最終更新日:2024/12/23

(株)藤商事【東証スタンダード上場】

  • 上場企業

業種

  • ゲーム・玩具・アミューズメント製品
  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

あっと驚く「オモシロさ」の創造で、大ヒット機種を生み出しています!

PHOTO

パチンコの名作づくりに挑む先輩たちにフォーカス

ユニークなパチンコ・パチスロ機の開発・製造・販売を手がける藤商事。全てを統括する企画職、メカ設計を手がけるエンジニア、世の中に送り出す営業職の先輩に、仕事のやりがいやモチベーションを聞いてみた。

●プロフィール
■水野 駿平さん(写真左)
営業本部 東京支店/2017年入社 経営学部卒

■高岡 駿さん(写真中央)
開発部 企画課/2015年入社 工学部 応用情報学科卒

■恩田 優さん(写真右)
開発部 メカ設計課/2019年入社 工学部 機械工学科卒

先輩たちの仕事風景

企画会議にはエンジニアやデザイナーだけでなく、営業職まで参加することも。全員で機種をつくり上げていくのが藤商事のモノづくりです。(高岡さん)(※)
メカ設計にも自分のアイデアが活かせるのが醍醐味。パチンコ台はハードからソフトまで技術の塊なので、エンジニアとして幅広い視野で成長できます。(恩田さん)
支店内でも大きな法人を任されており、営業エリアは東京23区。他県の担当は車が基本ですが、都内は電車移動が多いので、効率的な予定計画を意識しています。(水野さん)

【企画】時代を席巻する機種を生み出す醍醐味。機種の全てを”企画する”やりがいは桁違い。

「好きなことしかやらない」とパチンコメーカーの企画職一本で就職活動しました。軸としたのは、若手にもチャンスを与える会社かどうか。企業研究ではさまざまな会社の口コミや社員の話もチェック。情熱的なパチンコ好きが集まり、若いうちからガンガンいける藤商事なら自分の可能性が試せると思い入社を決めました。

入社後はADとして数機種を経験し、企画のイロハを学びながら「新機種をやりたい」とアピール。そして声が掛かったのが、とある人気アニメ作品の機種です。今までにない大型版権で、今後の柱となる開発に胸が高鳴りました。当社の企画は、コンセプトやスペック、役物だけでなく機種の全てを自分たちで考えます。各担当が「こうしたら面白い」というアイデアを出し合い、どんどん落とし込んでいく過程は本当にワクワクしますよ。難しいのは、新機種が実際にホールに並ぶまで2~3年ほどかかること。今の市場トレンドより、数年先の未来を見据えねばなりません。未来のトレンドを先取りするには、より多くの機種を打ってみるのが一番。他社の新台が出れば飛んでいき、新しいゲーム性や映像表現をどんどん吸収しています。欠かさずパチンコを楽しむこと。それが私の仕事術です。

現在は新機種のメインディレクターを任されています。リリース前なので詳しいことは言えませんが、機種全体を統括し、自分の思い描くものがカタチになる面白さはたまりません。同時にチームをまとめ、メカ設計やデザインなど他部署を巻き込む難しさも痛感しています。決められた予算と納期の中、どこまで妥協せずつくり込めるかが課題。仕事への向き合い方が180度変わりましたね。今の目標は「商品力」の責任者として結果を出すことです。絶対にヒットさせて、日本中のパチンコファンを虜にしたいですね。
(高岡さん)

【メカ設計】「いい感じのアタッカーつくってよ」の声に、自由な発想で手がけて大好評!

大学時代からパチンコが好きで、藤商事の機種の大ファンでした。そこで一人のファンとして当社のインターンシップに参加し、機械工学の知識が活かせる仕事であることを実感しました。工作機械などのモノづくりメーカーも考えましたが、スムーズに内定をもらえたので「これは行くしかない!」と入社を決めました。

入社後は課内で品質管理面のさまざまな試験を担当しました。落としたり揺らしたり、玉が詰まらないかを確認したり。実はパチンコ台は規制の塊で、ルールを遵守しないと検定をクリアすることができません。この経験が後になって活きてきます。現在は設計業務を担当。「こんなパチンコ台をつくりたい」という企画からのオーダーを受け、パチンコ台の盤面に使われる役物やアタッカーなどの機械設計や配置、玉の流動部分を含むフレーム全体の設計まで行っています。しかし技術的に難しかったり、耐久性に不安があることもしばしば。各種規制もクリアしないとダメです。そこで品質管理の試験で学んだ知識を駆使し、「こうしたらどうですか?」と意見を発信。若手の意見もしっかり聞いてくれるので、自分のオリジナリティを出せるのが嬉しいですね。

ある時「いい感じのアタッカーつくってよ」とのオーダーが。温めていたアイデアがあったので、自由につくってみたらこれが大好評。なんと開発中の機種に乗ることになりました。私の強みは想像力。それを後押ししてくれるのが社内制度です。「稼働奨励」は月に1度、午後から自由にアミューズメント視察ができる制度。パチンコはもちろん、映画やゲームセンターに行く人もいて、そのまま直帰できます。また展示会やゲームショーは業務中に見に行けるなど、社員のモチベーションを高める制度が盛りだくさん。当社のユニークな発想は、充実したワークライフバランスから生まれると感じています。まだまだ未熟ですが、伸び代の大きさでは負けません。いつかは企画段階から羽根ものや一発機に関わりたいと思っています。
(恩田さん)

【営業】ホールとユーザーを巻き込み、パチンコ業界の発展に貢献したい。

大学時代はパチンコが趣味で「趣味を仕事にできたら面白い」とパチンコ業界を志望。遊ぶ側のイメージしかなかった私に、機械をつくっていく面白さ、ホール様に納品する面白さを具体的に示してくれたのが当社の面接です。「私ならこうしたい、こう売りたい」というイメージが膨らみ、しかも大好きなコンテンツに関われることで当社を選びました。

営業においてアピールするのは、コンテンツの魅力と中身のスペック。特に年配の店長には、今のトレンドをしっかりとお伝えすることを心がけています。この業界は、どこに行ってもパチンコの話で盛り上がるのが特徴。その会話を楽しみながら情報提供し、同時にさまざまな情報を収集しています。パチンコが大好きな私にとって、毎商戦新しい機種が登場するのでモチベーションには事欠きません。自ら打ってみて面白さを見つけ、お客さまに熱くアピール。テンションが上がると顔に出るので、私の顔が営業ツールになっているかもしれません(笑)。

印象に残っている出来事としては、入社2年目の頃、ある店長に営業をかけたものの「今は入れない」と断られました。その機種に思い入れが強かった私。諦めきれず、店長を飛び越して社長に直接営業をかけたのです。そこで導入が決まったものの店長は激怒。当たり前ですよね。ひと言かけて了解を取ればよかったと後悔し、誠心誠意謝罪しました。ここで学んだのは、相手の立場を考え、相手の話をよく聞くことです。ホール様をよくしたいという思いは同じ。一度断られても「じゃあこうしませんか?」と視点を変えた提案をすることが大事なのです。当時の私に声をかけるとすれば「失敗してよかったな」。苦い思い出ですが、この経験が私の営業スタイルをつくってくれたと思っています。
私も中堅営業となり、東京23区内の大きな法人・店舗を担当するようになりました。目標は「水野くんだから導入するよ」と言ってもらえる営業です。また後輩も増えてきたので、新人の育成にも注力したいと思っています。
(水野さん)

企業研究のポイント

好きなことを仕事にすることに疑問をていする意見もあります。では、好きじゃないことに人生を賭けられますか? 仕事は数十年続くものです。好きを仕事にすれば、好きなものを自分で操れる立場になれるのです。これが楽しい。私自身、自分が思い描くパチンコ台がつくりたいという思いを当社で叶えました。

企業研究では、オンラインでもリアルでも社員の声を聞いてください。聞きにくいことほど重要です。ためらわず、気になることは何でも質問もした方がいいですよ。もちろん当社はどんな質問にも包み隠さずお答えします。自分がのめり込める仕事に出会うためにも、有意義な企業研究を進めてほしいですね。

もしパチンコ業界を目指すなら、企業研究の第一歩は実際にホールで遊戯してみることです。いろいろな台で遊ぶと、それぞれの面白い点が見えてきます。そのうちに「自分だったらこうするのに」というアイデアが生まれてきます。それが大事。ちなみに当社では「こんなものをつくりたい」と発信すればどんどん挑戦できますし、声の大きい人が活躍しています。
(高岡さん)

PHOTO
ホラーやアニメ、時代劇など、大型コンテンツの人気機種が多数。一歩先ゆく「オモシロさ」を追求し、今までにない機能や演出、スペックを生み出している。(※)

マイナビ編集部から

“オモシロい”が文化となる関西で1958年に創業した藤商事。「ヒト味違うオモシロさ」をスローガンに、ホラーやアニメ、時代劇などのコンテンツで驚くようなゲーム性を備えたヒット機種を世に送り出してきた。

原動力となっているのが、パチンコをこよなく愛する社員たちだ。今回の取材では企画、メカ設計、営業で活躍する先輩に話を伺ったが、共通するのが「パチンコ愛」だ。好きだから仕事にのめり込み、好きだから困難も楽しむ。そして好きだから職種も年次も超えて協力し合う。そんな社員たちの姿が羨ましく思える取材だった。
印象的だったのは、「オモシロい」台をつくるのに遠慮は不要という企業文化だ。若手でも自分のアイデアが発信でき、先輩も「それ、いいね」と応じる。新卒社員がプロデューサークラスの人に相談することも珍しくないという。そんな社風だから年次や肩書きに関係なく重要なポジションが任され、やりたいことにチャレンジできる。パチンコが好き、パチンコで世の中を楽しくしたいという人には、格好のステージだと感じた。

(※)
(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN
(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S
(C)2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T

PHOTO
「ヒト味違うオモシロさ」を通じてパチンコ業界を盛り上げ、アミューズメント文化の創造に貢献する藤商事。札幌から鹿児島まで全国に営業拠点を持つ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)藤商事【東証スタンダード上場】の取材情報