最終更新日:2025/4/8

(株)GSIクレオス

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 商社(薬品・化粧品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

海外出張やお客さまへのプレゼンなど、入社間もない頃から責任ある業務を任される環境

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専門知識ゼロから、実践を通して学び、第一線で活躍できる!

90年以上の実績を持ち、繊維事業と工業製品事業で海外に24カ所の拠点を有するグローバル企業GSIクレオス。原料調達から製造までを手がける商社で、さらなる活躍を目指す2人に仕事の魅力をうかがった。

◆神宮 亮哉さん(写真右)
ボディファッション部 営業第一課
2019年入社

◆岡本 幸奈さん(写真左)
機能プラスチック部 大阪営業課
2019年入社

GSIクレオスのここが魅力!

繊維事業部門では、糸から生地、アパレル製品までを扱っているので業務で不明なことがあっても、部署間の垣根を越えて助け合えることが強みだと感じています。(神宮さん)
未知の分野だった化学製品の知識の多くは、業務のなかで実践的に覚えていきました。お客さまは気さくな方が多く、たくさん質問をして学ばせていただきました。(岡本さん)
2020年4月に社員教育制度「クレオスアカデミー」を創設。社員の等級(バンド)に応じた階層別研修や、専門分野の講義などを体系化し、能力向上をサポートしています。

入社1年目から海外出張を経験。異文化への理解が深まっていくことも、この仕事の楽しさですね。

私は、繊維事業部門のボディファッション部に所属しています。インナー製品や補正下着のような、ファンデーションのOEM(受託生産)、ODM(受託設計・生産)を行う部門です。”こんな商品をつくりたい”というお客さまの要望に対して生地を提案し、デザインを一緒に検討して、価格交渉がまとまれば縫製工場に生産を委託。その後、完成した製品の納品までを担います。

製品づくりは海外の工場にも委託しており、その生産・品質管理も重要な仕事です。私は入社1年目から生産状況を確認するため、海外出張に同行させてもらいました。まだ何も知識がないなか、縫製工場の様子や打ち合わせの現場に立ち会えたことは、業務を理解する上でとても役立ったと感じています。入社の翌年から2年ほどはコロナ禍で海外出張ができない状況でしたが、その間に繊維、生地、縫製などの基礎知識を勉強しました。4年目からは自分の担当を持ち、1人で海外の工場へと出向いています。

現在はタイの染色工場を担当し、現地に駐在している同期とともに生産管理を行っています。大学で英語を学んでいたので日常会話には困りませんが、繊維業界の専門用語の知識が必要になることや文化の違いへの理解が求められるところには、難しさを感じました。たとえば現地では、イエスorノーを明確に回答してもらえるよう、ストレートに伝えなければ通じないことが多々あります。その分、交渉の方法を工夫して話が伝わった時は面白みややりがいを感じますし、異文化への理解が深まることも魅力ですね。

アパレル業界は変化の激しい業界です。そのためトレンドには敏感で、常にアンテナを張っておく必要があります。たとえば、繊維一つとっても、近年では抗菌機能など機能性のあるものが求められるようになりました。当社は自社ブランドを展開するメーカーでもありますが、商社という立ち位置から、さまざまなアプローチを行えることが強みです。今後は業界の急速な時代の流れをしっかり捉え、幅広い業界と関係し、さらに知識を増やしていきたいです。(神宮さん)

幅広い分野で使われる化学製品のフィルムや樹脂を提案。それらを使った商品が並ぶと、うれしくなりますね。

私は工業製品事業部門の機能プラスチック部という部署に所属しています。扱っている商材は、プラスチックフィルム、プラスチック樹脂といった化学品です。プラスチックフィルムは、たとえばスーパーに並んでいる食品のパッケージや、ペットボトルのラベルなどに使用されています。プラスチック樹脂は、自動車部品をはじめ機械部品などのもとになる樹脂原料です。微生物の働きで自然に還る生分解性プラスチックも取り扱っており、商材と用途は幅広いですね。

これらの商材を素材や原材料として使う加工会社などから依頼を受け、要望にマッチするフィルムや樹脂を提案することが私の仕事の第一歩。条件が合い、注文に結びつけば化学メーカーに発注しますが、当社ですでに取り扱いのある商材はもとより、必要に応じて新規でメーカーに問い合わせをして仕入れることもあります。また、プラスチックフィルムやその素材である樹脂のみならず、フィルムを加工して袋状にしたものを販売するなど、要望に合わせて細かく対応します。

こんな私ですが、もともと文系で化学分野は専門外。1年目は先輩の同行、取引先の工場見学、社外の専門研修などを通して知識を得ていくと同時に現場での実践を繰り返し、業務を習得してきました。1年目の後半には自分の担当を持たせてもらえるようになり、担当先の社員向けに化学物質の規制に関する説明会を実施。一から勉強し、先輩のアドバイスを受けながら、説明を行いました。若手のうちから責任ある業務を任せてもらえることも、当社の特徴ですね。

化学製品の提供を通して、お客さまに頼られたり、感謝の言葉をいただいたりした時に一番のやりがいを感じます。また、新規の取引がまとまった時の喜びもひとしおですね。自分の提案したプラスチックフィルムがエンドユーザーである食品会社などで採用され、それがスーパーの店頭に並ぶこともうれしいですし、”売れ行きはどうかな”と、つい気になったりもします。入社当初は、とにかく海外に行きたいという思いが強かったのですが、今は将来的に海外で活躍できるよう国内で新しいビジネスを展開したり、新たな商材の開拓などに取り組んだりして、キャリアを積んでいきたいと思っています。(岡本さん)

私たちが今、みなさんに伝えたいこと

□入社のきっかけは?
神宮:就職活動で幅広い業種に目を向けるなか、繊維業界に興味を抱いたことがきっかけです。衣類など身近なものに関係する世界なので、なんとなくですが業務の想像がつきやすかったことが大きいですね。当社は、この分野で90年以上の実績を持つ安定企業であることも入社理由となりました。

岡本:大学では外国語学部で英語を学び、海外で活躍できる仕事につきたいと考えるなかで商社に注目し、同じ商社でも幅広い業界と関わりをもてる化学系・工業系の商社を目指しました。説明会から最終面接に至るまでに出会った方々の雰囲気がとてもよくて、働きやすそうと感じたことが、私の入社の理由です。

□クレオスの魅力は?
神宮:話がしやすくて、どんなことでも答えてくれる。私も選考時に感じた、当社のそんな雰囲気に惹かれ、それは入社後も変わりません。お客さまからの要望などに対して、”うちの部署では難しいけど、そちらでできませんか?”など、部署を越えたやりとりがあり、協力し合って仕事をしている一体感のある環境ですね。

岡本:私が所属している工業製品事業部門のオフィスは最近、個人の席が決まっていないフリーアドレスへとリニューアルしました。その時に空いているデスクを使うので、隣に座っているのは別部署の方ということも。それでも、まったく違和感はありませんし、誰とでもやりとりできるアットホームな職場です。

□私から学生さんへ
神宮:入社の翌年にはコロナ禍となり、その間にAIが急速に発展するなど、まさに世の中が一変して、働き方も変わりました。そんなふうに常に状況は変化していくので、仕事に関してもイメージを固定化させ過ぎないことが大切だと思います。好奇心をもって目の前のことに取り組むこと。学ぶ意欲があること。そうした資質が大切ですし、そんな方と一緒に働きたいですね。

岡本:業界や企業に関する情報は得られても、実際のところはよくわからないものです。そこで、説明会でも座談会でもインターンシップでも、直接足を運び、わからないことをどんどん質問する機会をもってください。何ごとも一人で抱え込まず、困ったら素直に質問をしてくれるような方なら大歓迎です!

学生の方へメッセージ

就職活動を始める学生さんの中には「早く実力をつけて第一線で活躍したい」という考えの方もいらっしゃると思いますが、そんな方にはぜひ当社を会社選びの1つに加えていただきたいと思います。

当社では神宮さんや岡本さんからの話にもあったように、入社1年目から海外出張や工場見学に積極的に参加することができます。それは、若手のうちからどんどん現場で経験を積み、知識を自分のものにしてほしいという当社の想いがあるから。OJT研修やメンター制度を通して先輩社員が丁寧に指導を行い、早い段階から業務を任せ、フォローしながらチャレンジする機会を与えています。社内の風通しがよく、若手社員がのびのびと成長し、活躍しています。

当社は現在、海外売上高比率が全体の過半数を占めています。「グローバルな会社で、自分の視野を広く持って仕事がしたい」「繊維や工業製品の分野で実現したい夢がある」という方を、私たちの新しいメンバーとしてお迎えし、急速に発展するこの業界を一緒に盛り上げていきたいと思っています。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
(採用担当 日野・杉岡)

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海外拠点を持つ商社なので語学ができればベターですが、選考基準ではありません。オンラインの語学教室の補助も行っていますし、海外で活躍したいという意欲を重視します。

マイナビ編集部から

2022年12月、GSIクレオスでは東京本社のオフィスをフリーアドレス制に。また、昨年8月に大阪支店の工業製品事業部門でも同様の方式を採用。社内のコミュニケーションを円滑かつ連携しやすい環境にすることが目的で業務の垣根を越えた交流も行われるようになっているという。

同社では「次代の生活品質を高める事業の創造者として人びとの幸せを実現する」というパーパス(Purpose=企業としての存在意義)を掲げている。1931年に生糸・絹撚糸の輸出事業で創業してテキスタイル・アパレル製品へと領域を拡大。現在は、化学品、機械装置・資材、などの工業製品も扱い、いずれも原料調達から製品開発までをコーディネートしている。パーパスでうたう役割を果たすには自由に発想し、時代を捉える柔軟性が求められる。フリーアドレス制や勤務時間のフレックスタイム制は、より主体的に業務に取り組める環境づくりとも言えそうだ。

今回取材を通して感じたのは、お二人の仕事に対する熱意。二人とも若手ながら責任ある仕事を任され、会社をより良くしたいと目標を語る姿はキラキラと輝いていた。若手から責任ある仕事で、社会に貢献したい方や自分の発想を積極的に発信していきたい方にぜひ注目してほしい企業だ。

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クレオスアカデミーでは自主的に学べる講座が100種類以上ある。また、海外研修が行われるなど、実践的に学べる場も数多く用意され、成長をサポートしてくれる。
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