最終更新日:2025/3/31

日本ニューホランド(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 機械

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

高性能の農業機械で、日本の食を「支える」農家を「支える」仕事です

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作業負担軽減と生産性向上を目指す、農家に寄り添うパートナー

高性能な農業機械を輸入・販売する日本ニューホランド。近未来農業を提唱し、これからの日本の農業を支える存在として注目されています。同社で活躍する先輩に、仕事やモチベーションなどについて伺いました。

【写真左】
札幌営業所 カスタマーアドバイザー(営業職)
◆RDさん(2023年入社)

広島県出身。農業に興味を持ち北海道にある農業系の大学に進学。卒業後も「北海道で新たな世界・環境を開きたい」というフロンティア精神のもと、道内で農業に携わる道を選択しました。

【写真左から2人目】
札幌営業所 テクニカルアドバイザー(整備職)
◆HNさん(2021年入社)

士別市出身、実家は農家。農業系短大を卒業後、農業後継者育成プログラムに魅力を感じて入社。就農することを視野に入れ、農業機械に関する知識の習得や整備技術の研鑽に励んでいます。

一日の仕事の流れを紹介します

基本はルート営業です。朝礼を終えてから、前の週に立てた1週間の行動計画に従い、お客様を訪問します。帰社後は事務作業と翌日の準備をしっかりと行います。(RDさん)
出張修理がある日は数件の現場を車で回ります。出張がない日は工場にてお客様の農業機械の点検整備などを行います。日々臨機応変な対応を心掛けています。(HNさん)
RDさんとHNさんは、ともに札幌営業所に所属。スタッフ同士は部署の枠を超えて仲が良く、協力しながら仕事に当たっている。笑い声が絶えない、温かい雰囲気の職場だ。

北海道で感じた新たな可能性。農家に寄り添い、営業として、人として大きく成長していきたい

土や農作物に触れたい、農業がしたいといった想いを抱いて、農学を学ぶために広島県から北海道の大学に進学しました。両親も背中を押してくれましたし、故郷を離れることにためらいはありませんでした。在学中に友人が運転するトラクターに同乗し、農業機械の面白さに気付いたことが、今の仕事を選択するきっかけになりました。地元に戻る選択肢もありましたが、広い大地で多くの人と関わり合い、新しい世界を切り拓くことに魅力を感じて北海道に残りました。

入社後、物流拠点「苫小牧デポ」の営業技術支援センターと自社農場「ファームHFT」にて行われた約一週間の研修では、実際にトラクターの操作方法などを学ぶことができました。収穫用の機械や土を起こす機械など、トラクター以外にもさまざまな農業機械があり驚いたことが印象に残っています。札幌営業所に配属後はOJTで、仕事を一から教わりました。現在は独り立ちして農家のお客様を対象に「カスタマーアドバイザー」として働いています。例えば、この規模の畑には何馬力の機械がふさわしいかなど、お客様と向き合い相談しながら、条件に合う最適な農業機械を提案し、販売しています。メインに取り扱っているのは輸入機械です。ニューホランドトラクターを納品し、初めて乗ったお客様が輸入機械ならではの馬力、パワフルさに感動する姿や反応を直接目にする時は、この仕事の面白さを実感します。お客様から「ありがとう」といった言葉をいただく機会も多く、日々の励みになっています。

今年で入社3年目。仕事で大切にしていることは、自ら学ぶ姿勢です。受け身ではなく能動的に先輩に質問して、知識を吸収するようにしています。同期の仲間とSNSで連絡を取り合いお互いに叱咤激励することも、良い刺激になっています。まだまだ分からないことも多いですが、一つひとつ知識が身に付く実感がモチベーションにつながっています。

私が考える当社の魅力は「人」です。上司・先輩・同期の仲間、本当に「人」に恵まれていると日々感謝しています。カスタマーアドバイザーとしてはもちろん、「人」として成長していけるように努力していきたいと思っています。
(RDさん/カスタマーアドバイザー)

農業後継者育成プログラムで入社。農業機械の知識や修理技術を習得して、これからの農業に役立てたい

私の実家は農家で、稲作と畑作を行っています。その影響で、家業を継ぐことを視野に入れて農業系の短大に進学し、卒業後は農業に関わる仕事に就きたいと考えていました。その中で当社の、5年に及ぶ就業期間で、後継者が農業機械の知識や修理技術を身に付ける「農業後継者育成プログラム」制度を見つけました。農業人口の減少が続く中、これからの農業は、離農した人の土地を譲り受け、農地を拡大していくことになると考えています。海外製の馬力の大きなトラクターや、GPSなどの先進技術を活用する精密農業(PLM)の知識を得ることができる当社は、私にとって理想的な環境だと感じ、プログラムを利用して入社することを決めました。

このプログラムでは、入社して1~2年程度、苫小牧デポの営業技術支援センターとファームHFTで基礎研修を受けます。その後、本人の希望を考慮した営業所に配属され、より実践的なスキルを習得していきます。輸入した農業機械の新車は、まず苫小牧デポに入ってくるため、基礎研修では洗車をして部品や構造を学ぶところから、じっくりと基本的な知識を学ぶことができました。さらに天井クレーンや研削砥石といった整備に必要な資格も取得しました。

現在所属している札幌営業所では、トラクターの修理を担当しています。工場内での作業が中心ですが、お客様のもとへ出張修理に行く機会もあります。札幌営業所の管轄エリアはかなり広いので、登別や日高方面まで出向くこともあります。また、デポから届いた新車の農業機械の点検整備や磨き、作業機の組み立て、新車納入時の同行なども行っています。経験を重ねる中で、自分の作業スピードが早くなったり、知識が身に付いたと感じたりする場面も増えてきました。整備の仕事は自分がどれだけ成長しているかはっきりと分かりやすく、自身の成長にやりがいを感じますね。今年は、私の農業後継者育成プログラムの最終年にあたります。これから就農するにあたって、今以上にさまざまな農業機械に触れて、幅広い機械に対応できるようになりたいと思っています。
(HNさん/テクニカルアドバイザー)

当社の魅力は「人」。働きやすい職場環境で、仕事もプライベートも充実しています

「大切なことはメリハリ。仕事にも趣味にも全力で打ち込んでいます」
仕事をする上で大切にしているのは、メリハリを付けることです。例えばお客様回りをする際も漠然と訪問するのではなく、「今日はこの機能があるトラクターや作業機を積極的に提案しよう」など、目的意識を持つように心掛けています。私の担当エリアは恵庭と北広島。多い時は1日20件ほどのお客様を訪問するので、疲れをためないように休憩時間を都度設けています。そして、しっかり休んで体調を整えて翌日に備えるため、家には仕事を持ち帰らないように心がけていますね。

また、私は高校時代からアマチュアボクシングを続けていて、選手として試合にも出場しています。上司も理解して応援してくださるので、うれしいですね。休日はボクシングの練習をしたり、友人と趣味のカラオケを楽しんだり、リフレッシュしています。札幌営業所には幅広い年代の社員がいますが、親しみやすくて優しい人ばかり。仕事の話も雑談も気軽にできて、温かい雰囲気です。本当に「人」に恵まれた職場だと自慢できますね。
(RDさん)

「先輩たちのように、後輩を助けられる存在でありたい」
実は札幌営業所に配属になった当初は、人間関係は大丈夫だろうかなど、さまざまな不安を抱えていました。しかしいざ入ってみると、どの先輩も優しくて、仕事を丁寧に教えてくださったので、不安はすぐに吹き飛びました。私が今このように成長できたのも、先輩たちのおかげだと感謝しています。先輩たちがしてくださったことを受け継いで、私も仕事中は視野を広げて、困った後輩を見かけたら、すぐ声をかけるように心掛けています。さらに同期同士のつながりが強いことも安心ですね。他の営業所で働く同期や、すでに就農している同期とも連絡を取り合い、何かあるとお互いにアドバイスをして助け合っています。

また、仕事とプライベートのオンオフを切り替えやすい点も、当社の良いところ。私は邦ロックが好きなので、休日は好きなバンドのライブに行ったり、友人と飲みに行ったりしています。プライベートが充実しているからこそ、仕事も楽しめることを実感しています。
(HNさん)

学生の方へメッセージ

当社はトラクターなどの高性能な農業機械を直輸入し、販売からアフターサービスまで対応しています。教育体制や研修制度が充実しているので、農業の知識がない人もしっかり活躍できるのが当社の強みといえます。機械が好き、自然が好き、人と関わることが好き、大切なことはこの3点です。私が副所長を務める札幌営業所には、現在18人の社員がいます。一人ひとりが個性を生かして活躍できるように、良いところを伸ばす教育を心掛けています。和気あいあいとした雰囲気の中、全国の拠点を含めて、垣根を超えたコミュニケーションを活発に取り、協力して仕事に取り組んでいます。
(札幌営業所 副所長 HWさん)

入社当初は農業や整備の知識はゼロの状態でしたが、先入観にとらわれずに知識を吸収できたことは、逆に良かったかもしれませんね。農業機械の進化に対応するため、当社は新しい機械に対応するトレーニングも充実しています。33年間整備の仕事に携わってきて感じることは、表舞台には出ませんが、「日本の食」を裏で支えてきたといった確かな誇りです。また、困っている人がいたらすぐに声をかけるなど、1人で悩ませないことが当社の社風。20代から50代まで幅広い年代の社員がいますが、親しみやすい空気で、笑わずに帰る日はないくらい。日々通うことが楽しくなる職場です。
(札幌営業所 テクニカルマネージャー HTさん)

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「上司と部下の距離が近く、小さなことでも相談できる関係です。若手でものびのびと力を伸ばせる環境だと思います」。(HWさん/右、HTさん/左)

マイナビ編集部から

2023年度の日本の食料自給率はカロリーベースで38%。単純計算で、食生活の60%以上を輸入に頼っているのが現状だ。(※マイナビ調べ/農林水産省より)農業人口の減少傾向も続いている中で、近年ますます注目されているのがスマート農業への取り組みである。日本ニューホランドでは、GNSSなどを活用した農業機械の導入を提案し、農家の作業負担の軽減と生産性の向上に積極的に取り組んでいる。また、アフターサービスについても万全な体制を整えている。進歩し続ける農業機械に対応するため、社員は役職に関わらず、研修会やトレーニングに参加し、使命感を持って知識や技術の習得に励んでいる。「農家のパートナーとして、日本の食を守り続けたい」。同社の姿勢からは、そんな矜持が伝わってきた。

今回印象に残ったのは、取材に応じてくれた全員が会社の魅力として、「雰囲気の良さ」や「人」を挙げたことだ。ベテランと若手、カスタマーアドバイザーとテクニカルアドバイザー、それぞれ立場が異なる4人が、異口同音に「楽しい」と話す職場の風景を、つい覗きたくなってしまう。もちろん人間関係も良好そのものだ。人の気持ちに寄り添う社風は、社外でも発揮される。お客様が何を求めているかをしっかりと理解して親身に対応する。それこそが、同社が選ばれ続けている理由かもしれない。

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ニューホランドトラクター、大型コンバインなど、世界各地の農業機械を輸入・販売し、アフターサービスに注力する同社。日本の農業を根底から支えている。

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