最終更新日:2025/3/31

(株)十川ゴム

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • タイヤ・ゴム製品
  • 化学
  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世の中に必要とされる製品を、自分たちで作り出す!若いうちから経験を積める好環境

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「TEAM TOGAWA」で挑む、他にはないものづくり

営業・技術・製造がタッグを組んで、オーダーメイドの製品を生み出している十川ゴム。ここでしかできない“ものづくり”にどう挑み、どんなやりがいを感じているのか。二人の先輩にじっくりと伺いました。

【営業】奥山 美樹さん
大阪支社 営業三課 /2020年入社

【技術】山本 義大さん
堺工場 技術課 /2019年入社

先輩からの、ひとことMESSAGE

「人事担当者の人柄に惹かれたことも、入社を決めた理由のひとつ。十川ゴムの雰囲気そのままの明るい方々なので、みなさんにもぜひ会っていただきたいです!」奥山
「後輩がどんどん増えていく中、自分も刺激を受けています。分かりやすく丁寧に教えられるよう頑張りますので、一緒にやりがいある仕事をしましょう!」山本
十川ゴムがつくる製品は、私たちの暮らしの中に必要なものばかり。家電にも自動車にも列車にも。え?こんなところにも使われているの?と、きっと驚かれるはずです。

ものづくり営業の醍醐味と面白さを、肌で感じる日々。

メーカーの営業職に興味を持ったのは、スポーツジムでのアルバイトがきっかけでした。ジムがプロデュースした製品をお客様にPRすることになり、その面白さにハマってしまい、どうすればお客様の心を掴めるのかを自分なりに考え、実際にご購入いただけた時の嬉しさが忘れられませんでした。就活では、業種にこだわらず様々なメーカーを訪問しました。軸にしたのは、「扱う製品に自信が持てること!」。数社から内定をもらいながらも、そこにはこだわり続けました。そしてやっと出会えたのが、十川ゴムです。とにかく製品力が凄い。列車用エアーブレーキホースが、ほぼ100%のシェアなど、高いシェアを誇る製品が多い会社だと知り、ぜひここで働きたいと思いました。

3ヵ月間の新入社員研修を終え、7月から商社や代理店を担当する営業三課へ配属。まずは製品ラインナップの多さに驚きました。これは一筋縄ではいかない。相当な知識量が必要になると身が引き締まる思いでした。同時に、11月に産休に入る先輩から担当を引き継ぐことに。最初から担当をもつのは正直不安でしたが、今思えば早い段階で多くの経験をできたことがとても良かったと思います。何より上司や先輩方のフォローが心強かったです。おかげで特注品の受注など難しい仕事も手掛けることができ、1年目にして経験値をかなり上げることができました。
2年目になってからは、さらに成長スピードが増した気がします。というのも大手鉄道会社を担当させていただくこととなり、入社の決め手となった列車用エアーブレーキホースを扱うことになったのです。加えて商談の内容も「既存製品の提案」から「お客様のニーズに応じたカスタマイズ提案」へとフェーズが上がっていきました。「こんなものが欲しい」というお客様の要望をカタチにするのはかなり難しく、技術的な要素が多いため、私の知識だけではとても対応できません。重要なのは工場との連携です。分からないことは、技術課の方々に何度も何度も電話をして教えてもらいました。難しいながらも“ものづくり営業”の面白さが分かってきた時期でした。

今は、これまで以上に“ものづくり”にシフトした提案に力を入れています。今後は自分の知識を増やしながら「これまでにない製品づくり」に携わっていきたいです。将来的に“空飛ぶ車”の部品を手掛けるとか。それも決して夢ではないと感じています。
〈奥山 美樹〉

ラボだけで終わらない。部署を超えたコミュニケーションにこそ“ものづくりの面白さ”がある。

大学では生命工学科を専攻し、脂肪細胞の研究をしていました。就活で重視した一番のポイントは、やりたいと思える仕事かどうか。“理系の知識を活かせる開発職”を広く見ていく中で最も魅かれたのが、十川ゴムの研究開発でした。正直な話、会社説明会に参加するまでは知らなかった会社。大手ではないこの会社の製品が、実は自分の身の周りのいろんなところに使われていることに驚きました。そして、なんだかワクワクしてきた。ここでならば、きっとやりがいを感じながら働けるだろうと、迷わず入社を決めました。

とはいえ自分に何ができるのか分からず、入社前は内心不安でした。それが見えてきたのが、3ヵ月間の新入社員研修。3つの生産拠点全てを巡り、様々な製品の生産工程を学ぶ中で、「原材料の配合」に興味が湧いてきたのです。ぜひやってみたいと伝えたところ、運良く希望通りの部署への配属が決定。こうして、堺工場の技術課での実務がスタートしました。
まず手掛けたのは、既存製品の改良。例えば、コロナ禍で供給が難しくなった原材料に代えて新たな材料を検討するなどです。ラボで黙々と配合設計や試作を行うイメージを持っていたのですが、これが全く違っていて驚きましたね。技術者はラボに籠ってなどいない。業務の半分は、製造現場との打ち合わせや情報交換なんです。これは私にとって最初のハードルでもありました。なにしろまだ知識が浅いので、製造の方に伝えたいことが上手くまとまらない。1年目は“製造部門とスムーズに話ができるようになること”を目標に、事あるごとに現場に足を運んでいたのを思い出します。

慣れてくると、仕事はどんどん面白くなっていきました。最初は“配合”そのものに興味があったのですが、製造と密に関わる中で“スケールアップ”の醍醐味も感じられるようになった。たとえば、ラボスケールでは完璧な状態でも、実機スケールでは熱の回り具合が違うなどいろんな要因で特性が大きく変わってしまうのです。もちろん難しいけれど、それだけに上手くいった時の達成感が大きい。部署の壁をこえていろんな人と協力しながら取り組む、この一体感にもやりがいを感じています。現在は新製品開発の原材料配合に携わるなど、幅広くチャレンジしております。また、お客様のところへ出向いて直接声をきく機会も増えてきたので、対応力や行動力も磨きながら成長していきたいと思います。
〈山本 義大〉

先輩に聞く。学生さんに伝えたい“十川ゴムの魅力”は?

■人間関係も良く、居心地がいい!【奥山】
まず、『いろんな業界とつながれる』こと。当社がつくるゴム製品は、自動車、家電、建設機械、鉄道、食品、農業など、どんな業界でも使われるもの。とにかく業種を選びません。営業をする際には、お客様の事業や業務について知る必要があるので、仕事を通じて自分の視野もどんどん広がっていく。いろんなことに興味を持てる仕事です。
もう一つは、『人間関係が抜群にいいこと』!雰囲気の良さは説明会に参加した時から感じていたのですが、実際に入ってみると想像以上でした。20代から60代まで世代が違っても同等に接していただいているので、人間関係で困ることもなく、意見もどんどん発言できます。

■風通しがいいから、挑戦もしやすい。【山本】
日頃から、製造や営業とのやり取りが多いこの職場。部署の壁など全くありません。誰とでも気軽に話せる雰囲気があるし、自分の意見も聞いてもらえるので、何事にもチャレンジしやすいと思いますね。私自身、年を経るごとに新しいことに挑めています。また、壁がないので視野が広がるところもいい。モノづくり全体の流れが見えるので、開発の仕事も俯瞰で見れるようになりました。
奥山さんが言う通り、人間関係の良さも大きな魅力です。私が所属する堺工場も、穏やかな人ばかり。気持ちよく働けることは間違いないと思いますよ。

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《すぐに役立つ就活アドバイス!》

■諦めない、妥協しない。【奥山】
就活中は、いろいろと悩むことがあると思います。「しんどいから早く終わらせたい」とも思うでしょう。でも、自分の中で少しでも引っ掛かることがあるならば、妥協はしない方がいい。しっかりと軸を持って臨んでいれば、必ずいつかいい会社と出会えるはず。しんどくても踏ん張って、理想を叶えてほしいですね。

■少しでも気になったら、とにかく動く。【山本】
企業ごとの説明会にしろ、合同説明会にしろ、どんどん参加しましょう。インターネットの情報だけでは得られない、生の情報を肌感覚で得られますから。動く前に選択肢を狭めるのはもったいないと思います。まずは幅広く見てみること。思わぬところで理想的な会社と出会えるかもしれませんよ。

学生の方へメッセージ

十川ゴムの魅力は大きく2つあります。まずは、製品の魅力。ゴムホースは「機械の血管」と言われるように、あらゆる業界の様々なものに必要不可欠。微細な医療用ゴム製品もあれば、海洋土木に使われる大型ゴムホースまであります。しかも、そのほとんどがオーダーメイド。“お客様の困りごとを解決する”というスタンスで生み出す製品は、業界を問わず多くのお客様から高い評価をいただいています。
二つめは、この温かい社風。創業以来約100年にわたり、“人づくり”に本気で取り組んできた会社ですので、風通しのいい職場だと考えます。こればかりは実際に肌で感じていただかないとわからないもの。ぜひ説明会で体感してもらいたいものです。

就職先にメーカーを考えていらっしゃる方には、ひとつアドバイスを送りたいですね。それは「川を上ってみよう!」ということ。
製造業はよく“川”に例えられます。一番川下にあるのが、私たちが実際に目にするモノ(最終製品)をつくっているメーカーです。少し遡って川中にあるのが、部品メーカー。(ちなみに十川ゴムはここに当たります。)さらに上流の川上には、素材メーカーがあります。
このように川を上っていくと、どんどん視野が広がっていく。選択肢が増えると同時に、きっと今まで知らなかった優れたモノづくり企業と出会えるでしょう。その中の1社が私たち十川ゴムであることを願っています。
〈採用チーム一同〉

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「求める人物像は“何でもチャレンジできる人”!自分の仕事に誇りをもって日々を楽しんでもらいたいと思います。ぜひ一緒に成長していきましょう」~採用チームより

マイナビ編集部から

1925年に創業し、まもなく100周年を迎える十川ゴム。“工業製品の血管メーカー”として、あらゆる業界を支えてきた老舗企業だ。時代を超えて成長してきた企業力もさることながら、ぜひ注目してほしいのは“社風の良さ”。創業当初から企業DNAとして受け継がれてきた『三方よし』の精神が、穏やかで温かい風土を生み出しているのだ。
というのも、三方よしの核となるのは“人”。同社では、まず「人づくり」がすべての基本と考えているため、部署を超えてのきめ細やかなコミュニケーションがとても盛んなのだという。今回お話を伺った奥山さんは「特に入社1年目の頃、周りの方の支えがどれほど有難かったか」と当時を振り返る。十川ゴムは創業以来、新卒採用を基本に「人づくり」を行ってきた会社。まっさらな新人をみんなで育てようという気風があるのだ。

もちろん教育体制も整っており、新入社員研修の内容もとても濃い。たとえば、全員参加の合宿研修や3ヵ月にわたる工場研修、配属後のOJTもかなり手厚いという。また、技術スタッフには外部研修として「9ヵ月間のゴム研修」も実施。一人ひとりの成長をしっかりと考えてくれる環境だからこそ、若いうちからのびのびと活躍できるのだろう。
人を大切にする姿勢は、働きやすい職場環境からも伺える。平均勤続年数は、驚きの20年。気持ちよく仕事に取り組める会社で、自分の将来をじっくりと描いていただきたい。

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同期同士の絆がグッと深まる新入社員研修。別々の配属先となった後も、何でも相談し合えるそう。先輩後輩、上司部下の関係も温かい同社。居心地の良さは折り紙付きだ。

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