最終更新日:2025/4/28

ニッタン(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス
  • 建築設計
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

誰かの命を守るために、自分自身を磨きつづける

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若手社員たちの歩んできた道のりを振り返る

火災をはじめとする災害から人命と財産を守ることを目指してきたニッタン。ここでは施工管理と技術開発の若手社員から、この仕事に携わる上でのやりがい、将来の目標などについて語ってもらった。

Y.S.さん
首都圏支社火報部工事三課
経済学部経済学科卒
2019年入社

K.T.さん
技術生産本部技術開発部開発課
理工学部電気電子生命学科卒
2018年入社

先輩の横顔

Y.S.さんの趣味はソロキャンプ。普段は人に囲まれて仕事をしているだけに、休日には人里離れた場所で時間を気にせずにのんびりと過ごして心を落ち着かせている。
休みがしっかりと取れるのもニッタンの自慢。K.T.さんは余暇を楽しむべく、社会人になってからドラムを始めた。最初は独学だったが現在は教室に通って本格的に学んでいる。
会社が資格取得や研修への参加をバックアップしてくれるので、自分の描きたいキャリアのために学びを重ねられていると先輩たちは感じている。

【Y.S.さん】文系出身から施工管理に挑戦。現場経験を積み重ね、成長する自分がいる

企業研究をするなかで“人の役に立つ仕事”に携わりたいと考えた私は、お客さまの生命と財産を守る防災設備業界に興味を抱くようになりました。ニッタンを選んだ決め手の一つは、社員の皆さんの人柄が良く、社内の風通しの良さが伝わってきたこと。また、技術のニッタンとして業界から高い評価を受けている点にも安心感を覚え、ここで頑張っていくことにしました。

入社以来、商業施設やオフィスビル、マンションなどの火災報知設備の新築工事に関して、施工管理業務を担ってきました。依頼主であるサブコン、実際に手を動かしてくれる協力会社と話を重ね、建物の用途や環境に合った最適な火災報知器を選定し、取り付けていくのが施工管理者の役割。入社後2カ月間の研修で図面の見方や機器の名称などを学んだとはいえ、施工管理への配属を聞いたときは文系出身の私で大丈夫なのかと不安な気持ちでした。

しかし、仕事をしていくうちに現場では、技術だけでなく人との関り方も重要だとわかってきました。図面と実作業の中で生まれるギャップを埋めるために、関係者と何度も話し合いを重ねて結論を導き出す。そのプロセスでは専門性よりもコミュニケーション力が問われるだけに、人と真摯に向き合いつづければ経験のない私でもできることが増えていくようになりました。

転機となったのは入社2年目に、東京本社から関西支社へ異動になったこと。1年目の経験を活かし、キャリアの浅い私も多くの工事の担当を任せていただいたのですが、中でも4万平米の大型オフィスビルの新築工事を担当したことは強く印象に残っています。最初はあまりに広く“終わらないのではないか”とも思いましたが、一つひとつを手探りで積み重ね、1年をかけてようやく完成したときの達成感は格別でした。また、高さ20mの天井の倉庫に火災報知器を取り付けるべく、高所作業車を借りて工事を進めたことも。多様な現場を通して多くの経験を積んだおかげで、施工管理者として前進することができました。

現在、東京に戻ってからは小学校や倉庫、事務所ビルなどを手掛けています。関西支社での多様な経験が活き、視野を広く持って施工管理ができていると実感しています。火災報知器は工事が終わった後、必ず消防署の検査を受けなくてはなりません。最近では大きな指摘を受けることなく、無事に検査を乗り越えられるようにもなっており、自分の成長を感じています。

【K.T.さん】火災報知器の開発者として、実践の中で視野を広げつづける

大学時代は電気電子学を専攻しており、そのまま大学院進学を視野に入れていました。就職活動に関しては“いい会社があったら”という感覚で数社を見ていた程度だったのですが、世の中にとって絶対に必要になるモノ作りに携わりたいと考えていた自分にとって、ニッタンはまさにその軸に合致する企業でした。採用担当者の和やかな雰囲気から、安心して働けそうな職場環境が垣間見えたことも後押しとなり、当社への入社を決めました。

配属となった開発課は、その名のとおり製品開発を担う部署です。私は主に火災報知器の受信機・中継機と呼ばれる製品を担当してきました。これらは建物内の中央監視室に取り付けられる製品で、各部屋に設置された各種センサーがキャッチした異常を捉える機能を有しています。受信機・中継機が正常に作動して初めて警報を鳴らしたり、煙を外に逃がす設備が動いたりするだけにその役割は極めて重要です。

1年目は製品の評価からスタート。社内規格に合致するのか、国に決められた試験に通過できるスペックなのかを紐解く日々を過ごしました。火災報知器はどんな状況でも確実に作動しなくてはなりません。だからこそ、落雷を想定し、高電圧をかけてみるといった試験も行うのですが、学生時代の経験とかけ離れている業務だけに、専門用語の理解もなかなか進まないことが壁となりました。その点は評価の場数を踏みながら、少しずつ知識を蓄えてきたつもりです。

基板の設計に携わるようになったのは3~4年目の頃。初めて本格的に設計を担当したのは、受信機の一部機能を改修してリニューアルするといった案件でした。評価で経験を積んで回路単体の理解は進んでいたものの、回路をつないで全体像を捉えるのが本当に難しかったです。試行錯誤しながら1年半もの時間をかけて少しずつ課題を乗り越え、検定をクリアしたときには、自分の仕事が認められた喜びでいっぱいになりました。

私たちが作っている火災報知器は、人命に関わるもの。だからこそ、本当に細かいところまで考え尽くして問題なく動くように創意工夫を重ねています。それだけに無事に世の中に送り出せたときのやりがいは非常に大きいです。私が今見ているのは火災報知器でも受信機・中継器というごく一部の分野。今後はシステム全体を理解できるように、ソフトウエア面などの知見も広げたいと思っています。

2人の先輩が語る、ニッタンの環境とその魅力

■入社して数年経ちましたが、まだまだ足りないことが多く、“中堅”とは言い難い立場だと痛感させられています。これから先、大型現場なども任せてもらえる担当者に成長するべく、知識を深めていくつもりです。幸いにもニッタンの場合、会社のバックアップが充実しており、資格取得に関しても講習会を開いてくれるなど社員の成長をしっかりと支えてくれています。私も各種制度を活用しながら、さまざまな面で自分を磨いていきたいです。
何の経験もない文系出身の私でしたが、周囲の先輩たちの支えのおかげで、ここまで成長できたのだと思っています。施工管理は人と人とが連携して進めていく仕事。学部学科を問わず、多くの後輩にその醍醐味を味わってほしいと思います。ちなみに働く環境もバッチリと整っており、特に社宅制度では賃料の自己負担が少なくすごく助かっています。このように、生活面での不安を取り除いてくれていることもニッタンの良さです。
<Y.S.さん>

■ニッタンで面接を受けたとき雰囲気の良い会社だと思いましたが、実際に入社してからもその印象は変わりません。上司や先輩にも相談しやすく、困ったときに頼りになる人がいるのが非常にありがたいです。年次が上がったことにより後輩も何人か入ってきました。私も先輩たちに支えてもらったように、後輩が質問をしやすい雰囲気づくりを意識しています。
他社の技術開発は設計と評価で担当が分かれていると聞きますが、当社の場合、設計した人間が最後の評価まで責任を持って見届けます。1から10までモノ作りに携わることが当社の技術開発の魅力といえます。私はたまたま電気系学科出身ですが、周囲を見ると技術開発では数学や物理、機械出身者なども活躍中です。理系というバックボーンは必須だと思いますが、そうであればさまざまな背景を持つ人材が技術開発の道を歩めると思います。
<K.T.さん>

学生の方へメッセージ

ニッタンは人命を守る重要な事業を営んでいる企業。そのため、社員一人ひとりが責任感を持って、真摯な姿勢で仕事に臨む文化が根付いています。といっても、責任を個人に押し付けるようなことはせず、全員が協力し合って課題を解決していくチームワークの良い会社でもあります。困ったときには先輩社員が丁寧に相談に乗ってくれますし、研修制度を通して成長を手厚くフォローしているので、防災について知らないという人も尻込みすることなく、少しでも興味を持ったらエントリーしていただければ幸いです。

火災報知器や消火設備をはじめとする防災設備と聞くと、自分とは縁遠い世界のようにも思えますが、注意して目を凝らせば、街のあちこちで見かける存在です。身近な暮らしを守っているだけに、学生の皆さんにとっても理解がしやすい事業内容といえるかもしれません。防災製品に限ったことではありませんが、街に欠かせないモノやサービスは数多く存在しています。身の回りを見渡して、少しでも関心を持った分野に関わる企業を調べていくと、就職活動の幅が大きく広がっていくのではないでしょうか。もちろん、その上で防災業界に興味を持ってもらえたらうれしいです!
<採用担当>

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「エントリーシートを提出していただいた方は必ず面接していく方針です。質問にも包み隠さずお答えしますので何でも気軽に聞いてください」(採用担当)

マイナビ編集部から

総合防災メーカーであるニッタンは、自動火災報知設備や消火設備などの開発、製造、販売、施工、メンテナンスを通して、社会に確固たる安全を届けていく重責を担っている。主たる活躍の場は国内だが、東南アジアやヨーロッパ、アフリカといった海外でも多数の実績を残している企業だ。大手警備会社のセコムグループの一員でもあることを鑑みても、事業の安定度は盤石だといえる。

今回は部署の異なる二人の社員と採用担当者に話を聞いたが、全員が異口同音に語っていたのは社内の風通しの良さ。部署を横断したコミュニケーションがしやすく、会社全体でスクラムを組んで、安全を究めていこうとしている気概が伝わってきた。社員教育の面でもその点はプラスに働いており、先輩方の手厚い指導のもと、経験のあまりない新卒社員も着実に実力をつけているという。

新人研修に関しては入社後約2カ月にわたって開催。会社の考え方や各部門の機能を座学で学びつつ、工場見学や実際に防災設備を使った実務に則した研修なども行いながら、防災というものを多角的に捉えていくことになる。また、消防設備士資格の合格に向けた勉強も同時に行っていくので、防災企業で働く社員としての心構えがしっかりと身に付く貴重な時間となっている。

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自動火災報知設備や消火設備をはじめとする製品を数多く送り出してきたニッタンは、防災を軸にしながら新しい方向性のモノづくりも実践する。

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