最終更新日:2024/7/9

野村建設工業(株)

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 住宅
  • 不動産
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

先輩100人100の就活

「すごい!」と圧倒された5日間の現場インターンシップ。初めての光景に感動!

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施工管理になって1年。小学校の現場を担当しています。

青木さんは小学生の頃から建築に興味があり、野村建設工業に入社。就職活動で軸に据えたことや同社のインターンシップ、現在の仕事、そして今後の目標についてお話しいただきました。

◆青木 俊太さん
工事部 工事第一課/2023年入社

就職活動~入社1年を振り返って

インターンシップで職人さんとも仲良しに。気さくな方ばかりで安心しました。最終日には「もう終わり?寂しいね」と声をかけてくれました。
最初に配属された現場では、先輩が資材のことや工具のことをていねいに教えてくれました。「この場合はこう対処する」と、具体例を示してくれるのでわかりやすかったです。
今、携わっている小学校の建築現場はあと半年ほどで完成予定。今後は高層マンションや、大学時代に木の研究をしていたので、木造建築物にも挑戦してみたいですね。

【就職活動のきっかけ】5日間インターンシップでの経験(材料チェック、写真の撮り方、危険物の撤去など)

祖父が建築系の仕事をしており、子どもの頃から図面や工具を触らせてもらったり、「これは高価なものだ」と教えてもらうことがあったんです。その影響で、ものづくりや家に興味を持つようになりました。テレビで見るリフォームの番組も好きでしたね。それが「建築を学びたい」という気持ちにつながり、高校では建築科を専攻、大学も工学部建築学科に進みました。

企業研究を始めたときに決めたのは、何十社も受けるのではなく“一社一社、大切に受けていこう”ということです。いいと思うところを見つけたら、ホームページを見て、マイナビの紹介記事も確認し、興味が湧いたらインターンシップに申し込む…という流れで進めることにしました。当社を含め3社をこのパターンで受けたのですが、インターンシップを対面で5日間もやってくれたのは当社のみ。1日や半日では会社の特徴も仕事の魅力も掴めないし、オンラインではもっとわからないと思いました。

当社のインターンシップは、5日間、杭打ちが始まったばかりの更地の現場で体験させてもらいました。1日目と2日目は職人さんたちが段取りよく、無駄なく動く姿にただただ圧倒されました。疑問に思ったことを聞くと、みなさんが親切に答えてくださったことが印象に残っています。3日目は搬入された材料のチェックや写真の撮り方を教えてもらいました。建設現場では月に一度、安全パトロールを行います。危険箇所を見つけたらそこに看板を立てたり、職人さんが怪我をしないよう障害物を撤去するなどの対策を取ります。最後の2日間は、その作業も一緒にさせていただきました。

見るもの、触れるもの、すべてが初めてだった5日間のインターンシップ。刺激が多く、最終日は疲れてぐっすり寝てしまうほど。この充実した5日間が、当社で働きたいと思う決め手になりました。

【1年経って】自分で考え、行動できるように。職人さんや先輩の親切でやさしい指導が力に。

本社で研修を受けた後、配属されたのは高層ホテルの建設現場。インターンシップのときと同じ、杭打ちの工程なので流れは理解していました。材料チェックもインターンシップで教えていただいたので、結構できていたと思います。それでも、どう動けばいいかわからないことも多く、遠くで作業を見ていたら職人さんが近づいてきて「なんでも聞いて」とやさしく声をかけてくださったんです。その言葉に励まされ「この工具はどこで使いますか?」など、どんどん質問できました。

1週間、2週間と先輩の作業を見ているうちに仕事を覚えて、翌日の杭打ちの場所を確認して目印をつけておいたり、写真撮影するなど、任される仕事も増えてきました。でも、カメラのピントが合わなかったり白飛びしたりして、思い通りにいかないこともあります。素早く撮影し、次の仕事に取りかかる先輩はすごいなと思いました。

その現場に3週間ほど滞在した後、今担当している小学校の増築現場に移りました。既存の校舎を取り壊して、建て直す工事です。ここでは先を見越して行動できるようになり、できることも増えたなと感じました。現在は施工の記録を取り、職人さんに作業内容や進捗の確認もしています。小学校には教室やトイレ、理科室、音楽室など同じフロアにいろいろな空間があり、作業も人も次々に変わっていくのでおもしろいです。コンクリートを打設し、躯体を造るための材料や作業手順を職人さんと打ち合わせし、それができあがっていくのを見たときは達成感を感じました。

日常生活では使わない、特殊な道具を扱えるのも施工管理の楽しみ。作業箇所を特定するために墨出しを行うのですが、そのときにレーザーを当てる機械を使うんです。こういう機械を使うこと自体が好きなんですよね。私のモットーは、こうして楽しみながら仕事をすること。そのためにもやらされるのではなく、自分から動くことが大事だと思っています。

【成長を支える環境】若手向けの研修で、毎月いろいろな現場の話が聞ける。資格取得の支援制度も心強い!

入社直後に比べると、職人さんの質問にも答えられるようになってきました。まだ自分では判断できず確認が必要なことも多いため、図面をよく読んですぐ答えられるように、失敗を次に生かしていきたいです。一級建築士と一級建築施工管理技士の取得も今後の目標です。当社には資格取得の支援制度があり、現場の状況にもよりますが、試験直前に勉強時間を確保できるよう、仕事量を調整してもらえたり、休みを取れたりします。建築施工管理技士も必ず取りたいですね!

現場仕事ですから同僚と顔を合わせる機会は少ないですが、入社7年目くらいまでの若手向けの研修会が月に一度あります。毎月、各現場から10名ほどの若手社員が集まり、それぞれの状況を報告し合うんです。私も参加して、小学校の現場の進捗を説明しています。自分以外の技術者が携わる物件について知ることができるだけでも興味深く、勉強になりますね。鉄骨の構造や施工方法、注意点について学んだこともあります。ヒヤリハットや不具合の事例も参考になりますし、日々進歩する技術の情報に触れることができる貴重な機会になっています。また、同期に会って雑談をしたり、「こういうときはどうする?」と相談したりされたりする交流の場でもあるんですよ。

皆さんもこれから企業研究を始めると思いますが、したいことが見つかったらぜひインターンシップに参加してください。詳しくわからなくても、気になるならまず飛び込んでみること!そして、遠慮なく質問してください。せっかく工事現場に行くのに、見るだけではもったいないです。この業界を目指すなら、ふだんから建物をよく観察しておくといいですよ。特に変わった建物でなくても、いつも使う階段の上り下りがしやすいかどうかとか、小さなことでいいんです。その経験は必ず仕事にも生かせます。

企業研究のポイント

どの企業も事業内容や仕事内容、働く環境や待遇については自社ホームページで紹介していますが、実際に自分がどんな仕事をするのか、社風や社員の人柄はどうかなど、ホームページをチェックするだけでは分かりづらい部分もあります。そんなときに活用してほしいのがインターンシップ。当社でも5daysを開催し、建設現場で施工管理の仕事を体験してもらいます。決まったカリキュラムはなく、「これが知りたい、あれがやってみたい」という学生さんの希望を叶えていくスタイルなので、型にはまった仕事体験と比べて得るものは非常に大きいのではないでしょうか。参加した学生さんからも「社員と職人さんのやり取りから、強い信頼関係を感じ取りました。職人さんも質問にとてもやさしく答えてくれて勉強になりました」と大好評。当社の大きな魅力である良好な人間関係が高品質な建物づくりを支えていることを、自分の目・耳・肌で感じ取ってもらえるいい機会となっています。

旧野村財閥系という看板を背負っていますが、規模的には少数精鋭の当社。着工から竣工まですべてに関わり、職人さんと力を合わせてゼロから建物を生み出していくやりがいは本当に大きく、当社だからこそ味わえる仕事の醍醐味です。社名や規模にとらわれず、ぜひインターンシップを生かして自分らしい働き方ができる会社との出会いにつなげていってください。(人事担当 嶋田凌也さん)

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入社1年目の仕事は現場に慣れ、材料や工具の名前を覚えることから始まる。作業前後の写真撮影、安全パトロールなど、主体的に動けることが増え、自身の成長も実感できる。

マイナビ編集部から

更地に杭が打たれ、骨格が組み上がり、図面が現実になる。その体験は、机上の何倍もの学びを与えてくれる。しかし、学校で建築を学んでも、現場作業を目の当たりにする機会は少ないのではないだろうか。

その体験を通して、建築のおもしろさを実感できるのが野村建設工業が実施する5日間のインターンシップ。先輩や上司だけでなく、協力会社の作業員さんも一緒になって学生に建築を教えてくれる。遠慮がちな学生に積極的に声をかけ、建築の世界に引き込んでくれる現場のみなさんの温かさや、若手を育てていこうという心意気が青木さんの体験談から伝わってきた。その道具は何という名称で、どう使うのか。その作業は何のためにするのか。職人さんたちは仕事の手を止め、親切に教えてくれる。先輩は最初はやって見せ、次はやらせるというスタイルで着実にスキルを身につけさせてくれる。人から人へ、同社の現場には豊かなコミュニケーションがあると感じた。

旧野村財閥系という盤石の安定基盤を誇る同社だが、古さや堅苦しさはなく、若手のうちから活躍するチャンスは十分。毎月、研修会を実施するなど、若手の育成にも熱心だ。自分の仕事だけでは経験できることに限界があるが、他の現場について知れば視野が広がり、技術者として成長できるだろう。そんな同社の環境やアットホームな社風を知るためにも、インターンシップを利用してほしい。建築好きなら大いに楽しめるはずだ。

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旧野村財閥系の経営基盤に加え、若手を一から育てる手厚い教育体制が整っている。アットホームな雰囲気が漂う同社は、どの現場でも抜群のチームワークが発揮されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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