最終更新日:2025/4/22

東亜道路工業(株)【東証プライム市場上場】

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  • 上場企業

業種

  • 建設
  • 道路管理
  • 化学
  • 建設コンサルタント
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

道路、河川、スポーツ施設etc.社会インフラを柔軟な発想と技術で支える!

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入社3年目の同期メンバーが三者三様に活躍中!

道路舗装会社と資材メーカーの両面を持ち合わせる「TOA」。今回は入社3年目の同期3名に集まってもらい、施工管理職・経理事務職・製品営業職それぞれの仕事内容ややりがい、心掛けなどをうかがいました。

◆施工管理職
東北支社 工事部 伏見 駿佑さん(2022年入社) ※写真中央
理工学部土木工学科卒

◆経理事務職
北海道支社 管理部 入賀 裕紀さん(2022年入社) ※写真右
商学部商学科卒

◆製品営業職
中部支社 製品部 内山 甲哉さん(2022年入社) ※写真左
コミュニケーション学部コミュニケーション学科卒

※取材当時の内容です

それぞれの職場・仕事の魅力は?

独立系ならではの自由な風土があり、「こうすべき」と一方的に押し付けられません。現場ごとによりよい進め方を提案でき、上司・先輩が心強く支えてくれます(伏見さん)
経理事務職の私が現場に出ることはありませんが、仕入れ・売上・利益の確実な集計を通して現場を支えています。社会インフラへの貢献を実感できる職種です(入賀さん)
社内のコミュニケーションが活発で、たとえ小さな困りごとにも快く相談に乗ってくれる先輩に恵まれています。だから悩み事を抱え込まず、気持ちよく働けます(内山さん)

【施工管理職】ゆくゆくは自分の子どもを助手席に乗せ、自ら手がけた高速道路を走りたい

父の実家がある宮城県では、震災時に道路が分断され、日常を取り戻すまで長い年月を要しました。それ以来、舗装・整備を行う人がいてこそ道路を安心して利用できるんだと、“縁の下の力持ち”の存在を意識し、私も道路舗装に携わりたいと思うようになりました。なかでも当社に決めたのは、どのグループにも属さない独立系として、自由に柔軟に仕事を進められ、それがおだやかな社風にも表れていたからです。

入社後の研修では、つくば市の技術研究所でアスファルト材の耐熱実験を体験したり、道路舗装に用いられる機材に触れたりし、工場ではアスファルト乳剤の製造工程を間近で見るなど、貴重な経験を通して当社の技術を体感することができました。このときの学びが、工事を取り仕切る施工管理職としての土台になっています。

配属後は先輩に同行して現場の進め方を学び、初めて自分の現場として担当したのは1年目の12月、河川敷の堤防整備でした。蛇行する川に沿って堤防も複雑に曲がりくねっているため、舗装材を流す型枠をどう設置すればいいかなど、職人さんと意見を出しあいながら段取りを組み、工程を進めていきました。寒い日が続き、大変な面もありましたが、頑張った甲斐があって、キレイに整備された河川敷を見渡したときの達成感は格別でした。

それ以来、心に留めているのは、私たちの仕事は職人さんの協力があってこそ成り立つということです。職人の皆さんとコミュニケーションを取り、気持ちよく働いてもらえる環境をつくることも、私たちの大切な役割。ベテランの職人さんからの「伏見くんの現場は楽しくていいね」という言葉には、満面の笑みで嬉しさを隠しきれませんでした。

2年目に入ると、一般道や県道の舗装、駐車場や側溝の整備など、さまざまな現場を担当してきました。道路舗装を終えるたびに、私は車でキレイになった道を走り、スムーズに走りやすくなったことを自分で体感するようにしています。その時間がとても心地よくて、いつも自分の仕事に誇りを深めています。ゆくゆくは大規模な現場も安心して任せてもらえるよう、今はスキルアップに励んでいるところです。近い将来、自分の子どもを車の助手席に乗せて走り、「この高速道路、パパがキレイにしたんだよ」と自慢できれば、最高ですね。
(伏見さん)

【経理事務職】工事・製造にかかわるすべての人の活躍に、幅広い業務で応えるやりがい!

大学のゼミで物流の陸運について研究し、災害等による道路封鎖が私たちの生活に与える影響の大きさについて学びました。その経験から、生活に密着し、社会に目に見えて貢献できる仕事に就きたいと考えて就職活動。当社はまさに道路という重要なインフラを支えており、面接で感じたなごやかな雰囲気にも惹かれ、入社を決めました。

私の役割は、札幌営業所での経理事務です。業務内容は多岐にわたり、経理を中心にしながら、営業所の物品管理や健康診断の調整、各種資格の更新など、営業所の運営を支えるバックオフィス業務に幅広く携わっています。もちろんいきなり任されるのではなく、入社1年目は先輩のもとで事務を一つずつ経験しながら、電話・来客対応やメールの書き方、工事・商材の知識といった基本をじっくり固めることができました。

入社2年目から経理業務に取り組み、道路舗装工事にかかる仕入れ額と売上、利益の集計をメインで担当しています。なじみのない品目が書かれた伝票も多く、まずは自分なりに調べ、先輩に確認しては知識として吸収する毎日です。経理事務の先輩はもちろん、営業や施工管理の先輩たちも皆さん話しやすく、現場やお客様についても教わっています。

内勤の私が現場に出向くことはありませんが、「1日20~30トンもの材料が使用された」「ひと区画だけで20~30名の作業スタッフが携わった」といった工事の情報は伝票上からも確認でき、「大きな仕事をやり切ったんだ」と、現場に思いを巡らせています。そうした第一線で活躍する皆さんの頑張りにしっかりと報いられるように、正確な業務で売上・利益を計上していくことにやりがいと責任を強く感じています。さらに、高速道路や一般道がキレイに舗装された光景を画像で見るたびに、私もインフラを支える一員なんだと、嬉しさと誇らしさを噛み締めています。

直属の先輩が他拠点へ異動になっても、私が経理事務を引っ張っていくことができるように、これまで以上に自覚を持ち、知識・スキルを磨き続けたいと気を引き締めているところです。ゆくゆくは札幌で培った経験を活かし、他拠点でもさらにスキルアップしていきたいです。
(入賀さん)

【製品営業職】「段取りからぜんぶ任せるね」その言葉に信頼の深まりを実感します!

何気なく利用している道路は、実はこうやって作られている――当社の会社説明会で道路舗装の裏側や材料について知り、漠然とながらも「生活を支える仕事がしたい」と考えていた私にズドンと刺さったんです。当社は道路舗装会社とアスファルト材メーカーという2つの顔を併せ持ち、生活の基盤となるインフラに幅広く貢献できると感じて入社を決めました。

文系出身の私は、工事の流れや材料についてほとんど知識がなく、入社後の研修でイチから学びました。なかでも興味深かったのは、30センチ角のアスファルトのサンプルづくり。材料の配合や製造工程について実際に手を動かしながら理解でき、今、製品営業職としてお客様に最適な材料や工法などを提案・アドバイスする際に役立っています。

配属後は先輩と一緒に行動し、道路舗装会社へのアスファルト材の提案に同行しました。当社製品の採用が決まったなら、現場への資材納品の段取りを組み、現場に出向いて施工まで一貫して手がけることもあります。そうした一連の流れを先輩から学び、配属から約半年後に単独で営業活動を進めるようになりました。

私がいつも心掛けているのは、お客様のオフィスや現場にできるだけ足を運び、ざっくばらんにご相談いただける雰囲気をつくること。私は子どもの頃から野球が大好きで、お客様と野球の話で時間を忘れて盛り上がったこともあります。そうした関係性をコツコツと育むことで、お客様から「段取りから全部任せるから、よろしくね」と託していただく機会も増え、お客様からの信頼を少しずつ実感しているところです。舗装工事中に急な雨に見舞われた現場では、お客様から私に真っ先に「どうしたらいい?」とお電話いただき、「品質を保つためにいったん待機し、雨が止んで乾いてから再開しましょう」とお伝えしたことも。「おかげでキレイに仕上がった。ナイス判断だったよ」と、後日言ってもらえたときの嬉しさは忘れられません。

私の所属する名古屋工場には20代・30代が多く、生産技術や製造の先輩を含め、相談しやすい人ばかりです。営業の先輩たちは大きな案件も難なく手がけていて、自分もこうなりたいと刺激を受けています。私の目標は、「内山くんだからお願いするよ」と、お客様から信頼される存在になることです。先輩たちに続けるように、すべての面でレベルアップをめざします。
(内山さん)

学生の方へメッセージ

自分を過度に追い込んでしまうのではなく、たとえうまくいかなくても「次!」と切り替えていくと、案外うまく進み始めると思います。企業に選ばれるのではなく、「自分が企業を選ぶ」という気持ちで臨んでいくと、「ここ!」という会社に巡り会えるはずです。私も当社に出会ったことで貴重な経験を重ねられ、入社2年目の今は先輩たちと一緒に大型現場を動かし、日々充実感を得ています。
(伏見さん)

学生のうちから「この仕事をやりたい」と明確に決められなくても当然だと思います。そうした場合、逆に「これはやりたくない」を挙げてみると、自分に適性のある仕事にたどり着きやすくなると思います。当社の経理事務職は、経理を中心に人事・総務・労務など幅広い業務にチャレンジでき、若手社員に積極的に任せてくれる風土なので、入社後に自分の可能性を広げることが可能です。
(入賀さん)

いろんな業界・企業があってどう絞り込めばいいのか迷うこともあると思います。そんなとき、もちろん誰かに相談することもよいのですが、自分の直感を信じて、「この会社よさそう」と思ったらぜひ掘り下げてみてください。当社の営業職には私を含め文系学部出身者が多く、先輩たちが親身にフォローしてくれます。「人のよさ」に恵まれ、当社を選んでよかったとつくづく思います。
(内山さん)

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若手社員がそれぞれの部署で挑戦する。上司・先輩が心強く後押しする。そんな風土が根づいているため、若手社員が力強い成長を描いています。(人事担当/後藤)

マイナビ編集部から

創業から90年以上、どのゼネコングループにも属さない独立系を貫き、自由な発想で全国各地の道路舗装に貢献する同社。道路、スポーツ施設、公園、橋、鉄道軌道など、フィールドは多岐にわたり、それらの施工のみならず、施工に必要な製品の開発・製造まで手がける稀有な存在であり、日本のインフラ整備になくてはならない企業だ。

その原動力となるのは、まさに「人」である。研修の充実ぶりからも、人に重きを置いていることがうかがえる。同社では1年目から3年目までを、人事担当者が先頭に立って人事部門でフォローする体制が確立されている。1年目は、新人社員研修、OJT、面談等を通じて、スキルのベースを固め定着をはかる。2年目は、改めて全体研修を開催し、同期と顔を合わせることで仲間同士の絆を深めあうことができる。そして3年目は、同社の企業理念である「自らの意思と成長」を意識し、考える力やプレゼンする力など、飛躍に向けた実践的な内容が用意されている。こうしたステップを踏むことで、3年目以降のキャリアの可能性が大きく開かれていくはずだ。

今回取材した3名からも、「人のよさ」が共通して挙げられ、職場の働きやすさを垣間見ることができた。また、それぞれの思いを聞けば聞くほど、人と人のかかわりが大切な仕事であり、人が強みであることに納得した。平均勤続年数20年以上という社員定着率の高さからも、人に恵まれた職場であることがわかるだろう。

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2030年に100周年を迎える同社。現在の新卒社員たちは、中堅社員として成長したタイミングで、この記念すべき節目に立ち会うことになるだろう。

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