最終更新日:2025/4/7

(株)全日警

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • セキュリティ
  • ビル施設管理・メンテナンス
  • 空港サービス
  • 鉄道サービス
  • 旅行・観光

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

確実・迅速・丁寧な保安検査により、安全かつ快適な空の旅を守るプロ集団

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保安検査員として活躍している先輩3名の挑戦と成長の軌跡に迫る

空港や新幹線、重要施設警備など幅広い分野で安全・安心を提供している(株)全日警。空港の保安検査業務で活躍中の先輩に入社理由やこれまでのキャリア、仕事のやりがい、今後の目標などについて伺った。

羽田空港支社 全日空航空保安検査警備隊 総隊長 S.Yさん 2009年入社(写真右)
羽田空港支社 全日空航空保安検査警備隊 F.Nさん 2022年入社(写真左)
羽田空港支社 全日空航空保安検査警備隊 N.Mさん 2022年入社(写真中央)

社員は語る!

「日本の保安検査セキュリティレベルは、高く評価されています。今後も追求心を持って、トラブルの芽を摘み取る努力を重ねていきます」(S.Yさん)
「今後は空港保安警備の知識・スキルをより一層磨き、どのような事態にも一人で対応する力や後輩を指導する力を高めていきたいと思っています」(F.Nさん)
「お客さまに気持ちよく飛行機に乗っていただけるよう、保安検査場でもできるだけ柔らかい雰囲気で、声のトーンを一段上げて接するように心掛けています」(N.Mさん)

現場の保安検査員から班長、総隊長へとキャリアアップ。仕事と育児を両立できる環境も魅力!(S.Yさん)

学生時代は体育学部で、ハンドボール部の活動に力を入れていました。もともと部活の遠征や旅行で空港を利用する機会が多く、保安検査場の仕事に興味がありました。また、ホスピタリティを発揮しながら長く活躍できる会社で働きたいという想いが強かったため、当社への入社を決意しました。入社後は、現場の保安検査員からスタート。同じグループの新入検査員の教育・育成を担う「副班長」や自分のグループマネジメントに加え、ほかのグループとのやり取りを担う「班長」を経験。隊全体のマネジメントのほか、クライアントとの打ち合わせ・協議に参加して、開けるレーンの数や配置する人員についての情報共有・調整を行う「隊長」を経て、2023年から全日空航空保安検査警備隊の「総隊長」を務めています。

羽田空港支社の全日空航空保安検査警備隊のメンバーは、国内線5カ所、国際線1カ所の計6カ所の保安検査場でセキュリティチェックを実施し、飛行機の安全な運航を支えています。総隊長として心掛けていることは、組織全体をフラットにマネジメントをすること。そして、クライアントの意向や想い、空港のあるべき姿を念頭に置いて、安全・安心なセキュリティをカタチにすることです。近年、コロナ禍で落ち込んでいた航空旅客需要が急拡大し、2023年からは国際線の保安検査業務も手掛けていたため、人材教育には特に力を入れています。トラブルなく、お客さまが安心して保安検査場を通過する光景を見るたびに、やりがいを感じられる仕事です。

当社は、社員一人ひとりが培ってきた力を活かし、キャリアアップできる環境が整っています。私は2度の産休・育休を取得しており復帰後も育児でシフト勤務が厳しいときは、勤務時間が固定された事務作業に従事させてもらったり、働く時間を調整してもらったりと仕事と育児を両立しながら、総隊長としてキャリアを築くことができました。今後は、コミュニケーション力により一層磨きを掛け、社内外のさまざまな方と連携を深め、より質の高いセキュリティを実現していきたいです。

学生時代に学んだ英語のスキルをフルに活かしながら、保安検査員として活躍中!(F.Nさん)

学生時代は英語4技能の「聞く・話す・読む・書く」について学んでおり、修学旅行で空港を利用した際に保安検査場の方が優しい笑顔で話し掛けてくれたことがきっかけで、空港保安警備の仕事に興味を持ちました。その時の出来事が深く印象に残っていたこともあり、就職活動の際は、身につけた英語のスキルを活かしながら、世界中の方と関わることができる空港で保安検査業務に携わりたいと想い、当社に入社をしました。

空港保安検査員には、警備業に関する法令、航空法に関する知識や手荷物検査、空港の施設・管理に関する幅広い分野の専門的な知識やスキルが必要ですが、当社には充実した教育・研修制度が用意されているので、安心して仕事に取り組むことができます。入社後は、約1週間の新入社員研修で、警備業の基礎知識や保安検査場での業務内容について習得。その後、上司や先輩の指導のもと、現場で仕事をするのに必要な知識やスキルをOJTで学んでいきました。当初はX線検査機のモニターを監視して、刃渡り数ミリメートルの小さな刃物のみならず、プラスチック製のおもちゃの手錠など、機内への持ち込みが禁止されている物品をくまなく発見する先輩の姿を見て「かっこいい」と思いました。正直、「私にできるかな」と不安もありましたが、数ヶ月間のOJTを通して着実にスキルアップ。社内試験に合格し、独り立ちすることができました。

日々の業務で心掛けていることは、ルーティン業務だからこそ「マンネリ化」することのないように常に緊張感をもって取り組み、お客さま一人ひとりに対して丁寧に接することです。楽器や花束などの特殊なお荷物をお預かりした際は、X線検査機のX線防護用カーテンで楽器ケースを汚したり、花びらが落ちたりしないように特に気をつけています。お客さまから「今までで一番丁寧な対応でした。ありがとうございました」という言葉をかけていただいたときは、大きなやりがいを感じられましたね。最近は海外のお客さまが増えたため、学生時代に培った英語力を活かすことができる場面も多くなりました。好きな外国人アーティストのスピーチを見たり、関連記事を読んだり、プライベートでも英語に触れる機会をできるだけ多くつくることで対応力に磨きを掛けています。

入社3年目で空港保安警備業務検定1級を取得。モニター検査にて危険物を発見したことも!(N.Mさん)

私は、韓流や韓国のアーティストが好きだったため、言語を理解したいと想い韓国語を学べる学校へ進学。就職活動の際に「空港の保安検査の仕事なら語学力も活かせるよ」という勧めがあり、もともと空港特有のワクワク感に魅力を感じていたことをきっかけに、当社へ入社を決めました。警備業界は少し堅苦しいイメージがありましたが、実際に当社の面接を受けてみると先輩方は明るくて気さくな方が多く「こんなに雰囲気がいい会社があるんだ」と感じたことを覚えています。

入社後は、国内線の保安検査場で、お客さまの「ご案内」や手荷物検査が必要な物品とそれ以外の物品を区別する「仕分け」、X線検査機の映像で手荷物のなかに機内への持ち込みが禁止されている物品がないかをチェックする「モニター」、ボディチェックや金属探知機で危険物を身につけていないかどうかを調べる「接触検査」、手荷物を開けて、危険物が入っていないかどうかを調べる「開披検査」などに携わっています。先輩方の手厚いサポートもあり、入社3年目に「空港保安警備業務検定1級」の資格を取得。お客さまが保安検査場で再検査が必要となり、搭乗口に向かえない場合には航空会社と連携して対応にあたるなど、自分の持ち場のみならず、周囲の状況をしっかり確認するよう心掛けています。

モニター担当として、X線検査装置を通過する荷物をチェックしていたとき、水筒の内部に隠匿されたバタフライナイフを発見したことが一番印象に残っていますね。私にとって初めての経験でしたが、ハイジャックの恐れがあるということで、すぐにレーンを閉鎖。水筒の所有者を決まった場所で確保し、空港警察に引き渡すなど訓練通りに行動することができました。このようなハプニングもありますが、お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉をかけていただくたびに、やりがいを感じられる仕事です。今後の目標は、中堅社員として当社の検査技術力を高めるために、上司をしっかりとサポートしながら新入社員の教育に力を入れることです。検査員としての実力をより一層高め、お客さまにとって安心で快適な空の旅ができるようにサポートしていきたいです。

学生の方へメッセージ

【S.Yさん】
現場業務だけではなく、バックオフィスでの事務・管理業務に携わるチャンスがあることが当社の魅力だと思います。さまざまな強みを持った人材が活躍できる会社です。就職活動ではインターネットを使って情報を収集するだけではなく、現場に足を運んだり、実際に仕事をしている人と話してみたりすることが大切ですよ。私もそうでしたが、皆さんには「自分の好きなこと」「興味関心の持てること」を見つめ直し、それを実現できる企業を選んでいただきたいと思います。

【F.Nさん】
空港の仕事に憧れていた私は、当社一択で就職活動を進めていました。志望企業について、しっかりと調べ、深く理解することが一番の基本だと思います。当社には明るくて、親しみやすいメンバーが揃っており、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れる雰囲気が浸透しているため、とても働きやすい会社ですよ。

【N.Mさん】
空港保安警備を担っている企業は、当社のほかにもいくつかあります。それぞれの企業によって働く雰囲気は大きな違いがあるはずです。そのため、実際に各企業の雰囲気や人柄を自分の目で見て確かめ、志望企業を絞り込んでいくことが大切だと思います。また、当社は社員寮や資格取得支援制度をはじめ、福利厚生が充実しているため、仕事もプライベートもしっかり両立できる会社です。

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「確実・迅速・丁寧」な保安検査を行うためには、警備・検査の知識・スキルはもちろんホスピタリティも欠かせない。学生時代の接客アルバイトの経験が活きる場面もある。

マイナビ編集部から

空港や新幹線、大規模複合施設や官公庁などの重要施設警備から、高度なセキュリティシステムを用いた機械警備、スタジアムや大規模イベントの警備、一般家庭のホームセキュリティに至るまで、幅広い分野で安全・安心を提供している(株)全日警。

今回、空港で保安検査業務に携わる3名の先輩にお話を伺って感銘を受けたのは、専門的な知識やスキルを着実に身につけ、丁寧かつ臨機応変な対応を行っていることだ。教育・研修体制が充実していることはもちろん、組織全体で人を育てるカルチャー、人を大事にする社風が根づいているからだろう。この取材を通して「体温(ぬくもり)のあるセキュリティ」という理念のもと、1966年の会社設立以来、約60年にわたってセキュリティサービスのプロ集団として成長を続ける同社の強さや魅力を感じた。

同社は、現場だけではなくバックオフィスでの事務管理業務など、多彩な仕事に挑戦しながら自分のキャリアを描き、成長していくことができる環境が整っている。警備業界に興味や関心をお持ちの方はもちろん、空港や鉄道、大規模施設に関わる仕事を通して、安全・安心な社会インフラを自らの手で支えたいという想いがある方は、同社で活躍することができるだろう。

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AIをはじめとする新たなテクノロジーを積極的に取り入れながら、「至誠・責任・進取・親愛」という社訓を基礎にした「体温のあるセキュリティ」を追求している。

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