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最終更新日:2025/5/9
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部署名有用性評価部
勤務地大阪府
有用性評価部の名前が示す通り、化粧品の有用性をデータとして取得する仕事をしています。有用性と一口に言っても、肌への影響や心理的な効果、ひいては細胞レベルでの検討など、その内容は多岐にわたります。化粧品を販売するお客様、もしくは使用していただく消費者の皆様に対して、製品がより魅力的に伝わるようデータを提示したり、オリジナルの原料を開発したりしてします。また、携わる業務が学術的な内容(いわゆる化粧品科学)となることが多く、お客様へのご要望にお応えするにとどまらず、基礎研究として派生することも少なくありません。基礎研究として取り組んだ内容は学会発表や論文投稿、特許化により、当社の技術力の対外的なアピールになります。研究テーマは本当に自由で、好きなものや興味のそそられるものに取り組んでいます。予算をかけて取り組む以上、最後は会社の利益(飯の種)となるものでなければなりませんが、自分の研究を自分の手で社会実装して、社会に貢献できることも、仕事として企業で基礎研究に取り組む醍醐味かもしれません。
文献を調査して自分なりに考えて立てた仮説通りの結果が出たときが、この上なく嬉しいです。ですが、これだと学生の皆様とあまり変わり映えしないため、少し社会人っぽいことを記載します。当社は受託製造の会社ですが、受け身で取引をしているわけではなく、コンペを勝ち抜いたり、こちらから提案をしたりして商品化していただくことも多いです。その際に重要となってくるのが、科学的で説得力のあるエビデンスベースの企画説明です。さらにただ単にサイエンティフィックであれば良いというわけでもなく、多くの場合、科学的な知識を持たない方にも説明する必要があるため、平易な表現でわかりやすく伝えなければ企画成立にはつながりません。このわかりやすさと科学的な正確さの両立は非常に難しく、日々頭を悩ませていますが、工夫(苦労)して提出したデータが企画成立に役立った時は嬉しいです。
化粧品のOEM/ODMメーカーとしてダントツで国内No.1であり、あらゆる剤型において総合的で確かな研究開発力がある点に惹かれました。過去100年にわたる知識と経験の蓄積がある老舗企業でありながら、新たな挑戦や事業拡大を続ける姿勢も強みの一つであると思います。社内の人間関係の雰囲気も気にいっています。インターンで実際に人柄の良さを肌で感じて入社の決め手となりましたが、その印象は入社後も変わっていません。また、型にはまらないことが推奨されており、ある程度自分の裁量で仕事に取り組むことができます。
1年間の工場での製造現場研修を経て、現在の有用性評価部に配属されました。現場研修ではスキンケア製品やヘアケア製品を製造する部署に所属しており、真空窯(容量1,500 L!!!)を担当していました。大学生活でなまった体には物理的に大変な仕事でしたが、大容量のバルクが目の前で乳化する様子を見たり、様々な化粧品原料に触れることができたりと非常に良い経験となりました。今の部署に配属されてから現在3年目で、1年目は新しい評価系や実験技術、化粧品科学に関する知識の習得などで手いっぱいでしたが、2~3年目から基礎研究に取り組み学会発表を行っています。
当面の目標は研究者としてのさらなるスキルアップです。欲張りですが、広く・深く化粧品科学を極めたいです。また、今の「化粧品」の枠組みを超えた新たな価値を創出できるような研究をしたいと思っています。将来の夢は、私の研究を通して多くの方に今よりももっと素晴らしい化粧品体験を提供することです。私自身も化粧品の技術的側面に救われ、文化的側面に憧憬してきました。化粧品が私たちの生活を豊かにしてくれることは身をもって確信していますので、後は良い研究をしてエンドユーザーに広く伝えることが重要だと思っています。