最終更新日:2025/5/30

川西倉庫(株)【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 海運
  • 空輸

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界と日本を結ぶ物流の最前線で、自分のやりたいことに挑戦できる!

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国内外の経験を通じてキャリアを磨く!先輩たちの成長の軌跡

総合物流企業として100年以上の歴史を誇る川西倉庫(株)は、若手にチャンスを与えて成長を支援する。今回は3名の先輩たちに、これまでの経歴と現在の仕事のやりがいを中心に取材しました。

■宮本さん
神戸支店 営業二課
2013年入社

■鈴木さん(中央)
神戸支店六甲ターミナル営業所
2022年入社

■田畑さん(右)
神戸支店六甲ターミナル営業所
2024年入社

ある日の出来事

インドネシアの清掃員さんに「安い給与でごめんね」と伝えると「働けるだけで嬉しい」と笑顔で返してくれました。真面目で素直な人が多く、いつも助けてもらいました(宮本)
特殊貨物の中でも電車を扱ったとき、荷主様との料金交渉には時間がかかりましたが、無事に搬入し、RORO船に積み込んで輸出できたときには手ごたえを覚えました(鈴木)
最近、アメリカ向けの輸出貨物で日本酒を扱いました。「海外でも日本酒や和食が人気と聞きますが、好きな人が多いんでしょうかね」と現場では話が盛り上がりました(田畑)

インドネシアの倉庫立ち上げメンバーとして幅広い仕事に携わり、業績にも大きく貢献!

入社から5年間は、ポートアイランドの営業倉庫部門で貨物の品質管理・保管を担当。主に冷凍・冷蔵食品を扱い、コンテナから積み下ろした貨物の検数チェックや出庫の伝票発行、作業員さんへの指示などを行いました。実際に貨物が運ばれている様子を目の当たりにし、スーパーなどの店頭で商品を見たときに生活を支えているやりがいを実感。作業員さんとの人間関係の構築を通じてコミュニケーション力を身につけることができました。

その後はインドネシアの倉庫立ち上げメンバーとして5年間、現場に赴任。オペレーションマネージャーとして入出金管理から人材採用、物流体制の構築、スタッフ指導など、幅広い仕事を任されました。1年目は文化や風習、言葉の違いに戸惑うものの、スタッフの方との信頼関係を築き、みんなで一緒に考えながら入出庫の手順などを改善。2年目以降は、貨物量の増加に伴い、第二倉庫の新設が決まり、建物の大きさやレイアウト、設備についてゼネコンとの打ち合わせを進めました。敷地面積やスタッフの人数が限られるなか、省力化と効率化を図るために当社初の全自動倉庫をつくり、ハンディターミナルを導入。新型コロナ感染拡大の影響で工事が中断したり、現場の進捗確認ができない状況が続きましたが、2022年には無事に完成。取り扱い貨物は順調に増え、単月黒字を達成したことは嬉しかったですね。

上司と2人ですべての業務を担い、単身で身の回りの生活も自分でやらなければいけないため、苦労は多かったものの、お客様である日系企業のトップと商談や食事をする機会に恵まれ、交友関係が広がったことは大きな財産になりました。日本に帰るころにはインドネシア語も話せるようになり、スタッフから「また、戻ってきてね」と見送ってもらったときには目頭が熱くなりました。

現在は神戸支店の営業課で、輸入荷捌業務を担当。営業が受注してきた貨物の書類の受け取りからマニュフェストの作成、現場の調整など一連の工程について責任を持って携わっています。仕事はデスクワークが中心で、毎日お客様や営業、各営業所からひっきりなしに電話が入るため、優先順位をつけることが大切です。初めての業務に苦労しましたが、海外で培ったコミュニケーション力を十分に発揮しています。
(宮本さん)

荷役業務を監督するフォアマン。重要な役割を担い、ダイナミックな仕事に挑戦!

両親が物流業界で働いていたので港湾関係の仕事には馴染みがあり、数々の会社について調べました。当社の採用担当者の方には、インターンシップやその後の対応でとてもお世話になり、こんな先輩と一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手になりました。

六甲ターミナル営業所では倉庫業務と港湾荷役の2つの部門があり、私は輸出入貨物の保管、RORO船(貨物船)への積み込みを行う港湾荷役に従事。フォアマンとしての監督業務、そのほかにも荷主様との料金交渉、契約といった重要な役割を担っています。主に電車やヘリコプター、工場プラント、重機といったコンテナに収納できない特殊貨物を扱っているため、入念に情報のリサーチや事前準備を行っています。具体的には、船会社や荷主様から搬入日や貨物の大きさ・重量、注意事項などを伺い、どの機器を使って重量物を運搬するのか。どんな順番で、どのような配置でRORO船に積み込むのかを考えてスケジュールを作成。当日は作業員さんに的確に指示を出します。

船会社と荷主様、作業員さんの架け橋となり、円滑に業務を遂行するために重要なのは、コミュニケーション力と決断力です。私はまだ経験が浅いため、ベテランの方々へ情報収集や相談をするものの、最終決定するのは自分。取捨選択をして方針を決定し、指示をするリーダーシップを養ってきました。

特に印象的だったのは、100人程の作業員さん全員に指示を与え、RORO船への積み込みを行ったことです。そのスケールの大きな仕事に責任の重さを感じる一方で、無事に終わったときには爽快な気持ちになり、心地よい達成感を覚えました。日常では触れることのない特殊貨物を扱う毎日はとても新鮮ですね。このような仕事を通じて、得意のコミュニケーション力をさらに伸ばすことができました。とはいえ、外国語のスキルは不足しているので日常会話を通じて語学力を高めていきたいです。港湾荷役の知識はもちろんのこと、荷主様や船会社、作業員さんへの理解を深め、ワンチームとしてよりよい仕事を目指していきたいと思います。
(鈴木さん)

1年目から倉庫業務の監督に。現場の協力を得ながらチームで取り組んでいます!

六甲ターミナルの近くで育ってきた私は、子どもの頃から港の風景が好き。大きな貨物船と数々のコンテナが積まれた大規模な環境の中で仕事をしてみたいという憧れを持っていました。合同説明会で以前から知っていた「川西倉庫」の社名を見つけ、ブースで具体的な話を聞いていくと物流業界で働きたいと強く感じるように。また、面接時も話しやすく、社風が自分に合っていると感じ、最終的には直感で当社を選びました。

私は六甲ターミナル営業所の倉庫業務に配属されました。まずは輸出貨物の入庫から保管、出庫までの流れを教わり、現場で先輩が作成した写真付きのマニュアルを見ながら実務を習得。3カ月目には作業員さんに指示を出して現場を管理する監督を任されました。この仕事は、報連相を基本としたチームワークが何よりも大切です。そのため、私は淡々と指示を出すのではなく、良好な人間関係が築けるように話し方や表情にも気を配っています。

貨物の運搬は単純作業というイメージがあるかもしれませんが、実際に経験して奥の深い仕事だと感じました。出荷明細や搬入表を見てその日に扱う貨物の種類と注意事項などの詳細を確認し、コンテナ内に貨物をバランスよく配置。荷崩れが起きないようにラッシングを行い、重量オーバーになっていないかをチェックします。また、貨物が多い時期には倉庫にすべての貨物を搬入するための配置も考える必要があります。すべての仕事が終わり、責任者欄にサインを記入するときには責任感を覚えますね。

今までに経験のない新しい輸出品を扱うこともあります。特に危険物貨物では必要な検査やルールを調べ、貨物の積み方やラッシング方法をみなさんに確認しながら進めますが、無事に検査をクリアして輸出できたときにはチームの力を改めて実感。穏やかで優しい人たちに囲まれた環境は、私のような未経験者も安心して働くことができるため、通関士や海外での活躍を目指す人にぜひ挑戦してほしいですね。今は輸出業務を確実に身につけ、ゆくゆくは様々な貨物を扱い、スキルアップを図っていきたいと思います。
(田畑さん)

学生の方へメッセージ

学生のみなさんに意識してほしいのは、「自分の言葉で話す」ことです。覚えてきた文章をスラスラと語るよりも、緊張して口ごもってしまっても、自分で考えながら懸命に話すとその想いや熱意は必ず相手に伝わります。また、志望度を高めるためにも、その会社の強みや特徴を事前にしっかりと調べると、入社理由や自分のやりたい仕事について自信を持って語ることができるはずです。

物流業界は取扱貨物によって業務内容が大きく変わるため、最初に調べておきたいポイントです。ちなみに当社は100年以上続く総合物流企業。食品・食料品を得意とし、医薬品から機械、化学品、車両など取り扱う貨物は多岐にわたります。島国である日本は港湾輸送が欠かせないもの。あらゆる業界のメーカー・商社に必要とされ、今後なくなることはないでしょう。そんな安定性と将来性の高い業界で営業倉庫や通関士、営業といった分野のプロとしてスキルアップを図れることが魅力です。

物流は生活や産業を支える屋台骨のような仕事ですが、自然災害が多発する今、スーパーやコンビニで商品が買えず、そのありがたみを切実に感じた経験を持つ人は少なくないでしょう。当たり前の生活を支えながら社会に貢献したい。そんな堅実な人に注目してほしいですね。少しでも興味のある方は、当社のワンデーワークショップにぜひ参加してくださいね。
(人事部人事課 岡本 沙貴)

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「物流業界の知識は入社後に覚えてもらえれば大丈夫。素直で明るい対応、自分の意見を発信できるコミュニケーション力を求めています」と語る岡本さん。

マイナビ編集部から

川西倉庫(株)は1918年に設立して以来、総合物流業の老舗企業として国内主要貿易港(関西・名古屋・関東)を中心に事業を展開。港湾運送から保管、通関、流通加工、輸配送まで一貫した物流サービス体制を実現する。貨物を保管する倉庫業は普通・冷蔵倉庫を完備して万全な管理体制を整え、きめ細かい在庫管理システムで全温度帯の対応が可能。食品・食料品の取り扱いを得意とし、コーヒー豆については国内でも圧倒的なシェアを誇る。2019年から埼玉と山形、横浜に倉庫を新設し、2022年にはインドネシアに全自動化の第二倉庫が完成。今後は各拠点の安定稼働による業績向上をはじめ、倉庫・運送・通関の各部門の強化、新しい物流基幹システムの構築など、次世代に向けた戦略的な展開を推進していく。

取材を通じて、自らチャンスを手にし、自分のやりたいことに挑戦できる風土を感じる同社。営業の宮本さんは入社6年目にインドネシアの倉庫立ち上げと第二倉庫増設に携わり、会社の発展にも大きく貢献。そして4年目の鈴木さんはフォアマンとして荷役業務を監督する重要な役割を担い、1年目の田畑さんはすでに倉庫業務の監督者として現場を任されている。このように社員のキャリアとやる気を支援し、社宅支援制度をはじめとする福利厚生を充実させ、働きやすい環境づくりを推進する同社は、100年経った今も、人と企業が一緒に成長している会社だと感じた。

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営業倉庫や営業、通関士、国際物流など各部門が連携して最適な物流サービスを提供。若手をサポートしながらチームワークを大切にする社風は居心地がよく、定着率も高い。
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