最終更新日:2025/3/11

(株)広英社

  • 正社員

業種

  • 印刷・印刷関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「これも印刷!?」と驚くほどの幅広さ。安定基盤のもと多彩なモノづくりに挑戦

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穏やかな先輩たちに恵まれ、2年間のOJTでじっくり成長できる

1979年の創業以来、総合印刷会社として印刷物やPOP、ノベルティなどを幅広く手がける広英社。お客様のイメージを具現化するのが同社の営業職であり、その最前線を担う若手社員2名に仕事・会社の魅力を伺った。

■福田 亜美さん(写真左)
営業第6課
文学部国際文化コミュニケーション学科卒/2023年入社

■梅林 紗希さん(写真右)
営業第4課
人文学部文化学科卒/2022年入社

先輩社員の仕事ぶり

大手コンビニエンスストアの陳列棚を飾るPOPやカード、什器などの印刷に携わる福田さん。「身近なところで自分の仕事の成果を見られるので、モチベーションが高まります」
従来の「印刷」という枠を超え、アニメキャラクターのアクリルスタンドや缶バッジ、記念グッズなどを手がける梅林さん。「慌ただしい毎日ですが、とても充実しています」
たっぷり2年間のOJT期間を設け、上司や先輩と一緒に行動しながら知識・スキルを養える。チームの垣根を超えて交流でき、質問しやすい人ばかりで安心のサポート体制が整う。

企画から携わった販促物がコンビニを彩り、大反響。早くもやりがいを実感しています

コミュニケーションに関することに興味があり、大学では海外の人たちに「外国語としての日本語」を教えるための勉強に励みました。改めて日本語について学ぶと新しい発見の連続で、言葉やコミュニケーションの奥深さに気づく毎日でした。就職活動で軸として志望したのも、「多様な人とコミュニケーションを取れる営業職」。中でも特に強く惹かれたのが、ポスター、パンフレット、POP、ノベルティグッズなど、幅広い印刷物を手がける広英社だったのです。たくさんの人と協力してゼロからつくり上げ、印刷物を通してより多くの人たちにメッセージを伝えられる――そうしたコミュニケーションの広がりに魅力を感じ、入社を決めました。

面接では自分の思いをしっかり伝えられたと思いますし、人事の方が私の話を丁寧に聞いてくれた印象があります。上司や先輩もみんな気さくで話しやすく、自然と職場に溶け込むことができました。私の所属する課には女性の先輩が多く、プライベートの相談にも気軽に乗ってもらっています。入社後の研修では、印刷について基本から学ぶことができました。紙の大きさを表す「四六判」「菊判」など、専門用語の一つひとつが新鮮で、工場研修では目の前で稼働する大型印刷機の迫力に圧倒されました。デザインや製版、印刷、裁断、綴じなど、印刷物が完成するまでには様々な工程があり、多くの人たちの力が結集されていることを肌で感じることができました。モノづくりへの意欲がいっそう掻き立てられたことを覚えています。

私は現在、大手コンビニエンスストアの販促物を担当するチームに所属しています。今はOJT期間中で、上司や先輩のアシスタントとして見本刷りの手配や納品物の確認、見積作成などを実践から学んでいるところです。そうした中でも、この仕事のやりがいを強く感じた経験があります。とある人気商品のノベルティプレゼントキャンペーンに合わせて、商品棚をキャンペーン仕様に飾り付けるという案件です。私は主担当の先輩とともに、お客様との打ち合わせ段階から同席し、提案を重ねながらゼロからつくり上げていく過程を目の当たりにできました。無事に納品を終えてコンビニを訪れた際、完成した棚が目に飛び込んできたときの喜びはとても大きく、対象商品の売れ行きが好調だったことにも手応えを感じました。
<福田さん>

人気アニメグッズを主担当として制作。反省点もあったものの、やり切った手応えは格別

子どもの頃から本を読むことが大好きで、大学では古典文学について学びました。あわせて没頭したのは、演劇サークルでの活動です。公演に必要なものはできるだけ自分たちでつくり、公演を告知するフライヤー(チラシ)も私がデザインを起こして仕上げていました。そこで印刷物をつくる面白さを体感し、「フライヤーで知って見にきました」というお客様と出会うたびに、「印刷にかかわる仕事に就きたい」と思うようになったのです。

広英社への入社を決めたのは、紙はもちろん、缶バッジやアクリルスタンドなど、「これも印刷!?」と驚くものまで幅広く手がけていることに興味を抱いたからです。何より面接で会社を訪れた際に落ち着いた社内の雰囲気を感じ、「自分に合いそう」と直感的に思えたことが大きかったです。その印象は、入社後も変わりません。もちろん仕事が立て込んで慌ただしいときもありますが、穏やかで相談しやすい人が多く、「この場合、どう手配を進めれば?」など、相談すればいつでも手を止めて答えてくれる上司や先輩に恵まれた職場です。

私が主に担当しているのは、アニメや漫画、ゲームなどのキャラクターグッズです。入社1年目には上司のもとでお客様とのやりとりやモノづくりの流れ、見積作成などを学び、2年目の今は私が主担当となってお客様のご要望を伺い、上司のサポートを受けながら納品までやり切ることをテーマにしています。中でも印象深いのは、初めて主担当として任せてもらった人気アニメのバースデーセット。黒を基調とした箱に、キャラクターのアクリルスタンドや缶バッジ、ブロマイドなどを詰め合わせたものです。箱の仕様やデザイン、ホログラムの付け方など、細かなところまでお客様と打ち合わせを行い、アニメファンの方々に喜んでいただけるスペシャルなグッズをつくり上げることができました。色も形状も複雑で、デザインや印刷・加工を手がける皆さんへの伝達がうまくいかず、作業を滞らせてしまったこともありました。そうした難しさに直面しながらも、皆さんの協力のおかげでやり切れたことで、自信を深めることができました。
<梅林さん>

ふたりの今後の目標と、学生の皆さんへのメッセージ

――今後の目標は?
福田さん/入社して感じているのは、「印刷」と一口にいっても当社の領域は想像以上に幅広く、いろんなカタチ・素材・用途の印刷物を手がけるチャンスがあるということです。また、実務の中では緻密で細かな業務が多いことにも驚きました。私はまだ上司や先輩のサポート業務を通して学んでいるところですが、そうした仕事一つひとつに責任をもって取り組み、知識・経験を積み重ねることが目標です。そして、当社の総合力を生かし、大規模イベントで販売されるアーティストやキャラクターのグッズなど、やってみたい仕事を自ら獲得していきたいです。

梅林さん/自分の裁量で案件全体を動かすことが、今の目標です。お客様に対してご要望に叶った仕様を考えて提案することはもちろん、後工程への手配についても、お客様のご要望をそのまま伝えるのではなく、「どうすればカタチにできるか」「どんな段取りで進めればいいか」と、自分の言葉で的確に説明できるようになりたいと思っています。さらに、お客様からのご依頼に応じるだけでなく、私から新しいグッズの制作を提案することにもチャレンジしていきます。

――学生の皆さんへメッセージをお願いします。
福田さん/就職活動では悩みもつきものだと思いますが、焦ることなく、自分で「面白そう」「やってみたい」と思える“軸”を見つけてほしいと願っています。私は友達や先輩、先生など、様々な人に「自分にはどんな仕事が合っているか」を相談し、「コミュニケーションを取る仕事」という“軸”を見つけることができました。最初から業界を絞り込まず、幅広く検討したことも、広英社との出会いに恵まれた理由のひとつです。コミュニケーションが得意でなくても、好きという方なら、話しやすい上司や先輩が多い会社なので、楽しみながら働けると思います。

梅林さん/私の就職活動はコロナ禍の真っただ中でしたが、当社では対面での面接を行ってくれて、会社の雰囲気に直に触れることができました。雰囲気や人の特徴などは画面上だけでは掴み切れないので、気になった企業があればぜひ積極的に足を運び、自分との相性を確かめてほしいと思います。何事もまずは行動してみること。就職活動に限らず、エンタメやスポーツ、旅行など、いろんな体験をすることで、自分のやりたいこととの出会いも広がるはずです。

学生の方へメッセージ

当社は総合印刷会社として幅広いニーズにお応えし、幅広い業界に200社以上の取引先があった事が、コロナ禍でも売上を伸ばしてきた要因です。創業以来44年黒字決算を続け、無借金経営かつ自己資本比率60%以上と、健全な財務基盤を築き上げてきました。このように安定した経営基盤を持ち合わせていることもあって、当社では売上拡大に追われることなく、しっかり地に足をつけ、お客様のご要望にお応えするために高品質の商品をつくることに尽力できます。そうした社員一人ひとりの活躍にきちんと報いる姿勢も、当社の魅力といえます。例えば、昨年の昇給率は5.6%と高水準。さらに年2回の賞与に加え、決算賞与として期末手当を支給しています。土日祝休みで年間休日120日以上、非管理職の平均残業時間は月29時間/1日約1.4時間(2023年1月~2023年11月までの実績)と、ワークライフバランスの安定も重視しています。

このように安心して働ける環境が整っていることもあり、当社は穏やかな社風が育まれ、「こうすればお客様に喜んでいただけそう」「後輩の力になろう」と、お客様のため、仲間のために率先して行動する社員が多いように感じています。そうした人を思いやる先輩たちのもとで、2年という長期的なOJTを通してじっくりと成長をめざすことができます。
<採用担当/舩橋 篤さん>

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「『人に喜ばれることが好き』『コミュニケーションが好き』という方は大歓迎です。安定基盤のもと、顧客志向を貫き、安心して将来を描ける環境があります」(舩橋さん)

マイナビ編集部から

「色や文字の付いたすべてのモノが、私たちにとっては“印刷”なんです」。採用担当の舩橋さんがそう言うように、広英社のモノづくりは実に幅広くて多彩。ポスターやカタログ、パンフレットなどはもとより、店内を彩るPOPや什器、キャラクターアイテム、ノベルティグッズなど、自社工場と協力会社のネットワークを駆使してあらゆるニーズに応えている。舩橋さんの言う「印刷の総合商社」という表現がしっくりと来る。

今回取材した若手社員ふたりは入社後、仕事の幅広さや緻密さに戸惑い、難しさを感じたと率直に話す。しかし、顧客志向でクオリティを追求するからこそ、ゼロからカタチにするというモノづくりの手応えを強く感じられ、自分たちの手がけた仕事で多くの人の心を動かすやりがいが待っている。ふたりの率直な言葉や表情から、その一端を実感している様子が伝わってきた。

売上至上ではなく顧客第一を徹底することで、顧客との信頼を大切に育み、結果として長期的な安定経営につながっているのだろう。そうした風土が根づいていることは、穏やかな社風からもうかがえる。「先輩の商談に同席した後には、“なぜこう提案したか”を丁寧に解説してくれます」(福田さん)、「個性を育みやすく、“この分野はこの人”という強みを磨ける会社です」(梅林さん)とも話してくれた。安定性、仕事のやりがい、人のよさなど、話を聞けば聞くほど薦めたくなる企業だ。

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印刷の枠組みにとらわれず、「やってみたい」という仕事があればどんどんアプローチできるという。そうした柔軟な環境のもと、若手社員が伸びやかにモノづくりを楽しむ。

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