最終更新日:2025/4/25

(株)マルエツ【イオングループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域のお客さまの声やニーズを、売場に反映させていける面白さを実感!

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スキルアップの手応えを得ながら成長中!2年目社員インタビュー

首都圏に300店舗以上を展開するスーパーマーケット・マルエツ。同社で成長中の入社2年目の社員に、入社後の様子や仕事のやりがい、職場の雰囲気、今後の目標などについて幅広く伺いました!

◆ 羽生 あかりさん
店舗 惣菜担当
2023年入社/海洋学部卒

先輩の横顔

「お子さんの病気による急な休みを快くカバーしあうなど、協力的で、助け合いの精神が根付いている会社です。チームワークを大切に働きたい人にマッチすると思います」
「指導をする立場ではありますが、パートスタッフの方々とも良い関係を築けています。皆さんとても気さくで、休憩中には雑談で盛り上がることもしばしばです」
「品出し中は、常連のお客さまに声をかけられることもしばしば。厨房の皆でおいしいお惣菜を作って地域の皆さんに喜んでもらえる、この仕事の楽しさを日々実感しています」

地域密着型の店舗に惹かれて入社。部門の管理を行うため、まずは調理技術を磨きました

幼い頃からの夢だったシャチのトレーナーを目指し、大学では海洋系の学部に進学。しかし入学後まもなく海の化学物質の分野に興味が移り、研究室ではホタテの毒について調べていました。そのため就職活動の序盤では、化学の知識を活かせる化粧品会社の研究職なども視野に入れていました。

その一方、スーパーでアルバイトをしていて、身近な商品を扱う仕事に楽しさを見出していたことから、食品や日用品を扱う会社を広く検討。その中でマルエツに興味を持ったのは、スーパーマーケットの中でも地域密着型の店舗運営をしていて、実際に訪れてみても「お客さまとの距離が近い」と感じたことが理由です。関東圏のみの店舗展開で、なるべく実家から通いたいという思いが強かったことから、志望度が高まりました。

最終的に決め手になったのは、最終面接の会場で、学生の緊張を和らげようと働きかけてくださる社員の方々の優しさに触れたことが理由です。このように人が温かい会社ならば気持ちよく働いていけそうだと思い、入社を決めました。

入社後はまず、同期全員で2週間弱の全体研修を受講。ビジネスマナーなどを座学とグループワークで学んだのち、部門別の研修に入りました。私が配属となった惣菜部門の研修は、配属先の店舗の調理場で学びつつ、月に何度か研修センターに通って調理の基礎を学ぶというスタイルでした。

惣菜調理はほぼゼロからのスタートでした。フライヤー、寿司、弁当など、ラインごとにも知識が必要です。上司にお願いして1ヶ月ずつ集中的に各ラインに入らせてもらい、広く技術を学んでいきました。プライベートであまり料理の経験がなかったのですが、いざやってみると「もっともっと美味しいものを、手際よく作れるようになりたい」という探求が楽しく、社内の技能検定にも一発で合格できました。衛生管理や安全面については研修で学んだほか、店舗でも具体的な指導をもらって実践しています。

一通りの研修を終えた後は、早速、調理場の監督業務を担い始めました。朝出社したら、冷凍品の荷受けや荷解き、お弁当の仕込みなどを行い、パートスタッフの皆さんが出社されたら一日の作業計画を伝え、状況を見ながら担当ラインの監督を行うのが一日の流れです。基本的には午前と午後で2回の調理を行いますが、売り切れが発生すると追加で調理指示を出すこともあります。

周囲との連携やコミュニケーションが大切な仕事。教育のスキルも磨いていきたい

配属後3ヶ月間は、大田区の店舗にて部門3番手として過ごしましたが、現在の店舗に異動してからは2番手になり、マネジャーが休みの日には惣菜部門全体を見る立場となりました。品出しや発注の業務も少しずつ覚えながら、レシピの刷新内容をもれなく伝えたり、新しく入社したパートさんに教えたり、といった教育・指導の役割も担うように。この頃から朝の出社時に当日のタスクをリスト化し、効率も意識して動けるようになりました。

レシピは商品部が決定しますが、「どの惣菜を出すか」は各店のマネジャーが決定します。毎日のラインナップも変えるので、発注業務は正確に行うよう努めていますが、最初の頃には色々と失敗も経験しました。今でもよく覚えているのは、広告の品であるお弁当の材料が届いていない、という事態が発生した時のことです。最終的には近隣の店舗に相談して原料の一部を回していただき、事なきを得ましたが、この経験から学んだのは、トラブル時ほどスピーディ―に動くことの重要性です。一人で迷っているより、周りの人に正直に伝え、少しでも早くリカバリーの動きを始めたほうが、影響を最小限にできることを学びました。

パートスタッフの方々とのコミュニケーションは、学生時代のアルバイトで慣れていたので、特にハードルを感じることはなかったです。挨拶なども心がけていますし、何か作業で困っていそうだなと感じた時にも、できるだけ自分から声をかけるようにしています。その日に売り込みたい商品がある時、レシピに細かな改変がある時、レシピ通りの調理を守ってほしい時など、伝えなければならないことは沢山あります。「知らなかった、聞いていない」といった事態が起こらないよう、毎日のコミュニケーションはこまめに取るようにしています。

教育はあまり得意ではないので、成長課題です。自分より歳上で、かつ調理経験も長いスタッフに指導をするには、自分もレシピ通りに正確に作る力を上げなければと思いますし、言葉の表現力も磨かなければと感じています。最近は実習生の指導も担当していますが、できるだけ相手と同じ目線に立ち、寄り添って伝えられるよう心がけています。

予測を立て、自分の考えで売場を作っていける醍醐味。成果が見える仕事です

私が思うこの仕事の一番の魅力は、お客さまと会話できる機会が多くあること。品出しの際に「ここのお惣菜が一番おいしいのよ」などと声をかけてくださるお客さまもいて、日々のやりがいにつながっています。お客さまの反応はとてもストレートで、頑張ったことの成果が目に見えてすぐに返ってくるので、「長期的な成果を追い求めるより、日々の成果や手応えを仕事のモチベーションにしたい」という人には、この仕事に向いていると思います。

惣菜部門が一年で一番忙しくなるのは、恵方巻のシーズンです。予約漏れがあればお客さまとの信頼関係にも関わるので、入念にチェックしています。普段は寿司ライン担当ではないスタッフさんにも事前に練習してもらい、協力しあって何百本という量を仕上げていきます。

発注業務はマネジャーと一緒に行い、勉強させてもらっていますが、前年のデータや最近の売れ筋を加味しながら予測を立て、売場全体を自分で決めていけるのは面白いです。天候や気温も影響しますし、一日の中でも昼夜でお客さまの層が変わるので、売れ筋商品は大きく変わります。大量に作ってたくさん売ることが必ずしも正解ではなく、荒利データを見ながら、利益を出せるような製造計画を立てることがゴールなので、うまく数字をコントロールしていくことも、今後の成長課題の一つです。

まずは惣菜部門の仕事をすべて一人でできるようになることが目標ですが、店舗で力を付けた後は、本社の仕事も経験してみたいです。今年新しくできたデリカセンターに関わる仕事には、特に興味を持っています。

色々な店舗で経験を積んでいこうという思いもある一方で、今のお店がとても働きやすく気に入っているので、このお店を離れたくない思いもあります。マネジャーやエリアを巡回している本社のフィールドマンの方にも「このお店にいたいです」と、よく話していますね。フィールドマンの方は定期的にお店に来て「困り事はない?」と聞いて回ってくださるので、店舗の外にも相談できる相手がいることに安心感を覚えています。惣菜部門の同期とは研修で会うたびに一緒に食事するなど、横のつながりにも支えられています。

学生の方へメッセージ

スーパーマーケットの仕事には色々な部門があります。私はアルバイトでレジを担当していたので、当初はグリーティング部門も希望を出していたのですが、配属が決まったのは惣菜部門でした。しかし実際にやってみると、目に見えて調理の実力を磨いていけるのがとても楽しく、スタッフさんとのコミュニケーションが多いことを含め、この仕事に向いている自覚があります。私の適性に合う部門に配属してくれたのだな、と今では感じています。

同期の中には「絶対にこの部門に行きたい」とアピールし、希望通りの配属となっているメンバーもいるので、強い希望がある人は熱意を伝えるといいと思います。私のようにどの部門が自分に合うかわからないと思う人は、目の肥えた人事の方の判断に任せてみるのも一案かと思います。

また、就職にあたって働き方を重視する人が多いと思いますが、シフト制勤務は私の働き方にあっているか、入社前は不安でしたが、いざ働いてみると、平日休みは出かける際のメリットが大きいです。定期的に連休を作ってあちこち旅行することも楽しんでいますし、申請をすれば土日休みも取れるので、大学時代の友人たちとも定期的に会えています。シフトは身近な存在のマネジャーが組んでいるので、「この日は休みたい」といった要望も気兼ねなく伝えられています。

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「16時半に退勤後は、家でゆっくり動画などを見て過ごします。月に一度は有給休暇も取得してリフレッシュに充てます。最近では、熊本の旅行が楽しかったです」

マイナビ編集部から

首都圏に約300店舗を展開し、一日平均で約63万人ものお客さまが来店するマルエツ。オフィス街にある超都心型の店舗から郊外のファミリー型店舗まで各地域に適した店舗展開を行っている。

都心部の小型店舗でも生鮮食品を購入でき、豊富な品揃えを提供できる理由は、自社の生鮮加工センターを持ち、一日2便体制で届けているから。2024年1月には埼玉県草加市に「マルエツ草加デリカセンター」も開設され、弁当・惣菜や半加工品もよりバラエティ豊かに提供できる体制が整った。これからも、首都圏で働く人や暮らす人の食を支えていく存在であることは間違いないだろう。

スーパーマーケットの仕事は部門ごとに専門性があり、まずは担当部門を極めるキャリアパスが一般的だ。同社でも8つの部門のうち、いずれかの売場をマネジメントする力を磨き、早ければ入社3年目頃から部門のマネジャーを任されていく。その後は店長やエリア部長、本社勤務など、自分の強みを発揮できる役割へとステップアップしていくという。

今回感じたのは、コツコツと一日一日を積み上げていく仕事の魅力だ。マルエツで輝ける社員像は、羽生さんのように食が好きで、周囲とのチームワークを大切に、地域に根ざして笑顔で働きたいという人だろう。食への興味がある人や、お客さまに喜んでほしいという気持ちがある人にとっては、不変的な喜びがある仕事であることを、取材を通して改めて感じさせられた。

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幅広い世代が訪れるこの店で一番人気の惣菜は、玉子焼き。羽生さんも大量の卵液を使って一気に焼き上げる調理技術を身に付け、スタッフの教育指導に役立てているそうだ。
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