最終更新日:2025/4/24

(株)ベイシア【ベイシアグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(複合)
  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • ホームセンター
  • 食品

基本情報

本社
群馬県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

変化に満ちた多彩な仕事を通じて成長!社員が主役となりキャリアを選べる会社

PHOTO

若手社員が語る!総合小売業の仕事とキャリアパスの魅力とは?

総合小売業であるベイシアには多彩な職種があり、社員が主役となってキャリアを描ける風土や制度が整う。今回は店舗から自己申告制度で人財戦略部へと異動した鈴木さんに、仕事とキャリアパスについて話を伺った。

鈴木 一輝
人財戦略部 新卒採用グループ 採用担当
2018 年入社
入社後は約2年間、茨城県、神奈川県などの店舗で惣菜担当として活躍。神奈川県の店舗では、オープニングスタッフとして事業を軌道に乗せ、2年目には部門責任者として年末年始商戦に挑み、前年比を超える売上実績を上げた。2年目の終わりからは希望していた人財戦略部に配属となり、現在は主に新卒採用業務に携わる。

鈴木さんのキャリアパス

1年目は惣菜部門で商品製造やマネジメント、品出しなどを担当。当初は従業員への指示に齟齬が生じてうまく伝わらず、コミュニケーションの難しさを痛感。
2年目には惣菜部門責任者としてクリスマス・年末年始商戦の計画立案に着手。クリスマスに人気のチキンを大晦日にも販売することで前年の売上を大きく上回ることができた。
自己申告制度で異動希望を提出し、現在は人財戦略部で新卒採用に従事。会社説明会では、現場での経験を活かして、学生たちに仕事の苦労や面白さなどをリアルに伝えている。

【失敗と成功】なぜ雨の日に売れる!?一日として同じ日はないから店舗の仕事は面白い

私は惣菜担当として約2年間、茨城県、神奈川県などの店舗に勤務しました。その中で学んだのは、地域によってニーズは異なり、天候や気温といった様々な条件によって、売上が大きく変わることです。自分で考えながら試行錯誤を繰り返す毎日は変化に富み、飽きることがありませんでした。

その中で失敗もたくさん経験しました。特に印象に残っているのは、三浦店(神奈川県)での出来事です。その日は雨で客数が減少すると思い、当初の製造計画よりも少なく準備したところ、予想よりも商品が売れて品薄状態になったのです。なぜ雨の日に売れるのか、勤務するパート社員に訪ねてみると、三浦市は農業従事者が多く、雨になると農作物に水やりをしなくていいので、仕事を休んで買い物に出かけるとのこと。過去の売上実績を確認すると、確かに雨の日の売上は伸びていました。きちんとデータの裏付けを取らず、先入観にとらわれてしまった失敗体験です。

このように天気や気温、曜日によって売上が左右され、前日の売上実績をもとに翌日も多く製造するとまったく売れないということも。特にコロッケやトンカツなどのおかずは日々の変動が大きく、予想が難しいですね。昼までの売れ行きを確認し、午後に製造する商品の種類や数量を決定。惣菜はその日中に売り切らなければいけないため、夕方には売れ行きと来店客数を見極めながら割引のタイミングを決めます。1日たりとも同じ日はなく、チャレンジを続けることができる環境はとても面白いですね。

成功体験としては、従業員への教育に力を入れ、部門全体の習熟度を向上させることができたことです。三浦店にはフードコートがあり、当初は商品発注から製造、提供、清掃や締め作業までを私が担当していましたが、経験のないパート・アルバイト社員に技術指導を行い、最終的にはパート・アルバイト社員のみでフードコートを運営できるようになりました。「もう鈴木さんがいなくても何でもできるよ!」と言われたときには寂しさを感じたものの、この経験を通じて相手に寄り添ったコミュニケーションの大切さを知り、そのスキルを体得しました。

【やりがい】前例のないアイデアを実現!年末年始商戦では前年の売上実績を大きく上回る

小売業の仕事は、お客様の反応をダイレクトに感じることができ、その日のうちに客数や売上といった成果が表れることが魅力です。お弁当や揚げ物、中華などのジャンル別の売上構成は店舗ごとに特徴があり、さらには平日や週末、時間帯によっても変動。その数字を分析しながら綿密に計画を立てる面白さがあります。その醍醐味を実感できるのは、年間で最大の売上を記録するクリスマス・年末年始商戦です。

2年目で惣菜部門の責任者になった私は、「責任者になってから初めてのクリスマス・年末年始商戦」というプレッシャーを抱えながら販売計画の立案に取り組みました。昨年はその店舗に在籍していなかったため、頼りにできるのは過去の売上実績のみ。大晦日のデータを分析してみると、オードブルの最終販売時間は15時。早くに完売してしまい、販売のチャンスを逃していました。特にオードブルは単価が高いため、夕方にも商品が充実していたら、売上はもっと伸びていたはず。しかし、従業員の人数は限られているため、工程の多い商品を大量につくることは難しく、その解決策を模索していました。

そうした中で、あるアイデアが浮かびました。直近のクリスマスのチキンバーレルが予想以上に売れたので大晦日にも販売したらいいのでは、と考えたのです。商品を揚げて詰めるだけなので作業の負担も少なく、短期アルバイト社員にも任せることができます。早速、本部の惣菜部門の部長に電話を入れて相談。クリスマス商品を大晦日に販売するというアイデアを認めてもらえるのか不安でしたが、快く背中を押していただきました。

当日、バックヤードでは従業員への指示や製造、パック詰め、品出しと目の回るような忙しさ。一方、惣菜コーナーでは家族連れのお客様が、「天ぷらをたくさん買おう!」「チキンもおいしそうだよ」と笑みを浮かべて嬉しそうに買い物を楽しんでいます。このような光景を目の当たりにした瞬間はやりがいで疲れが吹き飛び、幸せな気持ちになります。そして前年の大晦日の売上を上回ることができ、それが自信につながりました。

【キャリアパス】店舗から人財戦略部、次のステップは副店長へ。自分で理想のキャリアを描いていきたい

キャリアは自分で掴むもの。当社は理想のキャリアを描ける会社であることを学生のみなさんに知ってほしいです。私は自己申告制度で人財戦略部への異動を希望し、様々な努力を重ねてきました。人財戦略部の新卒採用は、学生のみなさんと接する機会が多い仕事です。そのため店舗で従業員に指示や指導をする際には、会社の方針をわかりやすく伝えるために言葉を選び、相手の反応や理解度を確認しながらコミュニケーションをとり、チームをまとめてきました。このような地道な努力と成果を認めてもらえたと自負しています。

新卒の採用担当になってからは、主に就職支援サイトや会社説明会の企画・運用、面接などに携わっています。学生のみなさんには普段目にするようなレジや品出し業務だけでなく、売上計画の立案やその日の動向を見ながら都度計画を修正するような、計画力と対応力が求められる仕事について、やりがいや楽しさだけでなく、苦労も包み隠さずに自分の言葉で伝えています。新卒採用は学生一人ひとりの人生の決断に関わる仕事であり、その責任は重大です。半年以上をかけて学生一人ひとりに寄り添い、内定後の不安要素を出来る限り取り除いだ末に入社を決めてもらえたときは、心の底から喜びが湧き上がってきます。また、学生のみなさんの経験談や就活観に触れ、刺激を得られることにも魅力を感じています。

当社では新人事戦略「Bene HR」の一貫として、ライセンス制度がスタートしました。従来は辞令を受けてから研修に参加し、準備を行ってきましたが、筆記・面接試験などの一定の条件をクリアすると副店長や店長、バイヤーなどの社内ライセンスを事前に取得できるように。自分の叶えたいキャリアに近づくことができます。私自身、新卒採用の次には副店長を目指したいと思い、研修を受けてライセンスを取得。これまでは一つの部門の責任者として仕事をしていたので、店舗全体の数字を把握し、計画を立てることは非常に難しいと感じていましたが、「まずは広く浅くの考え方でデータを見て、徐々に知識を深めていけば大丈夫」とアドバイスを受け、より副店長を目指す意欲が上がりました。ほかにも社内公募制度も導入され、社員それぞれが主役として活躍できる環境が整っています。

学生の方へメッセージ

当社の魅力は多彩な職種があり、自分でキャリアを描けること。店舗での仕事はもちろん、土地開発や店舗開発、マーケティング、デジタルITなど選択肢は多岐にわたります。さらに社内公募制度がスタートし、既に8つの職種で募集。自分が希望する職種に就けるチャンスが増えています。そんな当社が求める人物像は3つのポイントに集約されます。1つはお客様や社内のメンバーと積極的にコミュニケーションが取れる人。2つ目は「For the Customers」という経営理念をもとに新しいことに挑戦できる人。最後は「より良いものをより安く」を追求できる人です。

当社ではブライベートブランド(PB)商品に力を入れていますが、マーチャンダイザーはペットボトルの中身だけでなく、容器の手触りや持ちやすさなど細部までこだわり、商品開発を行っています。規模に知名度が追い付いておらず、こだわりポイントのアピールはまだまだこれからなのですが、常に新しいことに挑戦し続ける会社で、若手も積極的に起用しています。私たちと共に成長していきましょう。
(採用担当マネジャー 酒井さん)

PHOTO
「若い時から多彩な挑戦をし、地域貢献に携わりたい。そんな前向きな方と一緒に仕事がしたいです」と語る採用担当のみなさん。

マイナビ編集部から

1996年設立以降、ワンフロアで衣食住を総合的に扱うアメリカ式のスーパーセンターの業態を日本にいち早く導入した。つねに時代の先を見据え、現在では食品特化型の購買体験に重きを置いたFood's Park、様々な業態を擁するモール型の店舗などを開発。これまでは郊外立地のファミリー層向けの店舗を手がけてきたが、2023年10月には船橋市の津田沼駅前に同社初の都市型店舗をオープンし、「簡便・即食・個食」をコンセプトにした商品を揃え、若年層・単身世帯のニーズに応えている。このように次世代型のスタイルを追求し、さらなる顧客満足度の向上を目指す同社は、世の中の変化に臨機応変に対応し、その柔軟な姿勢は同社の強さとも言えるだろう。

経営理念「For the Customers」と同じくらい同社が大切しているのが、人事ミッションにもある“For the Member”という想い。新人事戦略「Bene HR」に基づく新たな施策から社員一人ひとりを大切にしている会社だということが今回の取材を通して伝わってきた。さらに鈴木さんのこれまでの経歴からもわかるように、主体的に自分でキャリアを描ける会社である。学生のみなさんには現在だけでなく、将来にも目を向けてどんなキャリアを描いていきたいかを踏まえて就職活動に臨んでほしい。

PHOTO
ベイシアグループの中核企業として、130店舗以上を展開。グループ全体の売上高は1兆円を突破した。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)ベイシア【ベイシアグループ】の取材情報