最終更新日:2025/3/1

NTTファイナンス(株)

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NTTファイナンスなら入社数年でここまで成長、活躍できる!

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新サービスの企画・開発プロジェクト!

ビリングソリューション部で活躍中の中堅社員・西山さんに、ご自身のキャリアや「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」の企画・開発プロジェクト、成長を実感するポイントについてお話を伺いました。

■ビリング事業本部 ビリングソリューション部 サービス開発部門 サービス企画担当
 西山龍一さん(2017年入社/商学部卒)

仕事、プロジェクトを語る!

「スーパーフレックスタイム制を活用。リモートワークのときは9時始業、オフィス出社時は10時始業といった具合に、自分のリズムで仕事を進めることができます」
「オーソライズを得る過程では、ビリングソリューション部の部門長に特にお世話になりました。想定しない角度からの指摘を受けて提案をブラッシュアップ。鍛えられました」
「私自身の今後の目標は、『貢献事業』を追求していくことです。業務の効率化、満足度向上に寄与する業務に携わっていきたいと思っています」

貢献事業に魅力を感じ、NTTファイナンスへ。「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」とは?

学生時代は商学部でマーケティングや経営学、経済学などについて幅広く学習。ゼミでは新制度派経済学を中心に企業の不祥事の分析やコーポレートガバナンス(企業統治)、ダイナミック・ケイパビリティ(企業変革力)について研究していました。就職活動では“貢献分野”、すなわち業務を通して人の役に立つことができる会社を志望。NTTグループの金融中核会社として、収益事業と貢献事業という二つの軸を持っている点に魅力を感じ、当社への入社を決めました。

2017年に入社して1年目は九州の料金センターで電話料金の訂正・修正や、お客様からの電話対応、請求管理・債権管理業務に携わり、2年目は新設の営業組織「ビリングソリューションワーキング」の一員として九州エリアでの営業活動を経験。その後は東京・品川の本社に異動となり、入社3年目は販売チャネルの開拓や展示会への出展、4・5年目は「法人“ビリングONE“」という通信会社等の料金を一つにまとめて請求するサービスの主担当として、従来はOEMで行っていた同サービスの運用を内製化するための拠点構築や業務移管、運用方法の整備等に取り組みました。入社6年目の2022年4月からは、サービス企画担当として、新サービスの企画・開発に取り組んでいます。サービス企画担当になってから約3年間で、全社で使用するシステムの構築・導入や、回収代行サービスのスペック拡大、オプションの開発など、さまざまな仕事をしてきました。こうした成果の一つが、今回お話しする「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」の企画・開発プロジェクトです。

「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」は、2022年1月に施行されたいわゆる「改正電子帳簿保存法(以下、改正電帳法)」に対応したクラウド文書管理システムで、請求書や納品書、領収書、見積書、検収書、注文書等の会計書類を、改正電帳法の保存要件に対応したかたちで保存、一元管理することができます。請求書の管理・支払業務を行う「法人“ビリングONE”」や、請求・徴収管理を行う「楽々クラウド決済サービス」など、当社の既存サービスとも連携し、あらゆる書類を一元管理できるようにすることでペーパーレス化・DX推進に貢献する仕組みです。

課題は社内のオーソライズをいかにして取っていくか。ほぼ全ての部門の力を借りて、販売戦略を練り上げた!

ここからは「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」の企画開発プロジェクトをめぐるストーリーについてお話ししたいと思います。サービス企画担当は私を含めて総勢3名(うち1名は兼任の課長)、「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」の企画・開発プロジェクトは、2022年4~9月頃にかけて、私が中心となって進めました。

まず、同サービスの企画・開発が必要とされた背景ですが、「法人“ビリングONE”」をご利用いただいているお客様に送付するPDFの請求書が改正電帳法の対象となったためです。システムに機能追加を行って対処する、お客様に対応をお任せするとなどの選択肢もありましたが、ソリューションを幅広く提供したいという思いがあり、新たなクラウド文書管理システムを企画・開発することになりました。サービスに関しては「電子取引のデータ保存の義務化の猶予期間が終わる2024年1月までに準備が間に合わない企業が多くいると想定される」「そのような企業に導入しやすいサービスを提供することは大きなビジネスにつながるのではないか」という理由から、当社と同じNTTグループのNTTデータビジネスブレインズが開発・提供している「ClimberCloud(クライマークラウド)」というサービスをOEMで活用することになりました。

サービスの方針・内容については比較的スムーズに決まりましたが、課題はいかにして社内のオーソライズを取っていくかでした。新たなサービスをカタチにするためには、最終的には経営会議や社長の承認を得なくてはなりませんが、そこに至るために、ビリングソリューション部の部長や部門長、経営企画部長、副社長の承認も必要。各種データを収集・分析し「いかなる企業群をターゲットにするか」「改正電帳法対応済みの企業は何割程度で、当社がアプローチできるのは何社くらいなのか」「どれくらいの受注率が見込めるか」「Webでお問い合わせいただいた方にどのような導線を設計すればお申込みくださるか」など販売戦略を徹底的に詰め、プレゼン資料を作成。フィードバックをもらってよりよい資料に改善していきました。それとともに、改正電帳法に関することについては財務部、サービス規約や契約書類の作成に関しては法務部と、社内のほぼ全ての部署に相談。Web会議を何度も行って、様々な人の知恵を借りながら社内の承認を得て、2022年10月にリリースすることができました。

営業体制の構築・整備により、繁忙期を乗り越える。ビジネスをまるごと、ゼロから創る喜び!

サービスのリリース後も挑戦は続きます。もう一つの“山”を乗り越える必要があったからです。それは、改正電帳法の本格的な運用に伴い、事業者・個人事業主に、電子取引におけるデータ保存義務化の猶予期間が終了する2024年1月に向けて、営業体制を構築・整備することです。このタイミングが申込みのピークになると想定し、営業部隊と連携しながら改善・効率化のサイクルを回していきました。全国各地の拠点の営業担当者、インサイドセールスの担当者とWeb会議やポータル上で情報を共有し、サービスの特徴をお客様にご理解いただくための提案書や各種ツール、お客様からの質問に対する解答例などをブラッシュアップしながら成功体験を積み重ね、繁忙期を迎えても安定的にサービスを提供するための体制を着々と整えていきました。結果的に2024年1月前後には、従来の約10倍のお申込みをいただきましたが、大きな混乱もなく無事乗り切ることができました。

「楽々クラウド電子帳簿保存サービス by ClimberCloud」は現在、多くのお客様にご利用いただいています。今後は、電子取引の保存という目的だけでなく、Web請求をはじめとしたPDF等のデータ送信機能や既存サービスとの連携など、このサービスのポテンシャルの認知度を高め、利用用途の幅を広げていくことで、さらなる浸透を図っていきたいと考えています。

この記事の締めくりとして、このプロジェクトを通して私自身が成長できたポイントについて振り返ってみたいと思います。最も勉強になったポイントとしては、社内のオーソライズを取っていく過程で、自分に必要な情報を各部門のメンバーから引き出す力が身に付いたことだと考えています。自分が抱えている課題やわかっていない部分をストレートに、わかりやすく伝えることで、相手が判断しやすい状況をつくる。こうしたスキルを磨くことができたのも、社内のほぼ全ての部門と関わってサービスをつくりあげたからこそだと思っています。また、サービスの企画・開発から運用に至るまで、ビジネスをゼロからまるごと創ることができたのも嬉しかったですね。入社数年目にしてこうした仕事にチャレンジできるのは、当社の大きな魅力だと思っています。

学生の皆さんへのメッセージ

私のキャリアを見ていただければ分かる通り、当社には若手社員にも大きな仕事を積極的に任せていこう、若手のチャレンジを尊重しようというカルチャーが根付いています。ビリングソリューション部には私以外にも、社内の様々な部署だけではなくNTTグループ内外のネットワークを駆使して様々な方と協力・連携し、新たなサービスを立ち上げている社員もいます。また、クレジットカード事業やアカウンティング事業、グループファイナンス事業に携わっている社員にも、若手のうちから業務を通して専門性を深め、責任ある仕事に挑戦するチャンスがたくさんあります。その意味で、NTTファイナンスは「挑戦したい人」にぴったりの会社だと思っています。

また、働きやすい環境が整っており、自身の裁量で仕事に取り組むことができるのも大きな魅力です。私自身はリモートワークやスーパーフレックスタイム制を活用し、スケジュールをしっかりコントロールしながら仕事に取り組んでいます。有給休暇も気兼ねなく取得できるので、仕事もプライベートも思い切り楽しむことができています。

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新入社員の男女比はほぼ1対1。ダイバーシティ経営にも注力しており、女性管理者数も約5年間で倍増。男女を問わず活躍できる環境が整っている。

マイナビ編集部から

NTTグループの金融中核会社として、ビリング事業やクレジットカード事業、グループファイナンス事業、アカウンティング事業など、多彩なビジネスを展開している「NTTファイナンス株式会社」。今回、ビリングソリューション部で活躍中の西山さんにお話を伺って感銘を受けたのは、入社数年目にして新サービスの立ち上げというチャレンジングな仕事を任されていたこと。そして、豊富なビジネス経験に裏打ちされたコミュニケーション力の高さだった。どんなに抽象的な質問をしても、こちらの意図をしっかりと汲み取って、ときにはユーモアを交えながら、実に明快かつ理路整然とした回答をくれる西山さんの話に惹き込まれた。

「『信用』をチカラに、社会を支え、豊かな未来をつくる」をパーパス(存在意義)に掲げるNTTファイナンス。パーパスを実践し、「NTTグループ 総合決済・財務プラットフォーマー」としての役割を果たしていくうえで要となるのは“人”。各領域のプロフェッショナル人材と、彼らの強力なチームワークだ。そして、チームワークの基礎をつくるのは、コミュニケーションにほかならない。西山さんのプロジェクトストーリーからは、同社で成長、活躍できる人材像が見えてくるのではないだろうか。「誠実」「チャレンジ」「プロフェッショナル」「チーム力」「変革力」という5つの“バリューズ”を自分も体現したいという志をお持ちの方にお勧めしたい会社である。

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ビリング事業の年間取扱額は約8兆円、クレジットカード事業は年間取扱額が約3兆円(ともに2023年度)と、スケールの大きなビジネスに挑戦するチャンスのある会社だ。

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