最終更新日:2025/3/4

三井不動産ビルマネジメント(株)

  • 正社員

業種

  • 不動産(管理)
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 不動産
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

テナント企業の「働き方」を進化させる、新しいビル経営のあり方とは。

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自分らしい働き方で学び、幅広い事業領域を経験しながら成長

従来のビルマネジメントから事業領域を広げ、多様な付加価値やソリューションを提供しながら「働く」をサポートしている三井不動産ビルマネジメント。同社での成長や働き方について、人事部の若手社員に話を聞いた。

◆赤尾 建史朗さん(写真左)
人事部人材開発グループ
2020年入社

◆坂本 亜矢子さん(写真右)
人事部人材開発グループ
2019年キャリア入社

採用担当からのメッセージ

事業領域が幅広いということは、キャリアパスも幅広いということ。ジョブローテーションで様々な業務を経験しながら成長の可能性も広げていってください。(赤尾さん)
社会人になるにあたって不安もあると思いますが、私たち人事も、配属先の上司や先輩も、会社全体で皆さんの成長をサポートしていきますので安心してください。(坂本さん)
オーナーもテナント企業もバックグラウンドは様々。清掃や警備など協力会社とも数多くお付き合いします。多様な人と仕事をすることで人間力が磨かれ、視野も広がります。

テナント企業のビジネスパートナーとして、あらゆるお困り事に応えていく喜び/赤尾さん

――三井不動産ビルマネジメントで働く魅力は?

お客様と長期的な関係性を築く中で、事業領域の幅広さを生かしてお客様のお困りごとに対して多様な角度から解決できることです。不動産マネジメントの目的は、長い時間軸の中でビルの価値を維持・向上させることにあります。当社はハード面からだけではなく、ソフト面からもビルの価値を高める事業を展開しています。ビジネスソリューション事業がテナント企業のニーズを満たす施設やサービスを提供し、エリアマネジメント事業がビルを中心とした街自体を活性化。ビルで働くテナント企業の社員が生き生きと活躍して、企業を成長させてこそ、ビルオーナーの収益最大化もかなうと考えているのです。

まずはお客様の要望に応えながらテナント企業と関係性を構築していきます。ご信頼をいただけると、お客様は会社が持つ本質的な課題やお悩みを話してくださるようになります。個人に任せられる裁量が大きいため、お客様に最適なソリューションを自ら考え提案できることにもやりがいを感じられると思います。例えば、働き方改革に対してお悩みの企業様がいればワークプレイス改革のアドバイスやソリューションをご提案したり、社員の健康管理にお悩みのテナント企業様がいればフィットネスフロアの利用をご提案したりと幅広くお客様の持つ課題を解決できます。自分の行動や考え次第で裁量を持って仕事をしていくことができる環境が整っているかと思います。

――キャリアパスは?

当社は皆さんには不動産価値向上のプロフェッショナルになっていただきたいと考えています。そのため、まず入社後は当社のコア事業であるビル経営事業への配属がメインとなります。その後は3~5年ごとにジョブローテーションをしながら、不動産の価値向上に対する専門性を幅広く高めていくことができます。幅広い事業領域の中で多角的な視点とノウハウを得て、市場価値の高い人材へと成長できるはずです。

研修制度や福利厚生も充実。多様なワークスタイルを実現し、働きやすさを追求しています/坂本さん

――研修制度を教えてください。

入社後は新入社員研修からスタートします。当社の組織を理解し、ビジネスマナーや基本業務について学んでいただきます。座学だけではなく当社が所管しているビルを見学する機会も。2カ月目からは配属先でのOJT研修が始まります。9月末までにひとり立ちすることを目標に、トレーナーの先輩がマンツーマンで指導。また、皆さんをメインで指導するのはトレーナーですが、部署全体で育成する文化です。プロパティマネジメント事業は学ぶべきことが数多くあり、私の時は部署の先輩方が分担して勉強会を開き指導してくださいました。人事はフォローアップ研修という形でサポートします。配属後の12月と、その1年後に皆さんの現状の把握と課題の確認を行っています。

そのほか、昇格のタイミングで受講していただく昇格者研修や、選択式の研修、宅建士の資格取得のための講習もあります。選択式の研修は、学びたいと思う内容を自身で選び受講していただく研修です。図面の見方や電気や建築などの知識を、各分野に精通した講師から教わることができます。宅建士の資格取得は年々難しくなっているため、特に力を入れています。対面あるいはリモートで受講いただける講習を、週に1回の頻度で開催しています。また、法人契約しているオンライン動画学習サービスを使って、英語や自己啓発など業務に関すること以外も自由に学ぶことができます。

――働く環境は?

基本的にオフィス出社となりますが、本社には社員専用のカフェもあり非常に働きやすい環境となっております。シェアオフィスの利用も可能ですので、顧客訪問時に利用することもできます。リモートワークに関しては週に1~2回程度利用可能となっております。
働く時間ですが、フレックスタイム制でコアタイムは10時~16時となりますので、始業や終業時間に関しては業務に合わせて設定することが可能です。自分らしく柔軟に働きながらもコミュニケーションツールを使って情報共有を行い、チームで協力しながら仕事を進める環境です。

ジョブローテーションで様々な事業や業務に挑戦し、市場価値の高い人材へ。

――今までのキャリアを教えてください。

赤尾さん/入社後はビル経営事業で3年間、法人・個人オーナーや機関投資家が所有する物件、計7棟のマネジメントを担当しました。大規模ビルであれば1棟を数名でマネジメントしていきますが、中小規模ビルのメイン担当は1人。苦労もありましたが、1棟全体を一人でマネジメントできる醍醐味は大きかったです。オーナーによってビルへの思い、考え方もまるで違います。安定して収益が得られれば本来は良いのでしょうが、「自分のビルを満足して使っていただきたい、ここで働き続けたいと思っていただきたい」と、テナント企業の社員さんの働きやすさを一番に希望するビル愛精神の強いオーナーも多く、私も熱が入りました。

坂本さん/私は4年半、ビル経営事業に従事しました。賃貸借契約の賃料交渉や手続きを主に担当していました。解約の際は契約手続きだけでなく、原状復旧工事の手配も行います。お客様への訪問を重ねて信頼をいただくと、様々なことを気軽にご相談していただけるようになりました。お困りごとがあれば、ビジネスソリューション部門と一緒に当社でできることをご提案。受注まで至らなかった時も、提案できることを評価いただけることが多かったように思います。「また何かあったら相談させてね」と次回につながっていきました。

――今後の目標は?

赤尾さん/次は大規模オフィスビルを担当してみたいです。また違ったやりがいがあるのではないかと思います。そして最終的な目標は、お客様に価値提供ができるビジネスソリューションサービスを自らの手で生み出すことです。

坂本さん/現場経験を活かしながら会社がよりよくなるためにはどうしたら良いかを考え、貢献していけたらと思っています。

学生の方へメッセージ

2020年に完成した新オフィスは、「ビジネスシーンの明日を変えていく」という当社のブランドビジョンを体現するものです。奇数階のフロアには各部署の個性を生かしたオフィス、偶数階のフロアにはミーティングルームやセミナースペース、社員専用のカフェといったコミュニケーション、コラボレーションスペースを設置しています。リモートや在宅など働き方が多様化する時代の流れをコロナ前から見据え、当社が目指すオフィスの姿を実現させました。
もちろん建てて終わりではありません。年々さらに進化を続けています。オフィスは単に仕事をする場所ではなく、新しいアイデアが生まれる場所であり、社員同士がコミュニケーションを取りながら新しい価値を生み出す場所でもあります。移転後は部門ごとにこれからの働き方について考える横割りのチームをつくり毎年施設を変革しています。お客様の「働く」をサポートしている会社として働き方のニーズの変化を敏感に察知し、「経年優化」を表現する使命があるからです。

社員が試行錯誤しながら仕事を進めた過程や蓄積した知見は、一つのビジネスモデルとしてお客さまに提供。お客様に向けて本社オフィスツアーも行っており、多くの企業に当社のオフィスやその知見をご紹介しています。ビルマネジメントという概念を超え、「オフィス」や「働き方」の新たな在り方をつくっていきたいという人をお待ちしています。

(赤尾 建史朗)

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社員たちが、ブランドビジョンに合う働き方を考えて創り上げたオフィス。リラックスした雰囲気の中で打ち合わせや個人作業ができるカフェもある。

マイナビ編集部から

ICTが進化しテレワークが増加するなど、私たちの働き方は変化している。これからのオフィスビルに求められるのは、単に場所(スペース)を提供する建物ではない。多様な働き方、多様なビジネスシーンに応えていける柔軟性だろう。変化するニーズや経営課題を敏感に捉え、テナント企業を支援しているのが三井不動産ビルマネジメントである。

自分らしく働きつつ社内外の人々と交流し共創できるオフィス。そんな新しいワークスタイル、オフィスの在り方をクライアントに示すため、同社自身が「働き方変革」を積極的に実施している。2020年に完成した本社は、社員たち自らがレイアウトの構想を練った。新しい場所でどんな働き方をしたいのかを部署ごとに話し合い、創っていったそうだ。

移転後もコミュニケーションを活性化させる仕掛けづくりに注力している。3つの部署が籍を置くフロアでは部署間の交流が生まれるように、フロアの中心部にコミュニケーションスペースを新設した。ソファを置き自然と雑談ができるような空間をつくり、さらにフロアで交流イベントも開催した。その結果、互いを知り会話が生まれ、仕事上の連携も生まれるようになったという。

新しいワークスタイル、オフィスの使い方を模索している企業は多い。「働き方変革」で得た成果や知見は大いに歓迎されるだろう。

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オフィスフロアでは、各部署が業務内容に即した働き方ができる空間を実現。部署間のコミュニケーションを促進するためのスペースも用意されている。
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