最終更新日:2025/4/30

関東日本フード(株)(日本ハムグループ)

  • 正社員

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまの“生の声”を聞き、自分のアイデアや思いを直接伝える。提案型営業の醍醐味

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若手・中堅社員3人の挑戦と成長

「関東日本フード」。ルートセールス・地域量販担当・フードアドバイザーとして活躍中の若手・中堅社員にお話を伺った。

第二事業部 静岡営業部 M.Kさん/2012年入社(写真左)
第二事業部 静岡営業部 S.Sさん/2021年入社(写真右)
第二事業部 静岡営業部 O.Eさん/2015年入社(写真中央)

印象に残っている仕事

「ある銘柄牛を提案したところ、受注にとどまらず、その銘柄牛の名前を冠したメニューをつくっていただけたことがありました。本当に嬉しかったですね」(M.Kさん)
「最近は夏場向けの商材として焼き鳥を提案。大手量販店の受注を獲得できました。規模が大きい分、プレッシャーもありますが、やりがいを感じます」(S.Sさん)
「印象に残っているのは、他社の1.5~2倍の値段のチキンカツをヒット商品にできたこと。鶏胸肉の開き方など店舗でのオペレーションを一から創り上げました」(O.Eさん)

【ルートセールス】“人対人”のコミュニケーションを通して、お客さまとの信頼関係を深める(M.Kさん)

学生時代は経済学の勉強の傍ら、居酒屋での接客アルバイトに注力。「人と関わる仕事」に面白さを感じていたことから、企業研究では営業職を志望しました。企業セミナーで感じた明るくてフレッシュな雰囲気、若手のうちから活躍できる風土が根付いている点に魅力を感じ、当社への入社を決めた次第です。

2012年に入社後は、横浜営業部で約1年、静岡営業部で約10年、ルートセールスに携わってきました。静岡営業部では主に焼肉店やステーキ店など、静岡市内の外食店へのルートセールスを担当。スーパーへのルートセールスでは、いかに多くの数量を販売するかが重視される傾向にあります。これらの外食店では各店舗のコンセプトを正確に把握できるか、オーナー・店主さまの“生の声”を聞き出し、最適な商品をご提案できるかどうかがカギを握ります。普段から心がけているのは、当たり前のことを当たり前にやり切ること。お客さまからのお問い合わせには可能な限りスピーディに対応する。“人対人”のコミュニケーションを通して、お客さまとの距離感を縮め、信頼関係を深めていく。これがルートセールスの難しさであり、面白さでもあると思っています。私の提案した商品をメニュー化してもらったり、「Mさんの提案なら間違いないね」といった言葉をかけたりしていただくたびに、大きなやりがいを感じています。

当社には、社員のアグレッシブにチャレンジする姿勢をきちんと評価するカルチャーがあります。重点商品の販売促進など、上長の打ち出す方針を愚直に実行に移す姿勢、さまざまな課題に対して積極的にチャレンジする姿勢が認められ、2023年からはチームリーダーを任せてもらっています。これまでは、自分の数字をいかに伸ばすかが求められていましたが、チームリーダーとなった今は、部下をどのように支え、動かすか、組織全体の成績をいかに上げるかなど、マネジメント的な能力が重要になっています。昇格から日が浅いことから、部下の育成・活用に関しては“壁”に直面することも少なくありませんが、それ以上の楽しさを感じながら仕事に取り組むことができています。今後の目標は、マネジメント力により一層磨きをかけること。将来的には営業部の責任者など、さらなる高みを目指したいと思っています。

【量販担当】若手のうちから大規模なビジネスに挑戦!「商品」の前に「自分」を売り込む(S.Sさん)

学生時代はアジアの政治・社会情勢や文化、地域活性化について学びながら、居酒屋でのアルバイトに力を入れていました。企業研究に当たっては「好きなことを仕事にしたい」との思いから、“食”に軸足を置いて会社選びを展開。数ある食品関連企業の中でも当社を選んだ理由としては、「お肉が好き」という思いもさることながら、インターンシップに参加した際に感じた先輩社員のフランクな人柄、溶け込みやすい雰囲気に魅力を感じたことが大きかったですね。

2021年4月に入社すると、まずは新入社員研修です。当時はコロナ禍の真っ只中だったこともあり、対面型の研修は2泊3日の宿泊研修に集約。会社の概要や理念について座学で学んだり、CM企画等の実践的なメニューに取り組んだりした後、静岡営業部に配属となりました。配属後はリモート研修で商品知識に磨きを掛けつつ、先輩社員のトラックに同乗させてもらい、ルートセールスの基本的な仕事内容について学習。その後は、地域量販を担当する先輩社員のもと、地域スーパーの精肉部門のバイヤーとの商談のノウハウをOJTで身に付けていきました。入社2年目は、約30軒のお客さまへのルートセールスを担当し、商品知識の向上ならびにお客さまとの関係構築に挑戦。3年目の現在は、再び地域量販担当として、静岡県内に拠点を構える地域スーパーの精肉部門のバイヤーとの商談に携わりつつ、先輩社員が担当している国内最大級のスーパーチェーンの仕事の引き継ぎに取り組んでいます。

量販担当の仕事のやりがいは、注文の規模が圧倒的に大きく、提案の幅も非常に幅広いという点にあると考えています。商談に当たっては価格だけでなく、商品供給の安定性、さらにはSDGsなど、さまざまな観点を踏まえた提案を行う必要がありますが、いつも心がけているのは、「商品」の前に「自分」を売り込むということです。自分の特徴や強みを前面に押し出して、お客さまとの関係を構築することが大切だと考えています。今後の目標は、国内最大級のスーパーチェーンの量販担当をしっかりと引き継ぎ、先輩に“追いつき、追い越せ”の姿勢で営業活動を展開していくこと。将来的には同期の中でも頭一つ抜け出すくらいの実績を残し、営業部全体を引っ張っていけるような存在になりたいです。

【フードアドバイザー】お客さまと一緒に付加価値のある商品を創り上げていく仕事の魅力(O.Eさん)

もともと食べることが大好きで、“食”に対して強いこだわりを持っていた私は、食品生命学科で食品工学を専攻。企業研究に当たっては食品業界、とりわけ食品メーカーの仕事を中心に会社選びを進めていました。そのなかで出会ったのが「フードアドバイザー」の仕事です。食品を一からつくるメーカーの仕事よりも、食品の美味しい食べ方、調理法を追求し、地域スーパー等に提案を行うフードアドバイザーの方が、自分の考え方にマッチしているのではないか。“食”へのこだわりを生かしたい。こうした思いから、当社への入社を決めました。

私たちフードアドバイザーは、地域スーパーをはじめとする量販店の精肉部門や惣菜部門に対して、どうすれば消費者の皆さまの心に響く売り場をつくることができるかという観点から、商品の紹介・提案を行います。豚のロース肉を提案するケースを例に取ると、「営業職」は枝肉の規格や状態等を紹介して、商品の数量や価格を提案します。一方、フードアドバイザーは、一般消費者の視点やトレンドや市況を考慮して、例えば、“生姜焼き”よりも“トンテキ”向けの商品の方が求められているといった紹介を行い、枝肉の切り方や料理の盛り付け方、売り方や売価等の提案を行なっていきます。ある意味では、お客さまと一緒に付加価値のある商品を創り上げていく仕事といっていいでしょう。

情報がモノをいう仕事ですから、日頃から専門誌や地域ニュースに目を通すだけでなく、地元のスーパーに足を運んだり、他のエリアのフードアドバイザーとコミュニケーションを取ったりと、さまざまな手段で情報を収集し、お客さまに積極的にフィードバックするようにしています。自分の提案をお客さまに受け入れていただき、アイデアがカタチになったとき。商品が売れたときも大きな喜びがありますが、私が最もやりがいを感じるのは「人とのつながり」を実感できたときですね。得意先のバイヤーはもちろん、他企業の担当者、店舗のバックヤードで仕事をしている方々など“人の輪”がどんどん広がっていくことがモチベーションにもなっています。今後の目標は、惣菜部門で大きな実績をつくること。仕事を通して自分自身の“良さ”を発見し、それをどんどん伸ばしていって、会社のために生かせるようになりたいと思います。

学生の方へメッセージ

【M.Kさん】
私のモットーは「人生楽しんだもん勝ち」です。企業研究では苦しい状況に直面することもあるかと思いますが、どのような状況でも「常に前向きで楽しもう」というマインドで取り組んでいただきたいと思います。また、自分のことについては、本人よりも他人の方がよく知っているものです。「やりたいことがわからない」という方には、家族や友人など周囲の人々に積極的に相談することをおすすめします。

【S.Sさん】
最初から志望業界・業種を絞り込むことなく、できるだけ広い視野から企業研究を進めることが大切です。そして、少しでも気になる会社が見つかったら、インターンシップや企業セミナー等に積極的に足を運び、職場の雰囲気や空気感を自分の肌で確かめるようにしてください。ホームページを見るだけではわからなかったことがたくさん見えてくるはずです。

【O.Eさん】
企業研究を進める過程では、自分の将来のことなど、さまざまな迷いが生じ、何をすればいいかわからなくなることもあるかと思います。そんなときは、目の前にある課題に一生懸命取り組むこと、与えられたミッションを全力でこなすことが大切です。目の前の課題を解決することで選択肢が広がり、未来につながるケースもあるでしょうし、たとえ努力が空回りに終わったとしても、一生懸命頑張った経験は間違いなく“力”になります。立ち止まることなく、努力を続けていただきたいです。

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役職や入社年次、そして職種を問わず、誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができる雰囲気が浸透。料理提案や販促物の制作など各職種が協力する場面も多いという。

マイナビ編集部から

売上高1兆円を超える食肉業界のリーディングカンパニー「ニッポンハムグループ」の一員として、国内外で生産・輸入・加工する食肉製品の販売を手掛ける「関東日本フード(株)」。同社は関東、北越、東海エリアに設置している計33箇所の営業部を拠点として、量販店や食肉店、外食産業などに食肉製品を販売。地域密着型のビジネスを追求しながら業界トップレベルまで成長を続けてきた。
今回、ルートセールスや地域量販、フードアドバイザーとして活躍中の若手・中堅社員にお話を伺って感銘を受けたのは、お三方のコミュニケーション能力の高さだった。さまざまな質問に対して、筆者の意図を汲み取りながら的確な回答を返してくれるだけでなく、ときには特定のテーマについて深掘りしたり、テーマを広げたりしながら、自らの思いや考え方をわかりやすく語ってくれる。こうしたことが当たり前にできるのは、充実した教育・研修制度により若手のうちから活躍できる環境を整えていること。そして、“提案型営業”を通して、社員一人ひとりが日頃からコミュニケーション力に磨きを掛けていることが大きいとみていいだろう。筆者はここに、同社の営業力の強さを垣間見た気がした。食品業界、営業職に興味関心をお持ちの方のなかでも、“提案型営業”の仕事を通して飛躍的に成長したい方に企業研究をおすすめしたい会社である。

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グループの企業理念は「食べる喜び」。食育活動の推進をはじめ、地域・社会との共創共栄に向けた取り組みにも力を入れる。

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