最終更新日:2025/5/2

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研修・教育について伝えたい

ITのプロフェッショナルへの階段をのぼる、若き力。

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入社3~4年目の若手社員の成長の軌跡。

富士情報の若手社員たちは、どんな思いを抱きながら毎日の仕事に取り組んでいるのか。ここでは3人の若手社員の話から、IT技術に向き合う醍醐味や仕事のやりがいなどを浮き彫りにしていきます。

K.Rさん
システム事業本部/社会学部社会学科卒/2020年入社

I.Uさん
システム事業本部/経営学部現代ビジネス学科卒/2021年入社

Y.Aさん
システム事業本部/文化構想学部文化構想学科卒/2021年入社

先輩のオフタイム

大学時代は軽音サークルに所属してドラムをたたいていたK.Rさん。コロナが落ち着いたら音楽活動を続けるつもりだ。
I.Uさんは大学時代、ダンスパフォーマンス集団の一人として動画投稿を始め、今も活動を継続中。オンラインゲームを通して普段は会えない人と対話するのも趣味だという。
Y.Aさんは小さい頃にピアノを習っており、数年前、教室に再び通い出した。好きなアイドルのライブに行くことも楽しみの1つだ。

【K.Rさん】さまざまな案件を経験しながら、自分自身を高めていく。

文系学部出身の私ですが、就職活動では早い段階からIT企業を目指していました。というのも、さまざまな業種業界を企業研究したなかで、裏方として地道に企業を支えていくIT企業のワークスタイルが、私の性格に合っていると感じたからです。風通しが良く、働きやすい会社を望んでいたところ、巡り合ったのが富士情報。面接官の方も社内を案内してくれた方も、学生に対して気さくに話しかけてくれる人柄の良さに魅力を感じて入社を決めました。

私が入社した年は、入社直後にコロナ禍を受けた最初の緊急事態宣言が発令され、新人研修はほぼテレワークで行われました。その中でもITの基本的な考え方からプログラム作成の演習まで幅広く学ぶことができて、充実した時間を過ごせました。配属後はまずは本社勤務に。保険会社のシステムを新バージョンに移行するにあたって、不具合がないかテストを重ねていく役割を担いました。テスト自体は研修でも経験したので何とかついていけましたが、発見した不具合の修正に関しては慣れない面が少なくありませんでした。それでも先輩が丁寧にサポートしてくれたおかげで、なんとか乗り越えることができました。

その後は、同じ保険系システムの改修に携わり、さらに保険契約に関する帳票を電子化するプロジェクトに取り組みました。このときの役割は、エンジニアというより管理が主体。他部署との密なコミュニケーションを通して現場の課題を浮き彫りにしながら、より使いやすいシステムのあり方を探っていきました。このプロジェクトを通して技術に向き合うばかりではなく、人と話し合いを重ねて課題解決を進めていくのも重要な役割だと実感しました。

2年目の冬からは製造業の管理システムを担当。保険とは違う世界にチャレンジすることで新しい視野を身に付けようとしています。振り返れば、1年目の頃はあまり考えずに先輩に質問をぶつけていた気がしますが、今では先輩に頼る面はまだあるものの、自分で解決策をある程度考えられるようになりました。できることが増えて成長した自分を実感できることが、やりがいにつながっています。現状ではまだまだ知識面が不足していますから、先輩の技術を吸収したり自主学習を繰り返したりしながら、さらなる成長を目指したいです。

【I.Uさん】多くの人と関わることで、自分を成長させていきたい。

就職活動を始めた頃は別分野の企業を目指していたのですが、自作パソコンを組み上げたりしていた経験からIT系企業にも視野を広げ、ITインフラを支える企業を主体に20~30社ほどを訪問。富士情報に関しては、実家のある八王子市に本社を構えていることから存在を知りました。説明会は終始、温和な雰囲気で行われ、ゆったりとした社風に共感しました。最終的に入社の決め手となったのは、生まれ育った地域でITの仕事ができるという点です。

最初の3カ月間の新人研修では、在宅期間がありつつも、ITの基礎知識やVB.NETほかプログラミングの知識などを学習。研修の最後には、顧客情報を管理するシステムを新人一人ひとりが制作する、実践に近いカリキュラムも行われました。趣味でパソコンをいじっていたとはいえ、圧倒的に知らないことばかり。苦労はあったものの、講師を務めてくれた先輩に聞けばすぐにヒントとなるような情報をもらえたので、次第に不明点は解消されていきました。

配属後は1年目の11月まで、社内で使う入退室管理システムや勤怠管理システムの改修を担当。新人2人で修正を請け負ったのですが、要件が書いてある仕様書をもらってもどこから手直しをすればいいのかわからず、かなり手こずりました。当時は緊急事態宣言下で在宅勤務ではあったものの、リモートでも積極的に先輩に質問をして、なんとかプログラムとして一つの形を付けることができました。本格的なテストはこれからですが、無事に稼働したときにはやはり感動を覚えましたね。

12月からはメーカーの製造管理システムの開発に取り組んでいます。社内システムとは全く挙動が異なりますし、何よりもお客様に提供するシステムですから、よりいっそう注意を払っての開発が不可欠。難しいことは多いですが、頭を悩ませていた課題を一つ乗り越えられると、その勢いでいつの間にか多くのプログラムが書けるようになっている自分がいます。その成長に、手応えを得ています。

今後のさらなる成長のため、私が目指しているのは“百人組み手”の実践です。先輩や協力会社、お客様など、仕事で関わる多くの人との組み手(対話)を通して、より多くの知識を獲得しながら、いつかは一人で全工程を把握できるようなリーダーやマネージャーに成長したいと思っています。

【Y.Aさん】短期間で成長を遂げた自分を感じ取る。

就職活動が始まった頃は航空業界を志望していたのですが、新型コロナウイルスの流行の影響で業界各社が採用中止となり、急遽、新しい方向性を模索していくことになりました。そんな折、IT企業に勤める父が「システムエンジニアも面白いのでは?」とアドバイスしてくれたのが契機となり、IT系志望に方向転換。私自身、大学で社会問題を学ぶなかで、ITが社会的課題を解決する基盤となっているのを体感していたので、この世界ならば可能性が広がるとも感じました。

富士情報に関しては、社長が同じ大学卒だという点が縁となって訪問。K.RさんやI.Uさんも言っているように、優しい社員の方が多くて好印象を抱いて入社を決意しました。また、中小企業ながらも事業内容は多岐にわたっていますので、働きながら自分の適性を見て方向転換できると感じたのも当社を選ぶ後押しとなりました。

3カ月間にわたる新人研修では、5人の同期とともにITの基礎から学んでいきました。最後には各自が作ったプログラムを社長や先輩社員の前で発表する場が設けられ、緊張していたのですが温かい雰囲気で行われたので発表もしやすかったです。同じ課題に挑戦したにもかかわらず、制作者によって最終形が全く異なっており、さまざまな考え方に触れられたのも刺激となりました。

配属後は社内の入退室管理システム開発を担当。VB6という古い言語から最新のVB.NETに移行する案件でしたが、VB6の資料がほとんどなかったのが苦労したところでした。触った経験のある先輩に意見をもらいながら、なんとか手探りで完成させた後は、とあるメーカーのシステムに関して、同じVB.NETを活用した開発に取り組んでいます。前は1カ月かけて悪戦苦闘していた作業も、今では1週間程度で終わらせることができ、短い時間ながらも成長を遂げた自分を感じ取っています。

私自身、もともと問題を解決するということ自体が好きなのですが、ITという技術を駆使してお客様の問題を解決しつづけられる点に大きなやりがいを感じています。さらに成長するためにも目指しているのは資格の取得。まずは基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の合格を果たすべく、自己研さんを続ける毎日です。

学生の方へメッセージ

■就職活動ではいろいろな会社を見ながら、自分に合った場所を探してください。その上で当社に興味を持っていただければ幸いです。当社ならば文系・理系を問わず、学んでいく意欲があれば成長できるはず。上司も丁寧に質問を受けてくれるので、安心して学びつづけられると思います。
〈K.Rさん〉

■個性豊かな人材が活躍している当社では、あらゆる背景の人材を受け入れる土壌が整っています。楽しく働くという意味でも最適の環境が広がっていますので、興味を持ってくれた学生さんには当社を目指してほしいですね。就職活動のアドバイスとしては、状況が許せば実際に足を運んで、得た感想を大事にしてください!
〈I.Uさん〉

■実は就職活動をしていた頃、面接でかなりの数の企業に落ちてしまいました。原因は明らかで、いいように自分を取り繕って表現していたからにほかなりません。面接ではぜひ、“これが私”という飾らない自分を表現するように心掛けてみてください。当社の場合は自然体を受け止めてくれる人がそろっていますから、安心して自分をさらけ出せるはずです。
〈Y.Aさん〉

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社内の風通しはよく、コミュニケーションも活発。リモートワークで働いている社員も多いが、対話の仕方を工夫しながら円滑に仕事を進めている。

マイナビ編集部から

1973年に創業した富士情報は、保険や重工業、流通などを軸にした多彩な企業・団体のシステム開発を手掛けてきた。業界のトップランクに位置する企業との付き合いを身上としており、実際に取り引き先の中には大手企業の名も数多く含まれる。

長年にわたる実績を有しているだけに、大型案件なども受注しているという。過去には他社を交えた100人規模のプロジェクトのトップを同社のエンジニアが任せられた実績もある。同社に各所から大きな信頼が集まっているのがよくわかる。

技術力の高さも同社の自慢ではあるが、それ以上に武器になっているのはコンサルティング力だ。顧客のことを熟知した上で隠れたニーズを引き出し、状況に合致した課題解決策を提示することで、今日の発展の土台を築き上げた。

求めているのは「理系的なロジカルシンキングと文系的なコミュニケーション力をうまく融合することで、“熱いハートとクールな頭脳”が共存する人材」だという。技術のある人も、これから身に付けたい人も、等しくプロフェッショナルとして飛躍できる環境が同社には整っている。

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新人研修の修了時には一人ひとりが成果を発表する場を設けている。社長も出席して各自の成長を見届けるという。

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