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最終更新日:2025/5/8
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部署名内藤電誠工業株式会社 デバイスカンパニー LSI設計事業部
勤務地神奈川県
仕事内容LSIレイアウト設計
入社後の研修期間が終わってからは、LSIのレイアウトデータをマスクデータ(LSIを製造するための写真のネガのようなもの)に変換する業務を担当し、LSIが製造される工程などを理解する事ができました。それと並行して、LSIの研究開発に向けたTEG(テスト用のパターン)の設計、アナログマクロのマニュアルレイアウトなどを担当し、DRC(レイアウトの形状に問題がないか確認)やLVS(レイアウトの接続に問題がないか確認)といった物理検証のノウハウを学びました。その後はP&R(自動レイアウトツールによる素子の配置と配線)、STA(タイミング検証)、ノイズ解析などを担当しています。
現在は主にLSIのノイズ解析を担当しています。LSIはアナログ回路/デジタル回路で構成された特定の機能を持つブロックを多数搭載しており、これら回路の中には動作する際にノイズを発生するものがあります。そのノイズが周囲の回路に与える影響をシミュレーションにより解析し、問題があれば結果を設計者にフィードバック、解決方法を提案するといった業務を行っています。
一番印象に残っているのは入社2年目に初めて一人で対応した製品です。当時は業務を遂行することに精一杯だったため製品そのものに対して強い思い入れはなかったのですが、数ヶ月後に先輩社員からあるメーカーの携帯電話を分解してどのような部品が使用されているか紹介した雑誌の記事を見せられました。そこには私が対応した製品が搭載されており、一気に思い入れが強くなりました。世に出る製品に関わるということに大きな充実感を得た出来事でした。
設計データにミスを作り込んでしまい、実機に対する動作確認の際にミスが発覚し顧客からクレームが入ったという経験があります。この製品は一番印象に残っていると述べた製品の姉妹品だったため、良い思い出と苦い思い出がセットになり、どちらも今後も忘れることはないものとなりました。なお、ミス発覚後には事例分析を行い、事故が起こった要因、今後事故を防止するための対策を時間をかけて検討しました。この苦い経験は、その後の自分の設計品質に対する考え方や品質向上への取り組みに大いに活かされています。
フロアの雰囲気は非常に明るく、業務の意見交換をしている人もいれば、息抜きに雑談している人もよく見られます。私は「話しやすい」職場というのはとても大切だと思っています。私たちの業務はチームで対応することがほとんどで、活発に意見交換することでより良い対策が見つかったり、早い段階で不備を発見できたりといったメリットが大きく、業務の質を向上させるためです。 なお、現在は新型コロナの流行に伴い在宅勤務をする機会が増えました。元々は在宅勤務のための設備はありませんでしたが、これを機にPCやVPN接続環境などが整備され、社員の健康を優先する措置が取られています。