最終更新日:2025/5/20

三交不動産(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 不動産
  • 住宅
  • 住宅(リフォーム)
  • 建設
  • 電力

基本情報

本社
三重県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

多彩な部署や人材と関わりながら成長できる、総合不動産会社のワークフィールド。

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3人の活躍から考える、キャリアの築き方。

総合不動産会社として多角的に事業展開している三交不動産。マンション開発、住宅設計・施工監理、不動産仲介と三者三様の仕事に取り組む社員たちの活躍ぶりから、その多彩な事業展開と入社後の働き方を紐解きます。

木村さん(写真:中央)
マンション事業本部 中部支店 中部営業部
2007(平成19)年入社/工学部 環境デザイン工学科 卒業

廣田さん(写真:左)
戸建事業本部 注文住宅事業部 第一営業部 技術課
2015(平成27)年入社/理工学部 建築学科 卒業

松尾さん(写真:右)
仲介事業部 名駅営業所
2020(令和2)年入社/法学部 法律学科 卒業

上手く仕事を進めるための私のこだわり

自分の意見をしっかり伝えること。常に明確な判断基準を持ち、それに基づいて物事をジャッジし周囲に発信するようにしています。
速やかに答えを出すこと。現場で職人の方から質問された時、難しい部分は図に描いて説明するなど工夫しながら明確な返答をして、作業がスムーズに進むようにしています。
時間厳守。お客様との約束の時間は、1分1秒でもズレがないように守ります。相手の貴重な時間を奪わないということはビジネスの基本だと思います。

マーケティングから商品企画・販売準備まで、マンション開発の プロデュース。

 入社からこれまで、マンションや戸建住宅の販売・企画に携わってきました。現在はマンション事業本部にて、東海・関東・関西エリアで展開する分譲マンション「プレイズ」ブランドの中で、東海エリアのマンション企画・開発に取り組んでいます。

 同じ部署内に用地・商品企画・販売担当者がいる中で、新規物件のプロジェクトは、用地担当者が用地の選定を行うところからスタートします。そこから、周辺環境などのマーケティング調査をもとに、誰に向けたどんなマンションにするかという物件コンセプトを設定。コンセプトに合わせた外観デザインや間取り、内部の仕様などの詳細を設計事務所の方と決めていきます。施工を担当するゼネコン責任者の方と現場で打ち合わせすることも多く、建築を学んだ人も知識を生かして活躍できる仕事です。また、販売担当者とも連携し、価格帯、販売コンセプト、販売促進の企画にも携わります。

 難しさのひとつは、決められた条件の中でマンションを完成させるための調整です。販売担当者の要望も取り入れながら、限りある予算やスケジュールに合わせ、さまざまな側面でベストな選択・判断が求められます。企画担当者はプロジェクトをまとめリードしていくプロデューサーと言ってもいいかもしれません。その都度持ち上がる課題がうまく調整でき、スムーズに仕事が進んだ時には、大きな達成感を覚えます。

 そしてマンション開発で大切なのは、お客様のニーズをいかに的確に掴むかです。私はこれまでにおよそマンション10件、戸建住宅は6件の企画に関わってきました。そこには入社当初の4年間でマンション販売に携わり、住まいに対するお客様の生の声をたくさん聞くことができた経験が大きく影響しています。また、他社のマンションやホテル、店舗などさまざまな建物、話題の新物件などを日頃からたくさん見て、トレンドを知るようにしています。

 現在、手がけているのは高級マンションで、三交不動産史上最高ランクの物件です。もちろん私にとっても初めての経験なので、経験がある他のデベロッパー企業からも情報収集をしながら企画を行い、プロジェクトを進めています。やはり仕事で一番やりがいを感じるのは、完成した物件を見た時です。ほかにも同時に進行中の物件が複数ありますが、それらを成功させるのが目下の目標です。(木村さん)

設計から現場管理まで、家づくりのすべての過程に携われる仕事。

 大学で建築を学び、地元・三重で設計の仕事に携わりたいと考えていました。戸建住宅からマンションまで、住まいの建築を幅広く手がけている三交不動産に魅力を感じ、入社を決めました。
 入社後3年間は、弊社が手がける戸建分譲住宅の現場管理を担当していました。住宅の構造や工法・工程から、部材の手配など一連の仕事の流れまで、現場で働く職人の方々にも教えていただきながら、家づくりのことを一から学びました。設計の手法は大学でひと通り学んでいましたが、仕事を始めて、図面で想定していることと現場で起こることは違うと知りました。そのため現場を知るのは何より大切なことと実感。分譲住宅に所属していた時は、年間約30棟の現場を実際に見ることで、設計士としての基礎力を養うことができました。
 また、この時期に1級建築士の資格も取得。週1回、休日に資格学校の講義を受けて終業後に課題に取り組むなど、勉強と仕事との両立は大変でしたが、先輩の経験談を参考にペースを調整するなどして乗り切りました。

 そして入社4年目に、現在所属する注文住宅事業部の技術課へ異動となりました。お客様のご希望に合わせて一から住まいづくりをおこなう注文住宅では、設計から現場管理までを一貫して手がけています。
 流れとしては、営業担当者がうかがったお客様の希望をもとにプランを作成、お客様から直接細かいご要望をお伺いした上で、具体的な設計に落とし込みご提案します。ご納得いただければご契約いただきプランが固まると施工へ。現場を担当する工務店や部材の手配だけでなく、工程管理、現場の進捗状況の確認など着工後は全体のマネジメントである現場の管理も行います。ゼロからモノづくりを手がけ、その過程を見届け完成・引渡しまでひと通り携われるのが魅力です。

 もちろん、お客様の笑顔も仕事の大きなモチベーションです。以前、ある二世帯住宅を手がけた時のこと。お客様は広いLDKを作りたいというご希望をお持ちでしたが、構造上の問題がありました。でも、本社の構造担当部門に相談しながら技術的な可能性を探り、強度と広さを両立。お客様には「こんなに広くできると思わなかった」と、とても喜んでいただけました。設計士としての技術力を発揮して住まいに新たな価値を生み出す。そんな醍醐味を日々の仕事で体感しています。(廣田さん)

一歩先の営業マンをめざした、お客様との関係づくり。

 就職活動を始めた頃は、金融や専門商社など幅広い業界を見ていました。その中で、大きな建物を建てるなど携わったものが形として残る仕事ができること、また在学中に取得した宅地建物取引士の資格を生かせることから、住宅や不動産業界に的を絞っていきました。
 三交不動産に魅力を感じたのは、事業の幅広さです。総合不動産会社である弊社は、新築分譲マンションから不動産仲介、戸建分譲・注文住宅・土地の有効活用など幅広い事業を展開しています。この会社なら、いろいろ経験しながらキャリアデザインを考えられると思い、入社を決めました。

 入社後は新入社員研修でビジネスマナーや会社の組織、仕事の流れを学んだ後、営業所に配属となりました。不動産売買仲介は、土地や建物などの不動産を売りたい人と買いたい人をつなぐ仕事です。まずは先輩のもと、OJTで不動産仲介の仕事を覚えていきました。売主様から物件の詳細をお伺いし調査・査定を行うほか、広告などで情報を発信していきます。そして、買主様には物件をご案内し、価格交渉や諸手続きなどのサポートをおこない、契約成立まで導きます。

 難しいのは、お客様の信頼を勝ち取ること。例えば売主様は多くの場合、同時に複数の不動産会社に仲介を依頼します。価格設定などは相場もありますから、会社によって大きな差はありません。お客様が最終的に判断基準にするひとつは「人」。そこで大切なのが、お客様に安心していただくことです。そのため、まずは丁寧にお話をお伺いし「とにかく早く売りたい」「できるだけ高く売りたい」など、ニーズを的確に引き出すようにしています。そこに売主様にとってベストな条件を設定する鍵があり、それを見つけることが信頼につながるからです。そして私に物件を預けていただき、買主様も納得のいく契約につながった時は、本当に嬉しいです。

 ただ、そこまでなら経験を積めばできるようになると思います。私が目指すのはもう一歩先、お客様から次のお客様を紹介してもらえるような営業マンです。たくさんの方に、「松尾さんに売ってもらいたい」「松尾さんから買いたい」と言っていただけるように、よりお客様の立場に立った働きかけや、次につながる人間関係づくりを意識しています。(松尾さん)

学生の方へメッセージ

仕事をする中で重要だと実感するのは、会社の雰囲気です。三交不動産は、自分の意見を言いやすい社風だと働いていて感じます。現在の部署では、同じプロジェクトで仕事を進める仲間というスタンスなので、若手のうちから自身の考えを取り入れながら働けます。就活中はインターンシップや会社見学に参加し、自分に合った社風、働く環境を少しでも見極めることがおすすめです。(木村さん)

私自身、就職活動中は大変な思いもしましたが、終わって振り返ってみると充実していたなと感じます。さまざまな企業を見て、面接などを通して多くの人と話をするのは、貴重な経験です。その後の自分の成長にもつながったと思います。皆さんも、就活をポジティブに捉えて楽しんでください。(廣田さん)

就職活動のスタート時から、やりたい仕事や入りたい会社が明確に決まっている人は少ないと思います。まずは幅広くいろいろな業種や職種を見て、興味の持てる分野、持てなかった分野を確かめていくと、次第にめざす方向が見えてくるのではないでしょうか。自己分析も、とことん突き詰めてみてください。嫌になるほど自分と向き合う経験は、今しかできないことだと思います。(松尾さん)

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責任ある仕事を早い段階で任せ、見守りながら育てる社風。若手社員たちも、挑戦しながら仕事に取り組み成長している。

マイナビ編集部から

 三重県津市に本社を置く東海エリア有数の企業、三交不動産。総合不動産会社として、戸建住宅事業やマンションの分譲、賃貸、仲介、リフォームなど、不動産事業を幅広く展開するほか、地域のランドマークとなる商業施設やオフィスビルの開発も手掛けており、地域活性化や街づくりにおいても大きな役割を果たしている。
 2020年4月に「名古屋三交ビル」を開業し、2024年4月には「名駅三交ビル」を開業。さらに、2024年6月には当該エリアで3つ目となる会社最大規模の複合テナントビル「第2名古屋三交ビル」を開業した。 今後のリニア開通にともなう名駅エリア活性化の一旦を担い、デベロッパーとしての存在感をさらに増している。
 また、すでに展開している環境エネルギー事業や高齢者向け住宅事業に加え、2020年からアグリ事業にも参入。不動産事業を核としながら社会の動向やニーズをいち早く読み、必要なものを精査して新たな事業展開につなげる動きが、同社の安定成長を支えているのだろう。

 そんな中、同社の社員たちは、いろいろな事業部と関わりながら業務に取り組み、より広い視野を持った不動産のゼネラリストへと成長していく。
 学部学科問わず活躍の幅が広い一方、住まいづくりやマンション開発など、様々な場面で設計や建築知識・スキルを発揮するスペシャリストもたくさんいる。建築系学科などで学ぶ学生にとっても、魅力的な環境だと言えそうだ。

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2024年6月に開業した「第2名古屋三交ビル」。オフィスを中心とした地下1階、地上14階の複合テナントビルとして開発。

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