最終更新日:2025/4/25

スガツネ工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 金属製品
  • インテリア・住宅関連
  • 商社(インテリア・住宅関連)
  • 機械設計
  • その他メーカー

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

暮らしをより快適に、便利にするために、私たちの“金物”がある

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若手社員たちが語るスガツネ工業の仕事最前線

「家具金物」「建築金物」「産業機器用機構部品」で4万点以上の幅広い商材を有するスガツネ工業。ここでは営業、設計、輸入という異なる3分野の先輩たちから、仕事の醍醐味や自社の強みについて語ってもらった。

石原 壮
販売部

川邊 碧
設計部

植田 彩
輸入部

先輩から一言!

「会社選びではさまざまな業界を見ていくといいと思います。気になった企業は説明会にも参加して雰囲気を感じることが大切です。妥協せず、頑張ってください」(石原さん)
「自分の殻に閉じ込もるのではなく、個性を発揮できる職場を探してみてください。モノづくりへの情熱にあふれる当社では、皆が個性を生かして働いています」(川邊さん)
「貿易や広報、技術、設計など、当社にはいろいろな部署が存在します。キャリアチェンジにも柔軟なので、働きながら自分の新しい可能性も開拓できるはずです」(植田さん)

【石原さん】入念な事前準備が、納得いただける提案につながっていく

就職活動では業種業態を絞らず、幅広く企業を調べながら自分に合う企業を探していました。スガツネ工業は大学内の合同企業説明会で出会ったのですが、住宅から産業までさまざまな業界に金物を提供するなど、安定した事業基盤を有している点に魅かれて入社しました。

当社の営業は、家具・建築と産業機器用機構部品の2種類に大別されます。私は産業機器向けの製品を担当しさまざまな業界がお客さまになります。業界により、要求事項が変わりますので要望に沿った提案をすることを心掛けています。お客さまごとに必要な金物の形は千差万別だからこそ、業界や企業そのものを理解する姿勢が営業には問われています。

1年目の頃は先輩の指導を受けながら基礎を学び、2年目からは一人でお客さま先を訪問する場面が増えました。最初は製品や業界に対しての理解が足りず、お客さまの希望に適さない提案をしてしまい、関係各所に迷惑をかけてしまったことがありました。その反省から、お客さまの要望に寄り添い、足りないところは周囲の力を借りながら進めていくことで、課題を乗り越えていきました。

自信が持てたのは、ある業界で法改正が行われるタイミングで、いち早く差別化できる提案をしたことが、お客さまが受け入れてくださる要因となりました。以後は大手企業も任されるなど、順調にキャリアを築き上げることができています。新人時代、上司から受けたアドバイスを参考に、提案が上手くいったときと、そうではなかったときをシミュレーションした上で、どんな方向に進んでも対応できるように入念に事前準備を行ってきたことが成果につながっているのかもしれません。

当社は高い技術力を持ち、モーションデザインテックをはじめとする“かゆいところに手が届く”製品も数多く有しています。頼ってくださるお客さまが多いだけに、長きにわたって活動し続けられているのだと思います。私自身、そんな当社の営業として、もっとお客さまに頼られる人間になるべく自己研鑽を重ねていきたいと思っています。

【川邊さん】こだわりを凝縮した、妥協のないモノづくりを実践

大学時代、プロダクトデザインを専攻した私は、当初は自動車デザインにかかわりたいと考えていました。ただ、コロナ禍で状況が変化したこともあり、自動車にこだわらず幅広くプロダクトデザインができる会社を探していくと、スガツネ工業の存在を知りました。金物に関しては良く知らなかったものの、業界をまたいで他にないモノづくりをしていることから、メーカーとしてのこだわりが垣間見られたのが入社の決め手となりました。

所属する技術設計部では、新しい金物の企画や仕様を考えて図面を描くとともに、各部署や協力会社と連携しながら製品が完成するまでのすべてのプロセスに携わっています。私は扉の開閉に用いられるマグネットキャッチ、棚の下に設置されるL字型の部品である棚受けの設計を担当してきました。最初は既製品の仕様変更などからスタートし、慣れてきたら先輩の指示を受けながらゼロからの製品づくりにも挑んでいくようになりました。

当社の製品は社内外・国内外を問わずあらゆる場所で製造を行っています。製造場所がどこであれ、高いクオリティを有する製品になるまで品質を追求していくのが私たちの務め。製品に刻印される“LAMP”のブランドのロゴには、90余年に渡り積み上げてきた、我々社員の誇りやプライドが詰まっています。

海外工場とは意思疎通に苦戦することもあり、納得がいくまで何度も言葉を交わし、試作を繰り返していく必要があります。入社前、設計のプロというとスマートに仕事をしているように思い込んでいましたが、実際は一つひとつを地道に進める姿勢が何よりも重要な意味を持っているというのは働いてからよくわかりました。

テストフェーズを乗り越えてようやく製品が発売されたときは、本当に嬉しい気持ちに包まれます。反面、長く育ててきたひな鳥が親元を離れていくようなセンチメンタルな感覚にもなりますが、企画から製造まで一貫して手掛けているからこそ味わえる特別な思いなのかもしれません。

当社では、本当に幅広い製品づくりに、さまざまな角度から携わることができます。入社前に感じた通り、社員たちはこだわりをもってモノづくりをしており、金物の微妙な動きにも細部まで調整をかけています。これからもこだわりの開発品を増やし、カタログに多くの担当製品を掲載したいです。

【植田さん】培った英語力を生かして、海外金物の輸入に挑戦

大学時代は航空会社のサービスや業態について学んでおり、一時期はアメリカに交換留学し、英語の勉強にも注力していました。将来は航空会社のCAや地上職をめざす人が多かったものの、コロナ禍を経て違う道を探すことにした私は、英語力が生かせるメーカーや商社、物流会社などを見ていました。当社の場合、メーカーとして自社製品を輸出するのはもちろん、商社機能もあり、海外製品の輸入も手掛けているため、幅広い角度から貿易に携われるのが入社の決め手となりました。金物については知らないことばかりでしたが、説明会でショールームを見学したときに日常生活の身近な場面でも用いられているのを知って、イメージが具体的に膨らんだのも前向きに考えるきっかけになりました。

2ヵ月の新人研修を経て輸入部の一員となってからは、アジアや北米、ヨーロッパといったさまざまな国から、スライドレール、家具用のつまみ、ドア向けのレバーハンドル、LED照明などの多様な製品を仕入れています。主な業務は、社内の在庫状況を確認した上で、足りない品の発注をかけて納期管理を行うとともに、現地で出荷準備が整った後には国際輸送のアレンジを手掛けています。

仕入れ先とのやり取りはメールや電話が中心で、もちろん英語を用いたコミュニケーションとなります。英語力を活用して仕事をしたいとの思いは達成できたものの、壁となったのは日本と海外との考え方や商習慣の違い。不良品返品の際などには交渉力の足りなさを痛感しましたが、困ったときには先輩が丁寧にサポートしてくれるのが非常に心強いです。ちなみに部署内は日本人のみならず、アメリカ、イタリア、中国の出身者がいるなど、普段から多様な文化や考え方に触れながら働けるというのも、仕事をしていく上での楽しさにつながっています。

2年目後半からはペースもつかめるようになり、仕入れ先との交渉はもちろん、付随する検査の手配、輸送手続きなども先回りして手配できるようになりました。以前は知識が追いつかず、即時対応できなかったのですが、その場で回答できる場面も増えてきました。直近ではドイツからのLED照明の輸入に関しては、私が中心となって進めています。照明に関して困ったら私に真っ先に相談が来るような担当者になるべく、これからも自分を高め続けていきます。

~ぜひ会社説明会へお越しください!新たな発見があるはずです~

ここでは、当社の会社説明会とショールームについてご説明したいと思います。
会社説明会では、スガツネが安定した経営を続けるその理由、社員がやりがいをもって仕事ができる環境、会社の将来性など、当社がもつ魅力の数々を詳しく説明します。若手社員に直接質問できる質問コーナーもあり、実際に働いている社員の生の声を聞くことができます。
また、会社説明会に参加いただくと、選考の申し込みができます。選考の中では、ショールームを見学する機会もあり、当社がもつ製品の数々をご覧いただけます。百聞は一見にしかずと言うように、必ずスガツネをご理解頂けるはずです。きっと皆さんがこれまで知り得なかった革新的な発見がたくさんあり、金物の世界に魅了される事でしょう。

特にスガツネ独自の技術である“モーションデザインテック”は必見です!
家具や建築設備、機械などの扉や蓋をゆっくり閉めたり、途中で止めたり、一定の角度で保持する機能部品ですが、この技術は皆さんの身近にある、携帯電話やトイレ、ドアなど様々な場所で活躍しています。
これらは実際にどんな金物なのか、どんな動きをするのか、知ってみたくはありませんか?
ぜひショールームで、その“秘密”を確かめてみてください。

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スガツネ工業株式会社 東京ショールーム

マイナビ編集部から

スガツネ工業の事業である金物部品は、家具金物・建築金物、産業機器用機構部品に大別でき、住宅から、店舗、オフィス、工場まで、世の中のいたるところで活躍している。一般的にはなじみは薄いが、「金物のスガツネ」といえば、建築デザイン業界や家具業界では、古くから有名とのこと。業界で知られた存在であることは、そのショールームを見れば一目瞭然だろう。取材を行ったのは東京ショールームだが、金物一つひとつの展示はもとより、施工例や実際に使い心地を体感できるブースも整い、ラインナップの充実ぶりに圧倒される。スガツネ工業は、90年以上続く歴史と安定した実績を持つ老舗企業である一方、特許などの取得件数は4,500件以上、グッドデザイン商品なども多数保有する開発型企業でもある。現在も新製品が次々と発売されていることからも、企画開発に力を入れていることが分かる。国内営業はもちろん、海外に販路を広げているため貿易の仕事もでき、設計開発など多様な職種にチャンスが開かれていて、文・理を問わず活躍の場が広がる企業だ。

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自社ブランドを自ら世界中に輸出しているスガツネ工業。日本はもとより海外でも、スガツネの製品は人々の暮らしのすぐそばで活躍している。
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