最終更新日:2025/4/22

(株)さなる九州【九大進学ゼミ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 教育

基本情報

本社
福岡県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「合格の、その先まで見つめる」。教師が子どもたちと心で向き合う“教育塾”をめざす

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生徒への想いや理想の教育、校舎運営について若手教師3名が語る

生徒一人ひとりの“合格の、その先まで見つめる”「九大進学ゼミ」で働く先輩3名は、教師として子どもたちに何を伝えたいと考えているのか。“教育塾”だから実現できる理想の教育や生徒への思いを聞きました。

(写真左から)
松永 宙弥(2023年入社)
山口大学 卒業

中禮 友貴(2021年入社)
鹿児島大学 卒業

六箱 詩織(2024年入社)
福岡大学 卒業

さなる九州の魅力とは

「集団指導の経験は初めてでしたが、メンターや教育担当の先輩に気軽に相談できる環境が整っており、悩みやプレッシャーを解消することができました」と六箱さん。
「基本的に残業がなく、全員で一斉に定時退社することが多いほか、休日は日月の連休となっています。仕事に集中するための仕組みが充実していますね」と松永さん。
「集団指導をする塾の中でも1教室の生徒数を意図的に少なくしているので、生徒一人ひとりの将来にまで目を向けた、きめ細かな関わり合いができます」と中禮さん。

一人の人間として生徒と向き合い、知識だけではなく人間力を育てていきたい/六箱

イギリスに1年間留学した経験を生かして、英語を子どもに教える仕事がしたいと考えていました。就職先としてさまざまな塾を検討するなかで、九大進学ゼミの「教育塾」をめざすという考え方に共感したことが入社の決め手です。志望校合格の先にある人生にまで向き合った教育を行うという方針にも感銘を受けました。

日々、生徒と向き合う中で、やる気次第でこんなにも勉強への取り組み方が変わってくるのかと驚かされることばかりです。私たち教師の仕事は授業で知識を教える前に、学ぶことの楽しさ、チャレンジすることの大切さを生徒に気付かせることなのだと実感するようになりました。

九大進学ゼミの授業はマニュアルに沿った画一的なものではなく、教師一人ひとりの思いやアイデアが詰まっています。私がめざしているのは、日常と学びをつなげる授業をすることです。例えば英語の授業であれば、英語を話せると生活にどう役立つのか、どんな楽しいことが待っているのかを、生徒に知ってほしいと思っています。英語という語学だけを教えるのではなく、コミュニケーションの基本となる人間性を育んだり、私自身の留学の体験談を伝えたりしながら、私にしかできない授業をつくり上げていくことが目標です。

入社1年目で昇格試験に挑戦。生徒の「考える力」を養う理想の校舎をつくりたい/松永

人生の進路を自分で選ぶ意思のある生徒を育てる校舎をつくりたい、これが私の夢です。校舎責任者になるためのファーストステップとして入社1年目から昇格試験にチャレンジすることを決め、副主任に昇格できました。

昇格試験のなかには生徒や保護者への面談スキルが評価される項目があります。面談に苦手意識をもっていた私が入社1年目で昇格試験をクリアできたのは、校舎責任者になりたいという私の夢を上司が理解し、全力でサポートしてくれたおかげです。苦手意識を払拭するために面談のロールプレイングに何度も付き合ってもらい、実際に生徒や保護者に面談する実践経験もたくさん積ませてもらいました。昇格試験の時だけではなく、やりたいことを応援してくれる温かさをいつも感じており、失敗を恐れずに伸び伸びと仕事ができる職場です。

当社に入社するきっかけとなった模擬授業の光景は今でも目に焼き付いています。教室内が熱気に満ちて、どんどん引き込まれていきました。あの模擬授業のような生徒のやる気を引き出す授業ができる教師になり、次のステップとして校舎責任者をめざします。答えが決まっているテストの点数を上げるだけではなく、正解がない人生を歩む上で大切な「考える力」を育てる理想の校舎をつくりたいです。

自由度の高い校舎運営ができるからこそ、教師一人ひとりの思いが生徒に注がれる/中禮

入社3年目から校舎責任者を任されています。校舎運営に関するさまざまな業務で忙しくなることもあるのですが、どんな時でも生徒第一であることは絶対に忘れません。授業中も授業以外でも生徒との会話を大切にしています。校舎責任者としてめざしているのは、学ぶことの楽しさを伝え、生徒の可能性を伸ばす「教育塾」をつくること。塾に行くことが楽しいと感じてもらえるような校舎をつくりたいと考えています。また、保護者にとっては町医者のような身近な存在として、何でも気軽に相談してもらえるような話しやすい雰囲気づくりを意識しています。

私一人の力では理想の校舎を実現することはできません。教師全員が生徒一人ひとりの良さを把握するように、校舎の教師全員で生徒の情報を共有する時間を多くとるのが私のこだわりです。「どの先生も自分のことを知ってくれている」と生徒が安心できるような教室をめざしています。

校舎責任者になる前は、もっと本部から運営に関する指示があるものだと思っていました。しかし、実際は地域や生徒の違いを踏まえた現場の意思を尊重してもらえます。校舎づくりの自由度がとても高くやりがいを感じているので、いずれはブロック長などさらに上の役職をめざし、理想の校舎づくりを広げていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

教育関係の仕事と言っても、学校や民間の塾、教材をつくる企業、ICTで教育インフラを整える企業など、さまざまなカタチがあります。例えば、大学事務や公務員として教育行政に関わる仕事も大きく分ければ教育業界に含まれます。しかし、子どもたちと日々触れ合う仕事ではありません。

また、広く平等に教育の機会を与える学校教育の利点がある一方で、自由度の高い民間だから実現できる教育があることも事実です。さらに、塾にもさまざまな形態があり、教育への向き合い方は異なります。「なぜ教える仕事がしたいのか」、「どんな教育がやりたいのか」といった教育の本質まで掘り下げて企業研究を進めてみてください。

当社では「逆転勝利の方程式が、ここにある。」というキャッチコピーを設定しています。どんな子どもにも可能性があるという考えのもとで、一人ひとりのチャレンジを教師が応援し、大逆転で夢を掴むヒーロー、ヒロインをたくさん育てたいと思っています。そして、受験は子どもにとってゴールではなく、その先長く続く人生のスタートであるという考えが、「合格の、その先まで見つめる」という、当社の理念には込められています。

マニュアルや前例にならうのではなく教師一人ひとりが考え抜いた授業を展開し、その結果、人を笑顔にすることができる。「九大進学ゼミ」で教えることの醍醐味は、ここにあると考えています。

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「当社では教育学部以外の出身者、塾でのアルバイト未経験者も多く活躍していますが、『人のために一生懸命頑張れる』という想いは共通しています」と担当の成富さん。

マイナビ編集部から

九州、山口の地域に根差した教育を展開し、13年連続の新規開校を達成した(株)さなる九州の取材で自社の魅力についての話題になった際、働きやすい職場環境について各教師から話を聞くことができた。

2025年度より年間休日数が一気に10日間増加し、完全週休2日制が実現する。さらに、初任給などの待遇アップが図られ、2025年入社の初任給は最大で27万5千円となる。待遇改善は2022年に続いてのもので、物価高をはじめとする世の中の動きに応じて今後も柔軟に制度の見直しを図っていく計画だという。

社員の休みを増やすことが、教育の質の低下につながりかねないという難しい課題に対して、同社は諦めることなく向き合い、社員の福利厚生と教育の質を両立させるための仕組みづくりを進めてきた。その裏には、教師の働きやすさを追求することが、いい授業、ひいては生徒のためになるという考えがある。

最近の話題としては、令和3年度より3年契約で請け負ってきた「玄海町公営学習塾管理運営業務」の実績が認められ、令和6年度からも事業の継続が決定。地域間での教育格差を解消するため、自治体と連携して学習の場を広げるこの取り組みには同社がこだわってきた地域密着指導のノウハウが活かされている。

2024年度より導入された「AI学トレ」など、自分の工夫次第で、いい授業をつくるためのツールや制度が充実している点も同社の魅力といえるだろう。

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教師、人としての成長が図れる多彩な社内研修を希望制で受講できる「学びの時間」や、長期連休の設定など、教師一人ひとりの人生を豊かにするための取り組みを推進する。

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