最終更新日:2025/3/1

三井住友トラスト・システム&サービス(株)

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【若手社員×OJTリーダー】さまざまな研修と実務を通じてお互いに高めあえる関係です

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長い目で。それぞれのペースで。だから、着実に成長できる!

■S.R.さん(写真右)/OJTリーダー
技術第二部 第一グループ OA統括チーム

■T.K.さん(写真左)/若手社員
技術第二部 第一グループ OA統括チーム

三井住友トラスト・グループの一翼として、「金融×IT」で社会を豊かにする同社。人と技術に定評があり、その理由の一つには3年間におよぶ手厚いOJT制度があげられる。今回取材したのは、OJTリーダーを務めるS.R.さんと、S.R.さんのもとで成長を重ねるT.K.さん。それぞれの視点から、入社理由や仕事の魅力、OJTを通じて成長したこと、指導スタイルなどについて話を伺った。

お互いに認めあい、高めあえる存在です

「OJTリーダーとして後輩の成長の力になりながら、吸収の早い後輩から学ぶことも多いです。いつも謙虚な姿勢を大切にしながら、お互いに高めあっています」(S.R.さん)
「入社前に受けた印象のとおり、仲間想いの人に恵まれた職場です。フレックス勤務によって時間を有効活用でき、プライベートを充実できることも魅力です」(T.K.さん)
「T.K.さんは自ら考え、行動する姿勢が頼もしいです」(S.R.さん)、「S.R.さんは私の質問に仕事の手を止めて応じてくれて、プラスαの答えを返してくれます」(T.K.さん)

「なぜそうする?」という手段だけでなく理由・目的を伝え、理解を深められるようにサポート

――OJTリーダーを務めるS.R.さんの入社理由を教えてください。

S.R. 大学では理工学部の経営システム工学科に所属し、おもに生産管理について学びました。その一環としてプログラミングの講義を受けたのが、IT業界へ目を向けたきっかけです。元々モノづくりが好きだった私は、企画から設計、開発、実装に至るまで、モノづくりの全工程に携われることに惹かれ、システムエンジニアを志望しました。なかでも興味を抱いたのが、金融という社会的に重要なインフラを支えている当社。インターンシップや会社説明会、選考に臨む過程で、人事や面接官の方々のおだやかで話しやすい人柄に触れられたことが、入社の決め手になりました。

――自身がOJTを受けた新人時代を振り返ってみてください。

S.R. 私に付いてくれたOJTリーダーの先輩はとても優秀な方で、何事も先輩を真似することから始めました。特に意識したのは、「わかりやすく伝える力」です。これは、多くの人とかかわるシステムエンジニアにとって最も重要な要素。先輩のメールや設計書の書き方、システムに関する説明の仕方などを見て、いつもわかりやすいと感嘆しながら、自分も文章の構成や話の進め方を真似し、相手目線でかみ砕いて伝える力を吸収するように心がけました。また、私が質問すると、先輩は手を止めて私と向きあい、その場で疑問点を解消してくれました。そのおかげで、何もわからない新人時代にも心強さを感じ、システムエンジニアとしての基礎をじっくりと固めることができました。

――4年目からは自身がOJTリーダーに。どんな心がけで臨んでいますか?

S.R. 私が先輩に心強さを感じたように、後輩から質問を受けた際にはしっかりと向きあうこと。至らない面もあると思いますが、このスタンスを何よりも心がけています。そして、「なぜ」を伝えること。システムの変更や手順書の作成などを後輩に依頼する際、単に作業内容を伝えるだけでなく、「なぜ変更が必要なのか」「どんな理由で、なぜこの手順にするのか」など、仕事の背景にある目的・狙いを伝え、理解を深めてもらえるように意識しています。

下記に登壇するT.K.さんは、理解力が高くその吸収力には目を見張るばかりです。今は私の担当プロジェクトの一員として、自分から率先して考えて行動してくれるので、頼もしい存在。その姿から私自身が学ぶことも多いです。

「焦らず、少しずつ」と言ってくれて、着実にステップアップできています――T.K.さん

――T.K.さんは、どんな理由で入社を決めたのですか?

T.K. 大学ではグローバルな視点からITやWeb、メディアについて学び、プログラミングやWeb制作への興味を募らせました。ゼミではWebサイトの企画・構築にもチャレンジし、チームでつくる面白さを味わいました。その経験を経て考えたのは、私は自分でアイデアを出すことよりも、最適な手順を考え、着実に進めていく役割のほうが合っているということでした。そこで、ITプロジェクト内でそうした役割を担いたいと考えて就職活動を開始。当社の選考を受けるにつれて、社員の皆さんの温かい雰囲気を感じ、自分がそこに溶け込んで働く姿を自然とイメージできたので、入社を決めました。

――では、入社1年目を振り返ってみてください。

T.K. 1年目にはグループ企業である三井住友信託銀行の各支店で利用されるシステムのバージョンアップや、照会・障害対応といった保守業務を担当しました。入社当初は飛び交うIT用語の意味がわからず、社内会議に参加しても理解ができない状態が続きました。しかし、当時の私のOJTリーダーは「一緒に仕事を進めながら一つずつ覚えていこう」と言ってくれて、焦らず知識を増やすことができ、2~3カ月後にはチーム全体の進捗も掴めるようになりました。割り振られる業務の難易度もステップを刻みながら上げてもらえたので、課題を一つずつクリアできた1年になりました。

――入社2年目から、S.R.さんと同じプロジェクトに加わったのですね。

T.K. そうです。現在はS.R.さんのもとでOJTを進めています。現在のプロジェクトでは銀行全体にかかるシステム環境の更新・構築を行い、1年目の担当プロジェクトとはシステムの構成も業務の進め方も異なります。そのため、最初は戸惑いを隠せませんでした。しかし、S.R.さんからも「焦らず、徐々に慣れていこう」と言ってもらい、気落ちが軽くなった感覚がありました。

――いい先輩に恵まれたのですね。自身がOJTで心がけてきたことは?

T.K. まずは自分で調べ、考えるということです。それでも疑問点・不明点は必ず出てくるものなので、そうした際には遠慮なく先輩たちを頼り、一人で抱え込んで業務を滞らせることのないようにしています。私のペースに合わせてくれる先輩たちのおかげで、信託銀行の個別業務から全体像へと学んだ知識がつながり、着実に積み上がっている手応えがあります。

ビッグプロジェクトで大きなやりがいを得ながら、お互いに新たな成長へ向かっています

――おふたりのチームが取り組んでいるプロジェクトとは?

S.R. 稼働を止められない金融システムという社会インフラを担っているので、社会的な責任を伴う仕事です。だからこそやりがいが大きく、プロジェクトが着実に進んでいることに手応えを感じています。銀行のシステム部門の方々とは普段からチャットやビデオ会議で意見交換を行い、よりよいシステム構築をめざしています。ユーザー部門の方々と信頼関係を築けることも、金融グループの一翼を担う当社の魅力。「いつもありがとうございます」と感謝の言葉をいただけるので、なおさら励みになります。

T.K. パソコン端末の更改やファイルサーバのクラウド化を進めています。数年がかりでシステムの設計を行い、現在は計画書や設計書に沿った移行を順次進めている段階です。私は移行作業の進捗管理や手順の見直しなどを担当し、運用部門へ無事にバトンタッチができると達成感で充実した気持ちになります。着実に前へ進めることが、銀行システムのさらなる安定稼働や業務の効率化、そして金融サービスのいっそうの向上につながるのですから、やりがいの大きさをひしひしと感じているところです。

――それぞれの今後の目標を教えてください。

S.R. 年次や業務経歴などにかかわらず、職場では雑談で盛り上がることも多く、普段から話しやすい雰囲気が育まれています。困ったことがあれば何でも相談しあえる職場なので、これからも周りから積極的にスキル・ノウハウを吸収し、成長していきたいと思っています。そして、銀行ではクラウドサービスの導入が進み、セキュリティと利便性の両立がいっそう求められているので、その基盤をなすシステムをたゆまず追求していきたいと思います。

T.K. 現在のチームに加わった当初は、私がプロジェクトの内容や状況について把握できるよう、先輩たちが説明会を開き、それぞれの担当領域についてわかりやすく解説をしてくれました。その後も、新しいタスクを担うたびに勉強会でサポートをしてくれるので、理解しやすく、とても助かっています。今後の目標は、そうした先輩たちを見習いながら、担当領域を任せてもらい、後輩の成長をサポートできるようになることです。ゆくゆくは自分の裁量で大型プロジェクトを手がけてみたいですね。

学生の方へメッセージ

【S.R.さん】OJT期間中の若手から中堅、ベテランまで、幅広い層がそろっていますが、年次の違いを感じさせないくらい、気さくで風通しのいい雰囲気の職場です。また、プロジェクトの状況によって慌ただしい時期もありますが基本的には残業は多くないのでワークライフバランスを整えやすく、休日には仕事を忘れてリフレッシュできます。就職先を検討する際には、自分なりに何を優先するかをリストアップしてみるといいですよ。仕事内容はもちろん、職場の雰囲気や働きやすさを重視したいなら、自信をもって当社をおすすめします。

【T.K.さん】S.R.さんが言うように、私もやりたいことと仕事が一致することに加え、ワークライフバランスも外せないポイントだと考え、就職活動を進めました。当社の場合、例えば家族が病気になった際にも、フレックス勤務で早く退社し、付き添うことができます。有給休暇も取得しやすく、私は友人と休みを合わせて、大好きなアーティストのライブを追いかけて全国を巡っています。プライベートも充実しているからこそ、毎日にハリが生まれ、仕事にも気持ちよく打ち込めますよ。

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毎月1回の個別面談を通して、月々の振り返りや課題の共有を行っているという2人。取材中も気さくに話す雰囲気から、お互いに信頼しあっていることが伝わってくる。

マイナビ編集部から

三井住友トラストグループをシステム面から支える同社。「金融×IT」のまさしく担い手だ。そう聞くと情報工学系の学部出身者が多いイメージだが、実は文系出身者もたくさん活躍していると聞く。今回話を伺った先輩社員2人も、学生時代にはIT系を専門的に学んだことがなく、入社後の研修や3年間に及ぶOJTを通してスキルアップを重ねてきた。2人の成長ぶりからも、同社の教育体制の手厚さが伝わってくる。

クライアントは三井住友信託銀行をはじめとした同じグループの企業であり、現場の課題やニーズを直接ヒアリングし、企画から要件定義、設計、開発、運用・保守に至るまで、全工程を手掛けていく。つまり、システムをつくって終わりではなく、実際の利用をサポートし、そこから見えてくる課題を改善につなげ、ユーザーの利便性をさらに高めていけるのだ。それが金融サービスの向上に、ひいてはグループ全体の発展にもつながっていく。

システムエンジニアの役割も幅広く、ユーザーの業務課題を的確に見通しながら、プロジェクトを企画から推進していく。若いうちから大規模プロジェクトに携わるチャンスも多く、20代でプロジェクトリーダーやマネージャーを務める社員もいる。早くから金融グループをITで支えるやりがいを味わい、キャリアを伸ばしていける環境だ。

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緑に囲まれた閑静なオフィスは、仕事に打ち込める環境。休み時間にはあちこちで会話が弾んでおり、メリハリを大事にした中で刺激し合う、活気ある職場風土がうかがえた。
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