最終更新日:2025/4/30

(株)スズキヤ(SUZUKIYA、SPATiO)

  • 正社員

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

湘南のスーパーといえばやはりスズキヤ!

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高い商品力・開発力・接客力と、社員の幸福を考える(株)スズキヤ

湘南エリアにおいて「味」「商品力」「接客」にこだわった“独自戦略”を展開している(株)スズキヤ。
商品開発力にも高い評価を得ており、同社の強みが発揮されるこれらの分野で若手が大活躍している。

I.Y.さん(写真右)
2022年入社/鵠沼店 青果担当

K.C.さん(写真中央)
2022年入社/逗子駅前店 デリカ担当

H.C.さん(写真左)
2022年入社/逗子駅前店 ベーカリー担当

笑顔が印象的なスズキヤの先輩社員

「スーパーの多くはお店に入ってすぐの場所が青果売り場。新鮮で稀少な野菜を並べることで、やっぱりスズキヤだと喜んでいただけるよう工夫しています」(I.Y.さん)
「商品開発の企画書作成など事務作業も多いですが、より多くのお客様に手に取っていただけるように商品の配置を考える作業は楽しくて、飽きることがありません」(K.C.さん)
「スズキヤ店内で作るパンはたくさんのヒット商品を持っており、開発においても様々なノウハウがあります。今後もお客様を笑顔にするパンを作り続けたいですね」(H.C.さん)

契約農家の生産現場で学んだ青果の知識とコミュニケーションの大切さ。お客様の言葉も成長を促す原動力に!

小売業界には様々な企業・店舗がありますが、中でも「独自性」「ここにしかない商品」「地域密着型」を特徴としたスーパーがスズキヤです。私が当社へ入社を決めたのは、スタッフとお客様の距離が近く、研修も充実していたことに魅力を感じたからです。特に貴重な学びを得られたのが契約農家さんでの研修です。青果担当の若手社員が農家さんの現場を見学するのですが、直接生産者と話すことで野菜作りに込められた想いや苦労、栽培の難しさなどをリアルに知ることができました。また従業員同士がたえずコミュニケーションをとる光景からは、チームワークの大切さも学ぶことができました。

青果といってもその種類は実に多種多様であり、こだわりの野菜を数多く取り揃える当社では、普段見かけないような希少な野菜も販売しています。例えば、三浦半島特産の三浦大根は火を通すとトロミが出るという特徴があるので、お客様に美味しい食べ方をご紹介できるように事前情報をしっかりと頭に入れてから接客を行います。また商品の陳列では、お客様の目線を常に意識することを心がけています。お鍋の季節には適した野菜を並べたり、青果では季節感を出すことを特に大切にしています。何気なく常連のお客様から「Iさん、おはよう。この柚子いいわね。もう冬至ね」などとお声をかけていただけると、ついつい顔がほころびますね。

できるだけお客様との時間を大切にしたいので、事務作業は正確かつ効率的に行うように工夫しています。お客様から商品の置き場をたずねられると、その場所まで一緒にご案内するなど、お客様目線の丁寧な接客を行ってきたからこそ、スズキヤは多くの人々に利用してもらえるスーパーなのだと思います。私自身、まだまだ覚えるべきことがたくさんありますが、一人でも多くのお客様の期待に応えられるような社員になり、いつかはチーフになることが目標です。
(I.Y.さん 青果担当)

商品開発・メニュー開発にとって、最適な環境なのがスズキヤ。お客様の率直な反応が次の商品開発のヒントに

「将来は商品開発をしたい!」そう考えている学生さんは多いと思います。卒業後に食品メーカーの開発部門を希望する方は多く、私も当初は同じような業界をめざしていたのですが、食品メーカーでなくても商品開発・メニュー開発ができるスーパースズキヤに出会い、興味を持ったことが入社のきっかけとなりました。

地域の話題になるようなヒット総菜を続々と開発・製造・販売しているスズキヤは、全国のスーパーやデパ地下のお店が競い合うお弁当・お惣菜大賞での受賞経験も豊富です。実は私が考案した「バナナの天ぷら」もその一つ。ただ揚げるだけではなく、お子さまも食べやすいようにとメレンゲでひと手間くわえた商品だったのですが、自分なりの工夫が評価され、受賞したと聞いたときはとても嬉しかったですね。また開発だけで終わらずに、周囲に製造指示を出すのもデリカ担当の仕事。ときには周囲からのアドバイスをもらいながらお客様に美味しいと感じていただけるように「味」を重視したお惣菜作りを行います。いざ商品が売り場に出た際に、お客様から「この前のお弁当、もう少し塩味があってもいいわね」と直接の反響を商品開発へつなげられるのもスズキヤならでは。日々お客様のお声を一番に商品開発と向き合っています。

開発業務のほかにバイヤーアシスタント業務も行っています。大手メーカーから「ぜひコラボしたい」という声をいただいたり、お惣菜メーカーからは「この商品を置いてほしい」という引き合いが多数寄せられますが、それらを吟味したうえで、何を仕入れて総菜売り場に置くかを最終的に決めるのがバイヤーの仕事です。まだアシスタントの立場ですが、今後は独り立ちを目指してこの業務にも注力していきたいと思っています。

好きな仕事だからこそすべてがやりがいにつながっていますし、自分が企画した商品をお客様が手に取ってくださり、直接感想までいただけることで仕事のモチベーションも上がります。今後はよりいっそう「Kさんがいれば大丈夫」と頼ってもらえる人材になって、お客様に喜ばれる商品を開発し続けていきたいです。
(K.C.さん デリカ担当)

スキルが必要なパン作りにゼロから挑戦。本人の努力と周りの支えによって、パン作りの実力をめきめきと発揮

もともと神奈川県出身の私は地元企業での就職を希望しており、幼い頃から知っている当社に入社しました。全くの未経験だったのですが、他の部門が研修を経て現場に入るのと違い、ベーカリー部門では入社と同時にパン作りの基本からスタートするのがとても心強かったです。基本から学べるこの環境は、遠方からも買いに来られるほどのファンを多く持つ「スズキヤベーカリー」の独自路線かつ強い商品力を支えている要因の一つだと思います。

当店のベーカリー部門は約20名の従業員がおり、初めの頃はわからないことばかりでしたが、先輩社員が丁寧に教えてくださったおかげで不安は軽減できました。パン生地は湿度によって状態が左右されるため、当初は発酵具合の見極めに苦労しましたね。商品として美しく焼き上げることはもちろんですが、生地の分割・成形、焼いた後の包装・陳列など、すべての工程で気温の変化も考慮しないと商品基準に満たないため、パンを一つ作るにも注意することがたくさんあります。しかし、苦労が大きいほどやりがいに直結するのもこの仕事。パンの種類によって難易度も大きく変わるのですが、難しい商品が理想通りに焼き上がり、その商品を「きれいに焼き上げられた」と達成感を感じながら陳列していく作業は楽しいですし、自信にもつながっています。また買ってくださるお客様を見た瞬間の喜びも大きいですね。現在は商品開発にも携わっており、カマンベールチーズをふんだんに使用した「ゴマンベール」という長年お客様に愛されているオリジナル商品のようなパンを開発することが目標です。

ベーカリー担当と聞いて早朝出勤を連想する人がいるかもしれませんが、先述したように当社は従業員数が多く、それぞれに負荷がかからない環境が整っています。私の場合は早番でも7時の出社ですし、無理のない働き方が実現できているところに会社の思いやりを感じます。

焼き方を間違えるなど入社時を振り返ると多くの失敗をしてきましたが、くじけず努力できたのは、必ずお互いをサポートしあう従業員同士の関係があったから。今後は販売計画の立案など新しいことにも挑戦しつつ、スズキヤの人気を支えるパンをより多くのお客様に味わっていただけるようにベーカリー部門を盛り上げていきたいです。
(H.C.さん ベーカリー担当)

学生の方へメッセージ

私は毎年、新入社員に「失敗はどんどんしてください」という言葉を伝えています。売り場づくりや商品開発、仕入れなど、これらは実際に自分でやってみないとわからないことだらけです。そのため最初は失敗からスタートしてもらって問題ありません。その失敗を自分の糧にしてもらえれば、それでよいと考えています。今回ご紹介した3名の社員は2022年入社とまだ日は浅いのですが、それぞれが非常に存在価値のある大きな仕事をして活躍しているのは、当社の「失敗してもいい。チャレンジしよう!」という社風や育成方針によるものだとも思います。

当社では「顧客満足と従業員満足はイコールである」という方針を掲げています。これまで小売業に対するイメージは残業の多さなど、ネガティブなものが中心でしたが、スズキヤでは社員の一人ひとりがプライベートも充実させられるよう、様々な改善を行ってきました。また新人研修についても会社全体で研修カリキュラムを設定。自分の足りない部分を自覚して、そこを一つひとつクリアしていくプログラムになっており、店舗や部門による成長の差が出ないように工夫しています。このような社風・制度をぜひ活用してもらい、「他にはない、何度も行きたくなる魅力的なスーパー」を一緒に作っていきましょう。
(人事総務部課長 本橋)

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独自の商品力で勝負できるのは、社員が柔軟にアイデアを出せるから。柔軟な発想力は働きやすい環境が必須であり、好循環で店舗も企業も回っていることがわかる。

マイナビ編集部から

2022年には創業120周年を迎え、地域からの信頼も厚く、湘南生まれの地元密着型スーパーである(株)スズキヤ。次々とヒット商品を生み出し、お惣菜コンテストで高い評価を受け続け、遠方からの来客も多いなどスズキヤの特徴・強みは数え切れないほどだ。多くのメディアでも同社の独自性はよく取り上げられており、小売業の在り方を考えるうえでも様々な示唆を含んだ営業を展開していることから、食べてうれしい、買ってうれしい「味」で勝負するスーパーだ。

経営方針・理念の中にある「人を大切にする企業」に向けた活動も行っているが、これは対顧客だけでなく、対社員においても同様に考えられている。多くの学生は「働きやすさ」はもちろん、「働きがい」も感じられるような会社に注目して企業研究を行っているだろう。同社は「働きやすさ」については様々な改革を実施しており、今後もさらに注力をしていきたいと本橋氏は語っている。そして「働きがい」については、若手のみならずすべての社員が自分の価値を見出せるよう、多くの裁量権を各店舗に与え、一つのチームとして製造や販売を行っている。チームのまとまりやその安心感については3名の先輩社員が言及しており、スズキヤで働くことを楽しいと話す様子に、一人ひとりの夢を実現しやすい環境であることが今回の取材を通して感じられた。

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企業規模・開発力でローカルスーパーの枠を大きく超えるスズキヤ。他の小売業者が注目するスーパーでもあり、学びにおいて尽きることがない。

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