最終更新日:2025/5/2

(株)一蔵【東証スタンダード上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • 冠婚葬祭
  • アパレル(メーカー)
  • ホテル・旅館
  • 商社(アパレル・ファッション関連)

基本情報

本社
埼玉県、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手が活躍!~お客様に人生最高の日を~

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成長基盤とサポート体制があるから、安心してチャレンジできる。

和装事業とウエディング事業の2つを柱に、社会に変革を起こしてきた一蔵。若手のうちから様々なチャンスを与え、大きく成長させている。同社で活躍中の3人の先輩社員から、仕事の魅力や熱い想いを伺った。

■矢野 光紀さん
和装事業 オンディーヌ町田店 店長(2022年入社)

■鴨川 千裕さん
和装事業 企画デザイン室 企画制作課(2022年入社)

■高石 麻衣さん
人事本部 人事部 課長(2015年入社)

先輩3人の「大切にしている想い」

「挑戦の機会があれば、臆することなくポジティブに捉えることを大切にしたい。実直に取り組めば、そこから新しい世界が見えてくると思っています」と語る矢野さん。
「いろいろな方の思い出に携わる仕事がしたいと一蔵にたどり着きました。お客様に人生最高の日を提供していけるように、企画・情報発信していきたいです」と語る鴨川さん。
「一蔵は若手社員が積極的に挑戦を重ね、輝き、成長を実感できる環境です。人事として社員の挑戦をサポートできるよう、常に心がけています」と語る高石さん。

3年目で店長に。与えられたチャンスを成長につなげるべく、自分で考え、全力で取り組んでいます

オンディーヌは、成人式の晴れ着を取り扱う振袖専門店です。ご契約をいただいたお客様には、前撮り撮影や当日のお着付けはもちろんのこと、もっと着物を楽しんでいただきたいという想いから着方教室のご案内も。販売して終わりではなく、その後もお会いすることができるのがうれしいですね。成人式や撮影の日に、振袖を着て幸せそうなお客様の笑顔を見ると、私まで幸せな気持ちになります。「一緒に写真撮ろうよ」と言ってくださるお客様もいらっしゃるんですよ。

和装事業に配属されてからは、まず振袖の販売からスタートしました。着物の基礎知識から着付け、マナー、接客技術に至るまでを座学やOJTで幅広く学んで接客デビューをしましたが、高額の商品ですから、ご満足いただけるようにその価値や魅力をお伝えするのに、はじめは苦労しましたね。ただ、一蔵には強い商品力があります。自社ブランドを抱え、ラインナップも豊富なため、お客様が気に入る振袖やコーディネートが必ず見つかります。数社を比較されたお客様にも、「一蔵はたくさんあるから選べるね」と喜んでいただけることが多いです。店舗や催事イベントで経験を積み、先輩にもアドバイスをいただきながら、徐々に自信を持って接客することができるようになりました。

2年目以降は、希望や適性によって振袖部門・撮影部門・着方教室部門に分かれていきます。私は引き続き振袖営業を担当。そして、入社3年目の7月からは店長を任されています。まだ経験が足らないのではないかと思っていたので正直戸惑いましたが、せっかくいただいたチャンス。まずは、前任の店長が立てた予算計画・販売計画・催事計画を達成できるよう、全力で取り組んでいるところです。

年度途中で店長となったため、本番は来期。自分で計画を立て、自分のやり方でどこまでできるのかを見てみたいですね。どうすればうまくいくかを自分なりに考えながら、店舗を運営していくことが直近の目標です。スムーズに店舗を運営するためには、メンバーに協力してもらうことも不可欠。新人を育成し、私より店舗歴が長いスタッフにも力を貸してもらいながら、成長できる店づくりを行っていきたいです。

(町田店 店長 矢野さん)

若手の意見を採用してくれる環境で、現場経験を活かして集客につながる広告を企画していきたい

最終的に一蔵に入社を決めたのは、採用担当の方々の人柄でした。私の話に真剣に耳を傾け、理解しようとしてくれる姿勢がうれしくて、こういう人たちと一緒に働きたいと思いましたね。きっとお客様にも同じように、思いやりを持って対応されているのだろうと感じました。

1年目はオンディーヌ柏店で振袖営業を経験。お客様から「お姉さんがいるから、ここで買うわ」と信頼していただけるようなお言葉をいただけたことは、今も私の支えになっています。2年目に撮影部門に異動。東京都内の撮影スタジオで、前撮り撮影にいらっしゃったお客様の接客対応、アルバムの発注や発送業務に従事しました。着付け師やヘアメイク、カメラマンと連携して、時間内にスムーズに撮影を終えられるようコントロールするスキルも求められ、調整力が身についたと思います。そして2年目の3月から、企画デザイン室に勤務しています。

企画デザイン室ではDMやSNS広告の制作デザイン、振袖のイベント企画などを実施しています。私はDMの制作・発送業務を担当。制作においては現場での経験がとても活かせています。お客様が求めていることを想像できるのは、現場を経験したからこそ。お客様から好評だった企画をキャッチし、良い前例は残しつつ、新しいアイディアを加えながら、ブラッシュアップしています。18歳~20歳のお客様の心をつかむための情報収集も重要です。例えば伝統的な柄の着物であっても、コーディネートによって今風の着こなしにしていくことができるんです。企画デザイン室では私が一番年下なので、主流のファッショントレンドをチェックして、チームに共有。チーム皆で意見を出し合う環境があるので、私も積極的に提案をしています。「この表紙の振袖が着たくてきました」というお客様が来店されたことを現場スタッフから聞くと、がんばりが報われたようで、うれしいですね。

今は紙媒体を担当していますが、今後はもっとSNS広告も勉強したいと思っています。どのように活用して集客していくか、今も会議などでアイディアを発信していますが、これからもアンテナを張り、新しい手法を見つけていきたいですね。

(企画デザイン室 鴨川さん)

挑戦を育む風土で経験を活かし人事へのキャリアチェンジ

入社したのは2015年のこと。学生時代にブライダルのアルバイトをした経験から、ブライダル業界に興味を抱き、全てのポジションを内製化している一蔵に魅力を感じて入社しました。

入社後4年間はさいたま市の「キャメロットヒルズ」のコンシェルジュとして勤務し、その間に多くの忘れられない結婚式を手がけました。以前お客様から「ヴィーガン仕様のコース料理を提供したい」とのご要望を受けたことがあります。通常はフレンチのコースを提供しているため、初めての取り組みの連続でしたが、シェフやパティシエと何度も試作をしては試食するなど、皆で一丸となって意見を出し合いながら、お客様のご希望を形にしていきました。これが可能だったのは、各分野のプロフェッショナルが揃う一蔵だからこそだと自負しています。お客様の想いを実現するために、一直線に向かうチームワークが私たちの強みです。

5年目に自ら手をあげ人事部へ異動となり、新卒採用や新人研修の運営に携わっています。採用活動では、特別な言葉を用意することなく、私たちの取り組みや想いをお伝えすることで、一蔵の魅力を発信しています。インターンシップでは、着物の産地でもある京都で“職人さんを訪れるツアー”を開催! 創業118年の西陣織のアトリエや墨流し、藍染めなど、計5か所から選べるツアーになっており、どこに行っても職人さんの技術の高さに圧倒され、着物の魅力や価値を感じられる内容になっています。

私達の仕事はお客様と接することが多いので、おもてなしの心を何よりも大切にしています。何をするにしても、お客様のためにという視点で考える社風が根付いています。創業からもう間もなく35年を迎える当社は今後、会社として、業界として革新をもたらすべく積極的に挑戦中です。だからこそ、若手社員の新しい感性やチャレンジ精神を重視しています。1人ひとりの個性や想いがシナジーとなり、ますます魅力的な一蔵を皆で一緒に創り上げていってほしいと思っています。

(人事部 高石さん)

学生の方へメッセージ

就職活動をする際には、自身の理想とするキャリアが描けるか、研修制度にもぜひ着目してみてください。当社では、1人ひとりの社員が成長を確実に実感できるよう、研修プログラムは特に力を入れており、短期間のうちに多様なスキルを習得し、深い知識を蓄積することが可能です。また、目標を設定し、それを達成する喜びや達成感を感じることができます。

入社前研修では、着物の基礎知識を学び、着方教室で浴衣の着付けを体験していただくほか、チームビルディング研修を実施しています。入社後は、1週目に会社理解とビジネスマナーに関する合同研修、2週目は事業ごとにブランド理解や接客のロールプレイング研修を実施。3週目に店舗に配属となり、そこからはOJT研修がスタートします。人事も、半年ごとにフォローアップ研修を開催します。

2年目は、主にキャリア設計を支援。カメラマンなど技術を究める職種以外は、3~4年目に店長を任せられることが多いため、様々なマネジメントを学ぶ店長候補者研修を受講する人も。このようなサポートを受けながら、少しずつステップアップしていくことができます。一蔵で活躍する社員は、成長意欲が旺盛な人が多いのが特徴。お客様に感動を提供し、笑顔にすることを価値とする方との出会いを心より楽しみにしています。(人事部)

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メンター制度も導入しており、入社後は定期的に経験豊富な先輩に相談できる環境があります。他部署の先輩との面談も可能で、所属を超えたネットワーク構築ができます。

マイナビ編集部から

1991年創業。当時は着物離れが進み、和装業界は危機的な状況にあった。文化を紡ぎ、業界を救うべく河端義彦氏とその仲間が立ち上げたのが「一蔵」だ。問屋を経由せずにメーカーから直接仕入れるという革新的な手法で販売事業を軌道に乗せ、その後レンタル事業やウエディング事業、製造小売(SPA)へと事業を拡大してきた。

和装業界に新しい風を吹き込んだ同社は今、日本文化の継承と発展に貢献する企業として位置づけられている。和装協会認定の着付け資格取得支援も行っており、定年後には着方教室の講師として活躍する道も。教室の生徒がスタッフや講師になるケースも多く見られるそうだ。

近年は、ブライダル業界が厳しい状況にある。婚約組数も減少し、結婚しても挙式をしないカップルが増えているが、和装事業で変革を起こした同社は早々に写真の需要に着目し、専用スタジオをオープンして思い出を写真として記録するサービスを拡大。和装もウエディングも内製化を重視してきた一蔵だからこそ、これからも時代の変化に柔軟かつスピーディーに対応していくのだろう。若手のうちから多様なスキルを身につけ、着実に成長できる環境が広がっていると感じた。

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成長を支える原動力は、新入社員をはじめとする若い力にほかならない。様々な人材が活躍しており、常に新たな可能性を追求し、挑戦し続けている。

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