最終更新日:2024/10/10

日本化学産業(株)

  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 建材・エクステリア
  • 薬品
  • 金属製品
  • 非鉄金属

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

高品質&チャレンジングなものづくりで、自然災害に強い建材をエンドユーザーへ!

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「製造課」と「設計技術課」で活躍する若手ホープをご紹介!

◎菅原さん…2012年入社(新卒)30歳/建材本部・製造課
◎中島さん…2019年入社(新卒)23歳/建材本部・設計技術課

無機・有機金属薬品と金属製建材のメーカーである「日本化学産業株式会社」。当社の事業成長の原動力になっているのは、より良いものづくりに真摯に向き合う若手社員に他ありません。
今回は「建材本部」に在籍する社員にインタビューを実施し、現場の視点から各々のミッションと業務に向き合う姿勢、今後の目標などを語っていただきました。

建材事業の高品質なものづくりは、20代・30代の若手社員が牽引している!

製造課の役目は、品質向上・ものづくり環境の安全確保・省人化を推進すること。現場のスタッフ(社員・アルバイト・パート)が一丸となって業務環境を構築している。
設計技術課の役目は、製品開発による新しい価値の創出。一人ひとりが知恵とアイデアを振り絞り、建材メーカーとしてのチャレンジを牽引している。
工場ではさまざまな課が協力し合いながらものづくりにのぞんでいます。チームワークを感じられる職場だからこそ、困難をクリアしたときの達成感も倍増します。

「製造課」「設計技術課」の業務内容と、各々が大切にしているマインドは?

【菅原さん/製造課】
私の課では、金属加工の機械を操作し、住宅の防火構造部分に使われる「防火通気見切縁」をはじめとする建材の加工を行っています。加工作業のほか、年2回くらいのグリスアップ(機械に油を補充)や金型交換等の設備メンテナンス、検査基準内に収めるための建材製品の形状調整など、アルバイト・パートのみなさんと協力しあって業務を回しています。
製造課として守るべきは安全と品質です。安全においては、「製品がちゃんとコンベアに乗るか?」「組み立てる際にケガをしないか?」などの観点から、協力会社に依頼して作った簡易的な組立装置で作業を自動化することも。なるべく電動工具を使わなくてもいい仕組みをつくることが大切です。
品質においては、キズがついた製品を出荷しないこと。決められた検査を確実に行うほか、自動検査機の精度を高めたり、目視の検査を兼ねてパートさんと一緒に製品を梱包したりと、常に品質に配慮した行動を心がけています。

【中島さん/設計技術課】
私の課は住宅建材全般の製品開発を担当し、CADを使った図面作成や性能検証、積算などの業務を行っています。既存製品をカスタムする開発案件に加え、自社オリジナルの新製品開発やハウス/エクステリアメーカーと連携したOEM開発の開発案件も。お客様のニーズによって開発パターンはさまざまです。
近年は水害で家がダメになってしまうニュースが後を絶ちません。住宅建材は災害時に家を守ってくれるものだからこそ、「より良いものをエンドユーザーに届けよう!」というマインドが大切です。形状の工夫なのか、それとも材料の工夫なのか。どんな建材を設計・開発する際にも、「びっくり要素を盛り込もう!」を合言葉にして業務にのぞんでいます。
例えば防水・防風機能を確認するためには、実際の収まりを想定したものを用意し、35mの送風機を使って送風・散水試験を行います。合格基準を満たすまでに、一つの製品に対して50回以上の試験を実施することも。試行錯誤を重ねることも多いため、あきらめない根気強さも大切です。

各々の業務のどんなところにやりがいを感じていますか?

【菅原さん/製造課】
製品が出荷されるまでには、寸法・曲がりが基準を満たしているか、キズかついていないか…など、数々の検査をクリアしなければなりません。また作業に危険が伴わないように、電動工具に頼らない作業フローを構築するなど、現場の安全性を確保するために知恵を振り絞ることも。新しいラインを立ち上げる際には、今までになかった課題も出てきます。
例えば防火通気見切縁など、私たちが製造している住宅建材は、道を歩いていてもはっきりと目にすることができます。製造プロセスでの困難も多いからこそ、品質基準を満たした製品が住宅に取り付けられているのを見た際には、「自分が手がけたものが暮らしを支えている」という実感がわいてきます。こうしたよろこびは、住宅建材のようにエンドユーザーが見える製品ほど強く味わえると思います。

【中島さん/設計技術課】
今までにないものをイチから開発できるところにワクワク感を覚えています。当然ながら、設計・開発のプロセスでは多くの困難が伴います。
例えばエクステリア関連の会社と連携したひさし(庇)開発の案件が印象に残っています。「ひさしにLEDをつける」という仕様なのですが、見た目を優先すれば機能に課題が発生し、機能を重視すれば見た目が物足りなくなる。デザイン・部材ともに試行錯誤が多い開発案件であるため、とても手ごたえがありました。
また最近は水害対策を見すえた製品開発も、やりがいを感じている案件の一つです。機能的に水を100%防ぐのは不可能ですが、限りなく100%に近づけるために何回も試験を繰り返しています。こうした生みの苦しみ・チャレンジは、同時に設計・開発担当としてのモチベーションにもつながっています。

課として、個人として、今後はどんな目標を描いていますか?

【菅原さん/製造課】
製造課としては「自動化」への継続的なチャレンジです。ようやく自動製造ラインが実現したので、今後は外部の協力会社と密に連携しつつ、自動化の流れを他の製造ラインにも広げていく取り組みが必要です。
これは当社だけに限りませんが、製造ラインにおける人手不足の解消は重要なテーマです。例えばある製造ラインで1.5人分の作業がなくなれば、その1.5人を他の製造ラインに回すことも可能になります。「自動化」と「人員」を最適化させることで、安全面・品質面のさらなる向上にもつながるのです。
こうした省人化の施策は取り組み半ばであり、知恵とアイデア次第でもっといろいろなことができるはず。私はこれまでオペレーターとしてやってきたので、現場で得た経験を今後の自動化の取り組みに活かしていけたらと思います。

【中島さん/設計技術課】
防火・通気・防水をキーワードとした住宅建材の需要は増えるばかり。次々と舞い込んでくる開発依頼にスピーディに応えるためには、課としての開発力をさらに強化する努力が欠かせません。
自分の開発力を磨くためには、とにかく場数を踏むこと。20代半ばの自分の設計・開発者としての能力は、この道が長いベテランの先輩方の足元にも及びません。今まではステンレス手摺やひさし、郵便ポストといったエクステリア関連の案件を中心に担当してきましたが、今後は防火通気見切縁をはじめ多種多様な領域の設計・開発を手がけて経験の幅を広げていきたいと思っています。
また防火通気見切縁を開発する際には、「耐火・防火試験」に関する知識が必要です。現時点では未知の分野なので、これから勉強して知識を身につけていく予定です。

企業研究のポイント

―どんなタイプの学生さんにおススメの仕事ですか?
【菅原さん/製造課】
やはりものづくりが好きな人だと楽しめる仕事だと思います。建築学科を出た私も、昔から何かを組み立てるのが好きで、プライベートでもよくプラモデルを作っていました。
また日頃から機械にふれることが多いため、機械の構造に興味を持てる人だと、製造ラインの手作業を自動化したり、機械をメンテナンスしたりする仕事にも面白味を感じられるのではないでしょうか。

【中島さん/設計技術課】
「自分で作った製品で世の中に貢献したい!」と思える人なら、住宅のエクステリア・建材は手ごたえを味わいやすいと思います。
また設計技術課の仕事はトライ&エラーの連続なので、試験でなかなか基準をクリアしないときも「なぜなんだろう?」と知的好奇心をもって取り組み、失敗から学ぼうとする人に向いています。同じ課の上司・先輩社員は豊富な知識を持っているので、一緒に仕事をしているだけでも学びがありますよ。

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建材メーカーという特性上、機械・電気系の学部出身者のみならず、建築系・化学系の学部出身者(興味がある人も含む)も活躍できるチャンスがあります。

マイナビ編集部から

金属の優れた特徴を活かし、防火・通気・防水をキーワードとした製品開発および先端の加工技術で安全・快適な住まいづくりに貢献している同社。台風・集中豪雨・地震等の自然災害が年々増え、住宅業界の防災意識が高まっていく中、同社の製品・技術力に対する注目度は増すばかりだ。
同社のものづくりにおける強みの一つは、部署間の協力体制である。青柳工場には製造・設計・営業・間接部門を集約し、部門間が密にコミュニケーションを取り合っている。製造ラインでトラブルが起きたときには他部門に応援を依頼するなど、ボーダレスな連携がものづくりの品質・スピードにつながっているという。
「休み時間にはいろいろな課の人たちと話しており、昼休みにはバドミントン・卓球などのレクリエーションで盛り上がることも。たまにみんなで飲みに行ったりもします。」と製造課の菅原さんは付け加える。
まわりの上司・先輩・同期と近い距離で仕事をしながら、お互いに刺激し合い、助け合える。そんな職場でものづくりができるのもおススメポイントの一つだ。

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今後も継続的な成長が見込まれる同社の建材事業。若いうちからチャレンジできる現場で、ものづくりの醍醐味を存分に味わってほしい。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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