高圧ガス工業(株)【東証プライム市場上場】

私が所属している東京研究所では合成樹脂エマルジョン、瞬間接着剤、変性アクリレート系接着剤等の開発を行なっています。
その中で私は粘着テープ用の合成樹脂エマルジョンの開発に携わっています。
顧客との打ち合わせを通して要求される性能を把握し、試作品の改良、試験を行なっています。

この仕事は研究室での小規模試作から工場での大規模製造まで、製品開発の最初から最後まで関わることになるため、自身が製品を作りあげたと強く感じることができます。
また、開発に携わった製品が日本や世界のどこかで使われていると考えると、開発した苦労が報われた気持ちになります。

複数の仕事が重なった際、全てを同時進行しようとして手が回らなくなってしまうことがありました。
それからは優先順位を明確にしてから作業に移ることを心がけるようにしています。また、自分一人ではできることが限られてくるため、周囲の人の手を借りることの大切さも感じました。

知識、技術ともに未熟な部分が多いため、早く一人前の研究者として成長したいと考えています。
日々の業務を行ないながら経験を積み、新たな製品の開発に取り組んでいきたいと思っています。

大学では化学を専攻し、研究室で有機化学分野の研究を行ない、新規化合物の合成をしていました。
就職活動は化学系メーカーを中心に行ない、学生時代に学んだことを生かせる業種を探していました。
会社を知ったときは名前の通りガスを専門に扱っていると思っていましたが、実際は化成品、ITソリューションと幅広い業種展開を行なっていることを知りました。
その中で化成品事業が自身の知識を生かせると考え、入社を希望しました。