最終更新日:2025/4/28

森本倉庫(株)

  • 正社員

業種

  • 物流・倉庫
  • 不動産
  • 不動産(管理)
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

私たちの暮らしと密接につながっている倉庫業のおもしろさ

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創業150年を越える神戸の老舗倉庫会社の強みと安定感

神戸・西宮に6営業所・7倉庫を運営する森本倉庫。倉庫業とは何か。同社の総合職の醍醐味とは。神戸市の六甲アイランド営業所で活躍する岡さんのキャリアパスを通して、同社で働く魅力を探る!

■岡 優輝矢さん
六甲アイランド営業所
2019年入社

仕事中のワンシーン

定温・定湿、常温など、さまざまな温度管理を実現している倉庫。多岐に渡る設備機器を通して高いクオリティを保持。物流ネットワークの一端を担っているのが森本倉庫だ。
扱う貨物によって保管・出荷のスキルが異なるため、新たな発見があるのがこの仕事のおもしろさ。実は私たちの暮らしのそばに存在するのが物流業なのだ。
神戸に密着した企業として高い信頼を得ている同社。揺るぎない歴史だけではなく、常に顧客ニーズを見据えて変化をしてきたことが同社の発展の理由と言える。

国際物流の一端を担う倉庫業と自社で不動産を保有するビル事業。両事業から生まれる安定感

《倉庫はモノを保管するだけではない》
多くの人の役に立ち、安定感のある仕事という視点で就活を進めていた私の軸は「インフラと物流」。兵庫県出身だったので、関西で働きたいという考えもありました。また、説明会で事業や仕事内容について話をしてくれた社員の雰囲気がとても親しみやすく、社風に魅力を感じたのも入社理由の一つです。「倉庫」という言葉から、モノを保管する事業と思い込んでいましたが、森本倉庫は国際物流の一端を担っていることも知りました。倉庫事業に加えてビル事業も展開しており、神戸の中心部にオフィスビルも保有しています。「モノを保管するだけの会社ではないのだ」と倉庫業の奥深さに触れると同時に、不動産を自社で保有する企業としての安定を感じたのも大きかったですね。

《入社1年目。生田川倉庫で入庫業務を経験》
入社してすぐ、すべての営業所を見学しました。食品や原料など積み上げられた商品を見ても、何がどうなっているのかわからず、倉庫業のスケールの大きさを感じた研修でした。終了後は葺合(ふきあい)営業所生田川倉庫へ配属。この倉庫は多品種の貨物に対応できる倉庫で、化学品や原料などを多く扱っています。私は貨物の入庫チェックを担当。海外から到着したコンテナを開け、中身を確認。輸送時のダメージがないか、数量が合っているかなどを調べる仕事には正確さとスピードが求められます。この1年間で感じたのは、報告・連絡・相談の大切さです。仕事の基本ですが、わからないことをそのままにせず、上司や先輩に相談するように心掛け、少しずつ知識を増やしていきました。生田川倉庫では1年上の先輩がとてもフレンドリーに接してくれたので、親しみやすい環境のもとでスタートをきれました。

カテゴリーが異なる貨物を扱うことで、知識が広がり、スキルが磨かれていく

《仕事を任され始めた2年目。お客様の言葉が励みに》
入社2年目になる頃には、コンテナやトラックで入庫される貨物の出入庫状態を管理し、出庫依頼を受け、出荷を手配。お客様からのさまざまな要望に対応することで、倉庫で行われる一連の工程を経験しました。当時の先輩が思いきって仕事を任せてくれたので、2年目以降は多くの業務を経験することができました。一番うれしかったのが、次の拠点に異動が決まったとき、化粧品の原料を製造しているお客様から電話で「安心して任せられたよ」と褒めてもらえたことです。検品で貨物に些細なダメージがあれば、すぐに連絡し、代替案を提案したりしたことが評価につながったのかと思うと、うれしかったですね。原料を扱う難しさは小さな出荷ミスが大きな損害になることです。間違った原料を出荷させてしまうと、その原料を使った完成品はお客様が意図するものとは全く異なってしまうからです。また、入社2年目、3年目、4年目と経験を重ねながら先輩の仕事ぶりを見る中で、さまざまな仕事の進め方があることも知り、自分の仕事の姿勢をかたちづくる際に大きなプラスになりました。

《入社5年目。当社最大の倉庫、六甲アイランド営業所へ》
入社5年目に、現在の勤務地である六甲アイランド営業所に異動に。今まで勤務していた倉庫と大きく異なるのは定温倉庫を備えている点でした。定温倉庫は、一定の温度管理が必要なワインや食材などが保管されている倉庫です。これらの貨物は飲食店や食品卸売会社などへ運ばれます。入庫処理は協力会社とともに、段ボール箱を一つずつ開封し、中身を確認。食材は賞味期限、ワインはぶどうの収穫年の表示などがあり、細かいチェックや注意深い対応が必要です。出庫においては急な追加やオーダーキャンセルなど、お客様の要望に柔軟に応えられるように心掛けています。

自分が関わっている仕事が社会に反映され、生活に喜びや潤いを与えている

《スーパーマーケットや百貨店で、手がけた仕事の成果を実感》
私の仕事は一見、倉庫の中だけで起こっているように思われますが、倉庫業は物流の一端を担う事業です。たとえばスーパーマーケットや百貨店のワインコーナーなどで、ボトルを手にしたとき、輸入の表示ラベルが貼り付けられています。これは輸入した食品を日本市場に発売するときには必要なもの。この工程も私たちに任されている「流通加工」の仕事です。自分が関わっている仕事の一部が社会に反映され、いろいろな流通過程を経て、店頭に並ぶ。自分の仕事は実は身近な暮らしの一部につながっていて、生活に喜びや潤いを与えているのだと思うと、うれしかったですね。

《3連休の有休制度など、ワークライフバランスも充実》
当社は温厚で親切な人が多く、落ち着いた社風を感じています。担当している案件や時期により、同僚と私の忙しさの度合いが異なっているときは、互いに仕事を手伝って進めていくこともあります。またクラブ活動も活発で、私は学生時代の経験を活かし、野球クラブに所属。最近は兵庫県倉庫協会が主催する試合に出場し、当チームは準優勝を飾りました!ワークライフバランスも良く、特に3連続の有給休暇制度はうれしいです。これは年に1回、3日連続で有休を取得するという制度。取得者には奨励金も支給されるので、良いことばかりです。仕事の面では、今までは先輩に教えてもらうことが多かったのですが、私も入社6年目。新人も入社し、私が教える立場になりました。自分の感覚で仕事を覚えていた部分もありますが、人に教えるということは、もっとしっかり考え直し、わかりやすく伝える方法を考えないといけないということ。今後も後輩の見本になるような仕事や伝え方を心がけていきたいですね。

学生の方へメッセージ

森本倉庫は1870年に貸倉庫業として創業し、神戸を拠点に150年を越える歴史を重ねてきました。神戸の老舗であることは当社にとって誇りであり強みです。歴代の社長は、倉庫業界において要職を歴任。業界の発展を支えてきました。この実績と経営者の姿勢は社内にも浸透。「神戸から倉庫業界をリードする」という想いのもと、社員一人ひとりが発想力やアイデアを駆使し、新しいことに挑戦する風土が育っています。

倉庫業は、事業内容や仕事内容が見えづらい部分があるかもしれませんが、産業や社会の発展を支えているのが物流であり、私たち倉庫業なのです。ベテランと若手のチームワークも良く、勤続年数が長いのも私たちの誇りです。求めている人物像は「素直に学び、その上で自ら考え、積極的に行動ができる人」。興味の有無に関わらず、就活はさまざまな業種の企業を調べてみてください。予想以上におもしろそうな会社や仕事に出会えるかもしれませんよ。その一社が私たち森本倉庫であって欲しいと思います。

採用担当者

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営業所は若手社員が第一線で活躍している。年々有給休暇の取得率が上がり、ワークライフバランスの良さにも注目したい。

マイナビ編集部から

神戸に本社を構える森本倉庫の創業は明治時代にまで遡る。令和の時代にまで歴史を刻んでいる堂々たる老舗であるが、同社の魅力は単に「歴史と実績がある」だけではない。時代の流れとともに世の中の価値観もビジネスモデルも変わる。その中で毎年60億円以上の売上を誇り、名実ともに揺るぎないポジションを築いている企業なのだ。その取り組みの一つは、多様な物流ニーズに対応するために積極的な設備投資を行い、作業効率の良い物流現場を構築。また、荷役(にやく)と呼ばれる貨物の積み卸しを担う専門スタッフを自社一貫体制で育成することで物流品質の向上にも努めている。祖業である倉庫業に加え、もう一つの柱であるビル事業においては神戸・三宮にオフィスビルを複数所有。管理・運営をグループ会社が担うことで、安定した収益を上げている。

今回インタビューに登場していただいた岡さんは「親世代の知人に森本倉庫に入社したことを伝えると、『良い会社に入ったね』と言われました」と話している。同社の歴史はまさに地域の信頼と愛着の歴史なのだろう。また、自分が手がけた商品を店頭で見ることもあり、自分の仕事が暮らしにつながっている瞬間を喜びとともに知ることもあるという。物流業界への興味はもちろん、B to Bの事業に携わりたい方、神戸という街に密着して働きたい方はぜひ注目して欲しい企業だ。

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「地域社会の発展に貢献する」という企業理念のもと、倉庫事業とビル事業の両輪で発展している森本倉庫。国際都市・神戸に根づく企業として高いブランド力を誇っている。
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