最終更新日:2024/11/22

紀州技研工業(株)

業種

  • 機械
  • 印刷・印刷関連

基本情報

本社
和歌山県
資本金
1,000万円
売上高
83億6,100万円(2023年度)
従業員
250名(2023年度)

もっと便利に、皆が喜ぶモノづくりを。社会のニーズを敏感なアンテナで捉え続ける研究開発型企業。国内外で注目を集める産業用インクジェットプリンターのトップランナー!

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会社紹介記事

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【シェアNo.1】業界で「大文字用」と呼ばれる段ボール等への印字プリンターにおけるシェアは45%と堂々トップ、産業用インクジェットプリンター全体でも27%を占める。
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【定着率の良さ】自分のペースで仕事を進められるから、居心地がいい。自由でアットホームな雰囲気の中、新入社員ものびのび力を発揮。定着率が抜群にいいのも納得できる。

基板部品の進化を追いかけ、新たな回路を設計。モノづくりは大変で、そして面白い。

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「こうしろと細かく指示するのではなく、いい感じで放っておいてくれる。この社風が私の性格に合っているようです。もちろん聞けば親切に教えてもらえますよ」と玉置さん。

紀州技研は、産業用インクジェットプリンターでトップシェアを誇るメーカーです。一番の強みは段ボールのケースなどに印字するプリンターで、国内シェアはなんと45%!(※)。ほかにもペットボトルの蓋の賞味期限、缶飲料の製造番号の印字等にも使われています。

◆苦労する毎日。その全ては無駄じゃない
…と会社のご紹介をさせていただきましたが、実は私も入社するまで事業内容は気にしていませんでした(笑)。和歌山で研究開発ができることと、人間関係の良さが魅力で入社を決めたんです。

入社後はハードウェア課に所属。機械内部の基板の回路設計を行っています。
私が任されているのは、既存品の量産に向けた業務です。コンデンサやインダクタなどの基板部品は改廃が激しく、既存品を生産するたびに代替品を探さなければなりません。代替品を手配したら、アートワークと呼ばれる配置作業に取りかかります。コストや作業性も意識しながら、新たな部品を見つけて回路を設計し直すのが難しい所で、アートワークは基本外注しますが、自ら「はんだごて」を使って手組みで線をつなぎ、動作を確認することもあります。

新しい回路を組んで無事に動いたら楽しさ半分、ホッとする気持ちが半分。モノづくりの面白さと同時に大変さも感じています。
たとえば、当社の機械はアナログ回路とデジタル回路が一つになっています。アナログの方は従来通り回路図を書けばいいですが、デジタル回路にはプログラミングも伴います。「ハードウェア課なのにプログラミングって?!」と驚きつつ、少し前にある既存品の量産に向けたプロジェクトがスタートしました。
その機種では時計ICとCPUが直接やりとりをしていたのですが、両者の通信方式が違うんです。次回の手間を考えると、CPUは変えたくない…。悩んだ末に、別のICを間に挟み込むことに。時計ICの情報を翻訳してCPUに伝えるといったイメージですね。プログラミングに2ヶ月以上かけた基板がようやく完成し、まもなく量産が始まります。

この基板も2年後には別のICが廃番になるらしいので、またやり直すことになります。それでも学んだことは少なくありません。既存品の改良で力をつけて、新規開発プロジェクトのメンバーに入るのが今後の目標。そのときには、自分の意見をもっと出していきたいです。

開発室 ハードウェア課/玉置 将之/2022年入社(和歌山大学システム工学部卒)

会社データ

事業内容
■紀州技研は、産業用インクジェットプリンターのトップメーカーです。

さまざまな製品の生産ライン上で、非接触式で自動的に印字を行う特殊なプリンターを開発・製造しています。

【印字できるもの】
段ボール、建材、鋼材、化粧箱、各種容器(缶、樹脂など)、卵、果物などの食品、錠剤等

【印字する情報】
賞味期限、ロット番号、ロゴマーク、バーコード、QRコード等

【開発・製造の範囲が広い】
素早く美しく自動的に印字するインクジェットプリンター、ローラーコーダー、文字検査装置、コンベア・制御盤の関連設備、インクおよびソフトウェアなど。
インク、インクヘッドも一式全て自社で開発・製造


■肉眼では見えないステルスインクも
「食品容器に製造番号を印字しておきたいが、そのまま印字すると容器のデザインが崩れてしまう」
「真っ白の箱で届けたい」
そんなときに重宝されているのが、ステルスインクです。
肉眼では見えませんが、ブラックライトを当てると情報が浮かび上がるというもので、こうした特殊なインクも開発しています。


■トレーサビリティでも活躍!
マンゴーや梨の表面に食べても安全なインクで印字を行えば、生産地の情報を記録できます。ブランドフルーツと呼ばれる高級フルーツの産地偽装を防ぐという目的でも、当社のインクとプリンターが使われています。

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梱包などに情報を印字するインクジェットプリンターです。この技術を用いて様々なものに情報を印字しています。

本社郵便番号 641-0015
本社所在地 和歌山県和歌山市布引466
本社電話番号 073-445-6610
設立 昭和43(1968)年12月27日
資本金 1,000万円
従業員 250名(2023年度)
売上高 83億6,100万円(2023年度)
販売先数 33,000社(実績)
事業所 ・本社/和歌山県和歌山市布引466
・札幌営業所/北海道札幌市中央区北四条西13丁目1-2 RICH植物園BLDG 5階
・仙台営業所/仙台市太白区富沢4丁目4-2
・高崎営業所/群馬県高崎市新保町1665-1
・東京営業所/東京都墨田区向島3-41-13
・横浜営業所/神奈川県横浜市港北区新横浜3-20-12
・静岡営業所/静岡市駿河区西中原2-1-10
・富山営業所/富山県富山市黒瀬北町1-10-9
・名古屋営業所/愛知県名古屋市名東区一社3-96 
・大阪営業所/大阪府吹田市広芝町10-35-7
・神戸営業所/兵庫県神戸市垂水区学が丘4-24-19
・四国営業所/愛媛県四国中央市下柏町75-1
・広島営業所/広島市西区中広町2丁目17-2 
・福岡営業所/福岡県福岡市博多区豊1-3-14
・鹿児島営業所/鹿児島県霧島市国分野口東6-20
・海南テクニカルセンター/和歌山県海南市南赤坂1-1
関連会社 ・紀州噴碼技術(上海)有限公司
・KGK Jet India Private Limited
平均年齢 40.6歳
品質・環境方針 2003年12月、品質保証の国際規格であるISO9001品質マネジメントシステム認証を取得
2004年11月、地球環境保全の国際規格であるISO14001環境マネジメントシステム認証を取得
商品について 食品の生産から加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、
消費者が商品からさかのぼってその情報を確認できるシステム「トレーサビリティ」。
食の安全に対する意識が高まる中、
トレーサビリティのニーズは年々高まっており、
それに伴ってトレーサビリティ用バーコードやQRコードを印刷した食品が増加しています。
そこで卵や果物に直接印刷できる当社プリンターが注目を集めています。
7つの研究開発部門[1] 紀州技研工業はインクジェットプリンターの無限の可能性に向かって、7つの技術分野から研究開発に取り組んでいます。

【1】電子回路開発
電子回路のエキスパート部隊。デジタル回路からアナログ回路まで幅広い開発能力があります。インクジェットプリンターの頭脳である、CPUの高速化や小型化、液晶ディスプレイの大型化、タッチパネルの装備など、あらゆる電子回路の研究開発を行っています。

【2】メカトロニクス開発
機械設計を中心に担当。インクジェットプリンタメーカーとして、国内トップシェアを誇る技術と信頼性をさらに発展・向上させるべく、日々製品の開発に取り組んでいます。オリジナリティーあふれる付加価値の高い、他社にはない製品の提供に務めています。
(2023年度国内産業用IJP(DOD)のシェアにおいて一位「2024プリンタ市場の全貌」/2024年7月中日社調べ)

【3】ソフトウェア開発
KGK紀州技研工業製オンデマンド式インクジェットプリンター/連続式インクジェットプリンターの高性能ソフトウェアをすべて開発。また、OSの選定や最適化などを行っています。

【4】画像認識システム開発
インクジェットプリンターメーカーとして培われたノウハウに基づいて、印字メーカーだからこそできる文字検査装置の開発を行っています。印字機の開発だけでなく、簡単な操作で印字結果の確実な検査を可能にし、マーキング工程の利便性を高めるために、文字検査装置の開発へと事業を拡大しています。
7つの研究開発部門[2] 【5】プリントヘッド開発
「インクを飛ばす」ために、高精度な微細加工技術と液滴化技術を徹底的に究め、これらの技術をどのような市場においても提供することが、プリントヘッド開発部の使命です。多岐に渡る印字ニーズにお応えするため、インクを確実に制御する、より優れたヘッドの開発を目指しています。

【6】インク開発
高接着インク、耐熱性インク、可食性インク、ステルスインク、そしてこれらの特殊インクを実現する為のインク専用樹脂の合成などを手掛けています。あらゆる印字対象物を視野に、多様化する材質へのマーキングを自社開発で解決。求められる印字に最適なインクを創造します。

【7】PE(プリンテッドエレクトロニクス)開発
インクジェットで電子回路や配線の形成にトライする新しい分野。インクジェットによる回路形成は「ヘッド」「インク」「制御系」すべてを開発できる技術プラス、「PEにより作製されるデバイスに対する理解」があって初めて成功する前人未到の技術です。私たちは今までにないPEのためのオンリーワン製品を提供すべく日夜研究開発に努めています。
沿革
  • 1968年
    • 1968年 12月 国内初めての自動捺印機専業メーカーとして、紀州技研工業(株)を設立
      1969年 1月 ダンボール用自動捺印機PCコーダーT-301型開発、自動捺印機の基礎ができる
  • 1970年
    • 1972年 6月 外装以外の製品の直接印刷分野に進出
      1974年 5月 資本金を600万円に増資
      1976年 8月 フィルム用PCコーダーRTD-600型開発、フィルム、シート類の印刷が可能となる
  • 1980年
    • 1982年 4月 東京営業所開設
      1984年 11月 資本金を900万円に増資
      1986年 10月 東京パックにインクジェットプリンター出展
      1989年 8月 開発研究所建設
  • 1990年
    • 1991年 7月 東京支社ビル竣工、東京営業所を東京支社に昇格
      1992年 10月 名古屋営業所開設
      1993年 7月 資本金を1,000万円に増資
      1995年 12月 海南テクニカルセンター(研究開発部門中心)新設
      1996年 4月 福岡営業所開設
      1998年 3月 大阪営業所開設
      1999年 12月 タマゴ用インク発売
  • 2000年
    • 2002年 8月 インキ開発部新設
      2002年 8月 ヘッド開発部新設
      2002年 11月 紀州電子(上海)有限公司設立
      2003年 12月 ISO9001 認証取得
      2004年 11月 ISO14001 認証取得
  • 2000年
    • 2006年 1月 IP開発部新設
      2007年 8月 紀州電子(上海)有限公司は紀州噴碼技術(上海)有限公司に社名変更
      2008年 6月 静岡営業所開設
      2008年 10月 広島営業所開設
      2009年 3月 熊谷営業所開設
  • 2010年
    • 2010年 1月 仙台営業所開設
  • 2013年
    • 2013年 1月 横浜営業所開設
      2013年 2月 神戸営業所開設
      2013年 10月 Kgk Jet India Private Limited設立
  • 2015年
    • 2015年 12月 四国営業所開設
  • 2016年
    • 2016年 11月 高崎営業所開設(熊谷営業所閉所)
      2016年 12月 鹿児島営業所開設
  • 2017年
    • 2017年 12月 富山営業所開設
  • 2018年
    • 2018年 6月 インク研究所新設
      2018年 12月 札幌営業所開設
  • 2019年
    • 2019年 10月 釜中 甫干が代表取締役社長を退任、会長に就任
            釜中 眞次が代表取締役社長に就任
  • 2021年
    • 2021年 12月 新社屋完成

働き方データ

  • 平均勤続勤務年数
    平均勤続勤務年数
    • 13.7
    2022年度
  • 月平均所定外労働時間(前年度実績)
    月平均所定外労働時間(前年度実績)
    • 20.6時間
    2022年度
  • 平均有給休暇取得日数(前年度実績)
    平均有給休暇取得日数(前年度実績)
    • 12.1
    2022年度
  • 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)
    2022年度 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(男性) 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(女性) 前年度の育児休業対象者数・取得者数(男女別)(合計)
    対象者 9 0 9
    取得者 1 0 1
  • 前年度の育児休業取得率(男女別)
    2022年度

    男性

    11.1%

    女性

    0%
  • 役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合
    役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合
    • -%
      (-名中-名)
    • -年度

社内制度

研修制度 制度あり
入社後1カ月~半年間新入社員研修として、ビジネスマナー、各職場体験、技術研修を実施
自己啓発支援制度 制度あり
外部セミナー、通信教育など希望者全員に全額会社費用で受講
メンター制度 制度なし
なし
キャリアコンサルティング制度 制度なし
なし
社内検定制度 制度なし
なし

採用実績

採用実績(学校)

<大学院>
大阪府立大学
<大学>
茨城大学、大阪学院大学、大阪芸術大学、大阪市立大学、大阪電気通信大学、香川大学、関西学院大学、京都大学、近畿大学、信州大学、摂南大学、東京工業大学、東京工芸大学、東洋学園大学、富山大学、名古屋工業大学、南山大学、日本大学、阪南大学、立正大学、龍谷大学、和歌山大学、同志社大学、四天王寺大学

採用実績(人数)      2020年 2021年 2022年
-------------------------------------------------
院卒    ―    1名    ―
大卒   1名   3名   1名
  • 過去3年間の新卒採用者数(男女別)
    過去3年間の新卒採用者数(男性) 過去3年間の新卒採用者数(女性) 過去3年間の新卒採用者数(合計)
    - - - -
    - - - -
    - - - -
  • 過去3年間の新卒採用者数・
    離職者数・定着率
    採用者 離職者 定着率
    2023年 3 0 100%
    2022年 1 0 100%
    2021年 4 1 75.0%

先輩情報

”面白いインク”って想像できますか?
中川
インク開発部
新インクの開発・分析、既存インクの製造をおこなっています。
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会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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