東陽倉庫(株)

大手日用品メーカー様の製品について、全国に配荷する数量を管理するDeploy業務を担当しています。
Deploy(デプロイ)という言葉は配置する・展開するという意味があり、製品を適正な数量で全国に配置していくこと、延いては全国でその製品が無くならない様に常に店頭にある状態を保ち続けることが私達の仕事です。
全国というのは、その名の通り北は札幌から南は沖縄まで、何千・何万というスーパー・コンビニ・ドラッグストア・またECサイトの受注までを網羅し、配荷計画を立てて在庫を移動させています。時期によっては新製品の発売で多いとトラック約100台分の移動をすることもあります。それら全ての車に何をどれくらい載せるのか、限られた在庫数を最適な在庫バランスで全国に配荷していく必要がある重要な仕事です。

私が所属する相模原営業所は現在、私達Deployチームが配荷数を決め、それを配送チームに指示し、さらに配送チームから現場の方々に指示がされるという川の流れのように仕事が降りていきます。つまりそれは、上流にいる私達がミスをすると下流の多くの方々に影響を及ぼすことを意味します。自分が1つでも数字を誤ると、多くの方々に迷惑をかけてしまうというプレッシャーのかかる仕事で精神的に大変だと感じることは多々あります。
しかしそんな中、自分がプライベートでスーパーやドラッグストアで、綺麗に製品が陳列され、お客さんが嬉しそうに手に取るのを見ると、この笑顔の為にいつも頑張っているのだなと改めて自分の仕事の意味を実感します。

就職活動時、もともと物流業界しか見ていませんでした。
その期間で説明会に参加した際、自分はその回では会場への入室が一番乗りでした。
早く来すぎてしまったと1人、緊張しながら窓際に座っていたら、その時の総務の方が優しく話しかけて下さり、その何気ない普通の会話のおかげで、自分の中で張りつめていた糸がほつれていくのをとても感じました。全く就活に関係のないことも話したと思います。
そういった普段の何気ないひと時を、就職活動の説明会で感じるとは、朝起きた時、全く想像していませんでした。そんな和やかな雰囲気を感じさせてくださる人が一人でもいる、そんな会社に入れたらと思いました。
ここまでは、私の第一印象の主観的な話ですが、客観的に弊社を見たとき、130年という長い歴史を持つ老舗企業であること、倉庫会社という枠に留まらず、物流全体を網羅している守備範囲の広さ、海外事業も積極的に展開していく視野の広さ、不動産事業で固定収益を確保する用意周到さ、次々と倉庫を建て国内での存在感を出していく貪欲さ、そういった現状に満足せず常に前進し続ける企業姿勢に惹かれて最終的に入社を志望しました。

新製品の発売時は、上記の通り、多いときでトラック100台分の配荷をする時があります。その計画を緻密に入念に考え、発売日を無事に迎えられた時はとてもホッとし、達成感を感じます。万が一在庫が足りず、お客様をガッカリさせる状況にならない様に情報を精査し、正しい配荷数を導き出していくことを心掛けています。

就職活動は人によっては、かなりストレスに感じる言わば試練のようなものだと思います。怖がらせるつもりは毛頭ないですが、そういうものだと、はなから割り切って望むのも良いのかもしれません。ただ試練と言えど、すぐ隣で種類は違うかもしれないが、共に試練を受けている人がいて、また、あなたの人生の幸せを心から望み、応援し支えてくれる誰かがいるということを忘れてはいけません。それは友人やご家族、たとえ傍に居なくとも遠くで温かく応援してくれている誰かです。そういった仲間や家族に愚痴をこぼしたり聞いてあげたり、励ましたり励まされたりすることで一人ではないことを感じられると思います。決して一人で辛さや悲しみといったマイナスな感情を抱え込みすぎないでください。面接であなたを観察する方々も、あなたが心身ともに元気な姿で来てくれる方が嬉しいと思います。かく言う私もこれを読んでくださっているあなたに、できれば少しでも前向きに就職活動をして頂きたいと思っています。ですが無理せず、頑張りすぎにならない様に気をつけてくださいね。あなたの就職活動が少しでも納得いくものになることを心より願っています。