務しています。営業の仕事は幅広く、クルマの販売はもとより、車検や点検、メンテナンスのご案内、自動車保険やロードサービス、携帯電話、生命・火災保険などのご提案も手掛けます。具体的なスタイルに関しては個々の営業担当に任されているのですが、私の場合は、お客さまのもとを積極的に訪ねることを大切にしています。また、新車購入に対する不安やお悩みをしっかりと汲み取った上で、お客さまと話しながら一緒に解決するように心掛けています。正直な話、クルマそのものの話よりも、お客さまご自身のお話を伺っている時間の方が長いですね。クルマに関するマニアックな知識は必ずしも必要ありません。

最もやりがいを感じるのは納車の瞬間。心に残るエピソードもあります。つい先日のことですが、娘さんの誕生日プレゼントとして、ハリアーをご購入されたお客さまがいらっしゃいました。娘さんには内緒のままで手続きを進め、納車日は誕生日に設定。誕生日当日、何も知らずに店舗を訪れた娘さんが大号泣されたこともありました。こうした瞬間に立ち会うことができるのも営業の仕事の醍醐味です。

現在の目標は、当社の営業成績でトップになることです。目標に対してブレることなく、お客さまにもっと喜んでいただける提案をしていきたい。将来的には副店長、店長へとキャリアアップして、これから入社してくる後輩が、もっと幸せになれるような“会社づくり”に挑戦したいと思っています。

大好きなクルマの仕事か、教職の道か……。入社の決め手は約半日の店舗見学(花房さん)

「インターンシップに行けばお土産がもらえる」――。そんな不純な動機で参加したインターンシップが人生の分かれ目になりました。学生時代は工学部で応用数学について学ぶ傍ら、教職課程を受講。将来は教員の道に進もうと思っていたのですが、もともとクルマが大好きだったことから、大学3年の夏頃、当社のインターンシップに参加することにしました。これをきっかけに選考を受けることになり、4年の春には内定を獲得。ただ、教育実習に行ってみると教職の道も捨て難く、進路については本当に迷いました。そこで採用担当者にお願いして、理系出身の先輩が活躍している店舗を見学させてもらったのです。後日、採用担当者に聞いたところによると、当初は1時間程度の予定だったそうですが、私は約半日、仕事の様子を見学し、根掘り葉掘り質問させてもらいました。現場を自分の目で見て、イメージをはっきりとつかんだ上で入社を決めたのは、大正解だったと今でも思っています。

入社後は、例年であれば本社や研修センターで約3カ月間の集合研修が実施されるのですが、2021年度はコロナ禍ということもあり、入社直後に店舗に配属されました。先輩について商談の仕方を学んだり、オンラインで商談するためのシステムの使い方を学んだりと、OJTで仕事の基本を実践的に学びながら、週に一度のペースでオンライン研修を受講。会社のルールや営業活動の基礎、自動車販売に関する税金や法律の基本的な知識を学びました。オンライン研修に関しては、現在も月2回のペースで受講しています。

入社から約2年が経過しましたが、店舗見学を入念に行っていたこともあり、入社前後でギャップを感じることは特にありません。ただ、仕事ですから当然、苦労はあります。とりわけ既存のお客さまに、いかにして続けてお付き合いいただくかという点には苦心しています。半年に一度の点検・メンテナンスの際に挨拶をさせていただいたり、新型車の発売に合わせて送るDMに、顔写真付きの自己紹介シートを入れて送ったり、試行錯誤を続ける毎日です。

営業は自分の頑張りが数字に現れる仕事です。しっかりと目標を達成し、上司や先輩に褒めてもらえたときには大きなやりがいを感じますね。目下の目標は、新人賞を獲得することです。尊敬する先輩を見習いながら、自分の営業スタイルをつくり上げていきたいと思っています。

先輩・後輩で語るあれこれ。営業の仕事、プライベート、チームのこれから(武井さん×花房さん)

―武井さんと花房さんは同じチームの先輩・後輩ですよね。お互いについて、どのような印象を持っていますか?

■花房/正直に言いますが、武井さんの第一印象は、とても怖くて、話しかけづらい雰囲気でした。でも、何かのタイミングで思い切って話しかけてみると、仕事のこともプライベートのことも、色々教えてくださいました。武井さんのようになるのが、私の目標です。

□武井/花房君と一緒に仕事をしていて、いつも凄いなと思うのは、「周囲をよく見ている」ということ。本当にいろんなところに気を遣っていて、誰かに頼まれる前に、その人が求めているものをさっと差し出すような印象です。これは何かルーツがあるの?

■花房/武井さんのキックボクシングに対抗するわけではありませんが、私もずっと空手をやっていました。空手は「礼に始まり礼に終わる」が基本ですし、他の道場の人と仲良くなって、一緒に稽古して強くなっていく文化があります。そんなこともあって、周囲をよく観察する習慣がついたのだと思います。

―仕事の段取りで心掛けていることはありますか?

□武井/保険の名義変更とか、直接的には数字に結びつかない仕事を早くやるようにすることですね。お客さまが営業担当に依頼をかけてくださるということは、信頼の証。ちなみに残業時間に関しては、月20時間以内に抑えることができているし、休みもしっかり取れています。身体を動かすのが好きなので、休みの日はサーフィンに出掛けたりもしますが、昼まで寝ているのも好きですね。休暇に関していうと、現在妻が妊娠中で、子どもが生まれたら育児休業を取りたいと思っています。

■花房/私も残業時間に関しては月15時間程度ですが、担当しているお客さまは150人くらい。武井さんは約600人。その段取りの良さを学びたいですね。入社1年目から本当に良いチームで仕事をさせてもらっているなと感じます。

□武井/私たちのチームは、どの店舗にも負けない自信がある。この強さを店舗全体に広げ、会社全体にインパクトを与えるきっかけをつくっていきたいと思っています。

■花房/このチームだから頑張れているのかなという思いはありますね。誰かが困っていたら、その分、自分が頑張ろうという気持ちが湧いてきますからね。

学生の皆さんへのメッセージ

「どんなに工夫してもクルマがなかなか売れない場合など、苦労することも少なくありませんが、そんなときは上司や先輩に気軽に相談することができます。私の場合も、『どうしても売れないときは、保険やメンテナンスなど、クルマ以外の話をしてみるといい』などと、非常にためになるアドバイスをもらった経験がたくさんあります。元気で志の高い方、目標に向かって一緒に頑張ってくれる方と一緒に仕事ができる日を楽しみにしています」(武井さん)

「クルマについて詳しい知識を持っていなくても、“目配り・気配り・心配り”ができて、常に明るく前向きに仕事に取り組むことができる方。できるだけ広い視野を持って、周囲の状況をしっかりと見ながら、自分のやるべきことやできることに、一生懸命取り組める方であれば、十分やっていけます。ちなみに、私はハリヤーを購入し、現在納車待ちです。自慢ではなく(笑)、入社1年目で新車が購入できる会社だということもアピールしておきたいと思います」(花房さん)

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「年間50~60台販売すれば褒められるライン」だが、武井さんは年間100台超を販売するトップセールス。同期ではダントツの営業成績を誇る。

マイナビ編集部から

トヨタ自動車の直営販売会社「トヨタモビリティ東京」。今回お二人への取材を通して、ハッとさせられたことがある。それは、お二人がともに“現地現物”を徹底していたことだ。指摘するまでもなく、“現地現物”はトヨタのモノづくりの基本姿勢であり、最大の強みの一つといっていい。この、現場を何よりも大切にする姿勢が、同社の社員には根付いているのである。例えば、2021年入社の花房さんは、入社前に何度も店舗を見学。前述されているように、半日間をかけて、先輩社員の仕事ぶりを自分の目で見て質問し、疑問点を解消していたこともあり、入社前後でギャップを感じることはほとんどなかったという。また、2015年入社のトップセールス・武井さんは、日頃からお客さまのもとを積極的に訪問。丁寧にコミュニケーションをとって、お客さまのお悩みやお困り事を把握することを心掛けている。効率性重視を掲げて来店型の営業スタイルで臨む自動車販売会社が少なくないなかで、現場に愚直にこだわり、“お客さま第一”の姿勢で日々、改善を繰り返す。こうした点に、トップセールスの凄みと、成長の秘密を垣間見た気がした。現場の第一線で試行錯誤を重ねながら成長していきたいという思いや、アグレッシブに挑戦し続けたいという志をお持ちの方にオススメしたい会社である。

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東京都内にトヨタ191店舗、レクサス24店舗の計215店舗を構える「トヨタモビリティ東京株式会社」。「T-プラザ金町」は都内最大級のショールームを擁する大規模店舗。
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