最終更新日:2025/4/17

(株)山星屋【丸紅グループ】

  • 正社員

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

約1,100社のメーカーとタッグを組み、小売企業に多彩な提案。ヒットを生みだす!

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若手の感性や興味が活きる仕事。専門商社の仕事の醍醐味を語る!

創業115年を超える歴史を持ち、お菓子の専門商社として業界に確固たる存在感を放っている(株)山星屋。同社の仕事のやりがいや働く環境について、活躍中の中堅~若手社員たちに、存分に語っていただきました!

◆諸岡 湧史朗さん (写真右)
マーケティング部 マーケティング1課
2021年入社/獣医学部卒

◆松井 杏実さん (写真左)
広域第二営業部 営業1課
2022年入社/国際文化学部卒

◆小山 亜美さん (写真中央)
北関東営業部 営業1課
2023年入社/農学部卒

先輩社員の横顔

オフや時差出勤を活用し、人気のスイーツや飲食店の開拓に勤しんでいるという諸岡さん。「食が好きなだけでなく、食の流行にも敏感な人には商社の仕事が合うと思います」
「メーカー側の提案を客観的に見る視点や、積極的に自分の意見を言えることも役に立っています」と松井さん。オフも大切にできており、先月は海外旅行に出かけたとのこと。
福利厚生の一環で利用できる映画の割引を頻繁に利用している、という小山さん。「金曜の夜は映画鑑賞を楽しむのが恒例で、一週間を頑張るモチベーションになっています」

純粋な興味を力に、社内からもお客様からも頼られるマーケターを目指して/諸岡さん

学生時代は食品の研究室に所属し、省庁での勤務を経て食品商社を志望しました。大好きな食やお菓子の分野で、短期間で成果が見える仕事がしたいと思ったことが理由です。入社後はマーケティング部門にて、市場分析や予測立案の業務を担っています。営業部全体に市場動向を可視化できるような資料を提供しているほか、ここ2年ほどは各自が担当の得意先を持って動くようになり、よりお客様の声や売場に近くなった実感を得ています。

現在は2社のスーパーを担当しており、それぞれの地域性や特徴を加味しながら提案を行っています。“食べてみる”という行為が欠かせないジャンルなので、実際に商品を試していただけるように、できるだけ対面での接点を持てるように心がけていますね。最近は直接ご相談のお電話をいただくことも増え、こちらの意見を信頼していただけるようになった手応えを得ています。

一方で、自分の考えに固執しすぎないことも心がけています。営業や部内のメンバーにも積極的に意見を求め、柔軟に取り入れるようにしています。食が好きな人が多く、全国各地の美味しいものを積極的に共有する文化があることも、個人的に感じる当社の魅力です。

私が思う当社で働くやりがいは、特定分野の知識を掘り下げることができ、11万点にものぼる豊富な商品群から「良い」と思える商品を選び出せること。商品に関して気になることはすぐにメーカーに問い合わせて想いを聞き、提案に役立てています。メーカーとはタッグを組んで小売のお客様に役立っていく関係性なので、皆さん積極的に情報を共有してくださいます。

一方、お菓子の専門商社である分、冷凍食品やチルド品、飲み物など、併せてご提案できないもどかしさを感じることもありますが、食の探求は私の趣味でもあるので、トレンドなどできる限りの情報提供は行うようにしています。

引き続き、仕事の質を上げていくことに加え、コロナ禍で一時的に中止していた当社主催の展示会の企画・運営に注力することも今後の目標の一つです。メーカー側の想いを直接小売の皆さんに伝えられる貴重な場なので、盛り上げていきたいですね。併せて、マーケティング部に新しく加わったデジタルマーケティング課と共に、デジタルの知見も身につけていきたいです。メーカーの垣根を超えられる商社の立場を活かしたSNS発信にも取り組んでいければと考えています。

仕入職を経て営業として成長。大手コンビニ向けの新商品開発にも注力しています/松井さん

食品系商社に興味を持ったのは、留学中にスーパーマーケットの大切さを実感したことや、身近な商材を扱う仕事がしたいと思ったことが理由です。中でも当社は面接後に毎回フィードバックの電話をくださるなど、親身な対応が印象的で、人に魅力を感じて入社を決めました。

新入社員研修期間には、物流・仕入・事務・営業という当社の仕事を一通り体験し、全体の流れについて理解を深めました。秋からコンビニエンスストアとの大型取引が新しく始まるのに合わせて7月からは仕入職専任となり、本格的な研修を経て業務を開始。新しい取引で、先輩たちも手探り状態だったので、チーム皆で一緒に取り組みました。各自が複数の物流センターを担当し、連携しあいながら進めました。

2年目以降は同じお客様の営業担当となりましたが、仕入職を経験しておいてよかったと思う場面は多かったです。急な依頼時の各センターの対応や、締切時間を理解できていたのでスムーズに動けましたし、発注数量の根拠を伝えることの大切さなども意識していました。

一方で、2年目はドラッグストアも含め3社を担当していたので、営業活動のサイクルに慣れるまでは苦労しました。営業は新店の商品陳列などもお手伝いしますし、担当先によってルールやスケジュール感も異なるので、効率の良い動き方や優先順位の考え方が鍛えられましたね。提案商品をただ持っていくだけでなく、事前に想定質問を考えて懸念点を潰しておいたり、メーカー側と条件面を詰めておいたりと、スムーズに商談を進める準備ができるようになった結果、得意先との信頼関係も築けたように思います。

3年目になる今年はコンビニエンスストアの担当となり、健康意識の高い女性をターゲットとした店舗で、チョコレートなどの複数カテゴリを担当しています。初めの頃は自分が提案した商品を採用いただき、売場に並ぶ様子を見ることが一番のやりがいでしたが、現在は商品開発部と一緒に新商品を作り上げていく過程に、最も手応えを感じています。

とはいえ「売場にないものの需要を見込める商品」を生みだすのは簡単ではなく、マーケティング部が作成している市場分析なども活用しながら、チームで提案を続けている最中です。チームリーダーの助けを借りている場面もまだまだ多いので、一人で判断できる業務を増やしながら、提案中の商品を発売につなげることが今年度の目標です!

若手ならではの目線や熱意を活かしながら、本音でお客様と向き合っています!/小山さん

学生時代は農学部で豚肉の研究をしていました。就職活動では広く食品業界を検討し、一番好きなお菓子の業界に進もうと決意。色々な商品に関わりたくて、商社に志望を定めました。中でも、初対面の先輩社員ともフランクに話せると感じたのが当社です。学生一人ひとりを見てくださる姿勢にも好感を抱き、入社を決めました。

新入社員研修では、仕入や物流、営業事務の仕事を一通り経験。仕入システムの使い方を習得できたことは、営業の業務にも大変役立っています。研修中の6月から営業部門に入り、スーパーマーケットのお客様の担当となりました。

1年目はメンターの先輩のサブ担当として動きましたが、質問しやすい関係性を作ってくださり、大変心強かったです。また年度末には、貴重な経験もできました。お客様がSNSで話題の商品展開に注力されていたことから、SNSで情報収集をし、当時のブームに絡めた企画を提案してみたところ採用に至ったのです!売上に直結はしなかったものの、担当者様が大変興味を持ってくださり、「これからもどんどん提案してね!」と声をかけていただきました。この取り組みは社内の年間ナレッジ大賞もいただき、自信につながりました。

2年目からはメイン担当に昇格し、別のお菓子専門店のお客様も担当することに。着任後、先方の理解を深めようと自分から質問したり、毎月定例の本部商談を持ちかけたりしたところ、バイヤーさんが「積極的にやってくれて嬉しい、これから関係を深めていこうね」と仰ってくださったことが大変嬉しかったです。

商談時には、提案に至った根拠や背景をきちんと説明することや、正直な本音を伝えることを心がけています。「本当にこれ人気なの?」と半信半疑の反応をいただいた提案もありますが、10代~20代のトレンドや人気の背景を伝えたところ、チャレンジを決めてくださり、その商品が売上にもつながったことから、いっそう信頼を寄せてくださるようになりました。

急な発注やトラブルへの対応はチームで行っていますが、専門店のお客様に関しては私が担当責任者なので、スピード感ある対応ができるようになることが目下の課題です。入社時からの夢だった商品開発にも携われるよう、積極的に自分から発信していきたいですね。若手の意見にも耳を傾けていただける機会が多くあり、想像以上に楽しい社会人生活を送れています。

学生の方へメッセージ

当社は115年を超える長い歴史と実績を持つ菓子専門商社です。約1,100メーカーものお菓子を扱い、お客様のニーズに応じて幅広い提案ができる点が持ち味です。長い歴史と伝統に安住することなく、菓子産業のリーディングカンパニーとして需要の創造を図り、顧客満足度No.1を目指しています。実際に近年は高齢者施設に商品を卸したり、異業種の企業とタイアップしてノベルティ分野に進出したり、海外企業との取引を強化したりなど、積極的に新しい事業も展開しています。

消費者やトレンドに近い立場にある若手に寄せる期待も大きく、早いうちから自らの提案や意見が採用されることもあり、やりがいは十分です。社風としては明るく優しい人が多く、些細なことでも、相談を持ちかければ親身になって聞いてくれる先輩・上司がたくさんいます。社会人1年目は、わからないことも多いですが、積極的に相談し、疑問を解決することで自分の成長につなげてください。

入社後は1年間の教育期間を設け、OJT研修を実施していますので、しっかり仕事の基礎を固めることができます。新入社員研修以降も、研修やセミナーを受ける機会がありますし、丸紅グループということもあり、経営基盤も安定しています。そんな当社が求める人物像は「新たな需要を創造すべく自ら考え、誠実且つ前向きに行動できる」方です。ぜひ皆さんにお会いできることを楽しみにしております。(人事採用担当)

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更なる発展に向け、新しい事業にも積極的にチャレンジしている当社。そんな私達と一緒に、新しい未来を切り拓きませんか?選考へのご参加お待ちしております!

マイナビ編集部から

お菓子専門商社として115年以上の歩みを持つ(株)山星屋。丸紅グループの一員でもあり、伝統ある企業だが、ビジネスの姿勢は決して守りに入っていない。常に消費者や市場の動向を敏感に感じながら、柔軟に事業の幅を広げ続けている。メーカー側、小売側、そして物流課題などにも対応しながら「お菓子の専門家が集い、お菓子のことなら何でも相談できる企業」へと進化を遂げている。

お菓子好きやグルメな社員たちが集っていることもあり、社内は明るくおおらかな雰囲気が漂っていた。松井さんと小山さんによれば、所属する東京の本社や埼玉の拠点は特に20代の社員が多く、「ランチやオフのお誘いも多いので楽しい」とのこと。諸岡さんは、身近な社員が育児休暇を取り、チームも快くフォローした経験を経て「自分もそういった機会があれば取得したいと思えた」と職場環境の良さを語っていた。

また取材から見えてきたのは、年次に関わらず、意見やアイデアを形にするチャンスに満ちた会社であること。お菓子や売場、消費者の動向などを日々熱心に考え、関係各所に誠実に向き合っていれば、自分の考えた商品が店頭に並んだり、自分のアイデアでヒットにつなげられたりする経験が、今回の3名のように若いうちからできるはずだ。食の世界で、自らの好きや興味を活かして手応えのある仕事がしたいという人には、検討段階で決して見逃してほしくない一社だ。

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本社オフィスがフリーアドレスになってからは、部署間のコミュニケーションも更に活発になっているとか。人柄重視の採用をしていることもあり、人の魅力にも満ちた企業だ。

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