最終更新日:2025/4/23

(株)レリアン【伊藤忠グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • アパレル(メーカー)
  • 通販・ネット販売
  • 百貨店

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまの満足を追求する社風に惹かれ、自分と会社の理念が合致している環境を選択

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質の高い商品と接客。お客さまの本音に寄り添い信頼関係を築ける

大人の女性に向けた高品質な商品を揃えるレリアン。同社の「すべてはお客さまのために」という思いに共感し、アパレルに関する知識ゼロから自分の目指す販売員としての姿を模索し、学び続ける新入社員の思いとは。

■S.Mさん
レリアン横浜高島屋店
生物資源学部くらしの生物学科卒業/2024年入社

これから挑戦していきたいこと

「アパレルの知識がない私に何ができるだろうかと悩んだこともあります。でも自分だけの強みを見直し、肩肘張らずに伝えた私の思いを受け入れてもらえました」(S.Mさん)
「憧れる先輩たちに追いつくために、もっと経験を積んでいきたい、学んでいきたい」という。お客さまの思いを聞き取るためには、コミュニケーション能力も生きてくる。
コーディネート提案の方法も増やしていきたいというS.Mさん。「SNSの活用にも着手したいです。モデルが着用したイメージではなく、リアルな着こなしを伝えたいんです」

「好き」の気持ちから始まった就職活動。冷静に業界を分析し、自分の目指す働き方ができる環境を探していく

制服で通っていた高校生活を終え、大学生活では好きな洋服を着る毎日を楽しむようになりました。そこで「私は服が好き!」ということに気付いたのです。大学では農業や食、生物などの分野を研究し、将来は食の分野に進むと思っていたのですが就職活動の時期が迫ってくるにつれて好きな洋服に携わる仕事をしたいと考えが変わっていきました。アパレルの分野は経験も知識もなく、自分に合った企業やブランドがどこかわからずに迷うことから企業研究がスタート。まずは自分が好きなブランド、よく着ているブランドから会社のことを調べたのですが、どうしても自分がその会社で働くというイメージが湧きませんでした。そんな中「すべてはお客さまのために」「人生をともにすごす服」という理念を掲げるレリアンと出会い、ここに私の目指す働き方があると感じました。おもてなしの気持ちでお客さまと向き合い、長く愛用されるような品質を追求する。その考えに共感し、ここでなら長く働きいろいろな経験ができると思ったのです。また、祖母がレリアンの服を着ていて、何十年も前に買った服でも美しさを保っていたことに驚いたのも、志望度が高くなった理由のひとつでした。

服飾について専門的に学んでいる人たちと一緒に就職活動を行うことになるので、自分の強みはどこか、どのようにアピールするかは試行錯誤しました。私が自信を持って言えることは人と話をすることが好きだということ。接客のアルバイトではお客さまと会話をすることも多く、さまざまな世代の方とのコミュニケーションをとるのが得意であることを伝えました。加えて高校時代は文系教科が得意だった私が、興味があるという理由で理系である生物資源学部に進学し、未知の分野を追求して卒業までやりとげることができたという実績もアピール。意思の強さや挑戦する力は就職という新しいフィールドで活躍する上で欠かせないものだと思いました。

就職活動中はレリアンの店舗にも訪問。そこで美しい言葉遣いと所作で接客をするスタッフの方々に接し、みなさんのような気品ある大人の女性になりたいと入社意欲も高まりました。相手を尊重するコミュニケーションは採用面接の場でも感じられ、本音で自分の想いを存分に伝えることができる環境でした。店舗という現場を自分の目で見て、働くイメージを持って面接に挑めたことも自信につながったと思います。

アパレル業界の基礎を学んでから店舗へ。商品知識をしっかり蓄えることが提案の幅を広げると気づいた

入社後はまず、オンラインと対面、計6日間の新入社員研修に参加。ここでは社会人として、レリアンの社員としての基本的なことを学びました。アパレル経験ゼロだった私にとって、洋服のたたみかたや商品のコーディネートなど、初めて実践することばかり。頭で考えて「できる」と思っても、実際に手を動かしてみると上手くいかず、改めて新しい分野に挑戦しているんだなと感じました。苦戦しながらも同期と励まし合い、支え合いながら実務に向けての準備をする時間でしたね。

配属になったのは現在勤務しているレリアン横浜高島屋店です。店舗スタッフの仕事といえば、接客と販売が第一に想像されますが、バックヤードに置いてある商品在庫チェック、商品の取り寄せ対応なども大切な業務となります。配属されて最初の仕事は、レリアンの商品を知り、在庫を把握できるようになるため、店頭には並んでいない商品の管理を行いました。バックヤードに行くと、店頭にディスプレイしきれない商品がたくさん置かれています。これらをしっかり把握しておくことがお客さまのご要望に迅速に応えるため、そして自分自身の提案力を高めるために必要なものなんだと実感しました。一つひとつの仕事から何を学ぶかを意識していきたいです。

少しずつ接客をする時間も増えていきましたが、お客さまと会話をしてご要望を聞き出すこと、そしてその要望に応える商品や情報をお伝えすることの難しさに悩む毎日です。私がお客さまから商品の素材や取り扱いについて質問され、うまく対応できない姿を見た先輩が、接客のフォローをしてくれることもしばしばあります。素材の扱い方だけでなく、特徴や産地まで豊富な知識を持つ先輩を目の当たりにして「ここまで知っているのがプロだ」と、その後の勉強にも力が入りましたね。最近では、コーディネート提案の幅を広げるために、お客さまが少ない時間帯に店内を歩きながら「この商品ならどんな組み合わせのバリエーションがあるかな?」と常に想像するようにしています。この方法は先輩から教わったもの。実際にこのシミュレーションをするようになってから、お客さまへの提案もスムーズになりました。

商品を販売したあと、お客さまが一人でふと「いい服が買えた」と笑顔になっている姿を目にしたときは、胸がいっぱいになりました。お客さまの心からの喜びの声を聞ける、そんな経験を積み重ねていきたいです。

お手本にしたい先輩たちに囲まれ、自分の目指す販売員としてのあり方も見えてきた

私が勤務している横浜高島屋店は、スタッフとたくさん言葉を交わして、一緒に服を選ぶことを楽しみにして下さるお客さまがたくさんいらっしゃいます。先輩たちはお客さまとお話をしながら、新入社員である私を紹介してくれるのですが、その様子を間近で見ているとお客さまとの関係が深く、信頼されていることがわかります。そんな先輩たちをお手本にしながら、私もお客さまとじっくりお話をしてご要望を聞き出していく力を磨いていこうと、目標が明確になってきました。洋服のサイズ感やデザインはもちろんですが、用途までうかがうことが大切。お客さまが思っていることを全部伝えられることが、満足度にもつながっていくのだと思います。お客さまが望む商品がないという場合もありますが、そこで「例えばこんなものがありますよ」と、目的に合うかもしれないものを提案できるかどうか、それが販売スタッフとしての実力。ここで在庫把握が生きてくるんです。頭の中にどれだけ商品の情報が入っているか、そのデータの大切さを感じています。

先輩たちを見ていると、在庫の把握力が段違いに高い。お客さまの期待を超えるくらいにピッタリの商品を提案できるのは、店内のどこに何があるかを正確に頭に入っているからだと思います。お客さまが先輩に「あなたのセンスを信頼しているから」と言っているのを度々耳にして、私も早くそう言っていただける販売員になろうとモチベーションがアップしました。そんな忙しい中でも、先輩たちは私のロールプレイングにも付き合ってくれますし、わからないことを質問したらすぐに答えてくれます。これまで蓄積してきた知識や経験を惜しみなく伝えてくれるんです。一人ひとりの成長速度を尊重しながら指導してくれたおかげで、自分らしい接客が見えてきました。

憧れの先輩たちのように、私もお客さまに「あなたに選んでもらってよかった」と言っていただけるように、私にしかできない接客スタイルを見つけていきたいと思っています。当店にいらっしゃる世代が異なるお客さまからも、信頼されるような関係を築いていくことも目標です。お客さまが望むものを先回りして提案できる、それくらいお客さまと信頼関係を築いていきたいと思っています。お客さまに喜んでいただくために、私に何ができるかを追求していくという基本を忘れずにいること、それが第一ですね。

学生の方へメッセージ

アパレルの業界は企業数も多く、迷ってしまうという方もいらっしゃると思います。そんなときはまず店舗を覗いてみてください。お客さまとして見ていたお店と、働く場所として見たお店は違って感じられるかもしれません。店舗という現場を見て、社風や売場の構成、そのブランドが得意な商品、スタッフたちの会話などを自分の目で確認することから企業研究を始めることをおすすめします。

当社は「すべてはお客さまのために」という言葉を企業行動指針とし、お客さまとの関わりを大切にしています。その指針を実現するために商品力と接客力を磨くことに注力し続けてきました。商品の素材、縫製、着心地、デザインのクオリティを追求し、いい商品を扱っているという自信を持ってお客さまにご提案できる、それも当社で働く魅力の一つです。また、お買い物をしたお客さまが「またレリアンで買いたい」と思ってくださるようなあと味を売る接客ができる社員を育成することも大切にしてきました。

販売の仕事は、学生時代のアルバイトの延長にあると思われがちですが、ファッションのプロとしてお客さまのライフスタイルに寄り添っていける、そんな接客ができるスタッフを目指してほしいですね。お客さまとの信頼関係を深めながら、当社のブランドとともに成長できるやりがいのある仕事に挑戦したいという方にとって長く活躍できる環境、制度が整っています。
【人事担当者】

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人に対するあたたかさ、気遣いが行き届いている社員が多く活躍するという同社。「失敗をしたら素直に反省し、次に向かって挑戦する。そんな若手を支え、導く社風です」

マイナビ編集部から

「洗練・気品・女性らしさ」をコンセプトにした婦人服ブランドとして、1968年に誕生したレリアン。「すべてはお客さまのために」を事業と店舗運営のモットーとし、品質と着心地を追求した大人のファッションを提供し続けてきた。現在、同社の基幹ブランドであるレリアンをはじめ、6つのブランドを運営。全国各地に店舗を展開している。長く愛用するお客さまが多いレリアンの商品。幅広い世代に支持されるブランドということで、取材中には「お客さまも新入社員の成長を見届ける、そんな雰囲気があります」という声も聞かれた。

また結婚や出産、育児などライフステージの変化にも柔軟に対応している。特徴的なのは「自己都合転勤制度」だ。全国に店舗を展開している同社の強みを活かし、自ら転勤ができるこの制度。住まいは変わっても経験やキャリアは変わらず活躍することが可能だ。そうした制度が充実していることから長期的なキャリア形成が可能な環境が整っていると取材を通して感じた。

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キャリアに合わせた階層別研修や個人選択型の研修など、必要なときに必要な情報、知識を学べる体制。オンラインも活用しており、他店舗の好事例の共有なども行う。

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