最終更新日:2025/4/11

富士車輌(株)

  • 正社員

業種

  • 機械
  • プラント・エンジニアリング
  • 環境・リサイクル
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械設計

基本情報

本社
滋賀県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

営業や設計、工場が連携して新しいことに挑戦!ものづくりの醍醐味を実感できます。

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公私ともに仲のいい!入社2年目の同期が営業・設計の仕事を語る

「環境機械・プラント」と「車輌」の2つの事業で、SDGsの目標達成のために資源循環型社会の発展に貢献する富士車輌。今回は同期入社の先輩に入社理由や仕事のやりがい、今後の目標について語ってもらいます。

■瀧山 敏希さん(写真左)
環境事業部 環境営業部 第2グループ
2022年入社
同志社大学 経済学部 経済学科卒

■新田 竜己さん(写真右)
車輌事業部 車輌設計部 設計第1グループ
2022年入社
大阪産業大学 工学部 機械工学科卒

■原 和渡さん(写真中央)
環境事業部 環境設計部 プラント設計グループ
2022年入社
金沢工業大学 工学部 機械工学科卒

先輩たちの仕事風景

東京支店の営業である瀧山さんは、普段はリモートで設計や製造スタッフと打ち合わせをし、月に数回、滋賀本社にも足を運ぶ。「同期にも会えるので出張は楽しみですね」
タンクローリーの設計に携わる新田さんは、試運転や出荷前点検も担当。「これからお客様先に納品されると思うと、最後までやり切ったという達成感がこみ上げてきます」
完成した破砕機の最終確認をする原さん。「社内外の多くの方々と接しながら、長い年月をかけて製品は完成。苦労は多いですが、それ以上にやりがいと成長を実感できます」

未経験から専門知識や製図スキルを習得!営業として環境リサイクルの先進分野に携わる。

◆フットワークは軽く!さまざまな人やコトに関わる
当社に入社したのは、大学で学んだ環境経済学の知識を活かしたいと思ったからです。初めて大きなプラントを目にしたときは、そのスケール感に感動しました。私は、東京支店でリサイクルプラントの営業を担当。先輩に同行して、お客様に用途や予算、ニーズなどを詳しくヒアリングします。金属やプラスチックなど再資源化したい素材はそれぞれで、工場の規模や配置によって提案する製品は異なります。私は口頭で聞くだけではなく、なるべくお客様の工場に足を運んで自分の目で確かめ、設計や製造のメンバーに詳細を伝えるように心がけています。
その後は、製品の提案から行政に許可を得るための書類作成を行い、設計や製造、施工管理のメンバーと連携しながら製品完成まで責任を持って携わります。最適な提案やモノづくりができるように、計画段階から他部署にも情報を共有し、それぞれの視点から専門的なアドバイスをもらっています。文系の私は知識ゼロからのスタートでしたが、1年目からCADを使って平面図を作成するなど着実にスキルを身につけています!

◆拠点は違っても人のつながりが強い会社です
営業のやりがいは、環境リサイクルの先進分野に携われることです。現在は、当社の中でも大規模なリサイクルプラントの新設を上司と一緒に担当し、建設会社をはじめとする他社との定例会にも参加しています。意見の調整は難しいですが、成長のチャンスだと思い、毎日頑張っています。
当社の魅力は、部署を問わずにいつでも気軽に相談できる風通しのよさです。私は月に数回、本社のテストセンターにお客様をご案内しますが、その際には工場のみなさんに協力してもらい、ときおり近況報告や雑談を交わしながらコミュニケーション。同期には事前に連絡を入れて、昼休みに談笑を楽しんでいます。これからの目標は、1人でお客様を担当して満足していただける製品・サービスを提供すること。先輩に相談をしてアドバイスをもらいながら専門知識やスキルを深く学び、身につけたいと思います。
(瀧山さん)

特殊車輌の設計を手がけ、自分が描いた図面がカタチになる!お客様の喜びがやりがいに。

◆工場見学で「特殊車輌をつくりたい!」と思った
私はもともと「機械系の知識を活かせる設計」を軸に京滋エリアで企業研究しました。もともと車に興味があり、富士車輌は特殊車輌を手がける面白い会社だと思いましたね。実際に初めて製品や仕事現場を見たときに衝撃を受け、自分もつくってみたいと強く感じました。
私は主にLPガスを充てんするタンクローリーの設計を担当しています。車輌のベースは決まっていますが、お客様によって仕様やオプションが異なるため、まずは営業からお客様の要望を詳しく聞き、図面作成から必要な部品の手配、工場とのやり取り、試運転や据付の立ち合いまで幅広く携わっています。このような特殊車輌は都道府県知事の許可を要するため、設計段階ではその基準を満たしているかを確認し、各種書類も作成。実際に車輌を使う運転手の方が、安全かつ効率的に作業ができるように作業灯の位置にも配慮しています。自分が手がけた車輌を目にできることが嬉しいですね。これまでに2回、納車の立ち合いを経験しましたが、お客様から「新車はいいね」と喜ばれたときには嬉しさがこみ上げてきました。

◆イチから大型車輌の図面作成に挑戦しています!
2年目になり、大型タンクローリーを任され、イチから図面作成や強度などの計算、車輌外観図などを手がけています。今までに経験のないことが多くて苦労をしますが、1人で煮詰まったときには隣接の工場へ。悩み事の相談をしたり、ときには世間話をしたりリフレッシュをしています。営業に問い合わせをしても「どんどん聞いてきてね」と言ってくれるので、とても働きやすいですね。このように他部署と連携しながら製品のブラッシュアップや工場での作業効率化を図り、よりよいものづくりを目指しています。
当面の目標は、この案件を完成まで責任を持ってやり遂げること。さらにLPガスだけでなく、水素やアンモニアを充てんする特殊なタンクローリーにも挑戦してみたいですね。プライベートでは地元である滋賀で友人とBBQやキャンプを楽しんでいます。お金をためて新車を買い、遠方に旅行に出かけることが夢です。
(新田さん)

長期スパンでオーダーメイドの機械を設計。試運転で動いた瞬間の達成感は格別です!

◆使う人の目線に立ったモノづくりを心がける
私は「自分のやりたいこと」を軸に、大学で学んだ機械の知識を活かしたものづくりにこだわり、エリアを限定せずに企業研究。当社を知ったのは、研究室の先生からの紹介がきっかけです。特に大型機械をつくる「環境プラント事業」に興味を持ち、入社後は希望通りの配属になりました。
プラント設計グループの中で、私は一般廃棄物を粉々に砕く破砕機単体の設計を担当。営業から処理能力などの仕様や要望を聞き、現地調査から図面製作、モーターや電動機などの手配、試運転、製品完成まで一貫して携わっています。まずは現地に訪れて工場全体のレイアウトや設置場所、スペースなどを確認。機械単体といっても乗用車1台分の大きさなので、無駄を省いてコンパクトに、安全で使いやすい設計を心がけています。難しいのは、お客様や営業、工場からの様々な意見を聞き、図面に反映すること。途中で変更や要望が入ることがあるため、自ら声がけをして一歩先の行動を意識しています。

◆設計者の意図を反映できることが面白い!
当初はミスをして何度もやり直すことがありましたが、経験を重ねることで図面作成のクオリティは高まったように思います。高額の大型機械は時間をかけて作り上げていくため、やりがいも大きいですね。据付の立ち合いで、材料を投入して無事に稼働し、お客様に納得していただけたときの喜びはひとしおです。最近、手がけた破砕機のカバーは、観音開きのワンタッチ方式で密閉度の高い機構を採用しました。自分の設計意図を反映できることはもちろん、先輩方の図面を見ることも面白く、勉強になります。これからは、さらに設計のスキルを高め、今以上に大きなプラントを手がけたいですね。
私は社宅で1人暮らしで、家賃は会社が半額補助してくれるので助かりますね。滋賀には知人・友人がいなかったので、自分から同期を誘って食事や買い物に出かけています。今では琵琶湖をはじめとする滋賀の自然に触れ、京都まで足をのばすこともありプライベートを楽しんでいます。
(原さん)

学生の方へメッセージ

社会はものを造る産業の「動脈産業」、造られたものをリサイクルする産業の「静脈産業」がうまく循環することで持続可能な社会が創られています。
当社は環境エンジニアリングを通じてこの社会的な使命の一端を担っています。
だからこそ現状に満足することなく日々進化をしていかなければいけません。
当社は革新のため新しい風を吹き込む若手が活躍できる環境を整えています。
年次に関係なく、やる気と実力次第で責任ある仕事にもチャレンジ出来、様々な知識・経験を早く積むことが出来ます。

学生の皆さんも、自らのチャレンジをサポートしてくれる環境があるか、という視点を企業研究ではぜひ大切にしてください。

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滋賀県守山市の本社工場には、リサイクルテストセンターを設け、新たな製品開発にも積極的に着手。お客様のサンプルテストなど営業シーンでも積極的に活用している。

マイナビ編集部から

富士車輌は鍛造機械メーカーとして1925年に創業。「信頼と品質で資源循環型社会の発展に貢献します」を理念に掲げ、現在は2つの事業を軸に業界で確固たる地位を築く。「環境機械・プラント」部門では、リサイクル関連の廃棄物処理に関わるプラント事業や金属系のリサイクル、スクラップ処理などに関わる事業を主に展開。もう一つの「車輌」部門では、LPGバルクローリー、タンクローリー、ゴミ収集車などの製造・販売・メンテナンスを手がける。2014年には、全国で環境ソリューション事業を展開するタケエイグループの一員となり、お互いの技術を融合させることでさらなる発展を目指す。

今回、先輩社員3名を取材したが、入社1年目からモノづくりに携わり、自分で考えたモノがカタチになる醍醐味を実感。若手が生き生きと働いている姿が印象的だった。本社内に工場があり、設計、営業、製造などの各部門が連携しやすいことが、よりよい製品づくりや一体感につながっており、「社員同士の仲が良く、いつでも気軽に相談しやすい」と全員が口を揃えて魅力を語る。特に同期メンバーは、水曜日のノー残業デー、東京支店の営業が本社に出張した際には交流を図るほど仲がいいそうだ。

SDGs達成に向けて、世界中のあらゆる産業・企業が積極的に取り組むなか、同社の安定性や将来性は抜群と言える。環境に興味関心が高く、社会に貢献したいと考える方に、ぜひ注目してほしい会社だ。

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県外出身のIターン者も活躍中!家賃補助制度をはじめ、生活面のサポート体制も手厚い。同期メンバーとは公私ともに付き合いがあり、滋賀ライフを楽しんでいるそうだ。
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