最終更新日:2025/3/3

(株)ヤナセ

  • 正社員

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 専門店(自動車関連)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「クルマ」ではなく「クルマのある人生」を提供し、関わる人の暮らしを豊かにする

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輸入車への情熱を仕事に。入社3年目セールスのやりがいと誇り

小川 侑太郎さん
神奈川静岡営業本部 戸塚支店販売課
教育学部卒/2022年入社

学生時代からクルマが好きだったという小川さん。現在も休暇には愛車とともにさまざまな場所を巡っている。入社以来、戸塚支店のセールスとして活躍。細かな業務を段取り良くこなしながらも、お客さまとは密に連絡を取り、社内外から信頼を得ている。持前の根気強さと忍耐力を遺憾なく発揮し、「落ち込むよりも、自分がやるべきことに集中する」というメンタルの強さで着実に顧客を増やしている若手のホープ。そんな小川さんの日々の仕事内容や大切にしているもの、働き方などを紹介する。

ヤナセの魅力をご紹介

「『ヤナセ』というブランド力と信頼に加え、商品力のあるプレミアムカーを扱っているため、商談では自信を持ってご提案することができます。」
「さまざまな輸入車を実際に運転できるのも醍醐味の一つです。運転して分かったことや感じたことを、営業トークに活かすことができます。」
「店舗には若手のセールスが多く、良い雰囲気で日々仕事ができています。上司や先輩にも相談しやすい環境も良いところです。」

ヤナセの歴史や理念に感銘を受けて入社を決意。そして入社後は…

学生時代からクルマが好きで、特に輸入車特有のデザインや重厚感に魅力を感じていました。そのため、仕事を選ぶ際も自分の好きなものに関わりたいと思い、輸入車ディーラーを中心に企業研究を行っていました。その中でヤナセを志望したのは、日本における輸入車販売を代表する企業であり、ヤナセの沿革が日本の輸入車の歴史になっているという重みと、企業理念に惹かれたためです。

以前から私はスポーツが好きで、スノーボードやゴルフに行きますが、こうした楽しい時間に欠かせないのが、愛車の存在です。クルマがあれば時間や距離に縛られることなく自由に移動ができます。それがお気に入りのクルマであれば、目的地までの道のりが単なる移動ではなくなり、レジャーを何倍も楽しむことができ、クルマならではの魅力を昔から感じていたため、ヤナセの企業理念にある「クルマのある人生」というワードに感銘を受け入社を決意しました。

ヤナセには入社後、約半年間の研修期間が用意されています。研修では、社会人としての心得やクルマの商品知識を学ぶほか、クルマの支払い方法や自動車保険に関する勉強会もありました。また、先輩の営業活動や商談に同席する機会もあり、先輩のお客さま対応を実際に見ながら仕事の流れを覚えることができました。印象的だったのは、お客さまがどのようなカーライフを送りたいかを会話やコミュニケーションから引き出して提案をする先輩の姿でした。ただクルマを販売するのではなく、お客さまの「クルマのある人生」までを想像しながら提案をする様子を見て、ヤナセのセールスの面白さを感じました。

研修後は、展示会で来店されたお客さまを中心に対応しながら顧客数を増やしていき、現在は約300名のお客さまを担当しています。入社した頃は営業=販売と考えがちでしたが、入社して2年経った今は、販売する時以上にご購入後のやり取りの方が重要だと感じています。お客さまに「クルマのある人生」を楽しんでいただくために、ご購入後は、お車の調子伺いや点検のご案内などフォローを行い、クルマのことならなんでも任せていただけるよう小まめに連絡をとっています。そして、お客さまとのやり取りはメールや電話で済ませるのではなく、できるだけ直接お会いしてお話をするように心掛けています。今後も、お客さまにつながりをより強く感じていただきながら営業活動を行っていきたいと思っています。

それぞれのお客さまに合わせた提案で、最高の一台との出会いにつなぐ

ヤナセには老若男女問わずさまざまなお客さまがいらっしゃいますが、扱うものが高額商品であるため年齢層は比較的高く、ビジネスで成功されているような方々も多くいらっしゃいます。そのようなお客さまは、日頃から一流のサービスに触れていらっしゃるため、接客する側も身だしなみや言葉遣いなどには常に気を配る必要があります。はじめは難しさもありましたが、学生時代には全く接点がなかったような方々に出会い、クルマの話を通じてお客さまの考え方や視点に触れることができ、今でも緊張はしますが毎日充実していますし、自分の成長を感じることもできています。

時には輸入車が好きでこだわりを持たれているお客さまと、時間を忘れてマニアックな話で盛り上がってしまうこともあります。一方で、あまりクルマに興味がないというお客さまの担当になることもあり、その際は、クルマが好きな方と同じ会話をしても共感を得られないため、幅広い視点を持って、安全面やコストパフォーマンスなどお客さまのタイプやニーズに合わせてさまざまな角度から提案できるようにしています。

今年で入社3年目になり、クルマの提案方法やお客さまとの関係性など、自分なりにコツを掴んだ点もありますが、必ずしも上手くいく時ばかりではありません。思うように実績をあげられない時こそ小さなことに一喜一憂せず、気持ちを落ち着かせて基本に立ち返り、できることを見つけて取り組むようにしています。
少し前に、ご購入から年月が経ったクルマに乗り続けられているお客さまへご提案をする機会がありました。はじめは「長年乗り続けてきた愛車なので、新車に買い替えるつもりはない」と、ご提案をしてもなかなか聞く耳を持っていただけませんでしたが、大切にされているクルマである反面、乗り続けることでメンテナンスに手間と費用が掛かってしまう状態だったため、お乗り替えいただくメリット、デメリットを繰り返しご提案し続けた結果、新車をご購入いただくことができました。諦めずにお客さまに寄り添いながら努力し続ければ実を結ぶということを体感することができました。今ではそのお客さまも新しいクルマと過ごす日々を楽しんでいらっしゃるご様子で、「乗り換えて良かった」と言っていただけたことが本当に嬉しかったです。良いクルマとの出会いをお手伝いできたことに大きな達成感を感じることができました。

ワークライフバランスを保ち、自分の「クルマのある人生」も豊かに

当社では、お客さまへ理想のクルマとの出会いを提供できるだけでなく、職場の雰囲気の良さや、働きやすい環境が整っていることも大きな魅力です。私が所属する戸塚支店は若いスタッフが多く、支店長も若々しくアクティブな方なので、お店全体に活気があります。また、支店ごとに用意している試乗車が異なるため、近隣の支店間で試乗車を貸し借りする機会があり、私自身もよく他支店に足を運びますが、お店の垣根をこえて社員同士交流がありコミュニケーションも活発なので、それが働きやすさのポイントにもなっています。

活気ある雰囲気に加え、当社は、関わる『人』を大切にする会社で、お客さまはもちろんのこと、社員のライフスタイルや価値観も尊重してくれます。私が尊敬する先輩もメリハリある働き方を叶えている一人です。先輩は、優秀な実績をあげながら日々多くのお客さまの対応をされていますが、仕事終わりや休日はしっかりと時間をとって、家族との時間も大切にしています。時間をコントロールしながらオンオフを切り替えて、仕事もプライベートも充実させている姿に憧れます。

また、当社では週末に新車フェアなどのイベントを行うため、基本週末は出勤し平日に休みを取得しますが、休日に関しては柔軟に対応することができます。私も、お客さまとの約束や営業活動のスケジュール管理を徹底することで、月に1回は週末に休めるよう休日を調整し、休日には愛車でスポーツやレジャーに行くことで、入社後も「クルマのある人生」を楽しんでいます。
意外かもしれませんがGWやお盆休み、年末年始といった大型連休を長期で休める環境もあり、働く時はしっかり働き、休む時はしっかり休むというのが、会社全体の社風としてあるのかもしれません。

休日以外にも優秀な成績をおさめた社員の社内表彰や報奨旅行、個人の販売台数に支給されるインセンティブなど、自分の成果や頑張りをきちんと評価してもらえる体制があるので、頑張り甲斐、働き甲斐があります。今後も経験を重ね実績やキャリアについて高みを目指しながら、一人ひとりのお客さまと向き合い、より多くのお客さまに「クルマのある人生」の魅力を伝えていくことが今の私の目標です。

学生の方へメッセージ

どんな企業があるのかと調べている方も多いと思いますが、企業研究の前に、必ず自己分析を行って、自分が好きなことや興味があることだけでなく、適性や強み・弱みといった要素も掘り下げてみてください。そうすることで、企業や職種を絞り込みやすくなり、ミスマッチを防ぐことができるはずです。

そして、企業研究を行う際には、「どんな商材を扱い、どのようなお客さまに、どういった場面で提案するか」、「どこで、どんな働き方をするのか」といった部分まで具体的にイメージすることで、同じように見える会社でも違いが明確になり、より自分に合った会社を見つけられると思います。

入社した企業で安心して働くためにも、その会社の安定性や将来に向けた取り組みを知ることも企業選択のヒントになるかもしれません。

ヤナセは1915年に創立して以来、100年以上の歴史と共に培ってきた『お客さまからの信頼』や、他社にはない唯一の『全国ネットワーク展開』など、これまでに構築してきた安定基盤があり、輸入車販売の分野で国内大手の地位を不動のものとしています。

近年では、新たな取り組みとして、電気自動車(EV)普及の強化や、若者への輸入車ブランドの発信など、これからの時代を見据えた事業展開を開始しています。100年以上の歴史がありながら、時代の変化に対応しながら成長を続けているヤナセの姿勢に共感いただける方とお会いできるのを楽しみにしています。

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ショウルームには、選りすぐりの輸入車が並び、輸入車ならではの世界観を楽しんでいただけるよう空間づくりを行っている。

マイナビ編集部から

自動車業界は今、「100年に一度の大変革期」にあると言われている。EVや自動運転、シェアリングといった話題を目にしない日はなく、自動車業界に直接関わっていなくとも同業界の目まぐるしい変化を感じることができる。そんな自動車業界の一員になるということは、日々最先端の技術に触れることができ、刺激がある環境だと言えるだろう。

今年で創立109年を迎えたヤナセは、輸入車を日本に普及させた輸入車ディーラーのパイオニアだ。その長い歴史の中には、第二次世界大戦やバブル経済の崩壊など、厳しい時代も度々訪れている。しかし、同社はどのような状況にあっても「クルマ」を単なる輸送や移動のためのツールと捉えるのではなく、生活を豊かにする愛すべきパートナーであるという意思を貫き通すことで「輸入車ならヤナセ」という地位を築いてきたのだ。

そんな同社では、2024年に社長交代という新たな節目を迎えた。就任した森田考則社長は、これまで以上に「人」にフォーカスしている。目まぐるしく変化していくデジタルの時代だからこそ、「お客さまへの感謝」と「お客さまからの信頼」という人と人とのつながりを最も大切にする。取材に対応してくださった小川さんのお客さまへ向き合う実直な姿勢からも、その風土が垣間見える取材であった。

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同社では、それぞれのセールスがマニュアルに縛られすぎることなく、裁量権をもって働いている。キャリアに関わらず、自分次第で活躍の幅を広げられる環境だ。

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