最終更新日:2024/10/30

(株)日水コン

  • 上場企業

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • 建設
  • 機械設計
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

国内外の「水インフラ」を技術と情熱で支えるプロフェッショナル

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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人々の生活に必要不可欠な「水」のインフラを守るやりがい

私たちの生活に欠かせない水道・下水道・河川などの水インフラ事業を支える「水専門のコンサルタント」の日水コン。今回は3人の先輩から、ミッションや仕事のやりがいを伺った。

■R.Hさん/国内インキュベーション事業部 DXソリューション部所属
自然科学教育部土木工学教育プログラム専攻修了(2018年入社)

■T.Yさん/水道事業部 東部水道部所属
建設環境工学科卒業(2022年入社)

■M.Oさん/建築事業部 東部建築部所属
理工学研究科建築学専攻修了(2018年入社)

水インフラを支えるプロフェッショナルたち

「ゆくゆくは、顧客だけでなく、社内の皆さんの作業が楽になるような仕事にも携わっていきたい」と語るR.Hさん。
「ベテランの先輩でも分からないことがあり、その道のスペシャリストに確認している姿を見ると、自分ひとりで抱え込まず頼っていいんだと実感します」と語るT.Yさん。
「社員間の距離が近く、立場の違いを越えてフランクに話せる雰囲気で、気兼ねなく質問できるので成長も早い」と語るM.Oさん。

水の未来を「データ」で支えていきたい

日本の水道・下水道施設は、高度経済成長期に整備・拡張を続けてきた結果、多くの施設・管路が老朽化しており、今後は適切な維持管理や更新が求められます。各事業体がこれらの活動を円滑に行うため、私が所属するDXソリューション部は、施設・設備や管路の情報、点検活動から得られる情報を一元管理できる「台帳システム」の構築や提供に取り組んでいます。このシステムに蓄積したデータを活用することで、各事業体の日常業務を円滑にし、施設・管路の適切な維持管理・更新に寄与しています。

私が水に関わる仕事に魅力を感じたのは、微生物を用いた汚水中の窒素処理に関する研究に取り組んだのがきっかけです。就職活動を進める中で「水コンサル」というキーワードで当社を知り、社会インフラに関わる幅広い事業に魅力を感じて入社を決意しました。

入社1年目には、過去に構築したシステムに対するデータ更新に携わり、2年目にはシステム構築業務を担当しました。入力するデータの各項目をお客様へ説明、提案することで同意を得たり、現地調査を行ったりすることで、設備の有無や設置位置などを確認しました。そして事業体の様々な関係者との協議を重ね、約半年の期間をかけて完成させました。事業体が普段どんな仕事をしているのか理解できていないとプロジェクトを円滑に運営していくことができません。これまで先輩の横で学び得た知識や経験と、大学の時に勉強した水処理の知識が活かされて実現できた仕事でした。

それからもさまざまな経験を重ね、3年目を迎えた今、お客様の質問に的確に応じる力が増し、自信を持ってプレゼンテーションをできるようになりました。新入社員に仕事を教える役割も担うようになり、入社当初に比べて、周りのプロフェッショナルな先輩方と協力しながら、自分の成長を実感しています。

最近では、業務効率化を目指した新しい試みとして、パソコン機能を搭載した「MRゴーグル」と呼ばれるデバイスの活用に取り組んでいます。例えば現地調査では、遠隔地にいるベテラン社員がリアルタイムで状況を確認し、作業をサポートできるため、効率的な業務が可能だと考えています。今後、より多くの場面で私たちの仕事が社会に貢献できることを考えると、喜びを感じます。人の目には直接触れなくとも、事業体の業務の効率化に貢献している実感を抱き、この仕事に大きな誇りを感じています。

日本の水道を支える使命を胸に、未来を支えたい

学生時代に東日本大震災に遭い、電気・水道・ガスなどすべてのライフラインが止まって数日間お風呂にも入れない状況を経験し、「蛇口をひねれば必ず水が出る」という当たり前の生活が、とてもありがたいことなのだとあらためて感じました。この出来事が、建設環境工学を専攻するきっかけになりました。卒業後も研究室で水をきれいにする凝集剤の研究に取り組む中で、水に関わる仕事への情熱が高まっていきました。水の専門家としてのキャリアを模索し、水コンサルタントという言葉に出会ったことが、当社との出会いに繋がります。

私は東部水道部に所属しており、設計班で水道の配管設計に関わっています。この班は、道路の下にひそむ太い水道管の、新設から老朽化対策までの多岐にわたるプロジェクトにおいて、安定的な水道供給を実現するための重要な役割を担っています。マニュアルが存在しない中、知識と経験を駆使して最適な設計を追求することが求められます。現場で仕事を任されるには習得すべき知識が多いため、今はまだ先輩につきながら仕事の進め方を学んでいるところです。

あるとき、確認すべきことを曖昧にしてしまったことで、後々に手戻りしなくてはならなくなり、工期に大きな影響を及ぼしてしまう状況を目の当たりにしたことがあります。先輩方が苦労されている様子をみて、お客様とのコミュニケーションの取り方一つで、プロジェクトの成功が左右されることを実感しました。

当社の一員として所属しているからには技術士(上下水道部門)の資格取得も目指しているところです。そのためにも、自分の役割を果たしながら仕事を覚えていくように心がけています。

水道の設備改善や新設が地域社会に与える影響を実感できることが、私の仕事の最大のやりがいです。地域の生活環境向上や課題解決に貢献していることに誇りを持って仕事をしています。

難問に挑み、新たな解を生み出していきたい

学生時代から街づくりに興味を抱き、都市計画系の研究室に所属していました。研究を進める中で「自ら設計や計画を行えること」「人の生活に密接に関われること」という2つの軸を大切にしながら働きたいと思うようになり、企業研究をしていました。大学院の修士論文で、水辺と人の関わりや水辺が時代を経るごとにどのように変化していったのかというテーマを選んだ私にとって、日水コンの事業分野はまさにぴったりだったのです。

私が所属する建築事業部は、全国の浄水場や下水処理場など施設を保有する都道府県などの自治体を対象にして、新築や改修設計、耐震診断、ストックマネジメントなどの業務を行っています。全国の上下水道施設は建設されてから数十年経過しているものが多く、経年劣化した部分を改修・移設するケースが増えています。また、大地震に備えるための耐震診断や、耐用年数や改修時期などを調査するストックマネジメントの業務も多くなっています。

建築設計の仕事は、多様な専門分野との連携が求められます。まず社内では土木や設備の分野との連携が不可欠。基本的に、土木分野は施設の地下部分を担当し、地上は建築分野が担当します。設備分野は電気、空調、衛生、機械などを専門としている技術者が担当。土木や設備の分野に支障がないような建築設計を行わなければいけないため、入念な意見交換や情報共有は非常に大切になります。また、建築設計をする上で土木や設備の分野の基本知識を知っておかなければならず、私にとっては社内打ち合わせも貴重な勉強の場です。加えて、お客さまも上下水道のプロフェッショナルばかりのため、社内外交流を通して学ぶことは多く、それが大きな刺激になっています。

上下水道施設の建築設計には一つとして同じ条件の仕事はありません。制約や課題に満ちたプロジェクトに取り組む中で、柔軟な発想と問題解決能力が求められます。難しい課題を解決していくからこそ私たち技術者の成長とスキル向上に繋がると信じ、この仕事に情熱を注いでいます。

企業研究のポイント

将来のキャリアを見据えるスタート地点として、学生生活や楽しかった経験を振り返ってみると、進みたい分野や興味が浮かび上がります。自分の興味や将来のビジョンを大切にしながら、企業研究を進めてみましょう。先輩や教授に相談するのも良いアプローチです。
(R.Hさん)

インターンシップを通じて会社の雰囲気を実際に感じてみることも大切です。自分が興味を持つ業界だけでなく、異なる分野にもチャレンジしてみることで、新たな発見があるかもしれません。私も当社のインターンシップに参加して、会社の雰囲気を知ることができました。先輩同士の会話は非常にレベルが高く、また、話しやすい環境があることも実感できました。
(T.Yさん)

企業研究をする際は、その会社がどんな事業を行っていて、どんなやりがいを感じることができるのかという点に着目してみると良いと思います。インフラを支える仕事、社会貢献に繋がる仕事に就きたいと思う方には、ぜひ、当社についての理解を深めていただきたいですね。日水コンは、全国の上下水道施設を通じて、24時間365日、水インフラの重要性を支える仕事を担っています。人々の生活に欠かせない「水」を提供する使命感を実感し、そのやりがいを感じることができます。
(M.Oさん)

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本社の会議室フロアは2019年8月にリニューアルされたばかり。職場を見学するだけでなく、社員との会話からも働くイメージを持てるため、インターンシップはお勧めだ。

マイナビ編集部から

「水コンサルタント」というと、土木系の印象が強い一方で、情報系や建築系など様々な分野の社員が活躍していることが今回の取材で分かった。社内の様々な専門家が協力し、地域や顧客の問題を解決していることが日水コンの強み。したがって、土木、建築、機械、電気、情報系などの専攻分野で学んできた知識を活かせる舞台が広がっている。学生時代に「水」に関する学びに触れてこなかった方でも、「インフラを支えたい」「社会貢献できる仕事に就きたい」という想いから同社に興味を持ち、入社した先輩も多くいるという。

取材を通して感じたのは、風通しがよく働きやすい風土であること。社員の皆さんが共通して、業務で分からないことを臆せず先輩に質問することができ、丁寧にアドバイスをくださる中でスキルを身につけていくことができると話していた。技術士をはじめとする資格取得にも会社が全面的にサポートしており、試験対策も行っているそうだ。

長年の経験で培った高度な技術力とノウハウを持つ日水コンは、日本の未来を支える企業のひとつだといっても良いだろう。大きなスケールで社会に貢献できることは、同社で働くやりがいやモチベーションにもつながっている。

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「フレックスタイム制度」や育児・介護のために一時的に雇用形態を変更できる制度、「貸与住宅制度」など働きやすい制度にも注目してほしい。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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