トナミ運輸(株)【トナミホールディングスグループ】

学生時代は、物流に関わるシステムやモノ・サービスの流れを学ぶ流通情報学科に所属。授業を通じて、社会を支える物流の仕組みに興味を持ったことがきっかけです。中でも当社は、地元の富山県に根ざした企業という点にも惹かれ、3年次にはインターンシップに参加。業界知識や仕事の流れを、座学と現場見学の両面から体験できたことは貴重な経験でした。
実際に働く社員の皆さんの温かな雰囲気に、ここなら自分にも合いそうと感じられたこと、入社後に営業所で働くイメージが掴みやすかったことが入社の決め手となりました。小さい頃から社名やパンサーのロゴマークをよく目にしていて、なじみ深かったことも大きいです。

最初の1年は神奈川県の相模支店で、トラック配送に関わる営業を担当。お客様先へ出荷ニーズに合わせた輸送サービスを提案し、多くの運送会社の中から当社を選んでいただけるよう働きかけてきました。時には自動車メーカーのまだ世に出ていない新車カタログなど、一般にはあまり目にしない荷物を頼まれることも。社会の動きを最先端で感じられるようで、面白かったです。
その後、半年間の発送業務を経て、本社人事部へ異動。現在は新卒採用の担当として、個別説明会の企画・進行や学校内の合同説明会への参加、学校のキャリアセンターとの打合せ、応募者の方のフォローや選考についての管理など、採用業務全般に関わっています。

多くの学生さんとお話する中で、その人の人となりを深く知って交流を深められるのは、採用担当ならではのやりがいです。学生の皆さんと近い立ち位置であることを強みに、なるべく緊張を解きほぐし、就活生の方が言いたいことをしっかり言える環境を整えていきたいと思っています。
人事1年目だった昨年は目の前の仕事をこなすことで精一杯で、形式的なやり取りしかできなかったのですが、最近は少しずつ相手のペースに合わせて雰囲気をつくることもできるようになってきた気がします。後日、「おかげで内定をいただきました」と報告をもらったり、「人事の方の対応がとても良かった」と喜んでいただけたりするのは、とてもうれしいです。

今後もいっそう新卒採用業務に力を入れて、学生の皆さんとのご縁をつないでいきたいです。説明会でもできるだけ、一人ひとりが気になっていることや聞きたいことを引き出し、当社を知っていただく機会を増やしたいですね。
今年からインターンシップの運営にも関わっていますが、こちらはまだ数回の経験しかないので、前任者と相談しながらまずは滞りなく対応していくことが目標。ゆくゆくは学生さんの希望も取り入れて、自社の魅力をいっそう知っていただける企画も実施できたらうれしいです。また、採用業務には現場の人たちの協力が不可欠。負担にならないように連携しつつ、隅々まで見学できるプログラムを組めたらと思っています。

学生時代は「授業を受ける」ことが多いため、どうしても物事に対して受け身になってしまいがちかなという印象があります。それでも、自分から何かを企画したり動かしたりする経験があれば、社会に出てからもきっと役に立つと思います。
物流という仕事は、必ず人と人とが関わって動かしているもの。お客様をはじめ管理部門から営業所、ドライバーまで、さまざまなつながりを意識する必要があるので、人と話す経験を多く積んでいるとそれだけでもなじみやすいのではないでしょうか。できれば部活動やアルバイトなど、授業以外でもコミュニティの幅を広げて、幅広い物事の見方を養うことをオススメしたいです。