最終更新日:2025/4/22

東邦化学工業(株)

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 化粧品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

化学の力を駆使して、幅広い事業や製品に大きく貢献!

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それぞれの職種から見た「仕事のやりがい」

界面活性剤をはじめとした化学製品の機能を高め、幅広い業種に提供することで世の中に大きく貢献する東邦化学工業。今回は3名の若手社員に仕事のやりがい、社風などについてお伺いしました。

Kさん/電子情報産業薬剤研究室(写真左)
Nさん/香粧原料研究室(写真中央)
Mさん/界面活性剤事業部(写真右)

先輩社員が語る「仕事の魅力」

原料の品質を上げるために、とにかく実験の繰り返し。思うような結果が出ない事もありますが、成果が見られた時は苦労した分大きな喜びが得られます(Kさん)
自分の仕事が、石鹸やシャンプーなどといった製品に反映できる。それが何よりのやりがい。大勢の方に愛用してもらえるきっかけづくりに貢献したいです(Nさん)
おすすめした原料でつくられたコンクリートやアスファルトが、建物や道路となって日常を支えている。その光景を見るたび誇らしい気持ちになります(Mさん)

多くのデバイス製造に使用される、高品質な製品開発を実現していきたい

大学では高分子化学を専攻していて、就職後もこの知識を活かせる仕事がしたいと企業研究をする中で、当社と出会うことができました。当社に入社しようという決め手になったのは、選考時に感じた「雰囲気の良さ」。入社後は希望をしていた電子情報産業薬剤研究室に配属となりました。

私たちの仕事は、半導体の製造過程で使用される原料となる、機能性ポリマーの開発。パソコンやタブレット、スマートフォンといった電子デバイスを製造する際には、半導体の表面を機能的にするために、レジストと呼ばれる材料が必要不可欠です。私たちは機能性ポリマーを原料としたレジスト用樹脂の開発を行っています。高性能な電子デバイス製造において、私たちが開発する製品の純度の高さが鍵を握っているので、重要な仕事に携われていると感じています。

高品質のポリマーを作る研究、といってもなかなか成果の出ない根気が必要な仕事。毎日ラボで実験実証を繰り返していくことで、1~2ヶ月すれば徐々に数値にも変化が現れてきます。それを上司から評価してもらえた時は本当に嬉しいですね。年次は私が一番下で、女性も私だけですが、コミュニケーションの取りやすい、和やかな雰囲気。実験などの作業は1人で行うことが多いですが、わからないことがあればすぐに質問できる環境があります。

プライベートでは社員同士で食事に行くこともあり、社員仲は良く、結束力も固いです。雰囲気のいい社内でやりたい仕事に打ち込めているからこそ、早く成果を出せるように頑張りたいですね。現在はラボでの実験を続けている状況ですが、いずれは工場での量産につながる、多くのデバイス製造に使用されるような高品質な製品開発を実現したいです。私たちが生み出す製品は、エンドユーザーの方々の目には見えませんが、最終機能に大きく貢献している重要な存在。私は自分の仕事に誇りを持って取り組んでいます。

(研究開発本部 電子情報産業薬剤研究室 Kさん)

化粧品メーカーの評価につながる原料開発に向けて、日々の実験を繰り返していく

私は大学の時から界面化学について学んでおり、就職後も、学んだ知識を活かせる仕事に就きたいと考えていました。当社の存在は、私が在籍していた研究室にパンフレットが届いたことで知ったのですが、事業内容も幅広く、興味が湧きましたね。出身は北海道、大学は青森で過ごしてきた私ですが、当社のことを知ってから関東で働くことも視野に入れてエントリーしました。実際に訪れてみると、会社の雰囲気や社員の人柄も良く「ここで働きたい」という気持ちが芽生えて入社を決めました。

入社後は、千葉研究所に配属。その中の香粧原料研究室で仕事をしています。「香粧原料」という言葉からイメージできるかも知れませんが、私たちが手掛けているのは、化粧品メーカー様に向けた原料の開発。洗浄剤に配合されるポリマーなどに関して、製品の機能性につながるよう研究をすすめています。肌に与える感触や泡立ちなど、原料が変わるだけでその効果も全く違うものになっていくので、私たちの役割は本当に重要だと感じています。

仕事の大変なところは、開発した機能の数値化が難しいところ。肌への感触などは、実際に触れてみて判断する官能評価で行っていきます。実際にサンプルを製造して、それに触れてみて、という実験を数ヶ月繰り返しながら追求していくのですが、こうして出来上がった原料サンプルをお客様に気に入っていただけた時は本当にやりがいを感じますね。化粧関連の製品はトレンドの移り変わりも激しいので、世の中の傾向を見ながら開発を進めることも大切。SNSなどで情報収集も常に行っています。

多くの方々が使う製品に携わっているので、できるだけ多くの方と会話をし、情報を得ることも心掛けています。同じ研究室の先輩方はもちろん、他の研究所の社員に自分から積極的に話しかけることで、いいヒントが生まれることも。私のような若手の意見でも親身に聞いてくれる、恵まれた環境です。これからも人とのつながりを大切にしながら、世の中の喜びにつながる研究成果を出していけるよう頑張っていきます。

(研究開発本部 香粧原料研究室 Nさん)

詳細な資料づくりと密なコミュニケーションで、お客様の幅を広げていく

大学では化学を専攻しており、有機化学によってつくられる原料について主に研究していました。就職後もその知識を活かせる仕事をしたいと思いつつ、研究職ではなく人とコミュニケーションを取ることが仕事の軸となる営業職に興味を持ち、就職活動をスタート。最初は化粧品業界に興味があり、そこを中心にまわって調べていく中で「化粧品メーカーに原料を販売する会社がある」ということに気付き、原料メーカーについても情報収集した結果、当社と出会うことができました。

入社後は、希望通り本社の事業本部に配属され、そこで営業として業務にあたっています。私が主に担当しているのは、コンクリートなどに使われる土木建築用薬剤、フィルムの製造に使われる薬剤。入社して1年はOJTとして先輩に同行する日々でしたが、2年目から徐々に独りでも業務をおこなうようになり、現在は大手ユーザーにも1人で対応できるほど経験を積むことができています。

最近は物価高ということもあり、価格改定においては交渉が難航するケースが多く大変なのですが、開発案件においては当社の原料におけるメリットをきちんと伝える資料を作成した上で、お客様を訪問するようにしています。それをご覧になったお客様からご注文いただけた時はとても嬉しいです。交渉相手となるお客様も研究職の方が多いので、学生時代に培ってきた知識を活かしながら、そういった方々にご納得いただける資料づくりを頑張っています。入社時は化粧品関連の原料に携わりたいと思っていましたが、主に担当している土木建築関連やフィルム関連も大変奥が深く、日々やりがいを感じていますし今後もっとお客様を広げられるよう貢献していきたいです。

所属する事業部のメンバーのうち、年次は私が一番下の状況ですが、プライベートな話題まで気軽に話しやすい雰囲気があります。近くのデスクには年次の近い先輩もいて、仲良くさせてもらっています。中には文系出身の方もいますが、知識もスキルも豊富で、まさに憧れの存在。目標とすべき姿が近くにいるからこそ、私も日々モチベーション高く頑張ることができています。

(事業本部 界面活性剤事業部 Mさん)

学生の方へメッセージ

どの職種においても個人の裁量に委ねる部分が非常に大きい分、皆が誇りと責任を持って働いています。そのため、職種の枠を超えて自由に意見を出し合い、活発に議論されることもしばしば。一人ひとりの能力が交ざり合うことによって、よりよいものを会社全体で創出しているのです。まさに全員が主役であり、オールスターズ。枠にとらわれない社風や社員一人ひとりの意見がトップに届く風通しの良さ、そして意欲的な人に対してチャレンジの機会を与える職場環境など、個の能力を成長させるフィールド、そしてそれぞれを強く結びつける社内風土があります。

“点”ではなく“線”の結びつき。東邦化学工業はその「つながり」の中からお客さまに対するソリューションを創造する会社です。私たちと一緒に働いてみませんか? 心よりお待ちしています!

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就職活動は、一生に一度のまたとない機会。自分がどんな仕事をしたいのか、どんな仕事が向いているのか真剣に考え、悔いのないよう頑張ってください!(人事部)

マイナビ編集部から

界面活性剤や樹脂といった化学製品の機能を活かし、さまざまな業種に幅広く貢献する東邦化学工業。手掛ける化学製品は化粧品やトイレタリーといった日用品からパソコン、スマートフォンといった電子製品、さらには紙や繊維、コンクリートやアスファルトなどにも使われており、取引先はおよそ5,000社にもおよぶ。

今回取材させていただいた3名は、まさに東邦化学工業の次世代を担う若手社員。勤務先は千葉、神奈川、東京と別々だが、一同に集まると自ずと会話がはじまり、和やかな雰囲気の中でインタビューを行うことができた。職種も研究職、営業職とさまざまだが、いずれの方も自社の実績、貢献度に大きく共感し、やりがいを持って仕事に取り組んでいるようだ。

東邦化学工業の特長として、3名の社員が共通して挙がったのが「社風の良さ」。分からないことは質問でき、意見があれば年次に関係なく発言できる環境だという。若手のうちからこういった雰囲気に恵まれることで、後から入ってきた後輩にも親身に接するといった好循環につながっているようだ。恵まれた社内環境で、貢献度の高い仕事に打ち込むことができる。向上心をお持ちの方には絶好の職場といえるだろう。

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本社や研究所などといった自身の勤務地の枠を越えて交流することも多いという。そういった結束がお互いの刺激になり、モチベーションの高さにつながっているようだ。

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