最終更新日:2025/5/28

矢崎グループ[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • その他電子・電気関連
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
東京都、静岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

仕事と生活の両面で社員をサポート。若手が伸び伸びと成長できる!

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先輩社員が語る“仕事の面白さと難しさ”

ワイヤーハーネス(自動車用組電線)で世界的な知名度を誇る矢崎グループ。世界45カ国に約24万人 の従業員を擁するグローバル企業でもある。国内で活躍する2人の先輩に、仕事内容やその魅力を語ってもらった。

長澤 直祐さん(写真左)
EEDDS 技術開発室(EI開発設計センター)
HMI開発設計統括部HMIソフトウェア 開発部
2018年入社/工学部機械工学科卒

赤坂 拓海さん(写真右)
ルノー・日産ビジネスユニット開発統括部
E-EDS企画開発部
2020年入社/理工学部精密機械工学科卒

先輩の仕事スタイル

「お客さまからの評価やフィードバックを元に、部内で議論を重ねることが多いですね。開発者間で認識の齟齬がないよう、意見交換も盛んに行っています」(長澤さん)
「担当メーカーの全車種が対象なので、仕事は複数の案件が同時進行する形。ルーチンワークは少なく、目標に向かって日々の動きを柔軟に決めるスタイルです」(赤坂さん)
長澤さんも赤坂さんも機械系の出身だが、職種に関する強いこだわりはなかったという。だからこそ、矢崎グループの多彩な仕事フィールドは大きな魅力だった。

最新技術を搭載した自動車用メーターを、ソフトウエアで制御する!

モノづくりが好きだったので、大学は機械系の学部を選択しました。企業選びの軸は、自動車部品メーカー、グローバル企業、地元(静岡県)企業の3点。この3点にぴったりはまっていたのが矢崎グループでした。
矢崎は人材を育成するための制度がとても充実しています。入社前の1年間、海外武者修行をする「アドベンチャースクール」はとてもユニークな制度だと思いました。また福利厚生では、食・住・健康・育児・介護など生活面全てにおいて手厚いサポートがあります。どの拠点でも少ない費用負担で生活できることを魅力に感じました。

1年間の製造現場配属(工場)では、当社の中心製品でもあるメーターの製造を経験。その後は「ものづくりセンター」内にある現在の部署に配属されました。部署名にあるEEDDSとは車の中の電力や信号を最適に分配してつなぐ技術のことで、HMIはその技術を使ったメーターやヘッドアップディスプレイのこと。私は両製品のソフトウエアを開発・設計しています。今の車に搭載されているメーターやディスプレイの表示は、全てソフトウエアで制御しているのです。

量産化を踏まえた開発ですので、お客さまの具体的な要求に応えることが最大のミッション。昔の車には速度計と燃料計くらいしかなかったのですが、近年の車は安全性や運転支援の観点から、メーター内に多くの情報を表示するようになっています。表示方法に対するお客さまの要求レベルも年々高くなっているので、プログラムのサイズも大きくなっています。開発者は制御の知識を増やすだけでなく、大きくなりすぎないよう工夫をこらさなければなりません。ここがソフトウエア開発の難しい点ですね。

大学時代の知識で役に立っているのは“確認する習慣”です。仕事ではミスを防ぐため工程ごとに内容を確認するのですが、私は大学で命に関わる医療系の機械を研究していたので、この習慣が身に付いていました。
仕事に就いて約5年 になりますが、自分が担当したメーターが市販車に搭載された例は、まだ3種類にすぎません。車のメーターやディスプレイ開発は、製品が世に出るまで3~4年はかかるスパンの長い仕事。トライアル&エラーをいとわない挑戦心と、目標を達成するまで諦めない根気強さが求められる仕事といえるでしょう。
(長澤さん)

豊富な製品知識をベースに、訴求力のある企画をカタチにする!

大学での専門分野はロボット系で、人が手で行う作業を機械で行う際の再現性を研究していました。就職にあたって機械の知識を生かしたいとは思っていましたが、業界にこだわることはなかったですね。大きな工場を持つ飲料メーカー、食品メーカーなども受けました。当社に決めた理由は、開発や製造の拠点が出身地からほどよい距離の静岡県にあるから。充実した研修制度や手厚い福利厚生も魅力でした。
製造現場配属先はワイヤーハーネスの製造工場でした。最初にモノづくりの現場を経験できたことは、仕事の上で大きなプラスになっています。

所属する開発統括部の役割は、ワイヤーハーネスの製品企画・開発設計・評価などになります。私は担当するお客さまに向け、トレンドを踏まえた製品の提案・企画立案や、長期的な視点に立った将来技術の提案を行っています。

仕事では受注活動で求められる提案力と、製品開発に関する幅広い知識の両方が求められます。車の進化が進みつつある今は、変化に対応した、製品の企画、検討が求められます。商品性やコスト面などバランスをとるのが難しいです。毎日、設計図面と部品の価格表を見ながら頭を悩ませています。
なお、ワイヤーハーネスは電気部品ですが、力学、材料工学、機械工学など様々な知識も必要になってきます。大学で身に付けた知識は充分役に立っています。

仕事では、「なぜこういう設計になるのか?」「どうしてこれができないのだろう?」などと疑問を明確にし、理論的な裏付けを取って取り組むようにしています。右も左も分からなかった最初の頃は、理由も分からないまま与えられた仕事を進めることがよくありました。でも、腑に落ちないままでは不安が残りますし、成長することもできません。
企画開発は紙の上から始まり、製品化に向けてそれを徐々に形にしていく仕事。私はその過程自体がこの仕事の面白さであり、醍醐味だと思っています。
(赤坂さん)

配属先を比較検討できる“部署単位のプレゼンテーション”

車を運転される方なら分かると思いますが、メーターやディスプレイは、運転中のドライバーが最も頼りにする重要部品です。人命を左右することもあるので設計者には大きな責任が求められますが、完成した時の達成感は想像以上に大きく、それが仕事のやりがいになっています。またコマーシャルでよく目にするように、メーターは車の個性を象徴する部品。自分の仕事に対する評価が、ファンやユーザーからダイレクトに返ってくる点もうれしいですね。

自身で成長したと思う点は、プログラム修正の際に広い視野を持てるようになったこと。新人の頃は不具合のある点をピンポイントでしか見ていなかったため、周囲のプログラムに思わぬ影響を与えることがありました。確認する習慣は大学時代に身に付けましたが、確認する観点の大切さは、上司から教わった最も大きな仕事の要点です。

今進行中のプロジェクトでは、海外のお客さまと英語で情報交換しています。矢崎には国内経験を積んだ後に外国で働くチャンスもあるので、いつか海外の拠点で活躍したいですね。
(長澤さん)

私が矢崎に入って最も良かったと思うのは、入社後に「自分の進みたい道を選べること」です。配属先に関しては研修中の希望調査で第三希望まで出せるのですが、それだけではありません。新入社員に対し、複数の部署が「うちの部署ではこういう仕事をやっていて、こういう人たちが働いています。職場の雰囲気はこんな感じです」という具合に、細部にわたるプレゼンテーションを行ってくれるのです。入社後のミスマッチを防ぐという意味でも、これはとてもいい取り組みだと思います。

必ずしも希望どおりの部署に入れるわけではないのですが、配属部署をここまで丁寧に説明してくれる企業は珍しいのではないでしょうか。実は私が矢崎を選んだ理由の一つに、このプレゼンテーションがありました。そして実際に話を聞いて企画開発部の仕事に興味が湧き、第一希望に決めたのです。

今の仕事で経験を積んだら、次は生産系の仕事に挑戦したいと思っています。もともと工場での生産管理に関心がありましたし、1年間の製造現場配属で現場でのモノづくりの面白さや楽しさがよく分かりました。矢崎はグローバル企業なので、海外の生産拠点にも興味があります。広大な仕事のフィールドは、当社の大きな魅力だと思います。
(赤坂さん)

学生の方へメッセージ

仕事で実家を離れる可能性があるなら、福利厚生の内容や勤務地周辺の生活環境について、よく調べておくといいでしょう。私は当社を検討していた時、その群を抜いた福利厚生の充実ぶりに目を見張りました。ヘッドオフィスがある裾野市のY-CITYはエリア全体が街のようですし、御殿場市のY-TOWNにも大きな居住区があります。また私が勤務している牧之原市の「ものづくりセンター」は、3,000人を超える従業員が在籍している矢崎グループ最大規模の事業所。中には広大な食堂があり、いつでも安価で栄養価の高い食事がとれます。環境の良さは、仕事に直結する重要な要素。意外に見逃しがちですが、注目してほしいですね。
(長澤さん)

自分を含めてのことですが、機械系の学生は企業探しで職種を絞りがちです。業界はさまざまでも、大半の学生は身に付けた知識を生かせる開発や設計部門を中心に考えるでしょう。でも、人気企業であればあるほど、そうした部門の競争は激しくなるのが普通です。そこでお勧めしたいのが、少しだけ視点をずらすこと。私自身も製品開発そのものではなく、生産部門で機械に携わることができる職種を検討していました。人材不足という理由もあり、そうした職種の方が早いうちから重要な仕事を経験できると思ったのです。この時期は企業が学生に向けて情報公開してくれる唯一の機会。広い視野を持って臨んでください。
(赤坂さん)

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赤坂さんの職場は「Y-CITY」内、長澤さんの職場は「ものづくりセンター」内にある。生活面に不安がないので、新人は最初から仕事に集中できる。

マイナビ編集部から

自社の事業が世界の人々にとってどのような意味を持つのか、どのような形で社会貢献できるのかを常に考えている、崇高な思想を持つメーカーだ。同グループでは、社会貢献の意識こそが企業発展の礎となっている。同社の採用担当は事業内容に先んじて、社是に掲げている「世界とともにある企業・社会から必要とされる企業」に目を向けてほしいと語っていた。

数多くの注目点を持つ同グループだが、とりわけ注目すべきは教育システムと研修制度だろう。グローバル企業らしく、多くのプログラムに語学スキルと対人スキルの両要素が取り入れられている。「アドベンチャースクール」や「サマーキャンプ」のように、他社ではまず見られない独特の取り組みがなされている点もユニークだ。また、手厚い福利厚生も見逃せない。「Y-CITY」に代表される同グループ特有の職場環境・生活環境は、新入社員にとって大きな安心材料となるはずだ。
不安のないベストな環境で、堅実なキャリアを構築していきたい――そんな方にこそお勧めしたい企業だ。

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「Y-CITY」内にあるオフィスの様子。敷地内には開発センター・研究所・システムセンター・製作所(工場)などのビジネス拠点が集中している。
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