最終更新日:2025/4/28

ウチダエスコ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • ソフトウエア
  • 教育
  • 商社(インテリア・住宅関連)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

進化するICTを通して、お客さまに寄り添ったサービスを

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若手・中堅社員の成長ストーリー

ウチダエスコの社員は早くから裁量が大きく責任のある仕事を任されている。「お客さまと働く仲間を幸せにし、ともに成長し続ける」という経営理念の元、顧客に寄り添いながら成長してきた3名の社員にお話を伺った。

■I・Sさん
ネットワークエンジニアリング事業部 第1NE部 NE1課
2017年入社

■H・Sさん
カスタマーリレーション事業部 第1営業部 営業1課
2019年入社

■T・Kさん
東日本フィールドサービス事業部 第1FS部 東京FS課
2020年入社

先輩たちの入社理由

経済学科出身だが、企業研究では「これから来る業種」としてICTに注目。文系出身者の割合が多いと聞いて志望し、新人研修でエンジニアの適性を見出された。(I・Sさん)
業界研究のなかでオフィス環境に興味を持ち、什器を扱う親会社の商社からウチダエスコを知った。将来性のあるICTも扱っていることが決め手になったという。(H・Sさん)
大学ではメディアを科学的に分析する文理融合系の学科で学んだ。自作するほどPCが好きで、「お客さまと話すのが楽しそう」とカスタマーエンジニアを志望。(T・Kさん)

大規模リプレース案件でリーダーとして活躍。メンバーの統率力も抜群

入社当初は営業職を考えていましたが、新人研修で受けたハードウエア等の学びが性に合い、成績も良かったことからネットワークエンジニアとして配属されました。とはいえ、文系出身なので1年目は右も左も分からない状態。システムの入れ替え作業がうまくいかず、先輩に相談しながら原因を特定するのに遅くまでかかったことも。実践を通して課題を発見、解決していく繰り返しによって、確かなスキルが身に付いたと思います。

当課では行政機関である官公庁や、高校・大学等といった教育機関を顧客に、ユーザーが使うPCやサーバーの設定、およびその運用・保守を行っています。案件ごとにチームを組んでさまざまな顧客に対応していますが、私はどちらかというと市役所など地方自治体の案件が中心です。近年、住民サービスを行う地方自治体は、情報漏えいを防ぐためのセキュリティ強化が大きな課題。メールシステムの改修をはじめ、あらゆる要望に対応しており、先日はライセンス費用が負担になるとの相談を受け、別の製品に入れ替えました。特定のメーカーではなく、幅広いベンダーやメーカーの中から最適な製品を提案できるのが当社の強みです。また、常にエンドユーザーがストレスなく操作できるよう、徹底したヒアリングを行ってニーズを把握しています。

これまではチームの一員として動くことが多かったのですが、数か月前には、ある市役所の全面リプレースの案件をリーダーとして担当。要件定義から運用・保守まで一連のフローに関わり、やりきった時の達成感は格別でした。また、この案件ではメールのセキュリティとファイル共有のシステムについて、私が知らなかった製品を導入すると同時に、それぞれを連携させる機能も実装したので、私の知識も増し経験値が上がりました。仕事を通して学べる環境を最大限に生かし、お客さまのどんな困り事も解決できるエンジニアになるのが目標です。

リーダーとして大切にしているのは、メンバーと密にコミュニケーションを取ること。同じ方向進んでいるつもりでも、ちょっとした齟齬があったりするので、必ず言葉で確認しながら軌道を修正しています。また最近は、タスクを全て洗い出し、優先順位を付けやすいよう可視化することを重視。自分も仲間も、意思の疎通を図り効率的に働けるよう心掛けています。
〈I・Sさん〉

年間売上億単位の若きエース。目の前の仕事に真摯に取り組み、その先まで俯瞰する

私の所属する営業1課は、販売店とタッグを組んで営業する部署です。主に民間企業を対象に、PCや複合機を扱う販売店と協力・連携して、当社のキッティングサービスや、現地でのネットワーク設定サービスなどをご利用いただくのがミッション。そのため、新人時代は、特に販売店と交流を深めるよう努力します。未熟でしたが、謙虚に教えを乞う気持ちで接したせいか、受け入れていただけた実感があります。営業は、OJTが終わると基本的に1人で動きますが、周りの先輩が親身になってサポートしてくれるので安心です。何でも相談できる、仕事のしやすい職場ですね。

ICT環境は進化が目覚ましく、私が入社した頃にはなかった新サービスも次々に生まれています。その1つがLCM(ライフ・サイクル・マネジメントサービス)です。マルチベンダーである当社の強みを生かして、顧客に適したPCを調達し、資産として当社のキッティングセンターで保管。さらに、必要に応じてリプレースや運用・保守、ヘルプデスクなど多彩なサービスを提案し、サブスクリプションに加えて各種サービス料をいただくというストックビジネスです。私はLCMで大手企業の案件に携わり、1年近く時間を掛けて、保管場所の確保や運用のルール作り、アクセスポイントの設定といったさまざまな業務に奔走しました。予算規模はもちろん、各人の裁量に委ねられる部分が大きいので、「自分のやったこと」が全て結果として跳ね返ってきます。責任のある仕事であり、そのやりがいは計りしれません。

現在は年間で1億ほど売り上げていますが、特別なことだと思っていません。LCM自体が予算の大きなストックビジネスなので、真面目に取り組んでいれば達成できる数字です。ただ、お客さまの目的をかなえるために、どうすれば最適解で辿りつけるか、常にクロージングまでのプロセスを論理的に組み立てるよう意識しています。また、自分の抱える「目の前の仕事」に神経を注ぎながら、そればかりではなく、数年後を展望することも必要。例えば、コロナ禍が収束すると、リモートワークを中心とするのか、出勤する働き方に戻すのか、各顧客企業の方針も固まってくると思うので、今のうちから複数のプランを販売店さんと練っています。「蟻の目」と「鳥の目」を兼ね備えた視点を獲得したことに、自分の成長を感じています。
〈H・Sさん〉

サポートに留まらず修理や工事まで。オールラウンダーのカスタマーエンジニアに成長

東京FS課は当社の中で唯一、小学校から大学まで教育機関の顧客に特化した部署です。お客さまの学校で、PCなどの不具合が起きた時、学校ヘルプデスクを通して必要な対応をする、カスタマーサービスを提供しています。電話のやり取りで解決しない場合は、現地へ行って確認し、その場で直すこともよくあります。教務用PCを使えないと授業に支障をきたすので、「迅速に対処してくれてありがとう」と感謝されることも少なくありません。最近では生徒や学生も1人1台のPCやタブレットを持つようになり、その修理も増えています。

新人の頃は、現場経験を重ねつつ先輩からひたすら教わり、「このトラブルにはこのパターンで対応」といった具合で、自分の中にノウハウを蓄積していきました。当課にはそれぞれのメーカーの機器に精通するスペシャリストの先輩が揃っているので、幅広い知識やスキルを吸収できます。さまざまな先輩に教わるうちに、「どんなメーカーにも対応できるオールラウンダーになりたい」という気持ちが高まっていきました。資格取得を奨励する職場風土もあって、メーカー資格はもちろん、IT運用のスキルを強化する認定資格・CompTIA(コンプティア) にも挑戦。A+をはじめ、Network+、Security+といった資格を取得し、今ではプリンタの修理も行うようになりました。工事も少しずつできるようになり、マルチベンダーのカスタマーエンジニアとしての成長を実感しています。

お客さまとの関わりで印象的だったのは、地震による停電が起きた時。私の担当する地区も夜間停電し、翌朝はほぼ全ての学校から「サーバーが動かない」などのSOSが殺到しました。私は前夜にその事態を予測し、早朝から動けるようネットワークエンジニアとあらかじめ段取りしていたので、その日のうちに全部の学校の復旧を完了。ハードな1日でしたが、先生たちからとても感謝され、仕事のやりがいを感じました。

学校環境はICT化が急速に進んでおり、教師から「電子黒板の使い方を教えて」と頼まれることもあれば、逆に「こんな機能があるんだ」と教わることも多く、日々新しい知識が増えるのです。将来的には、教育機関の顧客に留まらず、“オールラウンド”に経験してみたいという思いも。ポジション的にもどんどん昇進し、行けるところまで行きたいと張り切っています。
〈T・Kさん〉

学生の方へメッセージ

業種をある程度絞ったら、次はその中で複数の会社を比較することをお勧めします。比較項目は、業務内容や職場の雰囲気、財務諸表、将来性など多岐にわたりますが、自分の「譲れない軸」をあらかじめいくつか決めておくと整理しやすいでしょう。私の場合は、IRレポートから各社の業績の推移や安定性を比較しました。それによって各社の特色が鮮明になり、志望順位を付けやすくなると実感しました。(I・Sさん)

企業研究は、インターンシップに参加したり、業界を勉強したりするだけでなく、OB訪問など、なるべく身近な人の話を聞いて、より核心に近い情報を収集することが大切だと思います。その上で、若い時から裁量を持って仕事をしたいのか、指示されたことをやり遂げたいのか、また知名度や待遇を重視するか…自分が何のためにどう働きたいのか「目的」を明確にしてください。それが明らかだと迷いも少なくなります。(H・Sさん)

学生時代は先生や友人といった「人」にばかり目がいきがちですが、教室の中にある設備や機材にも注目してみてください。さまざまな企業が関わっていることが分かり、学校現場も世の中のビジネスとは無縁でないことが分かってきます。ぜひ周りを見渡して、そこにあるモノをどんな企業が作り、提案しているのか、考えてみてください。それが当社に興味を持っていただくきっかけになればうれしいです。(T・Kさん)

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職種は異なっても協力・連携する場面が多く、社員同士の距離は極めて近い。「どの職場も良い意味で上下関係がフラット。若手の意見も聞き入れてもらえます」と3人。

マイナビ編集部から

ウチダエスコと言えば、学校教育関係者の間で有名な企業だ。PCや複合機といったIT機器のセットアップ作業全般を行うキッティングサービスやヘルプデスク、サーバー構築など「ICT教育」の導入および運用・保守支援におけるパイオニア企業としてプレゼンスを発揮している。今回の取材対象者のうちT・Kさんは、カスタマーエンジニアとして東京都区部の学校を担当しており、現場の教員と深い信頼関係を築いている様子が伝わってきた。また同社の特色の1つは、特定のメーカーに縛られないマルチベンダーであること。T・Kさんもマルチな技術者になろうと貪欲に成長している点が印象的だった。

それはネットワークエンジニアのI・Sさん、販売店営業のH・Sさんも同様。市役所等の地方自治体から民間企業まで、同社が事業領域を広げ、発展しているのは、彼らのような意欲的な社員の活躍によるところが大きい。新卒社員は文系出身の割合が多いという同社だが、属性にこだわらず一人ひとりの資質を評価・抜擢し、かつ若手の頃から裁量の大きい仕事を任せる企業風土が、順調な成長を後押ししているのだろう。「お客さまと働く仲間を幸せにし、ともに成長し続ける」を経営理念とする同社は、社員に「お客さまの困り事を親身に考える」という意識が浸透しており、そのまなざしは、助け合い、励まし合う社風にもつながっている。安定した企業基盤があり、その上で自由度の高い働き方が可能な会社である。

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2022年にオフィスを全面リニューアル。フリーアドレス制が導入され、机の配置や座席数なども緻密に考えられている。部門を超えた交流もより活発になり、快適な職場だ。

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