トナミ運輸(株)【トナミホールディングスグループ】

私は学生時代に英語や海外文化を学び、ニュージーランドへの留学も経験。接客業でのアルバイトにも力を入れていました。そのため、就職活動を始めた時には「BtoCはやり尽くした。次はBtoBにチャレンジしたい」と思うように。そんな中で当社の支店が自宅の近くにあり、人事の方も気さくだったのが決め手で、入社を決意しました。
物流に関しては、例えばキャビンアテンダントが人を運ぶように、物流は物を運ぶ仕事というイメージでした。一方で堅い雰囲気なのかなと思っていたのですが、当社はとてもフランクな社風。最初の上司も年が離れていて見た目は厳しそうに見えましたが、話してみるとやさしく、その瞬間に気持ちが楽になりました。

顧客管理と収入管理という基本業務は、入社時から変わらず担当しています。ただ年次とともに、支店の収入を考えて動くケースが増えた気がします。例えば新規のお客様に対して原価率を頭に入れて提案をしたり、事務員に負担がかかっていると感じれば手書きだった業務をデータ化したり、見積りを何度もしなくて良いようにわかりやすい価格表示をするといった工夫をしています。
お客様から求められることはさまざまですが、基本的に私たちの仕事は「品質」「リードタイム」「運賃」という3つの柱で成り立っています。そんな業務において、この支店の強みは団結力。みんなでやり切る姿勢が、お客様からの信頼につながっています。

入社した当初は、お客様からいただく「ありがとう」が一番のやりがいでした。今はドライバーからの「助かったよ」の言葉も心の支えです。新しい荷物を取ってきて、それが集荷・荷積しやすいものだととても喜んでくれるので、私自身もうれしく思います。もちろん社会から必要とされる充実感も、存分に感じています。特にコロナ禍の際には自由に外出ができない中で、それでも毎日荷物が動いている様子を見ると、“待っている人がいるんだ”と励みになりました。
会社の好きな点は、福利厚生の充実度と自由度の高さです。さらに同期の存在も心強く、今も近くの支店の同期とは、困った時などによく相談をし合っています。

私は家庭と仕事を両立させることが目標です。今の支店には小さなお子さんがいる社員もいるので、見ているだけで大変そうだなと感じるものの、一方でその方たちの頑張っている姿はとても参考になります。
私自身は休日も、今は平日にできていない掃除等をするので精一杯。「換気扇が汚れている」など、細かいところが気になる性格なんです（笑）。そんな日々に少し余裕ができたら、何か趣味でも持ちたいと考えています。また、バリバリ働いて上を目指したいというタイプではないので、“頑張ったらのんびりする”というように、ワークライフバランスを大切にしていきたいと思っています。

私の場合は、アルバイトの時の経験も含め、“ここは向いていなかった。失敗した”というミスマッチを感じたことがありません。気の持ち方次第で意外と続けられたりするので、まずは少しでも気になった会社には、説明会等で話を聞いてみることをおすすめします。しっかりとした軸を持ちすぎるのではなく、「家から通える範囲の職場が良い」といった程度の希望を持って就職活動に取り組んでみるのも良いと思います。
ちなみに物流の仕事は、「ここに商品を送りたい」とご依頼をいただく毎日のため、知らず知らずのうちに日本の地理に詳しくなれるというメリットもありますよ。